2020年7月28日、ヴァージンギャラクティック社は宇宙船「スペースシップ2」の乗客が搭乗するキャビンと座席のデザインを初めて公開した。
全体デザインは、航空機、ホテル、フィットネススタジオなどの分野で50年の歴史を誇るヴァージンブランドの粋を集め、ロンドンのデザイン会社、セイモアパウエル社が担当し、宇宙フライトの優雅さや大胆な感覚を演出するような設計、素材、色調が取り入れられた。
その主な特長は、
1.顧客毎にサイズがカスタマイズされる座席と重力加速度や浮遊体験に対応するリクライニング機
  能
  材質は高品質アルミニウムと炭素素材を使用、座席に使用される生地素材はフライトスーツを提
  供するアンダーアーマー社が、快適さと機能性を考慮し三次元の柔らかい素材とファブリックス
  を組み合わせたシートを開発した。リクライニング機能はパイロットがコップピットからコント
  ロールし、重力加速度の体への負荷をやわらげ、又無重力における浮遊スペースを確保するため
  の調整が行われるように特別に開発された。
2.フライト段階に応じて自動調整される室内照明
  ヴァージンは定期航空便内で培った飛行中の雰囲気を演出する照明ノウハウを宇宙船でも取り入
  れる。窓の周りに巧妙に隠されたマルチカラーLEDが飛行の各段階に応じてキャビン内を演出す
  る。
3.背もたれの個人ディスプレイで乗客はフライト情報を確認
  個人ディスプレイもヴァージンが航空業界初で導入したものだが、宇宙船でも導入。2人のパイ
  ロットとの直接の通信機能も持っている。
4.無重力体験ファーストのキャビン設計
  無重力体験を楽しみながら安心して宇宙から地球までの360度の眺望を楽しめるよう、キャビン
  内部の壁や窓のエッジにはソフトな壁面素材が使用されている。
5.16台のカメラが高解像度の映像と写真を記録
  キャビン内にはそのうち12台が設置され、乗客のさまざまなシーンの写真や動画が多面的にも
  らさず撮影され提供されるようになっている。そのため乗客は宇宙船に自分のカメラやスマホを
  持ち込む必要がなく、感動的な宇宙滞在に集中できる。
6.乗客は12枚のキャビン内の窓から地球の眺望を楽しめる
  すべての座席が窓際で、横と上に2枚ずつ丸い窓が設置され息を呑むような眺めが楽しめる。
7.キャビン後方の大型の鏡が乗客の生の宇宙体験を映し出す
  客室とロケットエンジンを仕切る後方の遮断壁全体を大きな鏡が覆っている。乗客は無重力を体
  する自分の姿を楽しみことができる。
以上のようにあらゆる観点から乗客が宇宙旅行の体験を安全快適に楽しみ、生涯忘れられない思い出にできるようにさまざまな工夫と演出が準備されている。

動画での説明(日本語キャプション付き)はこちらをご覧ください。

スペースシップ2 乗客用キャビンデザインが初公開 (日本語キャプション付)

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