旅先で美しい景色に感動したり、美味しいものを頂ける嬉しさは、その国や土地のことも更に好きになり、より深い思い出を作ってくれます。ご自宅でも体験頂けるグルメ旅、今シリーズではヨーロッパ各国、ワインを中心に広がる旅をご紹介していきます。第4回もイタリアです。

はじめに

その土地に根付き、昔から愛されてきた飲み物の代表格としてのワイン。ツアーで主に訪れて頂けるような地域を中心に、観光地とワインと地方料理のご案内をさせて頂きます。

各国の知識は歴史書や『観光地から、その国の文化を知る』場合が多いと思いますが、見方を変え『各州のワインからイタリアを知る』という違った角度からイタリアをご紹介致します。

▼前回までの記事はこちらからどうぞ!

画像1: [添乗員ブログ]世界のワインとグルメ旅〈第4回〉『イタリア~イタリアのシャンパーニュ“ロンバルディア州”と“ヴェネト州”その他~』[好奇心で旅する海外]〈海外の味物語〉

ブログ担当は、自然も大好き! 皆様に早くお会いしたいです、添乗員阿部りょうこ、宜しくお願い致します。

ロンバルディア州 (イタリアのシャンパーニュ) のワイン

1 概要

ロンバルディア州はイタリアで最も豊かな州で国民総生産の1/4を生み出しています。州都のミラノは商業、工業、金融の中心でファッションの都でもあり、現在イタリアで最も人口の多い州です。

古代ローマ時代にすでに重要な都市として栄えており、ゲルマン民族の大移動でイタリア半島にやってきてパヴィアを首都に王国を築いたランゴバルト族が州の名前の由来になっています。中世からルネッサンス期にかけてはマントヴァのゴンツァーガ、ミラノのヴィスコンティ、スフォルツァなどの有名な貴族が都市を支配し、その後フランス、スペイン、オーストリアなどの外国支配の時代が続きましたが、ロンバルディアはイタリア統一運動の中心となりイタリア王国成立に貢献しました。

ルネッサンス期のレオナルド・ダヴィンチは、修道院の食堂の壁に『最後の晩餐』を描き、フランス国王フランソワ1世に招かれるまでスフォルツェスコ城に住んでいました。町中のブレラ美術館、毎年12月7日にオープニング公演のあるスカラ座も有名です。

画像: ベルガモの街角 (筆者撮影) ←ミラノ大聖堂

ベルガモの街角 (筆者撮影)

←ミラノ大聖堂
画像2: [添乗員ブログ]世界のワインとグルメ旅〈第4回〉『イタリア~イタリアのシャンパーニュ“ロンバルディア州”と“ヴェネト州”その他~』[好奇心で旅する海外]〈海外の味物語〉

2 地理

北に連なるアルプスの麓には風光明媚な氷河湖が広がり、その南には氷河が運んだ氷堆積により形成された丘陵地帯があり、温暖な地中海性気候でブドウ栽培が盛んです。ただ、そのさらに南にはイタリアで最大のポー川の周りに広がるポー平野があり、夏は非常に暑く湿度が高い上に風もほとんど無いためこの地域ではブドウ栽培はほぼ行われていません。

3 ワインの種類

ワイン生産地としては、北の厳格な「山のワイン」産地のヴァルテッリーナ、中部の高級スパークリングワイン産地のフランチャコルタ、ミラノに大量にワインを供給してきた南部のオルトレポ パヴェーゼの3ヶ所が中心となります。

ロンバルディア州には5つのDOCGがあります。

①主にキアヴェンナスカ別名ネッビオーロ種主体の『ヴァルテッリーナ スペリオーレ』は赤ワインで、スイス国境に近いヴァルテッリーナ渓谷で生産されています。

②同じくキアヴェンナスカ種主体の『スフォルツァート ヴァルテッリーナ』も赤ワインです。

③モスカート ディ スカンツォ種を陰干しして造られる『モスカート ディ スカンツォ』はベルガモの甘口赤ワインです。

『フランチャコルタ』は、ブレシアの近くのイゼーオ湖の南で生産されます。フランスのシャンパンと同様に瓶内二次発酵で造られ、主にシャルドネ、ピノビアンコ、ピノネーロという3種のブドウを使用します。白とロゼがあります。

⑤ピノネーロ種主体の『オルトレポ パヴェーゼ メトド クラシコ』も瓶内二次発酵の白辛口スプマンテ。ロゼもあります。

画像3: [添乗員ブログ]世界のワインとグルメ旅〈第4回〉『イタリア~イタリアのシャンパーニュ“ロンバルディア州”と“ヴェネト州”その他~』[好奇心で旅する海外]〈海外の味物語〉

フランチャコルタはロンバルディア州でつくられる高級スプマンテ (スパークリングワイン) の名称。その高い品質から「シャンパンに次ぐワイン」とも言われています。ロンバルディア州がイタリアのシャンパーニュと言われる所以です。イタリアのスパークリングワインの種類については、第3回をご参照ください。

4 ロンバルディア州の主な郷土料理

画像: ミラノ風カツレツ(イメージ)

ミラノ風カツレツ(イメージ)

ミラノ風カツレツ 仔牛肉をたたいて伸ばし、衣をつけてバターで焼き揚げるもので、南イタリアではバターの代わりにオリーブオイルを使用する場合が多くなります。

オーストリアにはウインナーシュニッツェルという似たお料理がありますが、1848年当時はオーストリア領であったミラノで起こった暴動を鎮圧するためオーストリア軍のラデツキー将軍が軍を率いてやって来たとき食したミラノ風カツレツが大変気に入りオーストリア宮廷に持ち込みウインナーシュニッツェルが生まれたと言われています。

ミラノ風カツレツに合うワイン・・・やはりイタリアの赤ワインと合わせたいところです。仔牛肉は牛肉に比べ淡泊で上品なので酸や果実味のあるような、比較的軽めのワインも良く合います。トスカーナ州のキァンティも良いでしょう。

ゴルゴンゾーラ

イタリアを代表するブルーチーズ (青カビタイブ) の一種で、フランスのロックフォール、イギリスのスティルトンと並ぶ世界三大ブルーチーズの1つです。ミラノとベルガモの間に位置するゴルゴンゾーラ村で造られ、クリーミーでほんのりミルクの甘味の残ったドルチェ (甘口) と、青カビが多く辛味の強いピカンテ (辛口) の2種類あります。ナッツやドライフルーツ、ジャム、蜂蜜を添えて頂くのもお勧めです。

画像: ゴルゴンゾーラチーズ(イメージ)

ゴルゴンゾーラチーズ(イメージ)

ゴルゴンゾーラに合うワイン・・・シルキーな口当たりのタンニンが豊富なピエモンテ州のバローロやバルバレスコ、また陰干しブドウを使用するヴェネト州のアマローネなどもお勧めです。

ヴェネト州のワイン

1 概要

北部はドロミティ山岳地帯ですが、イタリアにしては平野部が広いのもこの州の特徴です。アルプスの雪解け水を運ぶ豊かな河川 (ポー川、アディジェ川、ブレンタ川、ピアーヴェ川など) により水には不自由せず、農業、畜産も盛んなエリアです。

ヴェネツィア、ヴェローナ、パドヴァ、ヴィチェンツァなど由緒ある美しい街も多く、美術、建築にも見るべきものが多く、劇場も有名でヴィチェンツァにはアンドレア・パッラディオ設計による有名なオリンピコ劇場、ヴェネツィアのラフェニーチェ劇場はオペラファンの憧れの的です。

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国際ワイン見本市『ヴィーニタリー』が毎年開かれるヴェローナ (ロミオとジュリエットのゆかりの地) はイタリアワインの首都と考えられているんだ。

画像1: ヴェネツィア (筆者撮影)

ヴェネツィア (筆者撮影)

画像2: ヴェネツィア (筆者撮影)

ヴェネツィア (筆者撮影)

2 歴史

ヴェネト州は先史時代から人類が住んでいた痕跡があり、原始時代にはインドヨーロッパ語族のウェネティ族が居住し『ヴェネト』の語源となっています。古代ローマ人と同盟のあったウェネティ族の後は、ランゴバルト族、フランク王国の支配を受け、600年代に小さな島々が集まって誕生したヴェネツィアが勢力を拡大し、東方貿易の独占により大いに繁栄します。

最盛期にはパドヴァ、ベルガモなどの内陸部から、キプロス島、クレタ島なども支配下に治める巨大な共和国となり『アドリア海の女王』と讃えられました。ヴェネツィアの影響を受けた地域では、ヴェネツィア派による洗練された音楽、絵画などが華開きました。その後ナポレオンの支配、オーストリア支配を経て1866年にイタリア王国の一部となりました。

3 ワインの種類

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ヴェネト州イタリア20州のうちワインの生産量が一番多い州なんだ。全体で白ワインの割合が約80%だよ。DOCGの登録も14あるんだ。

DOCGのうち代表的なものをご紹介致します。

①赤のコルヴィーナ、ヴェロネーゼ種より『レチョート デッラ ヴァルポリチェッラ』、白のガルガネガ種より『レチョート ディ ガンベラーラ』、『レチョート ディ ソアーヴェ』。これらにつく “レチョート” という言葉はヴェネト州でのみ使用出来るもので、アパッシメントという陰干しされたブドウで生産される甘口ワインを言います。スプマンテタイプもあります。

②赤のコルヴィーナ、ヴェロネーゼ種より『アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ』。こちらもアパッシメントにより造られますが辛口です。

③赤のコルヴィーナ、ヴェロネーゼ種より『バルドリーノ スペリオーレ』

④白のガルガネガ種より『ソアーヴェ スペリオーレ』。辛口白ワインです。

⑤白のグレーラ種より『コッリ アゾラーニ プロセッコ』『コネリアーノ ヴァルドッビアデネ プロセッコ』。プロセッコ=グレーラです。

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プロセッコと言えばイタリアを代表する発泡性ワインよね !

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意外と知られていないかもしれないけど、プロセッコは世界一売れているスパークリングワインなんだ。

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また、ベローナとヴェネツィアの間くらいに「バッサーノ」のという町があって、ブドウの搾り粕から造る蒸留酒グラッパが生産されることで有名なの !

4 ヴェネト州の州の主な郷土料理

画像: ビゴリ(イメージ)

ビゴリ(イメージ)

ビゴリ イン サルサ

うどんのような手打ち麺に、玉ねぎやアンチョビなどをあえたパスタです。

スパゲッティ アル ネーロ ディ セッピア

イカ墨のスパゲッティで、イカ墨はコウイカのものが一番とされています。ヤリイカの墨を使ったイカ墨のスパゲッティは「スパゲッティ アル ネーロ ディ カラマーリ」となりますが、実際メニューでは見かけません。

シーフード系に合うワイン・・・辛口のDOCのソアーヴェ クラシコやDOCGのソアーヴェ スペリオーレなどが合うと言われます。

トスカーナ州のワイン

1 概要

豊かで多様な自然に恵まれたトスカーナでは農業と畜産が古くから行われていますが、丘陵地帯が多く平野部がわずか8%と少ないため、ポー平野のような大規模な単一栽培はなく、同じ農園にブドウの木、オリーブの木と様々な作物を栽培する独自の農業が発達しました。

中世以来の長い職人の伝統があり、皮加工、貴金属細工、繊維、服飾などの分野で特に優れている州です。トスカーナ人は非常におしゃれでセンスの良い人が多いとも言われ、雄弁な人が多いのも特徴でトスカーナワインの世界的な成功は彼らのような資質によるところもあると言われています。また、現在のイタリア語の基礎となったのがトスカーナの方言になります。

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画像: サンジミアーノ(筆者撮影) ← フィレンツェの大聖堂

サンジミアーノ(筆者撮影)

← フィレンツェの大聖堂

2 歴史

トスカーナ州も先史時代から人類が暮らしていましたが、文明が花開いたのは紀元前9世紀にエトルリア人が登場してからです。エトルリアは古代ローマ人からは「Tusci」と呼ばれており、トスカーナの語源になっています。12世紀には自由都市となり銀行業で富をなしたメディチ家をリーダーとして14~15世紀にはルネッサンスの中心となりました。1865~1870年まではイタリア王国の首都となったこともあります。

1716年にトスカーナ大公コジモ3世が、カルミニャーノ、キァンティ、ポミーノ、ヴァルダルノディソプラのワインの産地の境界を定めたのが、世界初の原産地保護の例と言われています。また、1870年前後には、ベッティーノリカーゾリ男爵が今日のキァンティワインのベースとなる品種構成、有名なフォルムラ (サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジーア10%)を定めています。

3 ワインの種類

トスカーナ州全体では赤ワインの割合が85%になり、11のDOCGワインがあります。代表的なものをご紹介致します。

①シエナ県モンタルチーノ村周辺でサンジョヴェーゼ100%で造られる『ブルネッロ ディ モンタルチーノ』。イタリアでも贈答品にはブルネッロと言われるほど高級ブランドとして有名です。サンジョヴェーゼ=ブルネッロです。

②シエナ県モンテプルチャーノ村周辺 (シエナとオルビエートの間) でサンジョヴェーゼ70%以上で造られる『ヴィーノ ノビレ ディ モンテプルチャーノ』。ブルネッロほど力強くはありませんが「優美で高貴なワイン」とされています。

③サンジョヴェーゼ70~100%で造られる『キァンティ』。生産者エリアと量が多く (登録農家は約3000) 生産者によってワインのスタイルの幅がとても広く味に統一感がありません。

④サンジョヴェーゼ80~100%で造られる『キァンティ クラシコ』。フィレンツェとシエナの間に広がる丘陵地帯キァンティ地方では、キァンティワインの生産地区がどんどん広がってしまったため、本来の産地をキァンティクラシコと呼ぶようになりました。この地域は1716年にトスカーナ大公コジモ3世がキァンティの原産地呼称として指定したエリアとほぼ一致します。また、イタリアワインルネッサンスを牽引した産地でもあり、優れた生産者が多いと言われています。

⑤サンジョヴェーゼその他のブレンドで、カベルネソーヴィニヨンもブレンドされるのが特徴の『カルミニャーノ』。キャンティと比べるとより柔らかい味わいです。

⑥ヴェルナッチャ ディ サンジミアーノ85%以上で造られる『ヴェルナッチャ ディ サンジミアーノ』。圧倒的に赤ワインが有名なトスカーナ州で唯一の白のDOCGです。

画像: ヴィンサントとカントゥッチ(イメージ)

ヴィンサントとカントゥッチ(イメージ)

ヴィン サント

トスカーナ州の伝統的なデザートワインで陰干ししたブドウから造られます。「聖なるワイン」を意味しますが、ヴェネツィア共和国時代にサントリーニ島から輸入された時の「ヴィン サント」の表記から来ているとも言われています。「聖なるワイン」の由来もいくつかあり、修道士がミサで余ったこのワインを使って病人を治療していたからという説もあります。トスカーナ州の伝統的な硬いビスケットである“カントゥッチ”を浸して頂くことも多いです。

4 トスカーナ州の主な郷土料理

ビステッカ アッラ フィオレンティーナ

厚切り肉のTボーンステーキです。炭火で焼くことで香ばしく、カリっとした外側とジューシーな肉の旨味が堪能できる、お肉の脂を存分に楽しめるお料理です。

→ お肉に負けないタンニンの強い濃厚な赤ワインが良く合います。トスカーナ州で造られるカベルネソーヴィニヨンやメルロー種のワインや、キァンティクラシコが良いでしょう。

画像: ビステッカ フィオレンティーナ(イメージ)

ビステッカ フィオレンティーナ(イメージ)

ラッツィオ州のワイン

1 歴史

イタリアの州都ローマのあるラッツィオ州。『すべての道はローマに通ず』『永遠の都ローマ』と讃えられた古代ローマの繁栄、世界中の芸術や文化遺産の30%がローマにあると言われ、ローマの歴史や文化の豊かさは他に比べるものが無いほど優れています。また、中世以降もローマカトリックの総本山があることから世界の精神的中心地となっています。

古代ローマ時代からブドウ栽培は盛んで、火山性土壌の丘陵地帯は日当たりもよくブドウ栽培には適した土地となっており、さわやかで心地よい白ワインが造られることで知られています。

画像: コロッセオ (政府観光局) ナヴォーナ広場 (イメージ) →

コロッセオ (政府観光局)

          ナヴォーナ広場 (イメージ) →
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2 ワインの種類

ラッツィオ州には3つのDOCGワインがあります。

①主にマルヴァジーア種主体の『フラスカーティ スペリオーレ』は、詩人ゲーテも称賛したと言われる辛口白ワイン、ローマ南東のアルバーニの丘陵地帯にある14の町を総称して『カステッリロマーニ』と呼びますがそのエリアの代表的なワインです。

②主にマルヴァジーア種主体の『カンネリーノ ディ フラスカーティ 』は、甘口白ワイン、最低残糖分35g/ℓで、この地域では『ドルチェ』ではなく『カンネリーノ』と言われています。

③主にチェザネーゼ種主体の『チェザネーゼ デル ピリオ』は、ラッツィオ州では珍しい赤ワイン、修道士たちに守られて現在に至る歴史の古い銘柄です。

3 その他のワイン

日本でもよく見られるワインに『エスト! エスト!! エスト!!! ディ モンテフィアスコーネ』というものがあります。こちらはDOCGではなくDOCワインになります。ローマの北トスカーナ州に近い所にボルセーナ湖があり、その南にモンテフィアスコーネという町があります。中世にドイツの司教の従者が、「先に村に行って美味しいワインがある店にはESTと書くように」と指示されESTを書いていったところ、モンテフィアスコーネに入ったとたんあまりにもワインが美味しくてESTを3回も書いた、という話が残されています。ESTとは古代ローマ時代に使用されていたラテン語で、この場合、美味しいワインが「ある」を意味したようです。

4 ラッツィオ州の主な郷土料理

画像: ペンネアラビアータ(イメージ)

ペンネアラビアータ(イメージ)

ペンネ アラビアータ

アラビアータは「怒っている」や「熱狂的な」という意味があり、ソースが辛いため顔が怒ったように赤くなるからと言われています。パスタの種類は、ペンネの中央に辛いソースが詰まって更に美味しくなるためスパゲッティよりペンネのほうが相性が良いとされています。

→ ラッツィオ州で唯一の土着品種チェザネーゼを使用した赤ワインが合うと言われています。

スパゲッティ カルボナーラ

カルボナーラは「炭焼き」という意味があります。上にかかった黒コショウが炭を連想させる、炭鉱夫の間で食べられていたからなど諸説あります。日本では生クリームを使用しますが、イタリアでは生クリームの代わりにチーズを使用します。

→ 本場のカルボナーラは濃厚で食べ応えがあるため、辛口白ワインのフラスカーティ スペリオーレが合うと言われます。

画像: スパゲッティカルボナーラ(イメージ)

スパゲッティカルボナーラ(イメージ)

その他の州のワイン

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イタリア半島の最先端のカラブリア州のワインにはDOCGが存在しないけど、古代オリンピックの勝者に与えられたという『クリミサ』のワインは、カラブリア州の赤ワインチーロというワインの祖先と言われているの !

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古代ギリシア人の港であったアンコーナも位置するマルケ州にはDOCGワインは5種類存在するけど、それ以外に日本でおなじみなのは、白ブドウ種『ヴェルディッキオ』の魚の形をした瓶で売られているワインだね、辛口白ワインだよ。

おわりに

今回の第4回 イタリアのシャンパーニュ“ロンバルディア州”と“ヴェネト州”その他、をご覧頂きありがとうございました。次回の好奇心で旅する海外『世界のワインで旅行気分 在宅でも出来るグルメ旅』第5回は12月にお届け予定です。ご自宅でゆったりワインを楽しまれながら、クラブツーリズムが贈る旅ブログを楽しみにお待ちください。

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