意外と知られていない!?クリスマスクルーズ の魅力
クリスマス前のこの時期、ドイツをはじめヨーロッパ各地で開催されているクリスマスマーケットをバスで回るツアーが一般的ですが、実はゆったりと景色を見ながら移動し、複数箇所のクリスマスマーケットを楽しめ、さらに荷物の移動も少なく体にも優しい楽な方法もあるのです。
それは、毎年11月下旬からクリスマスシーズンに合わせて運航される期間限定のリバークルーズです。 船内にはクリスマス気分が高まる彩り豊かな装飾が施され、お馴染みのクリスマスソングが演奏されると誰しも口ずさんだり、踊ったりと陽気な乗船客の雰囲気に心も弾みます。
クリスマスクルーズの魅力は、河川近くの町のクリスマスマーケットを効率よく巡ることができ、可愛らしいオーナメント探しや地元グルメを味わえることです。そして、クリスマスクルーズならではの寄港地観光クリストキンドル村の訪問です。
今回は、ドイツのリバークルーズ客船「nicko VISION (ニコ・ヴィジョン)」 に乗船し、ドイツのパッサウからオーストリアのウィーン間を往復する4泊5日のドナウ川クルーズへ。
それでは、3つの寄港地ウィーン、メルク、リンツと、快適なクリスマスクルーズの旅をご紹介します。
いよいよドイツのパッサウより出港!各寄港地ではどこに行くの?何をするの?
寄港地①「音楽の都」オーストリア・ウィーン
乗船地パッサウから出港して、翌日クルーズ2日目は「音楽の都」として名高いオーストリアの首都ウィーンへ寄港します。ウィーンと聞くとモーツァルトやこれからの季節、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを連想される方も多いかと思います。今回の寄港地観光では、ウィーン最大規模の賑わいを誇る市庁舎前のクリスマスマーケットと世界遺産シュテファン寺院前で催されるクリスマスマーケットの2カ所へご案内します。シュテファン大聖堂周辺は前述のウィーンフィルの本拠地・楽友協会をはじめ歴史的建造物、カフェやお店も多く、見どころがたくさんあるので、何度訪れても時間が足りない程です。
寄港地②黄金色に輝く修道院の街 オーストリア・メルク
クルーズ3日目はメルクに寄港します。メルクは、15~16世紀頃の家並みが残るヴァッハウ渓谷の町の一つで、この一帯「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」は世界文化遺産に登録されています。街のシンボルはドナウ川を見下ろす高さ50mの岩山の上に建つ黄金色に輝くメルク修道院です。ローマ帝国時代の砦の跡地に、10~11世紀頃、バーベンベルク家のレオポルト1世がベネディクト派の修道院を建立したことから始まりました。バーベンベルグ家は、ハプスブルク家以前のオーストリア領主です。
修道院は18世紀に改装され、約10万冊の蔵書を有する図書館や礼拝堂など「オーストリア・バロックの宝石」とも称される美しさと荘厳さを感じる修道院です。
下船場所からバスに乗車し約5分ほどで修道院に到着します。修道院見学後は、各自街歩きをお楽しみいただきながら、歩いても船へ戻ることができます。
船と街が近いこともリバークルーズの魅力の一つですね!
寄港地③音楽家ゆかりの地 オーストリア・リンツ
クルーズ4日目は、オーストリア第3の都市リンツに寄港します。下船後、バスに乗車し、クリストキンドル村へ向かいます。クリストキンドル(Christkindl)村の観光は、通常のドナウ川クルーズの寄港地観光ではご案内しない観光地のため、クリスマスクルーズならではの特別感を感じられる観光地です。 ドイツやオーストリアでは、サンタクロースではなく、クリストキント(Christkind)が子供たちへプレゼント持ってきてくれるんですよ!からくり仕掛けが施されたクリッペ(キリスト誕生を再現した模型)を見学後、街歩きをお楽しみください。また、クリスマス期間限定郵便局にて郵便を出すこともできますよ。投函した郵便物には、特製の消印がつきます。旅の記念にご自宅や家族宛てに絵葉書を送るのもよいですね、届くのが楽しみです。
その後、再びバスにてシュタイアーのクリスマスマーケットへ。各自思い思いにお過ごしいただき、散策後はバスで船の待つリンツに戻ります。
出港時間までの間、リンツのクリスマスマーケット散策や街歩きも可能です。リンツは、モーツァルトが交響曲第36番「リンツ」を作曲し、ベートーヴェンが交響曲第8番を完成させた音楽家ゆかりの地でもあるのです。
さて、この日だけで、3つのクリスマスマーケットをめぐるので、いよいよ買物欲も爆発してしまいそうです!
お土産を買い過ぎて荷物が増えてしまっても大丈夫!船旅の良さは、お客様の好きなタイミングで荷造りできること!下船前にまとめて詰め込みましょう!
リンツ寄港の際「モーツァルト生誕の地」として有名な世界遺産ザルツブルク観光が組み込まれたツアーもあります
快適なリバークルーズ客船「ニコ・ヴィジョン」※紹介動画付き
今回乗船した【nicko VISION ニコ・ヴィジョン】は、ドイツが定める4つ星以上のホテルに相当する基準を満たした快適な空間と心優しいスタッフのおもてなしが自慢の客船です。船の大きさは全長約135m、乗客定員数は約220名ほどで、2018年7月に建造されました。
リバークルーズの良さはいくつもありますが、海のクルーズに比べ、街との距離が近く、美しい景色をたっぷりと楽しむことができる点です。特にヨーロッパでは、昔から輸送の大動脈であった河川に沿って町が点在しているため、単に移動のためだけでなく、その土地の歴史や文化を知るうえで、河川を辿るリバークルーズは旅の最適なスタイルとも言えます。
解放感あふれる展望デッキからは、360度のパノラマビューをお楽しみいただけます。
クリスマスムードたっぷりの船内
華やかなクリスマスの装飾は、この時期だけのもの。クリスマスツリーがあるだけで、自然と笑顔も三割り増しになりそうです。乗船中、お気に入りの場所を探して、旅の記念に写真撮影もお楽しみください。
お腹も心も満たすクリスマスマーケットの現地グルメと船内の食事
是非クリスマスマーケットで試してほしい現地グルメはグリューワイン です。グリューワインとは、シナモン等の香辛料とフルーツの入ったホットワインで、ひと口飲めば冷えた身体をたちまち温めてくれる、クリスマスマーケットの代名詞です。グリューワインの入ったマグカップには様々な絵柄があり、地名も描かれているので、旅の思い出にぴったりのお土産です。その他、チョコレート菓子や焼き栗など目にも鼻にも楽しい屋台が連なります。
そしてドイツやオーストリアを訪れたならば、誰しもイメージする食べ物はソーセージではないでしょうか。調理方法や味の種類も豊富で、焼いたり茹でたもの、王道のケチャップやカレー風味、その他パンやザワークラウト(酢漬けのキャベツ)が添えられた一皿など、自分好みのものを探し歩く時間も楽しいひと時です。
船内での食事は、朝食はブュッフェスタイル、昼・夕食時は前菜、メイン、デザートとコース料理をお楽しみいただけます。リバークルーズだけに、少人数のお客様に合わせて丁寧に作られた食事は、その土地のものを味わう地産地消の一品や毎朝船内で焼かれるパン類など日本人の口にも合う優しい味わいのものばかりです。
また夕食時にはレストランが2箇所オープンしますので、気分によって変えることも可能です。
夕食時のドレスコードは、スマートカジュアルです。普段と変わらない服装で十分ですが、クルーズ中1回、ガラディナーがあるので、ワンピースやジャケット等オシャレ着もご用意くださいね。例えば、クリスマスカラーにちなんで、赤や緑色の服をご用意されてみるのはいかがでしょうか。船内の雰囲気と合わさって、華やかさがグッと増しますよ!その他小物(ネクタイやポケットチーフ、スカーフ、髪飾り等)をアクセントにするのもオススメです。後から写真を見返した時、「こんな格好したなぁ」なんて思うのも楽しいものです。
旅慣れた方にも、クルーズが初めての方にも、きっと楽しんでいただけるクリスマスクルーズ!是非、来年のクリスマスは船上でお過ごし下さい!
今回のクリスマスクルーズのご紹介はいかがでしたでしょうか。来年のクリスマスは世界中に再び平和が訪れ、楽しいクリスマスを過ごせますように!
次回の<船旅チャンネル>は、1月13日を予定しています。印象派のふるさとをたどるフランス・セーヌ川クルーズをご紹介します。
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