日本には古来より、定められた札所を巡って、観音様やお大師様からの功徳を得る巡礼の旅があり、西国、坂東、秩父、四国、その他地方霊場と巡る札所は様々あります。現代の社会でもこの巡礼の旅の意義と価値が認められ、西国33所、四国88ケ所は文化庁が定める「日本遺産」にも認定されております。交通網が発達した現代においては、バス、新幹線、飛行機、船などを利用し、気軽に、便利に、その札所を巡っていくことができるようになりました。しかし、江戸時代までの巡礼者には「それら」が無い時代。古来の巡礼者たちは、時間をかけ、時には自らの命をかけ、自らの足で、札所を巡りました。今、この便利な時代において、それに敢えて挑戦する価値は有るのでしょうか?私からの皆様への回答としては「有る」です。巡礼ウォークは、得るものがたくさんあり、その旅自体も、魅力に溢れています。魅力ある巡礼ウォーク、少しでも惹かれる点があれば、その旅を始めてみる時かもしれません。

吉野川を渡る潜水橋へ続く道

<渡辺 康司>
・2017年9月よりクラブツーリズム 「富士山すそ野ウォーク」専属ナビゲーターとして、ツアーでの解説・案内を担当。他にも同行確約のウォーキングツアーを実施。四国八十八ヶ所全6回プランに添乗員としてご案内中。
・世界遺産検定1級の有資格者。「世界遺産」「日本遺産」というキーワードを軸に、ツアーにおけるナビゲーター、世界遺産講座などをこれまで開催。現在は同行ツアーの実施も企画・販売中

世界の巡礼と日本の巡礼の違いについて

 そもそも、巡礼とは何かと言えば「日常的な生活空間を一時的に離れて、宗教の聖地や聖域に参詣し、聖なるものにより接近しようとする宗教的行動のこと(Wikipediaより)」ということになります。世界に目を向ければ、いくつもの巡礼の旅が存在しますが、一例を出すと、フランスとスペインにまたがる巡礼路があります。これはキリスト教を信仰する人々が、キリスト教の聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すということでその道を旅することです。即ちこれは、巡礼という行為を通じて信仰を深めることに他なりません。

これに比べて、日本の札所巡りの巡礼とは、信仰から旅が始まるといった宗教的な目的だけではありません。若い方々からも、癒し、歴史めぐり、健康増進やパワースポット巡り、ご朱印集めといった要素から巡っている方々もいらっしゃいます。即ち、札所を順番に回っていく「巡礼」というツアーの形式があり、そこに則って旅をしながら様々な要素を得ていくというスタイルで楽しんでいる方々も多いものです。仏教への信仰心が無くても参加できるのが日本の巡礼といえるでしょう。そして、そこから深掘る方々が、仏教への信仰をしていくという、世界とは逆の流れがあるかもしれません。

巡礼ウォークの昔も今も変わらない魅力 

①「達成感」という価値

巡礼ウォークは、文字通り、自らの足だけで札所を巡っていくことです。基本的には己の力が頼りとなります。1ヵ寺1ヵ寺を巡っていく毎に、自分の力で巡って成し遂げているという、何物にも代えがたい達成感がそこにはあります。先人たちの思いを体感しながら、最終的に全てを巡り切った暁には、今後、自分自身にたとえ困難があっても、何事も成し遂げられそうな強い気持ちをきっと持つことができるでしょう。1つのことを成し遂げたこと、これが自分自身に誇りと自信を与えてくれます。そして、有難い功徳を得るその価値を体感することができます。

お客様の声

歩いて巡ることで、より詳しく町のことや巡礼のことが分かったし、なにより結願の達成感を感じることが出来ていいお参りになった。

②食事を美味しく頂くことができる

「歩く」という有酸素運動により、旅の楽しみの一つである「食事」をより一層美味しくいただくことができます。午前中に歩き続け、たどり着いた昼食は格別の味に感じることと思います。さらに、旅先でのご当地名物など、日常では出会わないお料理に出会うこともできます。

お客様の声

鎌倉のウォーキングでは、各回美味しい料理を食べられるので嬉しかった。
お参りと合わせて1つの楽しみでした!

③自分を見つめなおす良い機会となる

人が巡礼をはじめるきっかけは様々あろうと思います。そのきっかけの一つで「悔い改めるため」を挙げる方も少なからずいらっしゃいます。これは、別に大きな大罪を犯した方だけではなく、日常の些細なことを反省する方も含まれます。巡礼ウォーキングは、次の寺に歩いていくことに多くの時間がかけられていきます。そんな単純な行動により、日ごろの自分を振り返って見つめなおすなど、自分と向き合う時間となっていきます。道中、様々なお導きがある中、自分の進むべき方向性、自分の信じるところが巡礼を通じて見つかるかもしれません。

お客様の声

何気なく参加した巡礼ですが、案内人の解説や住職さんの話を伺いお参りをする度に、どのように生きていけばいいのか勉強になりました。お経にも人生における様々な意味があり色々と考えを改めるきっかけとなりました。

④感謝の気持ちが持てるようになる

巡礼ウォークをしていると、先達、お寺の方、食事施設の方、宿泊施設の方など、旅先でお世話になる方々が様々いらっしゃいます。ご自身の旅を支えるそんな方々に、きっと感謝の気持ちがきっと湧いてくることと思います。これが、旅から戻った時に、ご自身を取り巻く方々へもそんな日ごろからの感謝の気持ちが持てれば、巡礼の旅が、参加された方に最大の意味と価値をもたらしてくれたといえるでしょう。

お客様の声

申込みした時は最後まで行けるか不安でしたが、案内人、添乗員、また仲間のサポートにより無事結願することができました。歩きということで、ご迷惑をお掛けしたところもありましたが、本当にありがとうございました。

同行案内人から説明を受ける弊社ツアー参加者

巡礼の距離について

代表的な札所を歩く場合の距離ですが、西国三十三所は約1,000㎞、坂東三十三観音は約1,300㎞、秩父三十四ヶ所は約100㎞、四国八十八ヶ所は約1,200㎞となっております。1,000㎞を超える札所巡りは、相当の時間がかかります。関東にお住まいの方にとっては、最も取り組みやすいのが秩父三十四ヶ所かと思われます。秩父の場合、後半にかけては、長い距離を歩いたり、峠を越えたりと難所も多少ありますが、巡礼ウォークに回を重ねて参加していく過程において、徐々に体力もついてくるので、難所越えに備えていくこともできるかと思います。)
またクラブツーリズムでは札所巡り以外にも京都や高野山を歩くツアーも販売中。お時間に限りある方等、一回で完結するツアーも是非ご検討ください。

秩父12番札所 野坂寺付近を歩く

クラブツーリズムで行く、巡礼ウォーク

クラブツーリズムでは人気案内人同行のウォーキングツアーや、秩父・鎌倉の霊場を巡るツアー。
長丁場になる四国の八十八ヶ所では歩きとバスで巡るツアーなど、皆様に合った様々なラインナップをご案内しております。詳しくは下記画像をクリック!

気軽に参加できる巡礼ウォーキングは上記画像をクリック
バスと歩きで巡る四国八十八ヶ所は上記画像をクリック

最後に

今回は、巡礼ウォークの魅力についてお伝えしてまいりました。もちろん「歩く」だけが巡礼の旅ではありません。こんな時代だからこそ、こころの安寧を求めたくなる気持ちが強い方も多くいらっしゃることと存じます。お参りの旅は、そんな方々に寄り添うことができるツアーです。コロナに負けないこころと体の免疫力を養っていきましょう。クラブツーリズムのツアーは歩きながら、名所や札所、歴史、お寺をお参りする際のマナーなど、わかりやすく色々ご案内してまいります。信仰心が無くても大丈夫です。前述の通り、癒し、歴史めぐり、健康増進やパワースポット巡り、ご朱印集めでお寺を巡ってみたい方、お参り旅をはじめてみたい方、ウォーキングが好きな方、一緒にウォーキング巡礼を始めてみませんか?是非ともツアーでご一緒できれば幸いです。

クラブツーリズムお参り・巡礼の旅(こころの旅)ページのご紹介

クラブツーリズムこころの旅ではクラブツーリズムでは「お参り・巡礼の旅」を始めて30年以上になります。
お参り専門添乗員や乗務員、現地霊場の公認先達や僧侶が同行し、安全・快適に配慮した効率的な行程でご案内します。はじめての方でも、おひとりでも、もちろん、宗派問わずご参加可能です。様々なお参り・巡礼旅をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

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