今回は、それぞれ異なる文化や歴史、近代的な建物やヨーロッパ色が残る、見どころ満載のコーカサス地域をご紹介!コーカサスとは、カスピ海と黒海に挟まれたコーカサス山脈と、その周りを取り囲む低地からなる面積約44万平方キロメートルの地域で、アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニアの3ヵ国を指します。
クラブツーリズムで定番ツアーとしてご案内している8日間の旅をモデルとして、日程に沿って観光地をご紹介いたします!現在はコロナウイルスの影響で渡航することができませんが、こちらのブログで、少しでも旅気分を味わっていただけたら幸いです♪
※現在、今回の記事のツアーの募集は終了しております。また今後のツアー内容は変更となる場合がございます。

現地に行った気分になれる「どこでも旅気分」動画を公開!

【どこでも旅気分!】コーカサス編 シルクロードの地・独自の文明が築いた国々へ

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【1日目・2日目】深夜便、カタール航空にてアゼルバイジャンの首都バクーへ

コーカサス方面への渡航は、直行便がないためいくつかのルートがありますが、今回はカタール航空利用の航路をご紹介いたします。アゼルバイジャンのバクーまでは、一度ドーハにて乗り継ぎをして向かいます。(羽田~ドーハ:約12時間・ドーハ~バクー:約3時間)
2日目の午前11時半ごろ、アゼルバイジャンのバクーに到着し、コーカサス3カ国周遊 8日間ツアーの始まりです!

~アゼルバイジャン バクー~ 

まずは、アゼルバイジャンの首都バクー の旧市街観光へご案内です。
シルクロード時代にはアジアとヨーロッパを結ぶ中継都市であり、キャラバンサライの風景が立ち並ぶ世界遺産の旧市街では、世界遺産シルバンシャフハーン宮殿とモダンなフレイムタワーの姿も見られます。総工費350億円をかけ2012年に完成したフレイム(炎)をかたどった3つのビルはアゼルバイジャンのシンボルです。

アゼルバイジャン バクーの乙女の塔(イメージ)

アゼルバイジャン バクーの旧市街(イメージ)

バクー郊外には、世界遺産ゴブスタン遺跡があります。石器時代1万年前から人間が住んでいた無数の洞窟では、狩猟や祭事の躍動感にあふれた壁絵が見られます。

世界遺産ゴブスタン遺跡の壁絵(イメージ)

【3日目】コーカサス山脈の麓、シェキへ!

バクーから、バスで約4時間ほどかけて昔のシルクロードの面影を強く残す、シェキへ向かいます。
世界遺産シェキハーン宮殿のある歴史的地区シェキはアゼルバイジャン第4の都市と呼ばれ、標高約500~700メートルの大コーカサス山脈の麓に位置します。
18世紀のサファビー朝が崩壊した後にオスマントルコ、ペルシャ、ロシア勢力が競い合い、当時のハーン(有力者)がシェキ・ハーンの国を作った場所です。

【4日目】アゼルバイジャン「火の国」からジョージア「ワインの国」へ!

~アジアとヨーロッパの境界といわれるコーカサス山脈を見ながらジョージアまでバス移動です~
シェキから約2時間移動し、ジョージアの国境に向かいます。
国境と国境の通過の際は各自スーツケースをお運びいただき、出入国審査をお通りいただきます。
以前はロシア語読みのグルジアと日本では呼ばれていた国で、2015年に英語のジョージアに変更されました。

~ジョージア トビリシ~

ジョージアはキリスト教信仰をはじめとし、伝統文化を守り通してきました。温暖な気温を利用しワイン生産の盛んな国で、水よりもワインを飲むといわれているくらい皆赤ワインを好んで飲みます。またトビリシの旧市街には紀元前7世紀に作られた「ダマダのワインを飲む像(ワインを飲む人の像(レプリカ))」が置かれております。本物は国立博物館にあり、ジョージアではダマダというのは酒の席での幹事を意味します。滞在中にぜひワインをお飲みいただき、お土産にもおすすめです。
ここトビリシでは2連泊します♪

ジョージア ワインを飲む人の像(イメージ)

【5日目】ジョージアの山の中に佇む教会を訪問

初めに、トビリシの北約20キロメートルにある、世界遺産の古都ムツヘタへ向かいます。
ムツヘタでは、スヴェティッツボベリ大聖堂にご案内いたします。
キリスト教がイベリア王国の国教となった後、ムツヘタの王宮の庭に最初に建てられた木造聖堂の跡地に建てられた大聖堂でジョージア最古の木造聖堂があったところです。伝説によるとキリストの身に着けていた外衣が王宮の庭に埋葬されており、そこから木が誕生しました。その木を使って教会の柱にしたと言われ、その柱からは聖油が染み出し、それを手にすると病気が治ったということです。生きた柱、命を授けるという意味があるスヴェティッツボベリの名前がつけられました。

スヴェティッツボベリ大聖堂 (イメージ)

その後、ジョージア軍用道路を通り、アナヌリ教会へ向かいます。
1970年代(ソ連時代)に作られた人造湖(ダム)がわきにあり、橋の上のベストフォトポイントからは、よくポストカードなどで見るようなきれいな写真が取れます♪

ジョージア アナヌリ教会(イメージ)

6月~9月まではサメバ教会にご案内

麓の村までバスで行き、その後4WDにてサメバ教会近くまで移動し、そこから徒歩で教会を目指します。
時間にして、約30分のウォーキングとなりますが、道は整備され歩きやすくなっているため、スニーカーなどの履きなれた靴で問題ありません。
(※徒歩が困難な方は、そのまま4WDでサメバ教会入り口まで向かうことができます。)
サメバ教会は、標高2170メートルのクヴェミムタの山頂に14世紀に建てられた教会です。宗教弾圧があったソ連時代には聖遺物を守るためにジョージア各地の教会に収められたイコンなどが一時的にこの教会に保管されていました。サメバとは「三位一体」という意味で日本語でいうと三位一体教会と呼びます。

10月からはワイナリーにご案内

紀元前6000年頃のぶどうの種や醸造跡がトビリシで発見され、ワイン発祥の地と言われております。古代から伝わる土壺での醸造「グヴェヴリ(クベブリ)製法」は独自の製法で2013年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。かめを土に埋めて発酵するワイン造りをご覧ください。

ジョージア ワイナリー(イメージ)

【6日目】 ジョージア「ワインの国」からアルメニア「石の国」へ

トビリシから約1時間移動し、アルメニアの国境に向かいます。
ジョージアの国境と同様に、国境と国境の通過の際には各自スーツケースをお運びいただきます。

アルメニアは、国土の9割が海抜1000~3000メートルの高地という山国のため、国境を超えアルメニアに入ると少しくねくねの山道移動が続きます。
山道を移動し、ジョージアとの国境に近いアルメニア北部にあるハフパト修道院に向かいます。アルメニアは4世紀に世界で最初にキリスト教を国教とした国で、異教徒からキリスト教徒を守るために作られた修道院です。
その後コーカサス地方最大の湖、セバン湖に向かいます。
アルメニア最大の湖で国土の約5%の面積があり、琵琶湖の約2倍の大きさを誇ります。
世界で最も高地にある海抜約1900メートルに位置し、乾燥地帯のために90%の水は蒸発してしまいます。ソ連時代には湖の水を灌漑用水に使用していたとのことで水位が低くなってしまったようです。

アルメニア セバン修道院とセバン湖(イメージ)

(※セバン修道院までは、約250段の階段がございます。ご心配の方は、階段を登らずセバン湖の湖畔でお楽しみ下さい。)
観光後、バスで約1時間ほどかけ、アルメニアの首都エレバンを目指します。
エレバンでは2連泊いたします。

【7日目】エレバン近郊の修道院、教会を見学 アララト山が一望できるビューポイントも!

~アルメニア エレバン~

アルメニアといえばアララト山と呼ばれるほど有名で、日本人にとっての富士山と同じような存在でとても大切にされている山です。
7日目はホルヴィラップ修道院から観光し、アルメニアにキリスト教を広めた聖グレゴリウスが地下牢に閉じ込められた場所に建てられた修道院です。ホルは『深い』、ヴィラップは『牢獄』という意味があります。
ホルヴィラップ修道院の周辺では、綺麗なアララト山を望むことができます

アララト山とホルヴィラップ修道院(イメージ)

その後、アルメニアの国教がまだキリスト教になる前に作られた太陽の神殿と呼ばれる、ガルニ神殿に向かいます。
アルメニアの国教がキリスト教になった時には国中の神殿はすべて壊されましたが、ガルニ神殿は眺めがよく破壊から免れ、国王の夏の離宮になったそうです。アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築です。

ガルニ神殿 (イメージ)

アルメニアの山中の岩をくりぬいて建てられた、世界遺産ゲガルト修道院にもご案内します。
ゲガルト修道院では、コーラス隊の合唱もお楽しみ頂けます。

ゲガルト修道院(イメージ)

【8日目】帰国の途へ

深夜便(深夜3時頃)利用のため、帰国便まではホテルにて休憩して頂き、その後空港へ向かいますので、お身体にも優しい行程となっております。
ホテルにて休憩したのち空港へ向かい、アルメニアのエレバンを出発し、バクーにて乗継を経て羽田空港を目指します。
※深夜到着のため、ご帰宅の際に公共交通機関終了している場合がございます。後泊や自家用車による送迎など、あらかじめご検討下さい。
本日はコーカサスの魅力を皆様にお伝えさせていただきました。安全にご旅行に行けるようになった際には、是非魅力にあふれたコーカサス地方へ足を運んで見てください♪

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