シリーズで音楽家ゆかりの場所を紹介してきた「ウィーンの音楽家散歩」は、今回が最終回の10回目です。ウィーンでは、シーズン中いつ訪れても最高水準の音楽を楽しむことがでますが、同時に音楽家の足跡をめぐるという楽しみも与えてくれる「音楽の都」なのです。

アン・デア・ウィーン劇場前のベートーヴェンの「星」

大理石の銘板

2001年9月、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場の開場200年を記念して、アン・デア・ウィーン劇場からウィーンのシンボル的建造物シュテファン大聖堂までの区間に、縦横1 m x 1 mの白い大理石で作られた銘板が歩道上に敷設されました。

音楽の街ウィーンの「星」

当初はウィーンに関わりの深い作曲家、指揮者などのスター音楽家70名が選ばれましたが、現在は例外として団体名のウィーン・フィルを含め、80名以上に増えています。銘板の「星」の中には顔、名前、サイン、出生地と没地が刻まれています。

モーツァルトの「星」

起点は・・・

起点はアン・デア・ウィーン劇場で、その前には「フィデリオ」などが初演された場所ということでベートーヴェンの「星」と、「魔笛」がロングラン上演されたということでモーツァルトの「星」(敷設当時は終点のシュテファン大聖堂前広場にあった)、「魔笛」の台本を手がけ、アン・デア・ウィーン劇場支配人を務めたシカネーダーの「星」が見られます。

アン・デア・ウィーン劇場の支配人を務めたシカネーダーの「星」

国立歌劇場に向かって右手には、マーラーやベームなど、メイン・ストリートのケルントナー通りには、現役で活躍中の歌手ドミンゴなど、多くの「星」が見られます。少し横道にそれますが、リング通りにあるカラヤンセンター前、ウィーン・フィル事務所前、その先の楽友協会ホール前にもブラームスやシューベルトの「星」があるので、見落としのないようにウィーンが選んだスターたちを探してみてください。大理石の星(スター)めぐりも音楽の都ウィーンならではの楽しみになるはずです。

国立歌劇場の音楽監督を務めたマーラーの「星」

ウィーンが選んだスターたち

作曲家ではハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナー、J.シュトラウス、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、マーラー、リスト、ショパン、R.シュトラウス、ブーレーズなど、指揮者ではトスカニーニ、フルトヴェングラー、クレンペラー、カラヤン、バーンスタイン、ベーム、アバドなど、演奏家・歌手ではメニューイン、ルービンシュタイン、ドミンゴなど。

楽友協会ホール前にあるブラームスの「星」

クラブツーリズムでは、通年ウィーンを訪れるツアーをご用意していますが、「山本講師同行ツアー」では、自由時間を利用してご希望の方々を、講師がリング内、周辺の音楽家ゆかりのスポットへ徒歩や路面電車でご案内しています。

出発決定! ウィーン・フィルとベルリン・フィルの競演!

【クラブツーリズム 音楽の旅】
旅の文化カレッジ講師 山本 直幸
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。
特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

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