2017年よりクラブツーリズム神社ナビゲーターとして活躍。毎月、御朱印ミステリーツアーで、関東近郊の神社へご案内している 五斗美湖 【ごとう みこ】が、神様をより身近に感じることで自然と生まれる、「感謝の心」や参拝の「所作のマナー」や「心のマナー」などをお伝えします。

五斗美湖 【ごとう みこ】
日出る国、日本は、世界でも有数の「八百万の神々がおわす国」です。皆様が神様と繋がり、神様をより身近に感じることができれば、「願い」や「祈り」も神様に伝わります。そして「感謝の心」なども自然と生まれ、更なる幸せが舞い込むことになるでしょう。「神様がお喜びになるお参りの仕方」、参拝の「所作のマナー」や「心のマナー」などをお伝えしながら旅し、皆様の一助となればこれ以上の幸せはありません。 皆様にお会いできることを楽しみにしております。

皆様
クラブツーリズムナビゲーターの五斗美湖と申します。

さて、皆様は「初詣」にいかれましたか?
「初詣」とは、新年になり初めて神社や寺にお参りし、これから始まる一年が良い年でありますようにというご祈願のことですね。

では、何故、新年に、神社や寺に参拝するようになったのでしょう?
それは、日本古来からの風習が関係しているようです。
昔は、自分たちで、田畑を耕し、米や野菜を作って生活していましたから、農家にとって、「自然」の恵はすべて、神様やご先祖様のおかげと信じていました。
そこで、家長が1年のお礼(感謝)と家内安全を願い、大晦日の夜から元旦の朝にかけ、氏神様のいらっしゃる社に籠る習慣がありました。
その後、除夜詣(大晦日)と元旦詣(元旦)でに分れ、元旦詣が、現在の「初詣」の原形になったといわれています。

私は、今年も「氏神様」にお参りしてから、「伊勢の神宮」に行ってまいりました。
毎年、年始に伊勢の神宮にお参りをしないと何となくおちつきません。
今年も、1年の最初は、仕事ではなくプライベートで、きちんとお参りいたしました。
ご存知の方も多いと思いますが、伊勢の神宮とは、皇大神宮と豊受大神宮の両正宮を中心として125社のお社から成り立っている日本で最も大きな神社です。
今回も、外宮先祭の通り、豊受大神宮から皇大神宮へとお参りいたしました。

皇大神宮第二鳥居〔神宮支庁〕

私は、今までに400回以上、伊勢の神宮を詣でていますが、今日はお正月ならではの神宮の見どころをお話しましょう。
神宮では、1月にいくつかの公式の祭事がありますが、まずは元旦、皇室の繁栄、五穀豊穣、国家の安泰、国民の平安を祈る、新年最初のお祀り「歳旦祭」から始まります。
神職さんが参道を参進される姿はまるで、平安絵巻を見ているように美しいです。

次に、外宮も内宮も、ご正宮の前に立つと、通常とは違う何かに気付きます。
それは、御帳(みとばり)です。
通常は、ご正宮の鳥居をくぐると、正面には、白い絹の布が下がっており、その先の御垣内は直視できないようになっていますが、正月は、この御帳が、三分の二上がっており、さらに、通常は閉じている御垣の奥にある御扉も開いており、やはり、その御帳もあがっておりました。
御扉の奥を拝見できるということは、大変貴重なことでございます。

また、お正月ならではのご正宮の全景が横から拝める場所があります。
ご正宮の右側出口(混雑時のみ開きます)より、内宮の古殿地を半時計回りに回って荒祭宮に行く参道です。
通常は絶対に見ることができない、ご正宮を真横から拝することができる大変ありがたい機会です。

お正月は、御厩の神馬も菊の御紋の布を鞍にかけておりました。

また、神宮には、通常は神社にある「絵馬」はありませんが、お正月には、御飾用の干支の絵馬が授与され、お神酒のおふるまいもありました。

さて、今年も、外宮、内宮で、神恩感謝とともに、日本の国の永遠の安泰と平和をお祈りしてまいりました。
4日は、毎年内閣総理大臣がお参りする恒例日と決まっておりますが、なんと、安倍首相と同じ特急という幸運にあいました。

今年は、4月に、元伊勢三社と倭姫命の軌跡を訪ねる3日間(コース番号41950-912)をご案内いたしますので、倭姫命の御陵もお参りしてまいりました。

それでは皆様、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

クラブツーリズムのスタッフより おすすめのツアー・講座のご案内

五斗美湖ナビゲーター同行 北近畿の「元伊勢」三社参拝と倭姫命の足跡を訪ねる 3日間

現在の伊勢神宮の原型となった旧丹波国の元伊勢三社をめぐり、丹後国一宮の籠神社、大和一宮の大神神社、さらに天照大御神を伊勢に導いた初代斎王、倭姫命の足跡を訪ねます。

この他にもクラブツーリズム 歴史への旅では神社をめぐるツアーを多数ご用意しております。
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