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画像: バーデンバーデン・イースター音楽祭のメイン会場 祝祭劇場

バーデンバーデン・イースター音楽祭のメイン会場 祝祭劇場

イースター音楽祭の演奏曲目変更

今年のバーデンバーデン・イースター音楽祭のハイライト公演の1つである4月21日のベルリン・フィル演奏会(K.ペトレンコ指揮、ランラン出演)の曲目が変更された。当初、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と発表されていたが、ランランの希望によりピアノ協奏曲第2番が演奏される。演奏会後半に予定されていたチャイコフスキーの交響曲第5番には変更がない。

出発決定!
クラブツーリズムでは、この演奏会の他、ムーティ指揮のヴェルディ「レクイエム」、メータ指揮のヴェルディ「オテロ」を第1カテゴリー席で観賞するツアーをご用意しています。ベルリン・フィルが唯一オペラを演奏する貴重な機会をお見逃しなく!

ウィーン国立歌劇場の昨シーズン

ウィーン国立歌劇場は、メインの舞台での292公演で98.03%(前年289公演で98.83%)という高い座席占有率を維持した。子供向けオペラ公演や室内楽演奏会も含めた全402公演の観客動員数は約609,000人に上った。今シーズンは昨シーズンより高い数字で推移しており、1月までの座席占有率は99.2%に達している。

ベルリンの3つの歌劇場の昨シーズン

ベルリンの国立歌劇場は、長年の改修工事を終えて再オープンした劇場が、前年まで利用していたシラー劇場より座席数が多くなったため観客動員数は大幅に増えたが、座席占有率は下がった。約300公演で235,000人以上の観客が訪れ、座席占有率が92%(前年94%)だった。3つの歌劇場の中で一番座席数の多いドイツ・オペラ(約1,900席)は、290公演で243,500人が訪れ、座席占有率が73%(前年77%)。一番規模の小さなコミシェ・オーパーは、239公演で22万人以上が訪れ、座席占有率が89%(前年87%)に達した。

名歌手テオ・アダム逝く

一世を風靡したドレスデン出身バス・バリトン歌手テオ・アダムが死去した。92歳だった。バイロイト音楽祭やザルツブルク音楽祭、世界の主要歌劇場の常連歌手として出演し、100以上の役を歌った。また歌曲でもシューベルトやブラームスの作品解釈に定評があり、数多くの歌曲を歌って聴衆を魅了し、広く愛されていた。

画像: 最も華やかな舞踏会が催されるウィーン国立歌劇場

最も華やかな舞踏会が催されるウィーン国立歌劇場

ネトレプコが舞踏会に出演

トップ・スター歌手A.ネトレプコが、世界的に注目されるウィーン国立歌劇場の舞踏会に夫のテノール歌手Y.エイヴァゾフと共に出演し、「ラ・ボエーム」の二重唱「愛らしい乙女よ」などを歌うことになった。2月28日に催されるこの舞踏会は、大戦後63回目を迎え、約5,000人が集い、若い男女144組が華やかに社交界デビューを果たす。入場料は315ユーロ(約4万円)だが、ポックス席は13,300~23,600ユーロ(約170万円~300万円)という高額であることでも知られている。

ザルツブルク・モーツァルト週間

冬のザルツブルク音楽祭としてモーツァルト生誕日の1月27日に合わせて開催されるモーツァルト週間は、今年、スター歌手R.ピリャソンを音楽祭総監督に迎えての初めての開催ということでも注目された。55公演中37公演のチケットが完売し、全体の座席占有率は93%だった。世界約50ヶ国、約28,000人が訪れたが、オーストリア、ドイツ、スイス、英国に次いで日本からの訪問者が初めてトップ5にランクインした。2020年は、1月23日~2月2日、11日間の日程で開催され、オペラ、オラトリオ、オーケストラ演奏会、室内楽演奏会約60公演が予定されているが、モーツァルトの最後の交響曲10曲とピアノ協奏曲8曲など、モーツァルト作品が中心に取り上げられる。

主な注目公演は、1/24、26日「フィガロの結婚」(A.シフ指揮、カペラ・アンドレア・バルカ演奏)、1/25日ウィーン・フィル演奏会(バレンボイム指揮・ピアノ、ピアノ協奏曲第20番と交響曲第33番)、1/27日マーラー室内管弦楽団演奏会(内田光子指揮・ピアノ、ピアノ協奏曲第17番と第22番)、1/29日ウィーン・フィル演奏会(シャニ指揮・ピアノ、ピアノ協奏曲第27番と交響曲第40番)、2/1日ウィーン・フィル演奏会(バレンボイム指揮・ピアノ、ピアノ協奏曲第23番と交響曲第35番)、2/2日マーラー室内管弦楽団演奏会(ハーディング指揮、オッテンザマー出演、クラリネット協奏曲と交響曲第38番)など。

クラブツーリズムでは、4月に発表されるウィーンのスケジュールに合わせ、この音楽祭を訪れ、ウィーンとザルツブルクのモーツァルトゆかりの地をめぐるツアーを企画予定です。ご期待ください。

ベルリンのオーケストラが結集

ベルリンを活動拠点にしている7つの主要オーケストラが集結し、3月24日、コンツェルトハウスで初の合同演奏会を催すことになった。この初めての試みに参加するのは、ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、コンツェルトハウス管弦楽団、ドイツ・オペラ管弦楽団、コミシェ・オーパー管弦楽団の楽団員たちで、指揮台には女流指揮者M.ジャコーが立つ。演奏会の収益金はすべて慈善目的に使用されることになっている。

2020年のニューイヤーコンサートの指揮者はネルソンス

ウィーン・フィルは、2020年のニューイヤーコンサートの指揮者にネルソンスを指名した。ネルソンスはラトヴィア生まれの40歳、2014年からボストン交響楽団、2018年からゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を務めている。ウィーン・フィルとは2010年以来の関係で、小澤征爾の代役として楽友協会ホールでのデビューを飾り、その後の来日公演も成功させている。2020年のベートーヴェン生誕250年に向けて、2017年から交響曲全曲の指揮も任されている。

音楽の旅フェア開催
3月23日に「海外・音楽の旅フェア」を開催します。ご来場をお待ちしています。

音楽の旅はこちら

画像: 【クラブツーリズム 音楽の旅】 旅の文化カレッジ講師 山本 直幸 ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送り、帰国後、オペラの舞台通訳や字幕翻訳などを経て、30年以上音楽旅行企画に携わる。頻繁にツアーにも同行し、海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事やコラムを多数寄稿。

【クラブツーリズム 音楽の旅】
旅の文化カレッジ講師 山本 直幸
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送り、帰国後、オペラの舞台通訳や字幕翻訳などを経て、30年以上音楽旅行企画に携わる。頻繁にツアーにも同行し、海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事やコラムを多数寄稿。

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