「花カレンダー2021」の一回目です。今回は見頃を迎えるタイの睡蓮をお届けします。

はじめに

皆様 こんにちは! クラブツーリズムの海外担当です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
『花咲くワールド』というテーマで、海外のその月に見頃を迎えるお花や、開催される花フェスティバルなどをご紹介する「花カレンダー2021」をお届けいたします。
月2~3回発信する「花カレンダー2021」をご覧いただき、「旬」に囲まれる和やかな一年をお過ごしいただければ幸いでございます。どうぞ、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

一月のお花 その①~タイの睡蓮(すいれん)

さて、タイと言えば、金色に輝く寺院が多いバンコクとアユタヤのイメージが強いと思いますが、実は、美しい海とビーチと言った自然景観も有名です。また、タイの北東部、メコン川を挟んでラオスを望むウドンタニという町があり、睡蓮観賞の名所として近年注目を浴びています。

睡蓮と言えば、印象派の代表でフランス画家モネの代表作を思い浮かべる方が多いではないでしょうか。一月の日本はまだ厳しい寒さが続いていますが、ウドンタニでは、 湖に浮かぶ睡蓮が見頃を迎えており、実物の睡蓮を楽しめます。

弊社スタッフ撮影(イメージ)

では、ウドンタニはどんな町でしょうか。まず町の歴史を少し触れておきましょう。19世紀に、フランスがインドシナ半島の植民地化を進め、軍事戦略の必要性から町が建てられました。その後のベトナム戦争の時には、北爆へと出撃するアメリカ空軍の基地が設置され、多くのアメリカ兵が駐屯したことにより急速な発展を遂げました。わずか100年の歳月しかなかったですが、ウドンタニは、人口約40万人の都市へと大変身しました。

睡蓮を観賞する場所 ノーンハーン湖

このウドンタニの市内から南東へ車で約1時間半ほど走ったところに、総面積約36㎢もあり、「紅い睡蓮の海」と意味するノーンハーン湖が広がっています。その名の通り、毎年の乾季、12月から2月上旬にかけて、ノーンハーン湖は一面の紅い睡蓮の花で埋め尽くされます。そして、あまりにも規模が大きいので、ノーンハーン湖の睡蓮の絶景は「ピンク色の水平線」という愛称まで付けられました。毎年この時期になると、世界各地からの撮影愛好家と地元観光客のほか、ウェディング写真を撮りに多くのカップルも訪れてきます。

弊社スタッフ撮影(イメージ)

旅行のプロだから知っている!おススメの観賞時間と方法

クラブツーリズムではノーンハーン湖のの睡蓮を見に行くツアーを企画し、スタッフも実際添乗に行ってきましたので、おススメの観賞時間と方法をご紹介します。
ノーンハーン湖の睡蓮は朝の6時から午前の11時まで花が咲きますが、観賞するベスト時間帯は早朝です。何故かというと、湖からの日の出を観賞できるだけでなく、朝日に照らされた睡蓮はよく赤く際立ち、キラキラと光る湖面に映えて幻想的な景色を創り出してくれます。そして、写真のようなボートに乗って、睡蓮の海をクルージングするのが一番のおススメです。船が睡蓮の間を縫ってゆっくり移動しますので、目の前に広がる360度の大パノラマを眺められ、間近にお花を観賞したり、写真撮影もできます。そして、船頭さんがベスト観賞スポットも熟知しているので、お願いすればそのスポットで船を止めてくれます。

弊社スタッフ撮影(イメージ)

弊社スタッフ撮影(イメージ)

そして、ウドンタニはラオスに近いので、日本ではなかなか経験できない陸上の国境歩き(タイ・ラオスの国境友好橋)、雑貨が多く販売されているマーケット、世界遺産のバンチェン遺跡の観光も楽しめます。

睡蓮って、どんなお花

「睡蓮」というお花の名前は、夕方に閉じる(睡る)ことに由来すると言われています。また、「睡蓮」は、波が静かな池や湖の水中から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる形をしているので、繊細ながらも清らかで凛とする姿から、「水上の女神」とも愛称されています。

全世界では睡蓮の種類が数十以上もあると言われていますが、寒さに強い睡蓮と、寒さに弱い睡蓮があることからそれぞれ見頃も異なります。ちなみに日本には、6~11月に花が咲く白い睡蓮「ヒツジグサ」という種類のみが自生しており、全国の池や沼で見ることができます。

睡蓮と蓮(ハス)の違いは?

睡蓮と蓮は総称して「蓮華」といわれることが多く、睡蓮も蓮も、水面に咲くことから混同されてしまうことが多くございます。確かに、名前にも同じ漢字が入っていますね。では、睡蓮と蓮の違いはどこにあるのでしょうか。目で分かる大きな違いは、お花の咲く位置と葉にあります。

睡蓮
水面上に咲く、葉に切込みがあり、光沢がある

蓮(ハス)
花が水面より上に咲く、葉が円形で光沢がない

他に、蓮は根っこ部分のレンコン、蓮実が食べられることも睡蓮とは違いますね。

タイ人にとっての「蓮華の存在」

兄弟のような睡蓮と蓮、特に蓮といえば、仏教では、仏様が蓮華座(れんげざ)に座っているのを多く見られますね。国民の9割が仏教徒のタイにとっては、「蓮華」はとても大切なお花です。タイには、国花が2つもあります。1つは、「ゴールデンシャワー」という黄色いお花で、もう1つが仏教との関係が深い「睡蓮」です。タイの寺院では、蓮の飾りが随所見られるほか、お供え物としても販売しています。

ノーンハーン湖の睡蓮(イメージ)

アユタヤ:ワット・ロカヤスタ(イメージ)

せっかくタイに旅行に行くなら、睡蓮の咲く時期に行きたいですね!
名所のウドンタニに行くには、首都バンコクでの乗り継ぎが必要ですが、タイ・ナコンパトムにある、2017年オープンのレッドロータス水上マーケットでもお楽しみいただくことができます。こちらはバンコクから車で約1時間半の距離にありますので、バンコク観光と一緒にお楽しみいただくこともおすすめです!

睡蓮の花言葉は?

睡蓮は仏教のイメージが強いと思われるかもしれませんが、実はイスラム教徒の多いエジプトとバングラデシュの国の花も睡蓮です。睡蓮の代表的な花言葉は「清純な心」「信頼」「信仰」が挙げられます。その花言葉が表しているように、睡蓮が気品高いお花として、世界の多くの人々に愛されています。

ノーンハーン湖の赤い睡蓮(弊社スタッフ撮影 イメージ)

終わりに

「花カレンダー2021」の一回目のブログとして、タイ北東部のノーンハーン湖の赤い睡蓮をお届けしました。クラブツーリズムでは、この方面に訪れるツアーも企画しておりました。来年の今頃に、皆様にこの「ピンク色の水平線」、ウドンタニの赤い睡蓮の絶景をご案内できることを期待いたします。それでは、次回お届けする「旬のお花」もお楽しみください。

写真提供:タイ国政府観光庁(イメージ)

【タイ】東北部おすすめ観光地、『タイ特集』も併せてご覧ください

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