クラブツーリズム名古屋の脇海道です。
以前(クリックでページ移動)登山ガイドの鷲尾さんより雪山登山の基本装備についてご紹介しました。今回はもう少し本格的な雪山装備をアクティビティ別にご紹介したいと思います。
画像: アイスクライミングの様子

アイスクライミングの様子

雪山のアクティビティ

一言に雪山と言っても様々な遊び方があります。
初心者でも楽しめるスノーシュハイキングから重い荷物を担いで登るテント泊、フカフカの深雪をスキーやスノーボードで滑るバックカントリー、氷を攀じ登るアイスクライミングなど多種多様です。

画像: 雪山のアクティビティ

リスク回避のための装備

雪山登山は夏山登山に比べて、雪崩・凍傷・道迷いなどのリスクが増大します。
それらのリスクを回避するための装備をいくつかご紹介します。

●アバランチギア

画像: 左からスコップ・ゾンデ棒・ビーコン

左からスコップ・ゾンデ棒・ビーコン

スコップ・ビーコン・ゾンデ棒の三つを合わせてアバランチギアと呼んでいます。
名前の通り雪崩に遭遇した時に埋もれた人を救出するための装備です。

①スコップ
救助者を掘るのに使います。また、雪洞を掘ったりテント設営に使ったりと、色々な使い道があります。

②ゾンデ棒
ビーコンで位置を特定したら、ゾンデ棒を雪に差込み、実際に人が埋まっているか・正確な位置を特定します。テントポールに似てますが全く別物です。

③ビーコン
埋まった人を探し出すためのレーダーみたいなものです。発信機能と受信機能を備えており、常に身につけます。正確に使うためにはトレーニングが必要です。

また、雪崩リスクのある山行の際は雪崩の危険度を判断する『弱層テスト』を行います。

画像: 弱層テストの様子

弱層テストの様子

●GPS

画像: GARMIN Etrex30J

GARMIN Etrex30J

ホワイトアウトした時などは、いくら読図力があっても自分の場所が判らなくなります。
最近はスマホのGPSの方が機能面でも遜色なく、ヤマップなどのアプリケーションも豊富です。
しかし、オーバーグローブを装着する雪山登山や水に濡れる沢登りなどの登山においては専門機の方が使い易いです。
行く山によって私は使い分けています。

注意すべきポイントとしては、これはあくまでも読図のサポートであってナビゲーションでは無いということです。
読図が出来ない人だけでは雪山に行ってはいけません。

アクティビティ別 装備類のご紹介

良く言えばオールラウンダー、悪く言えばどれも中途半端な私の数少ない自慢は、装備を沢山持っていることです。
実際に山に行くときの装備をご紹介します!

尚、救急用品や行動中のウェア、地形図やヘッドランプなどの小物は今回画像からは省略していますのでご注意ください。
また、登山装備の考え方は体質や体力、山の状況により人それぞれ異なります。
経験者と一緒に山に行って、自分なりのベストな装備を考えてください。

日帰りスノーシュー・低山登山

日帰りの低山だったりスノーシューに行く時はこんな感じです。
雪山登山の場合はスノーシューを置いてアイゼンを入れます。

画像: 日帰りスノーシュー・低山登山

①ザック:ミレープロライター 38+10
ザックは30前後のものなら何でも良いです。これは日帰りにはちょっと大きい位ですが、帰りに登山靴なども全部入れるので丁度良いです。

②スノーシュー:MSR アッセント
スノーシューも実は種類があります。
フレーム自体にスパイクがついているものだと、クラストした斜面もガシガシ登ることができます。

③ストック:LEKI MAKALU
スノーバスケットに替えて使いましょう。

④水筒・行動食
行動食はナルゲンにナッツやお菓子を入れてます。水筒はサーモスのボトルです。
天気が良い時は普通にペットボトルを持っていくこともあります。
防寒着にくるんで保温しておけば凍りません。雪山で飲むコーラは最高です。

⑤サングラス
目を保護するために必須です。

⑥防寒着・ウェア
休憩時に羽織るものを。

雪山テント泊

雪山テント泊になると、一気に装備も増えてきます。
状況に応じて装備を入れ替えます。
下記装備は冬期の高山(例えば1月の爺ヶ岳辺り)でのテント泊をイメージしました。

画像1: 雪山テント泊

①ゴーグル・サングラス
森林限界を超えると、サングラスでは防げない強風に曝されます。
また、ゴーグルを装着したまま登ると汗で曇ります。
雪山でゴーグルが曇るとそのまま凍りついて視界が奪われるため、必ず両方持っていきます。
一度凍ると暖めて拭くか乾燥させないかしない限り元には戻りません。

②ザック:montbell zeropoint 65ℓ
学生時代からずっと使っています。
本当は新しいのが欲しいのですが、とにかく丈夫で壊れません。
65ℓ表記ですが、雨蓋を伸ばして拡張できます。
雪山の場合は色々とポケットがついたゴテゴテしたものよりもシンプルな袋型の物の方が使い易いと思います。

③アイゼン:GRIVEL G12オートマチック
12本爪アイゼンです。爪の長いものと短い物があります。
短いものは氷の刺さりは悪くなりますが、岩場の多い雪山で足元が引っかかりにくく歩きやすいメリットがあります。

④スコップ:BLACK DIAMOND DEPLOY

⑤ビーコン:アルバ EVOLUTION 3

⑥ゾンデ棒:MAMMUT 280

⑦宿泊装備:テント・シュラフ・シュラフカバー
テントは雪山用の外張りを。シュラフは雪山用の暖かいものを用いますが、軽量化が求められる状況下では3シーズン用のもので耐えしのぶことも。
調理などでテント内は非常に結露するためシュラフカバーは必須です。

⑧ヘルメット:BLACK DIAMOND VECTOR
軽くて頭に合うものを。

⑨ワカン
ワカンはスノーシューよりも表面積が小さいため浮力に劣りますが、斜面を登るのに有利であることと、アイゼンを履いたままでも装着できるメリットがあります。

画像2: 雪山テント泊

⑩食器・バーナー・行動食・水筒
雪山用の低温でも燃えるガスを用います。水筒などは日帰り同様です。
水は周辺の雪を溶かして得ることができます。
今回食事は省略していますが、これに夕食・朝食・お酒が追加されます。

⑪マット
テント泊において最も重要なのが地面への熱吸収を防ぐことです。
雪山用の暖かいエアーマットを持っていきます。

⑫防水スタッフバッグ
ブーツやシュラフ、着替えなどの絶対に濡らしてはいけないものを入れます。
これは60ℓの大型のものです。大きなゴミ袋でも代用はできます。

⑬防寒具・ウェア類
日帰り同様です。

⑭グローブ
濡れると終わりです、必ず予備も持っていきます。

⑮ピッケル BLACK DIAMOND VENOM
縦走用のモデルです。紛失防止のためリーシュを付けます。

アイスクライミング・アルパインクライミング

登攀要素のある雪山になると、更に装備が増えてきます。
テント装備と合わせると30kg位になります。
下記装備は八ヶ岳周辺でベースキャンプを張りながら、クライミングに臨むイメージです。

画像1: アイスクライミング・アルパインクライミング

①ザック:patagonia アセンジョニスト35ℓ
クライミング用のザックです。
軽量化のためにフレームを抜いてウェストベルトも取ってしまいます。
またこうすると丸めて小さくなるので、メインザックへの収まりも良くなります。

②アイゼン:BLACK DIAMOND サイボーグプロ
アイスクライミング用のアイゼンです。
縦走用のアイゼンと異なり、前爪が縦を向いてます。

画像: 左から縦走用・アイスクライミング用・軽アイゼン

左から縦走用・アイスクライミング用・軽アイゼン

 

③ゴーグル・サングラス:同上

④ヘルメット:同上

⑤ロープ:べアールのダブルロープ
文字通り命綱です。

⑥ピッケル(アイスアックス):ペツル クォーク
2本1セットでカマキリのように氷を登ります。
縦走用のものよりも短く、湾曲しておりクライミングしやすくなっています。
ちなみに画像右のものはピッケルに似ていますが、沢登り用のハンマーです。

画像2: アイスクライミング・アルパインクライミング

⑦ハーネス:体を支えるための道具です
⑧カラビナ・スリング:支点の構築や確保をするための道具です。
⑨スクリュー:氷に打込み支点にするための道具です。
⑩カム・ナッツ類:岩に差込み支点にするための道具です。
⑪グローブ:同上

その他雪山で使う道具は数多くありますが、とりあえずここまでにしておきます!
弊社のツアーでは安全面の観点から高難易度の雪山は取り扱っておりません。
本格的にやりたい方は、山岳会等でしっかりとトレーニングを積んでから臨みましょう。

\\脇海道が実際に冬の赤岳(雪山)に登った様子はこちら!//

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