「旅の友」編集部です。
今回の「旅の友」現地リポートは、首都圏発「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク」です。
富士山の周囲約153kmのコースを毎月1回、約9kmずつ歩き、全17回でぐるっと一周します。
今回ご紹介する第11回は、湖や湿原、滝などとても変化に富んだコースです。

前回ゴールした田貫(たぬき)湖の湖畔から歩き始めます。まずは準備体操から

いよいよ、田貫湖の湖畔を出発です

120余りの池が周囲に点在する「小田貫湿原」

気温は10度ほどでしょうか。空気はひんやりとしていますが、歩いていると体がポカポカ温まってきます。
スタートしてから20分ほど経ちましたが、富士山は雲に隠れていて、まだ姿を見せてくれません。

スタート地点から約1km、「小田貫(こだぬき)湿原」へやってきました。
大小120余りの池があり、湿原特有の昆虫や植物などが生息しています。
遊歩道が整備されているため、歩きながら周りの景色を楽しむことができます。

ときどき足を止めて、同行の専門講師・杉本さんが植物などについて解説してくれます

数ヵ所から滝が流れ落ちる「陣馬の滝」

さらに約2km進むと「陣馬の滝」が見えてきます。
「陣馬の滝」という名は、源頼朝が「富士の巻狩り」で、近くに陣を張ったことからつけられたとか。
ここで、10分ほど休憩。
腰を掛けて滝を眺めたり、写真を撮るなどして、思い思いの時間を過ごされていました。

落差は約5mと小ぶりな滝ですが、素朴な姿や水音に心が安らぎます

昼食は朝霧高原のドライブイン「もちや」にて。
つきたてのお餅がおいしい力うどんや、あわび茸のしぐれ煮などをいただきました。

店内でのご用意なので、ゆっくりと食事を楽しめます

今回のゴール地点までは残り約4km。
長さ約30mのスリルある吊り橋や、山道に咲く花々など、午前中とはひと味違った景色を楽しみながら歩きます。
依然、雲に隠れたままの富士山。
はたして、私たちに姿を見せてくれるのでしょうか。
参加された皆さまの声や、ツアーの詳細は「旅の友」東日本版2月号およびホームページに掲載します。
ぜひご覧ください!