クラブツーリズム名古屋の脇海道です。
段々と気温も上がり、低地では春を感じる陽気になってきました。
今回は登山道以外のルートを進む「バリエーション登山」の一つ、暖かい時期ならではのアクティビティ「沢登り」についてご紹介します。
画像: 川浦谷 海ノ溝洞

川浦谷 海ノ溝洞

沢登りとは?

沢登りとは沢を登って山に登る登山です。
渓流での遊びはキャニオニングだとかラフティングだとか色々ありますが、なんだか沢登りというとダサいというかあまり女子ウケしそうに無いネーミングですよね。

ただ、ひとことに沢登りと言っても様々です。
穏やかな流れの中でイワナを釣りながら歩くこともあれば、急流を泳いだり、滝を登攀したり・・と目的によって楽しみ方が異なります。
色々ありますが全部まとめて沢登りです。

画像: 写真左:神崎川本流 泳ぎがメインの沢です 写真右:滝洞谷 クライミングがメインの難易度の高い沢です

写真左:神崎川本流 泳ぎがメインの沢です
写真右:滝洞谷 クライミングがメインの難易度の高い沢です

私はほぼ全ての登山ジャンルを楽しみますが、沢登りが一番好きなんです。
アルパインクライミングなどは限界への挑戦だとか、目標の~に登る!だとかどちらかというとスポーツ要素が強いのですが、沢登りは自然と一体になって楽しむ、自然体験要素の方が強くなってきます。
観光名所になるような絶景の真っ只中を泳いだり、夜誰も居ない山の中で焚き火をしながら眠ったりと、非日常の中で自然を満喫できる素晴らしい遊びです。

画像: 写真左:北アルプス金木戸川小倉谷 写真中:大台ヶ原 堂倉谷 写真右:大峰 白川又川

写真左:北アルプス金木戸川小倉谷
写真中:大台ヶ原 堂倉谷
写真右:大峰 白川又川

プライベートの山行では3月の終わりから11月位まで、休日の多くは沢登りです。
大体年間40日間程沢登りに行っております。ちなみに沢に情熱を燃やしている人たちを「沢屋(サワヤ)」なんて言ったりします。

画像: 画像左:沢での焚き火 画像中:大滝をクライミング 画像右:天然のイワナ

画像左:沢での焚き火
画像中:大滝をクライミング
画像右:天然のイワナ

沢登りの装備

沢登りの基本装備はこんな感じです!

画像1: 沢登りの装備

①ヘルメット
転倒や滑落の危険があるため必ずヘルメットを着用します。

②ウェア
濡れても保水しない保温性の高いものを着用します。
気温や水温に応じて適宜レイヤリングして調整します。通常の登山と同じですね。
通常の登山シャツやレインウェアなどを組み合わせて沢登りをしている方も居りますが、専用ウェアが快適です。
専用ウェアはアウトドアメーカー各社から販売されております。詳細はHP等をご覧ください。
沢登り用のウェアには各社独自の水はけの良い素材やウェットスーツに使われるネオプレンなどの素材が使われています。
泳ぎが多い沢では、ダイビング用のウェットスーツそのものを着用することもあります。

③ザック
通常のザックを使います。内側は防水スタッフバッグを2重にしてしっかりと防水します。沢登りでは水圧がかかりますので、2重にしないと浸水することがよくあります。学生の頃は大きなゴミ袋で代用してました。しっかり縛ればほぼほぼ大丈夫です(カメラを2台ダメにしてますので自己責任で)。
また、私は水はけをよくするために、ザックの側面と底面に穴をあけています。

④靴
沢登り専用シューズを用います。
人によっては釣り用の渓流タビや作業用のゴムシューズなどを使う方もおります。これらのシューズが無い時代には、地下足袋にワラジというのが一般的でした。
現代の沢登りのシューズはソール(靴底)がラバーのものとフェルトのものがあり、それぞれ特徴があり一長一短です。私は消耗が早いため、フェルトは予備含めて3足。ラバーはソックスの厚みに合わせて異なるサイズの物をストックしています。

画像: 下3足がフェルト、上3足はラバーソール

下3足がフェルト、上3足はラバーソール

●フェルト

画像2: 沢登りの装備

ヌルヌルとしたコケに乗っても滑りにくいので、オールラウンドに活躍できる靴底です。ただし、ソールの減りが早く割とすぐにダメになってしまうのが特徴です。山行日数で言うと大体30~40日間位でしょうか。

●ラバーソール

画像3: 沢登りの装備

水の中でも滑りにくい特殊なゴムを使ったソールです。が、ヌルヌルとした茶色のコケの上に乗るとツルーンと滑ります。その一方、苔の生えていない濡れた岩に対して非常に大きな摩擦力がありますので、クライミング要素の高い沢にお勧めです。
また減りが遅いため、通常のシューズの様に扱えるので沢に入るまでのアプローチシューズを兼ねて使うこともできます。

どちらが良いの?と質問されることがよくありますが、個人的には最初の一足はフェルトシューズのものをオススメします。価格が安めなのと、ラバーソールのようにクセが無く全体的に滑らないので歩きなれていない初心者の方でも安心です。

⑤ハーネス
沢登りは場合によってはロープを出したり崖からの「懸垂下降」もしますので、ハーネスを着用することも多いです。必要に応じてクライミングギアを持参します。
クライミングについては今回は触れません。

⑥手袋
手を保護するためにネオプレンの手袋や軍手を着用します。

上記が基本となりますが、沢登りは非常に汚れますし摩耗の早い登山スタイルなので、作業着メーカーの衣類で代用している人も多いです。

沢登りのはじめ方

地形図やルート図などで行き先・ルートを決めますが、未経験者がネットや本の情報だけで沢登りに行ってはいけません。
一般ルートで槍ヶ岳に登ろうが剱岳に登ろうが、バリエーションの世界からすると初心者です。
増水や道迷い、滑落などで簡単に死亡事故に繋がります。
と、ガイドとしての立場上厳しい事を書かせて貰いますが、場所を選んで行けば難易度の低い沢も多く特別難しい事はありません。沢登りをはじめるには下記の方法があります。

①山岳会に入る
あまりお金をかけたくないと思うのならば山岳会に入るのが一番です。
デメリットとしては、誰かが教えてくれるだろうと受身姿勢なお客様気分でいると誰も教えてくれません。自分の時間とお金を使って、ワザワザ赤の他人に教えてあげることにメリットはありませんよね。なので、熱意と自身で調べる姿勢が大事になります。

また、教える側もプロではありませんので、間違った技術を教え込まれたり、本人のレベルを超えた危険な山行に同行させられる事もしばしばあります。
私はこのパターンで初心者の頃から上級者ルートに連れて行かれて大変でした。
技術の根拠を説明せず、「ウチではこういうやり方なんだ!」て感じでレクチャーする人が居る所は危険です。別な山岳会に入りましょう。

②講習会・ツアーに参加する
とりあえず道具を持っておらず、手っ取り早く体験してみたい方は講習会やガイドツアーに参加するのが一番です。やっぱりプロから学んだ方が正しい知識を確実に得られます。
デメリットとしては費用がかさむということと、ゲストとして連れて行って貰う以上中々一人立ちしにくくなるということでしょうか。

弊社ツアーでも沢登りツアーが少しずつ企画されてきておりますので、興味ある方は下記ご参照ください!
上段は名古屋の方々に向けて、私が企画した沢登りツアーです
下段は東京にて開講される沢登を含めたバリエーション登山を学べる「山旅カレッジ」です。

最後の最後で宣伝になってしまい大変恐縮ですが、この記事を見て沢登りを始めました!という方がいらっしゃいましたら幸いでございます。皆様のご参加お待ちしております!

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画像: 川浦渓谷 本谷

川浦渓谷 本谷

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