ペトレンコの後任にユロフスキ
2019年にベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督に就任することになっているバイエルン国立歌劇場音楽監督ペトレンコの後任に、45歳のロシア人指揮者ウラディーミル・ユロフスキが決まった。
ペトレンコの契約は2021年8月まで残っているので、ユロフスキの就任は2021年9月になる。
ユロフスキは、グラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロンドン・フィルの首席指揮者を歴任、現在はベルリン放送交響楽団の首席指揮者を務めている。(3月)
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ベートーヴェン・ホール改修
ベートーヴェンの生誕地ボンにあるベートーヴェン・ホールが、生誕250年になる2020年までに約8000万ユーロの費用をかけて改修される。
現在のホールは1959年に建てられ、老朽化が進んでいた。
改修により音響面での大幅な改善が見込まれる。
このホールは、9月に開催されているベートーヴェン音楽祭のメイン会場にもなっている。(3月)
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若手指揮者グッガイス、衝撃デビュー
肩の手術で3月までの出演をすべてキャンセルした指揮者メータの代役として、ベルリン国立歌劇場の新演出公演「サロメ」を指揮することになっていたドホナーニが、演出家ノイエンフェルスとの「芸術性」に相違から急遽降板したため、代役の代役として急遽、国立歌劇場でバレンボイムのアシスタントを務めている24歳のトーマス・グッガイスが指名された。
初日公演でグッガイスは観客から大きな喝采を浴び、オペラ指揮者としてのデビューを飾った。
グッガイスはすでにザルツブルク音楽祭で2度ヴェルザー・メストのアシスタントを務めて認められ、2018/19年シーズンからシュトゥットガルト国立歌劇場音楽監督の就任が決まっている。(3月)
ブーレーズ・ザールの初年度
バレンボイムが、中東和平を願い、対立を続けるイスラエルとヨルダン・レバノン・シリアなどのアラブ諸国出身の若い演奏家たちで構成されるウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団を創始し、後進の育成のために4年制の音楽大学(バレンボイム・サイード・アカデミー)も設立、さらに彼らの演奏の場として室内楽ホール「ブーレーズ・ザール」も昨年3月4日にオープンさせたが、その初年度の成果が発表された。
150回の演奏会で85000人以上の聴衆が来場し、座席占有率は95%に達した。
バレンボイムが指揮するアカデミーの教授・学生、ウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団員、シュターツカペレ・ベルリン楽団員によるブーレーズ・アンサンブルの演奏会は、定期的に催されている。(3月)
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