旅先での楽しみのひとつでもあるグルメ!各国の名物料理や現地に精通しているスタッフの一押しグルメなどの情報を発信している『海外の「味」物語』から、<スタッフ厳選!世界のうまいもん>と題してご紹介していきます。
画像1: スタッフ厳選!世界のうまいもん<第5回>『イギリスの歴史と伝統の象徴!パブをご紹介』【好奇心で旅する海外】

第5回は、ビール大好き、イギリス方面担当者より、イギリスに旅行したら必ず訪れてほしい場所「パブ」についてご紹介いたします。
パブの歴史や提供されるビール・お料理にまつわるお話はもちろん、注文の仕方まで、今後旅行する際に役立つ情報を幅広くご紹介したブログとなります。ビールとスナックをおつまみに、気軽にお読みいただければ幸いです。

「スタッフ厳選!世界のうまいもん」シリーズはこちらからご覧ください☟

入門編!イギリスのパブってどういう場所?

①パブの歴史 ~イギリスの歴史はパブにあり~

画像: パブ・外観/イメージ

パブ・外観/イメージ

パブとはどんな場所なのか、まずは名前の由来から考えてみましょう。「パブリックハウス」=「大衆・公衆の家」が由来です。つまり、みんなが楽しめる場所ということになります。
あるイギリス人と話をしている中で大変印象に残っている会話をご紹介します。

画像2: スタッフ厳選!世界のうまいもん<第5回>『イギリスの歴史と伝統の象徴!パブをご紹介』【好奇心で旅する海外】

私には家がふたつあるの。ひとつは生活するためのマイホーム、
もうひとつはコミュニケーションを取るための町のパブよ。
どちらも大切な私の家なの。

イギリスではどんな片田舎の小さな町でも、必ずパブは存在します。イギリス全土で5万件以上が営業しているそうです。パブはただお酒を飲む場所にとどまらず、その町のコミュニティの中心として存在してきました。寄合場所や娯楽・劇場・宿泊施設、庭付きのパブ、スポーツ観戦をするためのパブ、ビリヤードやゲームを楽しむパブも存在します。
しかしながら、最初からパブと呼ばれていたわけではなく、もともとは宿として使用されていた場所が多く、11~13世紀頃はイン(INN)と呼ばれていました。ホリデイ・イン・ホテル等に使用されている「イン」です。それから時を経て18~19世紀頃に「パブ」となったと言われています。

②パブの名前 ~面白い店名と看板に注目!~

イギリスのパブの店名には面白い言葉が使われています。例えば「The King's Head」。「王様の頭」?と思いますが、この場合、Headは肖像という意味となります。王様の肖像という意味のパブですね。この名前のパブはイギリス全土にあります。イギリスは立憲君主制の国。歴代の王様を称える意味でも店名としてよく使用されてきたことと、店主が変わっても屋号を受け継ぎ、経営しているということが理由です。
他にも、「The Lamb&Flag」という有名なパブがあります。直訳すると「羊と旗」?と思われるかもしれませんが、この場合、Lambは聖なる子羊=イエス・キリストを意味し、Flagは十字軍の旗を指します。歴史と伝統が息づくパブならではの店名ですね。次回パブを訪れるときには、パブの店名にも注目してみてください。店名に由来した看板もお見逃しなく!かつて識字率が低かったころ、庶民でも店の名前がわかるように、絵で看板を描いていた為、ユニークな看板が入り口の上に飾られています。

パブで飲めるビールとお勧めの料理

①代表的なビール ~せっかくなので色々試してみましょう~

イギリスのパブで飲むビールといえばエールビール。日本のキンキンに冷えたラガータイプと異なり、なかでも最も一般的なビターエールはホップの苦みが聞いたコクのあるビールです。

画像: スコッチエール/イメージ

スコッチエール/イメージ

ペールエール
昔からの伝統的な方法・上面発酵で作られており、深いコクと香りを楽しみます。炭酸が少なく、7~13度程度の常温で、ゆっくり味わいながら飲みます。ビールを常温で?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとイギリスは夏でも気温が上がりにくかった為、ビールは常温で飲む文化が浸透しています。
代表的なペールエール:王室御用達バスペールエール

スコッチエール
イギリスの北部の地方、スコットランドで作られているビール。色が濃いことと、他のビールよりアルコール度数が高いことが特徴で、アルコール度数は9~10%程度となります。ドライフルーツのような甘みも感じられます。
代表的なスコッチエール:マックイーワンズ

ラガー
私たちはラガービールを飲み慣れているため、こちらを好まれる方が多いかもしれません。エールビールと異なり、下面発酵で作られ、発行期間も蒸留期間もエールより長く、キレのあるすっきりした飲み心地、且つ冷やして飲む為、喉越しを楽しむことができます。くせがないので、最初の1杯目にお勧めです。
ちなみに、地元の人は、途中で飲むビールの種類を変えることは少なく、お気に入りの銘柄を最初から最後まで飲み続ける方が多いのだそうです。
代表的なラガー:カーリング

画像: ラガービール/イメージ

ラガービール/イメージ

②代表的なお食事 ~ビールに合うメニューは?~

イギリスのパブでは、お食事も提供している場合が多いです。そこで召し上がっていただきたいメニューとしては、なんといってもフィッシュアンドチップスですね!

画像: フィッシュアンドチップス/イメージ

フィッシュアンドチップス/イメージ

フィッシュアンドチップスは、イギリスの国民食でもあり、外はカリカリ、中はふわっとした触感が楽しめる白身魚のフライです。ヴィクトリア朝の時代から愛される長い歴史をもつイギリスを代表するお食事です。使用する魚はタラが多いですが、カレイ・オヒョウ類も使われ、パブによってレシピが全く異なる場合があるのも面白いです。つけあわせのチップスはジャガイモ(棒状のポテトフライ)。コクのあるエールビールと非常にマッチするお食事です!

画像: ブリティッシュパイ/イメージ

ブリティッシュパイ/イメージ

「イギリスの食事は不味い!食文化がない!」というイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。はい、もしかしたらそういう一面もあるかもしれませんが、私自身おいしい!と思うイギリスのお食事は沢山ありました。是非皆様も「おいしいイギリス」を見つけてください。パブ飯としては、ブリティッシュパイやハンバーガー、シェパーズパイなど、ビールに合う様々なメニューがあります。日曜日にあたっていればサンデーローストもお試しを。

※郊外の小さな村のパブなどは、スナックやナッツなどしか置いてない場合もありますので、事前にご確認ください。

これで安心!パブでの注文方法

では、実際にパブに行ってみましょう!
現地で入店や注文の際につまずかないよう、ここで予習していただければと思います。

画像3: スタッフ厳選!世界のうまいもん<第5回>『イギリスの歴史と伝統の象徴!パブをご紹介』【好奇心で旅する海外】

クラブツーリズムのイギリスツアーでは、自由行動を設けているツアーがほとんどなので、その時間を利用して目当てのパブに足を運んでみましょう♪

①店に入る ~まずはここから!~

飲み物だけを楽しむ場合はカウンター席・または立ち飲みがお勧めです。食事をすることが決まっていたらテーブル席を確保しましょう。注文の際はテーブル番号が必要になりますので、番号を確認します。なお、日本人は若く見られがちなので、特に20代の方はパスポート持参で訪れることをお勧めします。(イギリスは飲酒は18歳から合法です。)

②注文する ~いよいよ緊張の瞬間!~

パブは、キャッシュ・オン・デリバリー方式です。店員さんが注文を取りに来てくれるわけではなく、自分でカウンターに行って、注文し、料金は前払いです。クレジットカードでの支払いがスマートです。チップは不要です。パブは混みあっていることが多いので、注文するタイミングにとまどうかもしれませんが、店員さん(バーマン)を見つめて、アイコンタクトを送りましょう。

画像: パブ・カウンター/イメージ

パブ・カウンター/イメージ

★注文の順序★
ビールの種類とサイズを伝える →お支払い →ビールの受取
※食事はテーブル番号を伝えた場所に運んでくれます。

※複数人で訪れた場合、ひとりひとりが支払いをするのではなく、代表者が支払いをしてください。
例えば3名グループの方がパブを訪れたとして、1杯目はAさんが3人分、2杯目はBさんが3人分、2軒目のパブではCさんが3人分支払いをする、というのがスマートであり、マナーです。イギリスでは、奢り奢られる「ラウンド制」が基本となります。

ビールのサイズは2種類のみ。パブをはしごするときにはハーフパイントがお勧めです!
1パイント(大)=568ml ハーフパイント(小)=284ml

③店を出る ~去り際はどうする?~

注文はセルフサービスですが、空いたグラスやお皿はそのままにしておいて大丈夫です。ビールやお食事・パブの雰囲気を目一杯味わった後は、お支払いも済んでいるので、そのまま退店して問題ありません。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。イギリスを訪れた際は、是非パブ文化を体験してくださいね!今後も<スタッフ厳選!世界のうまいもん>シリーズでは、スタッフオススメの❝美味しい❞情報をお届け予定ですので、是非お楽しみに!

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