「キアオラ!」、みなさんこの言葉を知っていますか?
本日はこの言葉を使うニュージーランドの先住民「マオリ」のご紹介です。ラグビーでマオリの存在を知ったという方も多いかも知れません。
「マオリ」について知れば、もっとニュージーランドに行きたくなること間違いなしです!

マオリとは

マオリはニュージーランドの先住民族です。
およそ1000年前にポリネシア諸島にあるハワイキという伝説の場所からやって来たといわれています。純粋なマオリの人々は少なくなってきていますが、マオリと認められている人の人口は、現在、全体の14%を占めています。大半は北島に住んでおり、マオリの観光地はロトルアが有名になっています!

伝統的衣装を身にまとったマオリ族の女性(©滑田広志氏)

日本で挨拶は、言葉以外にお辞儀をしたりします。
その代わりにマオリの人々は鼻と鼻、おでことおでこを合わせて挨拶をします。これは「ホンギ」といいます。

鼻と鼻が触れ合うことで、命の息吹を交換しているといわれています。それほどにあなたのことを受け入れているという意味もあるそうです。
日本人にとってはなじみのない動作で、緊張してしまいますが、マオリ文化を体験できる場所でしてくれることもあるので、ぜひマオリの習慣に触れてみてください!

マオリ族の挨拶 ホンギ(©滑田広志氏)

マオリ語

マオリ語はマオリの人々が使用している言語です。さらに、ニュージーランドでは英語と並び公用語としても認められています。実際、ニュージーランドにある標識や看板は英語とマオリ語の二つの表記があります。

上が英語で、下がマオリ語の看板(弊社添乗員撮影)

その他に国歌も英語とマオリ語の歌詞があり、ラグビーの試合で聴いたことがある人もいるかもしれません。

ニュージーランドはマオリ語だと「アオテアロア」、長い白い雲という意味を持って呼ばれています。最初にお伝えした「キアオラ(Kia Ora)」、これもマオリ語の1つです。意味は「こんにちは」で、「ハロー(Hello)」の代わりによく使用されています。
ニュージーランドへ行けば、何度か耳にすることがあるかと思います!

ぜひ、ニュージーランドに行った際は英語だけではなく、マオリ語も使ってみてください♪

ラグビーとの関わり

昨年、日本で開催されたラグビーW杯をご覧になった方も多いかと思います。ラグビーは、ニュージーランドでとても人気なスポーツです!日本でいう野球やサッカーと同じような感覚で、学校のグランドにはラグビーゴールのバーが立っていて、遊びでも体育でもラグビーをしたり、地元の人と話をするときの話題にはよくラグビーが登場します。

ラグビー会場の様子(©滑田広志氏)

それくらいニュージーランド では国民的スポーツのラグビーですが、理解するにはマオリ族との関わりが欠かせません。ニュージーランド代表は「オールブラックス」という名で親しまれています。

オールブラックスは公式戦で国歌斉唱後、「ハカ」と呼ばれる踊りで選手の気持ちを盛り上げます。昨年のラグビー世界大会でも目にされた方も多いのではないでしょうか?

ハカはマオリの人々が踊る伝統的な踊りの総称です。リズムに合わせて、力強く体をたたいたり、舌を突き出したりしながら踊ることで、結束力を表しています。昔は、戦いの前に踊られることが多くありましたが、現在は特別な行事の場で相手への敬意や自らを鼓舞するために披露されています。

ハカショー(イメージ)

ラグビーの試合もニュージーランドにとっては大切な行事の場です!そこで披露されるハカには、2つの種類があるんです。

1つ目は、19世紀初めにマオリの首長が作った「カ・マテ」。歌詞は、伝統的に伝えられてきた物語にまつわる内容になっています。日本では歌詞が「頑張って」に聞こえるといわれていましたが、長い間、オールブラックスが披露してきた有名なハカです。

2つ目は、オールブラックスのために作られた「カパ・オ・パンゴ」です。「カパ・オ・パンゴ」は和訳すると「黒のチーム」で、まさしくオールブラックスにぴったりなハカに仕上げられています。披露される割合としては、「カ・マテ」の方が多いので、珍しいハカです。

また、「マオリ・オールブラックス」と呼ばれる血筋にマオリ族が関わっている人だけが入ることを許されたチームもあります。このチームメンバーに選ばれて、活躍することで、オールブラックスへということもあるそうです。

オールブラックスもマオリ・オールブラックスも、同じエンブレムがユニフォームに描かれています。それは「シルバーファーン」といい、ニュージーランド固有のシダの絵柄です。この絵柄は、マオリ族にとって「前進」、「躍進」という意味が込められていたり、自然を大切にするマオリの精神を表していたりするといわれています。

シルバーファーン(©滑田広志氏)

ニュージーランドのラグビーは、スポーツとして楽しいだけではなく、マオリ文化やイギリス文化などニュージーランドを知るきっかけにもなります!
今度、オールブラックスの試合を観戦するときは、ぜひそんな部分も見てみてくださいね♪

マオリデザイン

ニュージーランドのもので不思議な形のものを見たことはありませんか?
例えばニュージーランド航空のロゴ。尾翼の部分にくるくるした模様が描かれています。

ニュージーランド航空の機体(ニュージーランド航空より)

これはマオリのデザインで、翡翠のものや木を使ったアクセサリー、キーホルダーなど最近では様々な商品に使われています。元は、文字の文化を持っていなかったマオリの人々が、文字の代わりに使うことで、後世に伝えたい歴史や物語を表すために使っていたデザインでした。

先ほどのくるくるしたデザインはマオリデザインの一つ「コル」は、シダの芽の形をしています。コルはつながり、生命の生まれ変わりといった意味を込めています。マオリの人々はデザインに聖なる力が宿ると考えており、他のデザインにもそれぞれ意味があります。ですので、お土産、贈り物にもぴったりなんです!マオリデザインの商品を購入する際は、その形にどんな意味が込められているのかも気にしてみてください♪

マオリ工芸品作成の様子(©滑田広志氏)

最後に

ここまで、マオリについて紹介してきました。
マオリについて知れば知るほどラグビーもニュージーランドも楽しめます!
ぜひ、ニュージーランドへご旅行の際はマオリゆかりの地にも訪れて、マオリ文化に触れてみてください。

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