旅の友編集部です。
今回の「旅の友」現地リポートは首都圏発、おひとり参加限定の〈ひとり旅〉の取材です。
「地獄のぞき」で知られる鋸山(のこぎりやま)を皮切りに、
断崖に造られた「崖の観音」大福寺、房総半島最南端の碑が立つ「野島崎」、
SNSで話題になった「濃溝の滝」や「江川海岸」など、千葉が誇る8つの絶景をめぐります。

同行したツアーはこちら↓

「山のない県」千葉の断崖絶景

朝、東京上野を出発したバスは東京湾アクアラインを通って一路、房総半島へ。
最初の観光地は「地獄のぞき」で知られる鋸山(のこぎりやま)です。
見てください!この足がすくむような断崖。

鋸山の「地獄のぞき」

ハラハラドキドキしながら下をのぞきこむと…こんな感じ。

鋸山の急峻な断崖

はるか下に人の姿があるのがお分かりになるでしょうか。
高いところが苦手じゃなくても、ちょっと腰が引けますね。
実はここ、房州石という良質の石がとれる、江戸時代からの石切り場だそうです。
80年代に採石は終了したようですが、
それにしても、よくこんなに高いところから石を切り出したものです。
夏休み最後の日曜日ということもあり、家族連れでにぎわっていました。

2つ目の絶景は、「崖の観音」と呼ばれる大福寺。
奈良時代の僧、行基(ぎょうき)が海上安全と豊漁を祈願して
山肌に十一面観世音菩薩を彫刻したのが始まりだそうです。

「崖の観音」大福寺

日本で唯一、標高500m以上の山がなく「(高い)山のない県」などといわれる千葉県ですが、
他県では見られない独特の山岳景観が広がっています。

房総半島最南端の野島崎へ

「房総半島最南端」の碑が立つ野島崎

山の風景を楽しんだ一行は、房総白浜の南端、野島崎へ。
この日は本当に海が穏やかでした。
湖のようなさざ波がよせる岬をのんびりと歩きます。

自由に先端の景色を楽しむ方もいれば、意気投合した仲間と灯台へ上る方もいて、
この気ままな雰囲気は、「ひとり旅」ならではだなぁと感じました。

宿泊はうれしい1名1室。南国気分満点の館山リゾートホテルにて

明日は、近年注目を浴びる「濃溝の滝」と、100周年を迎えた小湊鐵道、
電柱が海に立ち並ぶ奇景「江川海岸」を訪ねます。
どんな絶景に出会えるのか、とても楽しみ。
詳細リポートは「旅の友」東日本版11月号およびホームページに掲載しますので、
ぜひご覧ください。