登山・ハイキングを始めるうえで、これだけは覚えてほしい山の用語を集めてみました。山は専門用語が多いですが、これらの用語は良く使われますので一つずつ覚えていきましょう。

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山の専門用語をまとめました

山って専門用語が多いですよね。私も登山・ハイキング担当になってすぐは、専門用語が多いため山に詳しい方との会話についていくことが大変でした。

今回は、登山初心者のために、これだけは覚えてほしい山の専門用語を一覧にしてまとめました。中には初心者がすぐに使う用語ではないものもありますが、経験者との会話の中で出てくることもありますので、言葉の意味だけでも覚えておきましょう

下記に当てはまる方は、予習・復習にお役立ていただければと思います。

* 山を始めたばかりの方
* これから山を始めたい方
* 山を始めてしばらく経つけれど知識に自信のない方


【目次】山の用語集・初級編

     
  1. 「あ」行
  2.  
  3. 「か」行
  4.  
  5. 「さ」行
  6.  
  7. 「た」行
  8.  
  9. 「な」行
  10.  
  11. 「は」行
  12.  
  13. 「ま」行
  14.  
  15. 「や」行
  16.  
  17. 「ら」行

「あ」行

アイゼン

画像: 6本爪のアイゼン

6本爪のアイゼン

雪や氷の上を歩く際に足に装着する、金属の爪のついた滑り止めのことをさします。※初心者が使用する可能性は低いです

アウター

雨具のことを指すことも多いです

山歩きの際に着る服の中で、一番外に着る服のことを言います。防水性・防風性を持つものが適しており、雨具のことを指すことも多いです。

雨具

上下別の雨具(レインウェア)

雨天時に着る、上下セパレートタイプのカッパのことを指します。傘は山の中では原則NGですので、山では雨具を傘という意味で使用することはほぼありません。

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インナー

ポリエステル素材のTシャツ

山歩きの際に着る服の中で、内側に着る服のことを指します。山歩き中は汗をかくことが多いので、速乾性の化学繊維(ポリエステルなど)のものが適しており、綿素材はNGです。

エスケープルート

エスケープルートを把握しておくことは安全管理上とても重要になります

歩く予定のルートの他に、下山することができるルートのことを指します。山歩き中は様々な危険があり、予定していたルートが封鎖されてしまうなどの不測の事態を考えると、このエスケープルートの有無は大きな違いがあります。

オールシーズン

山の装備の種類の一つで、対応しているシーズンが(春~秋)だけでなく(冬)も対応しているものを指します。(春~秋)までの対応のものはスリーシーズンと呼ばれます。

尾根

左奥の山頂から手前の山頂まで連なっている部分が尾根になります。

山において最も高いところの連なりを指し、「稜線」ともいいます。ピンとこないという方は↑の画像をご覧ください。左奥の山頂から手前の山頂まで連なっている部分が尾根になります。

お花摘み

女性が山中で用便を足すことをさします。

「か」行

ガス

ガスがかかると視界が悪くなり、道迷いの危険性が高まります

霧の俗語です。景色が悪くなるのみならず、位置や方向を見失う危険を伴います。遠くの目標物が見えない場合、分岐などではコンパスで方角を確認して進みます。

ガレ場

ガレ場を歩く際は要注意

石や岩が堆積していて、歩きにくい斜面のことをさします。大きな岩が堆積した場所はゴーロとも呼ばれます。

ギア

登山用具またはその一式で、おもに登攀(クライミング)用の器具類をさします。自分の身体に合ったギアを選ぶことが重要で、登山の目的地によっても装備が変わってきます。

キジ打ち

男性が山中にて用便を足すことをさします。

鎖場

剱岳の鎖場

安全確保のために登山道上に鎖がつけられた場所のことをさします。 鎖に頼りすぎると危険なこともあり、あくまでもバランスをとる補助として利用し自分の足腰でバランスをとって通過することが重要です。※初心者が鎖場を登る可能性は低いです

クランポン

アイゼンのフランス語読みがクランポンです

“アイゼン”と同義。雪や氷の上を歩く際に足に装着する、金属の爪のついた滑り止めのことをさす「アイゼン」のことを英語圏、フランス語圏では「クランポン」と言います。※初心者が使用する可能性は低いです

ゲイター

ゲイター

ボトムと登山靴の隙間を被せるようにして装着するギアのことをさし、別名スパッツとも呼ばれます。 砂・砂利等がシューズに入り込むことを防ぎ、パンツの裾が濡れたり汚れたりするのを防ぐ役割があります。

ゴアテックス

画像: ゴアテックスのロゴ

ゴアテックスのロゴ

アメリカのWLゴア&アソシエイツ社の防水透湿素材のことを言います。素材の特徴として、雨の侵入や風を防いでくれます。世界最高水準の性能を備えており、様々なアウトドア製品に用いられています。

高山植物

カタクリの花

高木が生育できず森林を形成できない限界線より高い高山帯に生えている植物のことをさします。現在、生息がそれぞれの山の山頂付近に限定され、山々で固有種に分化していることが多いです。

行動食

手軽に食べられるものを行動食と呼びます

登山中に食べる食事のこと。食べやすい携帯食料が多いです。通常時に比べて1日のエネルギー消費量は膨大なものとなりますので、チョコレートなどカロリーがあるものを食べて適度に栄養補給することが重要です。

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「さ」行

ザック

ザック(リュックサック・バックパックと同義)

荷物を担ぐ荷物袋をさします。ザックは、多くのメーカーが幅広い商品を展開しておりますが、選び方としてはフィット感と背面長があっているものを選択します。

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ザレ場

ザレ場は滑りやすい

主に砂や土状の崩壊した場所、斜面を指します。ガレ場と区分して使われます。砂や小さな岩屑によって滑りやすい場所であるため、「体幹」を安定させフラットに歩く必要があります。

山行(さんこう)

山に入ること全般を山行と呼びます

登山やハイキングをしに山岳地へ行くこと全般をさします。日帰りの場合もあれば、山小屋・テントに泊まる場合もあり、短期~長期で様々な山行スタイルが存在します。

周回

周回コースのルート地図

登りと下りのコースを変えて山頂をめぐる登山の仕方をさします。登りと下りで景色が変化するため、新鮮な気持ちで登山が楽しめる点が魅力です。

縦走

縦走コースのルート地図

山頂から次の山頂へ稜線伝いに歩く登山の仕方をさします。登山口と下山口が異なるため、ルートなど細かく事前に調査しておく必要があります。

シュラフ

寝袋のこと

野外で使用される袋型の寝具=“寝袋”のことををさします。形や素材によって大きく性能が変わるため、慎重に選ぶ必要があります。※初心者が使用する可能性は低いです

森林限界

森林限界より標高の高い富士山の山頂

高木が生育できなくなる高度の限界をさします。温度や風、積雪などの影響が大きく、緯度が高くなるほど森林限界は低くなる傾向があります。別名:高木限界(こうぼくげんかい)と言います。

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ストック

ストックがあるとバランス良く歩くことができます

登山の際、バランスをとり体への負担を少なくために使用する杖のことを言います。日本語ではグリップがI字型のものをストック、T字型のものをステッキと呼ぶことが多いです。

スパッツ

足首から膝の上までを覆っているものがスパッツです

“ゲイター”と同義。登山靴に水や雪、砂が入らないように足首を覆うカバーのことを言います。

スリーシーズン

冬季を除いた春・夏・秋の三つの季節を示す言葉です。登山靴やウェアなどの道具に対してよく使われます。

ソフトシェル

ソフトシェルジャケット一例

防風性、吸湿性、通気性、撥水性に優れた登山着のことを言います。ストレッチ性に優れており、動きの邪魔にならないため、使いやすい衣服です。

「た」行

低山

低山の代表である東京の高尾山

一般的に「標高1,000m未満の山」のことをさします。最近は標高の低い山に日帰りで気軽に登る「低山登山」も人気となっています。

峠を越えることを峠越えといいます

山脈を越える道において、最も標高が高い地点をさします。昔から、峠はこれから先の無事を祈り、帰り着いた時の無事を感謝する場所とされています。

登山

一般的には山頂を目指す山歩きを指します

山に登ることに楽しみを求め、登ること自体を目的としたスポーツをさします。自然を感じながら仲間と共に登頂した時には達成感を得られます。

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登山計画書

登山計画書を入れるポスト

登山の際に提出する書類のことをさします。「登山届」「登山者カード(登山カード)」「入山届」ともいい、それぞれの山域を所轄する警察署に提出するのが基本となります。 メール、郵送、FAXでの事前提出や、登山口や麓の駅に設置されたポストに提出する方法もあります。

トラバース

山頂まで直線に登るのが難しい場合トラバースルートが敷かれていることが多いです

直接山頂へ向かうことが難しい場合、山腹や谷の斜面を水平に横に進み、頂上を巻くようにして山越えをすることを言います。

トレイル

山歩きはトレイル上を歩くことが多いです

登山道として歩きやすくされた自然散策ルート、遊歩道をさします。しっかりと舗装されているわけではないため、足元もしっかり確認しながら歩くことが重要です。

トレッキング

ニュージーランドを代表するトレッキングルート・ミルフォードトラック

登山と異なり、特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としたスポーツを言います。自然の中で、長時間の有酸素運動を続けることができるため、年代を問わず健康増進につながると人気です。

「な」行

日本百名山

槍ヶ岳

日本の小説家であり登山家でもある深田久弥さんが選んだ100座の山です。数々の山を踏破した経験から、原則として標高1,500 m以上の山という基準のもと、「品格・歴史・個性」を兼ね備え山岳を選出しています。中には初心者の方が登ることができる山も多数存在しています。

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「は」行

ハードシェル

黄色いハードシェルジャケット ※キリマンジャロ山頂の氷河にて

丈夫な素材を使っており高い防水性・透湿性を持つハードな登山にも耐えるジャケット。ゴアテックスなどの素材が使われていることが多く、雨や雪を遮断しながら通気性にも優れています。

ハイキング

尾瀬の木道をハイキング

登山に比べて、軽微な装備で、景観を楽しみながら歩くことを言います。林の中や湖畔など自然の中を歩いて、新しい発見があることもハイキングの魅力です。

パッキング

山に必要な持ち物は多いです

登山に備えて、必要な道具を揃えて荷造りすることをさします。荷物の入れ方によって使い勝手や体感する重さが変わってくるため、仕分けはとても重要になります。

バックパック

ザック、リュックサックと同意

荷物を入れて担ぐための袋。リュックサックやザックと言うことが多いです。自分に合ったサイズと容量を選ぶ必要があります。デザインも様々で、登山を楽しむパートナーとなります。

ピークハント

ピークハンターは山の山頂にこだわります

登頂を目的とした登山のことを言います。ピークハントを目的とする登山者のことをピークハンターと呼びます。日本百名山の全山登頂を目指すピークハンターも多くいらっしゃいます。

ピストン

ピストンコースのルート図

スタート地点から山頂など目的地の間を、同じルートで往復する歩き方をさします。往路で確認した山道の状況を復路にフィードバックすることで、山行の安全性を高めることができる利点があります。ただし、同じ道を往復するため新鮮味が低下する場合があります。

百名山

利尻山は「日本百名山」「花の百名山」「北海道百名山」など様々な百名山に選ばれています

一般的には日本の小説家であり登山家でもある深田久弥(1903-1971年)氏の山岳随筆、「日本百名山」(1964年初版)に載っている100座の山のことをさすことが多いです。ただし、百名山は他にも「花の百名山」や「新日本百名山」、「北海道百名山」など各地域のものなど、様々なものがあります。

「ま」行

水場

長い山行の場合は水場の有無は重要になります

飲用できる湧き水が得られるスポットをさします。時期により涸れてしまう水場もあるため、事前に情報収集しておくことをお勧めします。

「や」行

ヤッケ

ジャケットを意味するドイツ語で、フードがついた防風・防水・防寒用上着をさします。

山ガール

登山をする女性のこと

ファッショナブルなアウトドア用の衣服を身に着けて山に登る若い女性をさします。また、登山を愛好する女性に対する愛称もしくは俗称として使用されます。

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山小屋

富士山の山小屋・太子館

登山時の宿泊施設とて山中に建てられた小屋のこと。宿泊だけでなく、休憩所、避難場所、売店など、登山をする上でとても重要な役割を担っていただくこともあります。

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「ら」行

らく

落石のこと

斜面を石が転がり落ちる、落石のことをさします。登山者が落としてしまうこともあり、落石に気づいた場合は周りの登山者に「らく!!」と大声で知らせます。

稜線

富士山を見渡す稜線

“尾根”と同義。山の峰と峰を結んで続く線のことを言います。

ルートファインディング

コンパスと地図を使用して自身の位置を把握しながら進みます

登山において、自身の知識や感覚と地図やコンパスなどの情報を元に登頂の正しい道を見つける技術と能力をさします。それに加え、冷静な判断力が重要となります。

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レイヤリング

重ね着のことをレイヤリングと呼んでいます

重ね着のことをさします。 登山の服装は、重ね着をして体温の調節を行えるようにするのが基本となります。標高によって気温が大きく変わるため脱ぎ着で調整をします。

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レインウェア

上下別の雨具のことを指します

“雨具”と同義。防水性に優れた雨用の装備で、一般的に上下セパレートの雨具をさします。登山前に雨が降っていない場合でも、山に入る際は携帯することが必須です。

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