旅先で美しい景色に感動したり、美味しいものを頂ける嬉しさは、その国や土地のことも更に好きになり、より深い思い出を作ってくれます。現状、海外旅行の再開が遅れている中、ご自宅でも体験頂けるグルメ旅、今シリーズではヨーロッパ各国、ワインを中心に広がる旅をご紹介していきます。第2回はフランスのロワール、ローヌ地方です。

はじめに

その土地に根付き、昔から愛されてきた飲み物の代表格としてのワイン。ツアーで主に訪れて頂けるような地域を中心に、観光地とワインと地方料理のご案内をさせて頂きます。

▼前回の記事はこちらからどうぞ!

画像1: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

ブログ担当は、自然も大好き ! 皆様に早くお会いしたい、添乗員 阿部りょうこです。宜しくお願い致します。

ロワール渓谷地方について

1、ロワール地方の概要

フランス最大の大河であるロワール川(1012km)によって形成された渓谷沿いに広がる広範囲な地域。流域は「フランスの庭」と呼ばれ、王侯貴族の栄華をこの世にとどめる荘厳華麗なるシャトーが立ち並び、2000年には「シュリーシュールロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」の呼称でユネスコ文化遺産に登録されています。フランス国家発祥の地とも言われ、ロワール周辺で話される言葉が標準フランス語だというのが通説です。

流域には全部で300以上のお城が残され、現在ホテルとして使用されているものなど含め、見学のできるお城が80ヶ所ほどあります。古城の多くは900~1100年にトゥール伯爵領をめぐるブロワ伯家とアンジュ伯家の争いに際して建てられた城塞で、1453年に百年戦争に敗れたイギリスがフランスから撤退しそれ以後、王侯貴族の居城として改装されていきました。

当初は軍事用の建物に影響を受けたために、主に装飾の少ない素朴なお城が建てられましたが、1500年に入ると芸術を奨励したフランソワ1世により、イタリアのルネサンス様式のお城が流行し、装飾の多いエレガントで優美なものが次々に出現するようになります。フランソワ1世はロワール宮廷文化を語るうえで中心的人物で、イタリアからレオナルド・ダヴィンチも呼び寄せました。ダヴィンチは国王の居城であるアンボワーズ城の近くに邸宅を与えられ、死去するまでの3年間をこの地で過ごしています。

医師としてヒポクラテスの医書を研究したことで知られ、文豪として騎士道物語の『ガルガンチュアとパンタグリュエル』を書いた、フランスルネサンスを代表するフランソワ・ラブレーはシノンの生まれです。

シャンボール城

シャンボール城はフランソワ1世が、趣味である狩猟用の邸宅として造らせたもので、1519年から20年近くもの月日をかけ1536年に完成し、2019年に着工500周年記念を迎えています。

ロワール地方最大のお城で、440個の部屋に、282基の暖炉、その暖炉へと繋がる365本の煙突に83の階段が設置されており、レオナルド・ダヴィンチが設計したと言われる、‟2人同時に違う方向へスタートするとすれ違わない”二重の螺旋階段もあります。歴代のフランス王族が生活の拠点としてきた由緒ある古城です。

シャンボール城(フランス観光開発機構)

ダヴィンチ設計と言われる螺旋階段(Ⓒho visto nina volare)

シュノンソー城

ロワール川支流のシェール川に造られたお城。1400年代に造られ、フランソワ1世の息子アンリ2世は愛妾にこのお城をプレゼントしました。以後このお城の主は女性で、6人の女性が城主の座に君臨したことから『6人の奥方の城』とも呼ばれています。6人の貴婦人たちはこの城を舞台に、様々なドラマを繰り広げました。季節になると、庭園のバラも咲き乱れやお城の内部にも豪華な生け花が飾られます。

画像: シュノンソー生け花 (筆者撮影)

シュノンソー生け花 (筆者撮影)

画像: シュノンソー城 (弊社スタッフ撮影)

シュノンソー城 (弊社スタッフ撮影)

2、ロワールワインの歴史

ロワール川流域にブドウ畑が広がったのは400年代で、歴史家でトゥールの司教であったグレゴリウスは、582年にサンセールとトゥーレーヌにブドウ畑が存在したことを書き記しています。その後、アウグスティヌス会やベネディクト会の修道僧によってブドウ畑は発展し、ロワール川やその支流に広がっていきました。当時は陸路の安全性が保障されておらず川を使った水運輸送の方がより確実で、このことがロワールワインの流通に貢献したと考えられています。

プランタジネット家のアンジュー伯アンリが1154年に英国国王ヘンリー2世に即位すると、アンジューのワインが英国とフランス双方の宮殿で大いにもてはやされたといいます。その後領主のワイン専売権廃止に伴い、市民階級の手によりアンジュー、ソミュール、オルレアンなどの都市周辺でもブドウ畑が発展していきました。

しかしながら、フランス革命でロワールのブドウ畑は荒廃、その後鉄道の発展で安価な南仏ワインとの競争にさらされ1800年後半にはフィロキセラの災厄を被ることになりますが、次第に回復され、フランスでAOCが制定された翌年1936年には10ヶ所がAOCに登録されました。

※AOCワイン・・・第1回でもご紹介しました、原産地統制呼称、様々な品質規格基準をクリアしたワインのこと。フランスではワインだけでなくチーズやオリーブオイルなどその他の農業生産品にもAOCを適応しています。

3、ロワールワインの地域区分

メインの地域区分は、大西洋側の西から4つに分かれています。気候やブドウ品種も異なってきます。ロワールワイン全体の色の比率は、白が5割、ロゼが3割、赤が2割です。

ペイナンテ地区(都市名ナント周辺)

海洋性気候

品種 白 ミュスカデ(別名ムロンドブルゴーニュ)

AOCミュスカデセーヴルエメーヌ この地区で最大規模

ミュスカデはシュールリーと呼ばれる、発酵後に澱引きをせず数ヶ月澱の上で寝かせ、上澄みの部分を瓶詰めする製法を行うものがあります。

この地域は農業、漁業でも強く、園芸業も盛ん、造船業はフランスNO.1

アンジュー&ソミュール地区(都市名アンジュー、ソミュール)

アンジューは海洋性気候
ソミュールは半海洋性気候

品種 白 シュナン(別名ピノードラロワール) 赤 カベルネフラン(別名ブルトン)

AOCサヴニエール 白の辛口~甘口まで生産
AOCカベルネダンジュー AOCロゼダンジュー ロゼの半甘口を生産
AOCコトーデュレイヨン AOCカールドショーム AOCボンヌゾー ロワール3大貴腐ワイン
AOCソミュールシャンピニー 赤のみ生産土壌

土壌はトゥファと呼ばれる石灰岩の一種の炭酸塩堆積物

トゥーレーヌ地区(都市名シノン、トゥール、ブロワ、オルレアン)

半海洋性気候

品種 白 シュナン(別名ピノードラロワール)赤 カベルネフラン(別名ブルトン)

AOCヴーヴレ AOCモンルイシュールロワール 白のみ生産
AOCシノン 赤白ロゼ生産
AOCブルグイユ 赤ロゼ生産
AOCクールシュヴェルニー 白(ここでのみ栽培のロモノランタン種使用)

観光で立ち寄るような有名なお城、シュノンソー城、ブロワ城、アンボワーズ城、シャンボール城などが点在する地域

サントルニヴェルネ地区(都市名ブールジュ)

大陸性気候

品種 白 ソーヴィニヨンブラン(別名ブランフュメ) 赤 ピノノワール

AOCカンシー 白のみ生産
AOCサンセール 赤白ロゼ
AOCプイイフュメ 白のみ生産、テールブランシュと呼ばれるキリメンジャンの粘土石灰質の土壌

ここでシャスラを用いた白ワインはAOCプイイシュルロワールが与えられます。

ブールジュにはユネスコ文化遺産に登録された素晴らしいステンドグラスのあるゴシック建築のサンテチエンヌ大聖堂があります。

4、ロワールの地方料理

ブロシェ・オ・ブールブラン (ナント名物カワカマスのブールブランソース)

カワカマス(ノーザンパイク)は、ロワール川にも生息しており、フランスでもよく使用される食材です。ブールはバターのことで、ブールブランソースは白いバターソースです。白ワインとたっぷりのバターを使って白く仕上げたコクのあるソースです。作る過程では、沸騰させてしまうとバターが分離してしまうので温め過ぎないようにすることがポイントです。

画像: カワカマスのブールブランソース (イメージ)

カワカマスのブールブランソース

(イメージ)

→ 酸を感じられる辛口ミュスカデと合うと言われています。

画像: 豚のリエット (イメージ)

豚のリエット

(イメージ)

リエット・ド・トゥール (トゥール名物豚のリエット)

リエットとは、豚肉を脂でゆっくりと煮込み肉をほぐして作る伝統的な保存食です。家庭で簡単に作られるときは、塩もみして30分程して出てきた水分をふき取った豚バラ肉のブロックを炒めて少し焦げ目をつけ、玉ねぎ、にんにくタイム、白ワインもいれて2時間ほど煮込み、煮汁と具を分け、煮汁は冷やします。煮汁の白い膜はラードで液体に戻し、具を保存容器に入れたときに、一番上に蓋をするようにのせておきます。ほぐした具はラードの下のゼリー状のものと一緒に混ぜます。

→ 調理に白ワインを加えますので一般的には白ワインですが、ライトな赤ワインも合うと言われます。トゥーレーヌ地区のワインがおすすめです。

シェーブルチーズ

ヤギ乳を使用したシェーブルチーズ。フランスにおいてはこのロワール地方と南仏で多く生産されます。

AOCセルシュールシェール

AOCヴァランセ

AOCシャヴィニョールなど

画像: シェーブルチーズ (イメージ)

シェーブルチーズ

(イメージ)

→ シェーブルチーズの特徴は、草っぽい香りと爽やかな酸味。同じく酸味とハーブの香りのあるソーヴィニヨンブラン(サントルニヴェルネ地区のサンセールなど)とよく合うと言われています。

画像2: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

シェーブルチーズは大型のものは作りづらいので小型ということと、ヤギ乳にはカロテンという成分がないため、真っ白な生地が特徴ね !

画像3: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

酸味を和らげる目的でポプラの木炭の粉がまぶされているものもあるんだ。一見黒っぽく見えるチーズはその粉が周りにつけられているんだ。

画像4: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

またシェーブルチーズは「イスラム教徒たちの置き土産」と呼ばれているよ !

画像5: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

イスラム教徒たちがピレネー山脈を越えてパリを目指して侵攻した際、食料確保のためヤギを連れてやってきた。ヤギの世話をして乳を搾りチーズを作る係もいたんだ。ヤギは雑食で環境適応に優れていて繁殖力もあり遠征には不可欠な家畜だったんだ。

画像6: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

キリスト教徒に敗戦したイスラム教徒たちは、ロワール川流域にヤギを置き去りにして退散したから、イスラム教徒たちの置き土産と呼ばれたのね !

ローヌ渓谷地方について

1、ローヌ地方の概要

古代ローマ時代から中世まで「暴れ川」として知られていたローヌ川、スイスアルプスに源を発しレマン湖を経由してフランスに流れ、南へ約500kmでアルルの河口から地中海へ注ぎます。

アルル (ユネスコ世界遺産)

アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群としてユネスコ世界遺産に登録されています。また、1998年にはフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地が登録され、アルルの街全体もその中に含まれています。

ゴッホの絵画の舞台としても知られ、南仏特有のオレンジとベージュ色の古い街並みが特徴的なフランス有数の観光地で、2万人収容可能であったローマ時代の円形闘技場など歴史的建造物がたくさん残されています。

アヴィニョン

中世の一時、ローマの法王庁とフランス国王の間には勢力争いが絶えませんでした。1309年フランスのアキテーヌ出身のクレメンス5世が法王の座につくと法王庁はこのアヴィニョンに移され、ローマに代わるカソリックの中心地として繁栄し、1377年まで7人の法王がアヴィニョンで即位しました。法王庁宮殿は、フランス革命の際に破壊されたり豪華な物は持ち去られたりと、内部は非常にシンプルではありますが見学が可能で、最後に行き着く売店にはシャトーヌフデュパプのワインも販売されています。町中の市場も見ごたえがあります。

童謡で有名なローヌ川にかかるサンベネゼ橋(アヴィニョン橋)、建設された1185年当時は22連のアーチ橋で長さは920m、幅は4mありました。争いやローヌ川の洪水により橋は破壊され、現在の長さは約200mほど。

ポンデュガール (ユネスコ文化遺産)

古代ローマ時代に作られた3層の水道橋、ユゼスからニームまでの約50kmの導水路の途中にあり、西暦50年頃建設されました。高さは川底から49m、横幅は275m。

カマルグ国立自然保護地域

アルルからローヌ川河口にかけての三角地帯で、一部ラムサール条約の登録地となっており、南部の湿地帯は、塩生植物で形成された珍しい生態系が存在しており、フラミンゴの飛来地としても有名です。また半野生化した白馬が生息します。

カマルグはフランス有数の稲作が盛んな地域であり、その生産量はフランス全体の98%を占め、土壌に塩分を多く含むことから製塩が盛んで、その天日塩はペルル・ド・セル(塩の真珠)と呼ばれています。その中でも最初に塩田の表面に現れた繊細な結晶を丁寧に手作業で収穫したものが「Fleur de Sel(塩の花)」フランス国内でも最高品質という位置づけです。

画像: アルル (イメージ)

アルル

(イメージ)
画像: アヴィニョン法王庁 (フランス観光局)

アヴィニョン法王庁

(フランス観光局)
画像: ポンデュガール (イメージ)

ポンデュガール

(イメージ)
画像: カマルグの白馬 (イメージ)

カマルグの白馬

(イメージ)
画像7: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

南仏のお土産屋さんで意外と良くみられるのが、セミ関係のグッズよね !

画像8: 〔添乗員ブログ〕世界のワインとグルメ旅<第2回>『フランス~ロワールとローヌ地方~』【好奇心で旅する海外】

この辺りは「ミストラル」というローヌ渓谷を北から南に吹き付ける寒冷で乾燥した強風が吹くんだ。それが通常冬から春にかけて吹いて、せっかく咲き始めた春の花を枯らしてしまうこともあるんだ。

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それが吹き止むころにセミが鳴くことから、セミがミストラルを吹き飛ばしてくれたという意味合いで、セミは「美の守り神」とか「幸せのシンボル」とされているのね。

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ちなみにミストラルは「見事な」という意味でイタリアではマエストラーレと呼ばれているよ。

2、ローヌワインの歴史

ローヌ渓谷の北部までブドウ畑が広がったのは紀元1世紀以降で、アヴィニョンの北約60kmのモンテリマールの近くには古代ローマの醸造所の遺跡が残されています。中世になるとカトリックの修道院によりブドウ畑が拡大し、1309年ローマ法皇クレメンス5世がその座所をアヴィニョンに定め、次のヨハネス22世が法皇の夏の居城としてシャトーヌフデュパプ (法皇のシャトー) を建造させました。ヨハネス22世は南西地方のカオール (現在マルベックを使用した黒ワインで知られています)出身で、その地から栽培家たちを呼び寄せ、シャトーヌフの周りにブドウを植えさせました。

1933年シャトーヌフデュパプの生産者であるルロワ男爵が現在まで続くAOCの原型を作り、1935年にAOCを統制するINAOを設立します。(フランスではAOC、イタリアでは1963年設立のDOCGやDOC) フランスにおける始めのAOCは、南部ローヌ地方のシャトーヌフデュパプ と現在ロゼの生産で知られるタヴェルです。

3、ローヌワインの地域区分

ローヌ渓谷は、北はリヨンの南ヴィエンヌから、南はデニム生地で知られるニームまで縦長に約250kmに渡り、地区は北部と南部に分かれています。ローヌワイン全体の色の比率は、赤が75%、ロゼが16%、赤が10%です。AOCワインの栽培面積及び生産量ともにボルドーに次ぎ2位です。
特に北部ローヌはシラー100%またはシラーを主体とした赤が中心、南部ローヌはグルナッシュを主体としてシラーやムールヴェードルなどをブレンドした赤が中心です。

北部ローヌは、広範囲のAOCコートデュローヌがあります。そこに17のAOCが含まれています。AOCコートロティ(シラー80%ヴィオニエ20%)、AOCコルナス(シラー100%)、AOCコンドリュー(白)、AOCシャトーグリエ(白)、エルミタージュ(赤・白・ヴァンドパイユ)など

ヴァンドパイユとは・・・陰干ししたブドウから造られた甘口ワイン。パイユ(藁)の上にブドウを敷いて乾燥させたことからこの名前が付けられています。ジュラ地方でメインに生産されています。

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フランス5大白ワインといえば、AOCモンラッシェ、AOCシャトーディケム、AOCクロドラクーレドセラン、AOCシャトーシャロンそして、北部ローヌのAOCシャトーグリエが有名です。

南部ローヌは、AOCジゴンダス(グルナッシュ50%以上)、AOCタヴェル(ロゼ)、AOCシャトーヌフデュパプ(赤白)など。

4、ローヌの地方料理

ドーブ・アヴィニョネーズ (アヴィニョン名物の煮込み料理)

仔羊の肩肉を白ワインで煮込んだもの

ドーブとはドービエールという蓋つき鍋を用いて作ることから、蒸し煮料理を言います。

プロバンスの方でもよく知られるお料理でです。

画像: 煮込み料理 (イメージ)

煮込み料理

(イメージ)

テリーヌ・ド・ラパン・デュ・リュベロン (リュベロン産ウサギのテリーヌ)

ラパンはうさぎのことです。

テリーヌとは、すり潰した肉やレバー、野菜、魚介などを豚の背脂などで包んだり、オーブンで焼き上げたものです。伝統的に、テリーヌは長方形のテリーヌ型が使用され、パテはパイ生地に包まています。現在ではパイ生地に包まれていなくとも、ペースト状(パテの語源)になっているものはパテです。

画像: リュベロン産ウサギのテリーヌ (イメージ)

リュベロン産ウサギのテリーヌ

(イメージ)

→ AOCコートデュローヌの赤は、シラーの黒コショウや動物的な香り、グルナッシュのシナモンやナツメグの香りがあります。ジビエ系のお肉料理やレバー系ものによく合うと言われています。

終わりに

今回の第2回、ロワール地方とローヌ地方をご覧頂きありがとうございました。次回の好奇心で旅する海外『世界のワインで旅行気分 在宅でも出来るグルメ旅』第3回は9月にお届け予定です。ご自宅でゆったりワインを楽しまれながら、クラブツーリズムが贈る旅ブログを楽しみにお待ちください。

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