海外旅行に行ったら、その国の空気を存分に味わうために自由に街歩きをしたい!という方も多いはず。そんな皆様に旅行会社スタッフが厳選した街歩きのおすすめスポットをご紹介するシリーズ、「発見!知りたい世界の街散歩」、第7回目はドイツのローテンブルクです。

‟中世のそのままの街並み”を楽しむなら、ローテンブルクへ!

ドイツといえば、優美なお城や堅固な城塞、木組みの家々など、歴史の教科書にも登場する中世の姿そのままを体験できることが魅力のひとつです。

中でもドイツ南部の真ん中約400kmを縦断するロマンチック街道沿いには、多くの中世都市や城が点在しています。

街道はビュルツブルクからフュッセンまで続く

フュッセンはノイシュヴァンシュタイン城観光の拠点の街 Ⓒドイツ観光局(イメージ)

◆ロマンチック街道の中でも、特に人気の観光地といえばローテンブルク◆

ロマンチック街道と古城街道が交差するローテンブルクは、特に城壁に囲まれた旧市街の保存状態が良好で、おとぎの世界に浸ることができる!と、今も世界中の人気を集めています。

ここでは、ローテンブルクに行ったら絶対にみるべきポイント、たっぷり滞在時間があれば是非行っていただきたい見どころや、ちょっとマニアックなスポットまで、ご紹介します。

画像3: 発見!知りたい世界の街散歩<第7回>『中世にタイムスリップ気分!城塞都市ローテンブルク歴史散歩』【好奇心で旅する海外】

ローテンブルクの正式名称はローテンブルク・オプ・デア・タウバー‟タウバー川を望む丘の上のローテンブルク”という意味です。

ローテンブルクに行ったら外せない!必見おすすめスポット<初級編>

・プレーン・ライン

まずは☟この写真をご覧ください。
ドイツに興味のある方や、旅行番組などがお好きな方は「あ、見たことある!」と思われるかもしれません。恐らく、ローテンブルクで一番有名な場所、写真スポットです。

でもここ、実は街のど真ん中、ではありません。街の中心マルクト広場から南に歩いて3分ほど、この景色は現れます。‟プレーン・ライン”とは直訳すると‟泉の前の小さな広場”という意味。木組みの家と手前の泉、そしてその両脇に聳える2つの塔、この全体の景色のことを指しています。
絶妙なバランスが織りなす、ローテンブルクのかわいらしさを象徴する景色だと思います。

画像: ローテンブルクで最も有名な場所かも?プレーンライン(イメージ)

ローテンブルクで最も有名な場所かも?プレーンライン(イメージ)

・マルクト広場 ~市庁舎の塔と市議宴会館の仕掛け時計~

ローテンブルクの旧市街に南から入った場合、まずプレーンラインを通過し、さらにゆるやかな坂道を進むと、街の中心マルクト広場に出ます。ここには、市庁舎や市議宴会館が並び、中世都市の繁栄を今に伝えます。市庁舎の塔には登ることができ(有料)、ローテンブルクの街を一望することができますが、220段の階段がありますので、ご注意を!
また、市議宴会館は、昼間と夜の計8回ほどの毎正時になると、仕掛け時計がはじまります。ただ、かなり‟かわいらしく、素朴な”仕掛け時計なので、日本の観光地にある立派な仕掛け時計に慣れている皆様は、微笑ましい気持ちでご覧くださいね。
どの道を通っていても、このマルクト広場にたどり着くように街が造られていると言われていますので、まずはこの場所を押さえておきましょう。

画像: 左が市庁舎、右側の白い建物が市議宴会館(イメージ)

左が市庁舎、右側の白い建物が市議宴会館(イメージ)

画像: 時計の左右の窓から、市長と将軍が現れて・・・続きは是非現地でご確認を (イメージ)

時計の左右の窓から、市長と将軍が現れて・・・続きは是非現地でご確認を (イメージ)

画像4: 発見!知りたい世界の街散歩<第7回>『中世にタイムスリップ気分!城塞都市ローテンブルク歴史散歩』【好奇心で旅する海外】

かつて三十年戦争により街が敵に包囲された時、「この3.75Lのワインを飲み干せたら許してやろう」という敵の将軍の無茶振りに、当時の市長が見事それを飲み干し街を救った・・・というエピソード‟マイスタートゥルンク”を、仕掛け時計は再現しているんだよ。

画像5: 発見!知りたい世界の街散歩<第7回>『中世にタイムスリップ気分!城塞都市ローテンブルク歴史散歩』【好奇心で旅する海外】

ちなみに、マルクト広場(Marktplatz)のマルクトは英語のマーケットと同じ意味。中世の都市には必ずと言っていいほど、このマルクト広場があって、商人たちがここで商売をしていたんですって。場所の名前からも歴史が分かっちゃうって面白いわね。

ちょっと歴史や文化にも踏み込んだ観光も <中級編>

ここで少し、ローテンブルクの歴史を紐解きながら、散策をしてきましょう。
下記がローテンブルク旧市街の地図です。現在城壁に囲まれているのは外側の赤枠の部分。‟天狗の横顔"に例えられます。
まず、天狗の鼻の部分にあるブルグ公園が、10世紀頃から城が築かれたローテンブルク発祥の地と言われている場所です。三方を深い谷に囲まれており、堅い守りが必要な城に適した場所だというのがよく分かりますね。
そして、ピンクで囲んだ内側の赤枠が、12世紀頃に最初の城壁が建てられ、城下町となった部分です。

画像: ちょっと歴史や文化にも踏み込んだ観光も <中級編>

・ブルグ公園  ~街の起源となった城跡~

ということで、是非ブルグ公園まで足を延ばしてみてください。

廃城となった後も、城の礼拝堂だけが残り、今では緑豊かな公園になっています。また、ローテンブルクの旧市街を囲む城壁や、眼下のタウバー渓谷を望むことができます

画像: 城跡でもあるブルク公園 (イメージ)

城跡でもあるブルク公園 (イメージ)

・聖ヤコブ教会
 ~中世ドイツの彫刻家リーメンシュナイダーの作品に出会う~

続いて、中世ドイツの芸術にも触れてみませんか?
聖ヤコブ教会はローテンブルク最大のプロテスタント教会ですが、一見しただけでは、普通の教会にも見えます。
ところが、教会の後方にある階段から2階に上がると、木製の祭壇が現れます。
"最後の晩餐"の場面を表現していて、装飾の上方の十字架の中には聖遺物(イエスの血)があるのです。

画像: 聖ヤコブ教会‟聖血祭壇” (イメージ)

聖ヤコブ教会‟聖血祭壇” (イメージ)

画像6: 発見!知りたい世界の街散歩<第7回>『中世にタイムスリップ気分!城塞都市ローテンブルク歴史散歩』【好奇心で旅する海外】

何よりこの彫刻のすごいところは、登場人物の”豊かな表情”です。
是非、現地でしっかりとご覧になってください。

宿泊して楽しみたい!ローテンブルク裏散歩 <ちょっと上級編>

せっかく訪れたら、是非旧市街に宿泊して、街歩きをじっくり楽しんでいただきたいものです。
ここでは、少し時間に余裕があったら足を延ばしていただきたいスポットをご紹介します。

・城壁の上を歩く

14世紀に建てられた城壁(外側の‟天狗の横顔”の部分ですね)の、総延長は約2.5km。城壁の上には、屋根のついた回廊が設けられていて、街を一周することができます。
城壁の途中途中には門があり、多くはその横の階段から回廊に登ることができます。旧市街の様子を色々な角度から眺められるので一周すべて回るのもお勧めですが、部分的に登ってみるだけでも中世の雰囲気を楽しめますよ。

画像: 城壁の上を歩く(イメージ)

城壁の上を歩く(イメージ)

・城壁に囲まれた旧市街を外から眺める

プレーンラインの三叉路を右に下り、旧市街から出る門を通過し、旧街道をそのまま下ると、タウバー川にかかる二重橋が見えてきます。二重橋を右手に少し通り過ぎて振り返ると、旧市街を囲む城壁と橋の景色をご覧いただけます。

ローテンブルクに宿泊して、朝の散歩などにおすすめです。

画像: 二重橋と旧市街(イメージ)

二重橋と旧市街(イメージ)

必食!ローテンブルクの伝統菓子‟シュネーバル”

ローテンブルクに行ったらあちこちで見かける丸~いお菓子

以外と歴史は深く、300年くらい前から、ローテンブルク周辺フランケン地方のお菓子として作られていたそうで、かつては結婚式などのお祝い事で出された特別なお菓子だったようです。
今ではローテンブルクの名物菓子となっています。

シュネーバル=雪玉(スノーボール)の意味で、短冊状に伸ばしたパイ生地をまるめて揚げたものに、砂糖やチョコレートなどがかかっています。
道を歩いていると、カフェやパン屋のショーウィンドーにたくさん並んでいていますので、お気に入りを探してみてください。

なお、揚げ菓子なので日本に持ち帰ることもできますが、箱入りでないと、崩れてぼろぼろになってしまいますので、注意してくださいね!

画像: チョコレートがけなど今では種類も豊富(イメージ)

チョコレートがけなど今では種類も豊富(イメージ)

画像: ショーウィンドーを眺めながらお気に入りのお店を物色してみて(イメージ)

ショーウィンドーを眺めながらお気に入りのお店を物色してみて(イメージ)

終わりに・・・

最後までお読みいただきありがとうございました!いかがでしたか?
クラブツーリズムでローテンブルクを訪れる際は、旧市街の宿泊をご用意しているコースも多いので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
今後も<発見!知りたい世界の街散歩>シリーズでは、スタッフおすすめの街や注目都市の情報をお届け予定です。是非お楽しみに!

※情報は2022年9月現在のものです。

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