皆さん、こんにちは!添乗員の奥村です。
2020年1月30日出発にて、『原風景の残るフランスの美しい村々とバスク地方をめぐる旅 8日間』のツアーに添乗いたしました。

皆様、南西フランスにはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
観光大国のフランスのなかでも南西フランスは日本人にとってあまりなじみがない地方だと思いますが、自然と文化が調和する素敵な観光地がたくさんあります。
そしていくつもの『フランスの美しい村』が点在する地方になります。
フランスの美しい村とは、フランスの最も美しい村(仏:Les plus beaux villages de France)協会が定めたもので、
・人口が2000人以下で、都市化されていない地域であること。
・歴史的建造物、自然遺産を含む保護地区を最低2箇所以上保有していること。
・協会が定める基準での歴史的遺産を有すること。
・歴史的遺産の活用、開発、宣伝、イベント企画などを積極的に行う具体的事案があること。
この4つの条件を満たさなければいけないという、厳しい基準があります。
ご紹介するコースは、そのような厳しい条件を満たした美しい村の中でも、それぞれ趣きの異なる村を5つめぐる充実したコースとなっています。そのツアーの現地レポートをお届けします!

(サンシルラポピー/2019年11月 スタッフ撮影)

旅の始まりは世界遺産・カルカッソンヌから

カルカッソンヌは城壁に囲まれている中世の都市です。
その城壁はヨーロッパ最大で、圧倒的な存在感を誇ります。
ホテルの近くの橋からカルカッソンヌの全景と夜景を見ることができました!

(カルカソンヌ/2020年1月 添乗員奥村撮影)

続いて、キリスト教会等の古い建築物が多い街、世界遺産・アルビへ。
町全体が茶色のレンガ色に染まります。
ここアルビでは、芸術家・ロートレックが残したレシピを再現したランチも楽しみの一つです。

美しい村① サンシルラポピー
「フランス人が最も好きな村2012年」に選ばれた村

3日目に訪れるサンシルラポピーという村は、「フランス人が最も好きな村・初代ナンバー1」に選ばれた村です。
ナンバー1になっただけあり、個人的にはここが一番印象に残りました。
岸壁の中にある小さな村に15~16世紀の家々、石畳の道、絵になる風景が点在していました。

(サンシルラポピー/2019年11月 スタッフ撮影)

サンシルラポピーを散策いただいた翌日は、世界遺産・ロカマドゥールへ。
ロカマドゥールは渓谷の切り立った断崖にある住民600人余りの村です。ここでは断崖絶壁に立つ教会が印象的でした。
また、ロカマドゥールは、サンティアゴ・デ・コンポステーラと呼ばれる巡礼路の1つでもあり、巡礼者の人々が歩く階段が見られます。

(ロカマドゥール/2020年1月 スタッフ撮影)

この日の昼食は鴨のコンフィーでした!
“クルミが名産”のこの地でクルミケーキアイスもぜひお召し上がりください♪

(鴨のコンフィ/2020年1月 添乗員奥村撮影)

(くるみケーキアイス/2020年1月 添乗員奥村撮影)

ご昼食後は“フランスの美しい村”コロンジュラルージュへ。

美しい村② コロンジュラルージュ
赤い砂岩の建築物と緑に輝くぶどう棚との調和が美しい「美しい村の発祥地」

村の建物全てが赤砂岩で建てられている事も有り、赤い家の町並みがとても印象的でした。
「フランスの美しい村」発祥の地とも言え、また「フランスの美しい村」の協会本部がある事もあり、村全体がとてもキレイに手入れされ、観光がしやすいように整備もされていました!
絶壁と川に囲まれた赤土の風景がきれいです。

美しい村③ ラロックカジャック
美しい川沿いの崖に、ぴったりはりついたような不思議な村

5日目は美しい村、ラロックカジャックとベナックエカジャックの2か所をまわります。

ラロックカジャックは、ドルドーニュ川沿いの断崖に貼り付くように民家か並ぶ独特の景観が広がる少し変わった美しい村です。
中世から重要な防衛拠点であり、ルネサンス期の美しい建物が残っています。

(ラロックカジャック/2020年1月 添乗員奥村撮影)

美しい村④ ベナック・エ・カジャック
過去にタイムスリップしたような古い小路や石畳の広場、美しい景色が広がる村

ベナックエカジャックは、青銅器時代の末期から人が住みついたといわれ、また、100年戦争の時代にはフランス側の要塞となった場所でもある歴史のある村です。ドルドーニュ川に突き出した岩が軍事的防御地であり、監視所として絶好の土地となっていたそうです。

ベナックエカズナックを散策いただいた後は、世界遺産・ボルドーへ。
美しい村々から都市へ入って行きます。
“プチパリ”とも言われている街でワインの貿易で栄えました。

(ボルドー/2019年11月 スタッフ撮影)

(ボルドー/2019年11月 スタッフ撮影)

6日目はバスク地方の中心都市のバイヨンヌへ向かいます。
バイヨンヌは古代ローマ時代には街道筋の街として、また12~15世紀には貿易港を中心に栄えた街です。名物は生ハムです!

(バイヨンヌ/2020年1月 スタッフ撮影)

(バイヨンヌ/2020年1月 スタッフ撮影)

(生ハム/2019年11月 スタッフ撮影)

またバイヨンヌにはチョコレート屋さんがたくさんあります♪
その中でも1854年創業の老舗「ショコラ・カズナーブ」は当時と同じ製法でチョコレートを作り続けているお店です。ツアーでは奥のサロンドテで名物の「ショコラ・ムスー(泡立てたココア)」をお楽しみください!

(ホットチョコレート/2020年1月 スタッフ撮影)

美しい村⑤ アイノア
森や丘に囲まれた自然豊かな村

その後、“フランスの美しい村”アイノアへ向かいます。
アイノアは、フランスとスペインの国境近く、バスク地方の中心部に位置し、周りを森や丘に囲まれた村です。

(アイノア/2020年1月 添乗員奥村撮影)

アイノアは13世紀に巡礼者の通過道として作られ、人口約700人ということでとても小さな町でした!

そしてスペイン・サンセチャスチャンへ向かいます。
大西洋がすぐそばの港町で、皆様お買い物やスペインバルでの夕食を楽しんでいらっしゃいました♪

7日目、旅の締めくくり、ビルバオへ向かいます。
バルビオは世界最古の運搬橋・ビスカヤ橋が有名です。
ゴンドラに乗り、ビルバオの向こう岸まで渡ります。

(ビスカヤ橋/2020年1月 添乗員奥村撮影)

運がいいことに天候に恵まれ、橋とその向こうのきれいな青空がとても印象的でした。

ご覧いただいたように、このツアーでは美しい村5つはもちろん、たくさんの世界遺産を回れる充実したツアーになっています。ご興味のある方はぜひ美しい村巡りをしてみてください!
ご参加いただきました、皆様、ありがとうございました!

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