前回の宝登山のロウバイに続き、今回も花登山で、神奈川県厚木市にある不動尻のミツマタを2021年3月10日に訪れた際のブログです。見頃・アクセス・登山道を写真付きで丁寧にご紹介致します。

ミツマタの花とは?

ミツマタの花

・見頃

例年3月中旬から4月上旬までが開花期になりますが、不動尻のミツマタは例年3月20日前後が開花の最盛期です。今回訪れたのが、3月10日となり、既に開花が進んでいたので、2021年は10日くらい早かったです。

余談ですが、地球温暖化により、年々花の開花が早くなっていると感じます。その年の気温によって開花時期は前後しますので、予定されている方は、最新のレポートを確認した方が良いと思います!

・色・特徴

ジンチョウゲ科ミツマタ属に属する落葉性の低木です。中国が原産地とされており、三つ又に分かれた枝のことからミツマタという名前です。その枝の先には、可愛らしい半球形の黄色い花が付き、1個1個を見ても、全体を俯瞰してもとにかく可愛い花です♪花のにおいは、風になびかれて時より甘い香りが漂います♪

不動尻のミツマタは、旧県立不動尻キャンプ場(現在は廃止)の管理棟跡地に何本かあったものが次第に繁殖し、斜面一帯を覆うほどの大群落に成長しました。諸説あるようですが、ミツマタの多くは自生のものがほとんどだそうです。

本日の登山ルート紹介

・目標

前回の登山から少しステップアップし、目標2つクリアすること。
① 登りは急登必死の雷ノ峰尾根
② 大山山頂は行かず、未踏のルート不動尻方面へ

・アクセス方法

行き:小田急線・伊勢原駅まで新宿から約1時間、伊勢原駅~大山ケーブルカー駅まで25分
帰り:広沢寺温泉入り口~本厚木駅30分、小田急線・本厚木駅接続

・ルート上の様子、時間

① 登りは急登必死の雷ノ峰尾根
20分おきに出ているケーブルカーに乗車。前回の登山の時に参道から徒歩で阿夫利神社下社まで行きましたが、階段続きで時間かかってしまい、序盤で心が折れたので、今回はその苦い反省を踏まえ、文明の利器を最初から借ります!

9:20 大山ケーブル駅発

~♪とっても楽チン~♪ 途中大山寺で1回止まりますが終点まで乗ります。

大山ケーブルカー

9:30 阿夫利神社下社着

阿夫利神社下社

今日の安全登山祈願と大山名水を一口頂いて出発。
ちなみにトイレはありますが、神社から階段を下ったところにあり、神社周辺にはないので、ご注意を!可能なら出発前の大山ケーブ駅構内をご利用されることをおすすめします。
また、この後トイレが全くないルートとなり、トイレは済ませることをおすすめいたします。

9:40 見晴台ハイキングコース入り口

ここは昨年の登山にて、下りを利用したので、なんとなく雰囲気は分かっていました。
序盤の見晴らし台まではハイキング程度の楽々コース、その後が急な階段が続くのです…

10:10 見晴台到着

10分くらい休憩 大山がよく見えています!

左の頂きが大山と思われます

まだ3月だというのに、日向はポカポカと温かく、登らずにのんびりしても良いかなという気分になりましたが、いかんいかん!何のために早起きしたのかを考え、大山手前まで結構距離あるな~と思いつつ、目の前の頂きを眺めながら、上を目指すことに。これ以降は急な登りが続くことを知っていたので、ストックを準備して出発!

10:50 雷ノ峰尾根途中

雷ノ峰尾根道中

一生懸命登ります!!!途中何度も足を止めながら、水分補給しながら、息も絶え絶えに頑張ります!基本的にこのような階段道が続くので、結構疲れました。

11:20 大山分岐到着 

分岐が見えたー!
見晴台からコースタイム40分のところ、1.5倍の1時間かかってしまいました…南斜面で日当たりが良いため体力の消耗があったり、単純に脚力不足だったなど諸々反省。

大山分岐

ただ、辛かった気持ちも忘れてしまうくらい高い所からの眺めは最高です!

分岐からの眺め

大山山頂は寄らないため、ここの分岐を不動尻方面へ。
せっかく登って来たのにな~と思いながら、ここから一気に下ります。
この時点で1.5倍の時間がかかってしまったので、到着時刻も+1時間くらいと予測。

分かりやすい地図

ここの分岐に分かりやすい地図があったので、これも載せておきます。
地図上の赤い線を辿るように不動尻を目指して歩きます!

11:30 尾根歩き

10分ほど下ると、気持ちの良い尾根に出ます。眺望も良くルンルン~♪

気持ちの良い尾根

11:40~12:15 お昼休憩

ここに大きなテーブルがあったので、長めのお昼休憩35分くらい取りました。お昼は、お決まりのカップラーメン!今日も手抜きです笑

お昼休憩

ここの休憩場は、下ってきた道が見えています!天気よくて気持ちいいな~来て良かったなと思いました!

休憩場所から見た山並み

ちなみに、この後お昼休憩を取るなら、20分後の唐沢峠に、下記の写真のようなスペースがあるので、ここでも良いですが、眺望がなくなるので、今回取った場所がおすすめです♪(混雑時使えなかった場合、ごめんなさい)

唐沢峠ベンチ

余談ですが、お昼休憩中、1羽の蝶々がずっとヒラヒラと舞っていて、思わず可愛くて写真を撮ってしまいました。後で調べてみるとベニシジミだそうで、春の訪れを告げる蝶々だそうです。蝶々さん元気でね~♪

ベニシジミ

12:20 痩せ尾根の連続

休憩終了後から唐沢峠手前まで痩せ尾根の連続です。
特に痩せている場所はこういったように、整備されているので危険ではありませんでしたが、下りかつ左右が切れているので、歩く際にはあまり大股で歩かないように注意して歩きましょう!慎重に慎重にゆっくりと…!

痩せ尾根の登山道一例

12:35 唐沢峠

痩せ尾根の連続に緊張したせいか、下りなのに汗をかいてしまったので、衣類調整で小休止。
先ほどお見せした休憩場がここのこと。

この後は、不動尻までひたすら樹林帯の中を下り続けました…標識もあるので、分かりやすいです。

標識は分岐分岐にあります

登山道は写真だと伝わりにくいですが、こんな感じの下りです。砂利道なので滑らないように下りの良い練習になりましたが、終了後の筋肉痛間違いないと確信ながら、不動尻のミツマタを目指します…!

下りの登山道一例

ミツマタ群生地に到着

13:20~14:00 不動尻

45分ほど下ると水の音が聞こえてきます。そうすると、眼下に見下ろす形でミツマタの群生が見えてきました。すごい!かわいい!の2言を繰り返しながら、シャッターをたくさん切りました。

斜面下までミツマタが群生

あ、またオレンジ色の蝶々!ミツマタとの激レアシャッターチャンス!

テングチョウ

こちらも後に調べたところ、テングチョウとのこと。都会だと虫嫌いでこんなに近づけないのに、山に来ると何故近づけるのかと疑問に思っていたところに、こんな看板が!!
「森林セラピーで心理的にリラックス」という看板が…このせいかな~?!と笑。

近くに川も流れていて、本当に気持ちが良い!

谷太郎川の流れ

結局、40分くらいウロウロし続けて、また会いに来るよと伝え、名残り惜しくもお別れ。先を急ぐ理由も、実はここから広沢寺温泉入り口のバス亭までが長く、約1時間10分かかります。この後予定もあったので、再度エンジンを掛け直しバス亭へ歩きます。

14:20 トンネル通過

ミツマタだけを訪れるハイカーも多かったため、トンネルは笑い声で賑やかでしたが、暗くなってからの独り歩きは背筋も凍るほどなので、、明るいうちに通過したいですね。

14:30 二の足林道ゲート通過

ミツマタだけを見に来たい方は、ここに駐車スペースがあり、最大4台ほど止められそうな場所がありました。この先自家用車は一切入れませんので、車で来られる方はここまでとなります。ただ、空きスペースがないと止められないので、その場合手前の広沢寺前駐車場に止められます。

ゲート前駐車場

この後もひたすら林道歩き。硬いアスファルトの道は膝にも腰にも悪いです。歩いていると、突然途中の道路脇に、茶色い獣が横たわっていました。????!!!!(死んでる?大丈夫?)
恐る恐る近寄ってみると、ハクビシン?と思われる動物が、気持ちよさそうに日向でお昼寝していました笑。そりゃ~こんな気持ちの良い日、みんな昼寝するわと思いながら、先を急ぎます。

途中に、大きな梅の木が!

14:50 広沢寺前駐車場

ここはかなり大きな駐車場で、駐車場内にトイレもありました。

広沢寺前駐車場

15:10 広沢寺温泉入口バス停

このバス停から伊勢原駅方面や本厚木駅方面へのバスが出ています。接続の良かった本厚木駅行きのバスに乗車し、渋滞もあって約50分乗車しました。

バス停標識

ちなみにこのバス停名から想像がつく通り、温泉場があり、東丹沢七沢温泉郷となっております。都心から2時間くらいでアクセス出来ますので、登山の後にお時間のある方は日帰り入浴をしてみても良いですね♪

YouTubeも始めました♪

今回の登山ルートでは、大山山頂には立ち寄りませんでしたが、昨年2020年秋に大山に登頂した動画をyoutubeにまとめましたので、宜しければご覧ください♪
またチャンネル登録と高評価ボタンも頂けると嬉しいです^^

【日帰り登山】初心者が行く!丹沢大山で日帰り登山 魅惑の紅葉と富士山眺望

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【ワークマン】8つのポイント解説付き!ワークマンのレインウェアを試してみた!

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