近鉄の中でも数が多かったこの車両を｢見たことがある｣｢乗ったことがある｣という方も多いのではないでしょうか。
今回は50年以上にわたって多くの人を目的地へと運んできた｢近鉄12200系｣の貸切ツアーをご紹介します。
｢近鉄12200系｣とは
(イメージ/櫻井撮影)
1969年(昭和44年)に｢近鉄12000系｣の量産型車両として登場した｢近鉄12200系｣。
デビュー当時は軽食を提供するスナックコーナーが設置されていたことから｢新スナックカー｣の愛称で親しまれ、約8年間にわたり近鉄特急車両としては最多の168両が製造されました。
昭和・平成・令和の3つの時代を走り抜けた近鉄特急車
1970年(昭和45年)に開催された大阪万博に伴う輸送量増加を見据えて製造された｢近鉄12200系｣は昭和・平成・令和と約50年の間走り続け多くの方を目的地へと運んできました。その間、スナックコーナーの撤去・客席化や基本の2両編成から4両・6両編成への派生、時速120ｋｍ/ｈで走行するためのブレーキの改良、車内のリニューアルなど時代のニーズに合わせて様々な進化を続けてきました。
団体専用列車への改造も
(クラブツーリズム専用列車｢かぎろひ｣・イメージ/櫻井撮影)※今回のツアーでは乗車しません。
近鉄特急車両として最多168両が製造されたこともあり、汎用性の高さから近鉄の団体専用列車としても改造され、｢近鉄15200系・団体専用列車あおぞらⅡ｣や｢近鉄15400系・クラブツーリズム専用列車かぎろひ｣も｢近鉄12200系｣をもとにして作られた車両です。
2021年春引退へ
(近鉄新型名阪特急｢ひのとり｣・イメージ/櫻井撮影)※今回のツアーでは乗車しません。
約50年間にわたり活躍してきた｢近鉄12200系｣ですが、2020年3月にデビューした近鉄新型名阪特急｢ひのとり｣など新型の特急が続々と登場する中で2021年春にその役目を後継の車両に引き継ぎ引退の時を迎える予定です。
近鉄12200系の貸切列車を利用したツアーのご紹介
引退迫る｢近鉄12200系｣に乗車するツアーとして貸切列車を使った3つの商品を販売します。
①人気の近鉄観光特急｢しまかぜ｣と｢近鉄12200系｣をダブル貸切！
現地では人魚伝説のモデルになったと言われるジュゴンを日本で唯一飼育展示している鳥羽水族館へご案内！
②2020年にリニューアルされた近鉄団体専用列車｢楽｣と｢近鉄12200系｣をダブル貸切！
リニア・鉄道館の入場券付き！名古屋での自由散策もお楽しみ！
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