このシリーズでは、動物大好きなスタッフが厳選した写真や動画を皆様にお届けします!
第5回は、前回まだご紹介していないオーストラリアの動物たちをご紹介します。思わずキュンとしてしまうかわいい姿を見て、日々の疲れを癒してください♪
クラブツーリズム入社前にオーストラリアに3年間住んでおりました“オーストラリアをこよなく愛する担当者”が、まだご紹介していない動物に加え、自身が8か月かけて「オーストラリア1周バックパッカーの旅」をした中でも、とても感銘を受けたある『島』についてもご紹介します。
前回の記事では、5つの動物をご紹介しました。今回はさらにあと2つの代表的な動物をご案内します!
固有種⑥ メインなのに2回目の記事でカンガルー
こちらもオーストラリアを代表する動物である「カンガルー」。大型のカンガルー、小型のワラビー、中間サイズのワラルー、樹上性のキノボリカンガルーなどがいるが、体長は25〜160cm、体重は0.5〜85kg、毛の色も明るく赤っぽい茶色、灰色、黄色っぽい茶等様々です。
「カンガルー」の由来… (諸説ありますが)『西洋人が初めてオーストラリア大陸に上陸した時に、現地人にカンガルーを示して「あの動物は何と言うのか?」と訊ねたところ、現地人は西洋人の言葉が理解できないため、「(何を言っているのか)わからない」という意味で「カンガルー」と答えたが、訊ねた側は「あの動物は“カンガルー”という名前らしい」と誤解してしまい、これがこの動物の通称となった。』というものがあります。
カンガルーも前回の記事でご紹介しましたコアラ同様、赤ちゃんは1g程度かつ未熟な状態で生まれます。(その写真もお見せしたいところですが、なんせ小さいので、野生はもちろん動物園や保護施設でもその姿を写真におさめるのはとても難しいです…。ですが、「カンガルー 新生児」で検索いただくと、見ていただけます♪)生まれたての小さな小さな赤ちゃんは自力でお母さんカンガルーの袋へ移動し、コアラと似た過程で成長し、オオカンガルーで1年程度で完全に親離れ(袋に戻らなくなる)します。
後ろ足が発達しており、太い尻尾でバランスをとりながら跳躍することにより、四肢を使うよりも少ないエネルギー消費で高速移動ができます。大型のカンガルーは時速70kmほどのスピードを出すことができ、2km近くの距離を時速40kmで跳躍し続けることもできます。また、移動距離も長く、100km/1日程度の移動も行う日もあるそうです。
オーストラリアの動物園ではカンガルーを見る事は出来ますが、郊外を観光していると野生のカンガルーを見かけることも少なくないです。その為、「カンガルー飛び出し注意」の標識や、接触してしまった時の衝撃を和らげる為の丈夫なバンパー、その名も「カンガルーバー」を付けているバスや車もよく見かけます。
…ちなみに、オーストラリア国内では、カンガルーは食用肉としてステーキ、ソーセージなどの形で、大手スーパーの精肉コーナーで販売されております。(!)※実は、とても美味です!内陸部では、カンガルーの尻尾も冷凍で販売されております。昔から先住民アボリジニ族の方にとって貴重なたんぱく源だったそうです。
固有種⑦ 飛べない大きな鳥エミュー
鳥類の中では、ダチョウに次いで世界で2番目に大きい「エミュー」。体長は大きいものだと約2mになります。二足歩行で、飛ぶことはできませんが、その代わりに足がかなり発達しており、時速50kmもの速さで走ることができます。
◀︎ オーストラリアの国章
カンガルーとエミューは前に進むことしか(後退することが)できないので、「まだまだ若い国オーストラリア、前進あるのみ!」ということでオーストラリアの国章に描かれております。
【おまけ】野生動物の楽園カンガルー島
南オーストラリアの州都アデレードの南113kmに浮かぶ島、東京都の面積の約2倍もあるカンガルー島は大自然をぎゅっと凝縮したような島です。別名「柵のない動物園」(響きだけで、もう魅力的…!)と呼ばれるその島は、名前の通り野生のカンガルーはもちろん、コアラやハリモグラ、アシカやオットセイなどの海洋動物がのびのびと生息しています。決して動物園では見られない、野生動物との出会いが楽しめます。
荒波で削られた岸壁や美しい砂丘、ユーカリが生い茂る林がある一方で、乾燥した荒野が広がっています。動物はもちろん、自然が作った独特な景勝地もこの島の魅力です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。オーストラリアの固有種について、さらに知っていただけたら幸いです。「固有種」なんとも魅力的な言葉ですね。ぜひいつか、オーストラリアの動物たちに会いに行ってください!
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