こんにちは!幸せの国と呼ばれるヒマラヤの小国・ブータンは、2011年東日本大震災の直後に国王夫妻が日本に国賓として来日され、日本でも一躍有名になりました。「自分の龍を育てよう」の国王のお話もブータンらしい素敵なお話だったと、印象に残っておられる方も多いのではないでしょうか?しかし、ブータン王国はまだまだ日本人にとっては未知なる国ですよね。その未知なる国、ブータンを旅した添乗員・中川がブータンに行ってみたくなる未知なる魅力をお届けします。

パロ 風にたなびくお経が書かれたルンタ(つるす旗)(2018年9月・弊社添乗員撮影)

ブータンってどんな国?

ブータン王国の首都、ティンプーは、ブータン最大の都市です。
なんと!標高が2320mと高いところにある街ティンプーに、国民の大部分の人々が生活しています。ブータンは内陸の国なので海はありませんが、周囲を高い山に囲まれ、山と山の間に街があります。故に、このブータンでは、山々に囲まれた美しい風景を見ることができます。人々は7~8世紀にチベットより伝来したとされているチベット仏教を崇拝しており、たとえ小さな虫の殺生であっても、ブータンでは禁忌です。そういえば、バスの中に入ったハエをドライバーさんとガイドさんが一生懸命、外に出していました。(笑)
ブータンは世界で唯一、チベット仏教を国教とする国でもあります。
更に、色々なチベット仏教から伝わったお話や伝説を大切に受け継いでる国でもあります。旅をしながら、お話や伝説に耳を傾けるのも旅の楽しみのひとつですね。

ティンプー 国獣ターキン(2018年9月・弊社添乗員撮影)

ブータンの国獣 ターキン

ターキンという名前を聞くのも初めてではないですか?「なんだそれは !?」って感じですよね。
ブータンの国獣・ターキンはウシ科に属した草食動物で、カモシカの仲間です。体付きは牛のようで、顔は山羊のようにも見えます。絶滅危惧種に指定されているターキンは神聖な生き物とされ、高僧が造ったという伝説もあります。ちなみに日本の国獣は「キジ」です。

ブータンの風景(2018年9月・弊社添乗員撮影)

華やかなで可愛い民族衣装

ブータンの民族衣装は、男性用は『ゴ』、女性用は『キラ』と呼ばれています。
ブータンの人々は、『ゴ』や『キラ』を日常生活で普段着として毎日着ています。ブータンの伝統文化保護のため、公の場では常にこの民族衣装を着ることが義務付けられています。ですので、ブータン旅行中は民族衣装を着た人をよく見かけるのではないでしょうか。男性がハイソックスをはいているのが、可愛いですよ。そして驚いたことに、少なくとも私が出会った人々はみんな国王・王妃のバッジをつけていたんです。本当に国民から愛されているのが感じられますね。

ドチュラ・パース  経文が書かれたダルシン(立てる旗)がたなびく様子(2018年9月・弊社添乗員撮影)

パロ タクツァン僧院(2018年9月・弊社添乗員撮影)

天空の聖地 タクツァン僧院

ブータンを旅すると、風にたなびくルンタや、マニ車の鐘が鳴る音、そういった豊かな自然と伝統文化を体感しながら歩くことが出来ます。
今回は、パロという街の郊外にあるタクツァン僧院をご紹介しましょう。タクツァン僧院はブータン人が一度は訪れたいと願う聖地です。ブータンにチベット密教を広めたグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)が虎の背中に乗ってこの地に降り立ち、この地で瞑想したという伝説がある街で、辿りつくのに苦労しますが、達成感はかなりのものです。
今も実際に僧侶が修行していますが、観光客も巡礼に行けます。ではいざ、第一展望台を目指して登ってみましょう!歩き始めた時は、ゆるやかな登り坂なので、楽勝だと思っていましたが、なかなか大変な道のりでした。逆に大変だと思って登ったら、案外楽勝かもしれませんよ。(笑)
約1時間ぐらい歩くと突然視界が開け、谷間の向こうにタクツァン僧院が見えます。そこが第一展望台です。正直な私の感想は「なぜそこに⁉建てたの!」でした。(笑) 本当に山に張り付くように建てられているのが見てとれます。ここでタクツァン僧院を見ながら、お茶を飲みつつゆっくり過ごすのもいいですね。

パロ タクツァン僧院への道で出会った馬(2018年9月・弊社添乗員撮影)

パロ タクツァン僧院への道で出会った馬(2018年9月・弊社添乗員撮影)

ドチュラ・パース  マニ車の鐘(2018年9月・弊社添乗員撮影)

昔々あるところに

ここで、ブータンを旅するとよく見る絵のお話をひとつ。
『 象が言った、「ボクが小象だった頃、この木は同じ位の背丈で、よく体をこすったものだ」。すると猿が「俺が小猿だった頃、この木にはまだ遊べるほどの枝もなかった」と言った。次に兎が来て「わたしが小兎だった頃、この木は小さくて、よく跳び越えたものよ」と言った。最後に鳥がやってきて「この木は自分が上を飛んでいるときに種を落としたのだ」と言った。そうすると鳥は木が生える前から生きていたので最年長であり、次に兎が年長であり、順番に上に上がってみると、簡単に果実が取れました。そして、仲良く果実を食べることができました。とさ』というお話がです。これはブータンに広く伝わる伝統的な教え「長幼の序列を重んじる」ということを表した絵とされています。こういった教えもこの幸せの国ブータンを作っているひとつの要因なのかもしれませんね!

パロ ブータンでよく見る伝統的な絵(2018年9月・弊社添乗員撮影)

最後に 安心安全な旅を

いかがでしたか?ブータンという国に興味が湧いてきたのではないでしょうか?
日本や先進国と言われる国で暮らしていると、人々はモノにあふれている生活に慣れきってしまいます。しかし、このブータンを旅することで、それらを手放して生活してみると案外無くてもいいものだと気づけるかもしれません。確かに不便なことも多いですが、私はいつも、タイムスリップするつもりでブータンを訪れています。そして訪れるたびに、何が幸せかを気づかされる国です。皆さんも機会があればぜひ幸せを感じにブータンを訪れてみてください。
また、クラブツーリズムは添乗員同行ツアーのため、安心してご参加いただけます♪
旅の空の下でお会いでいますことを楽しみにしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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