クラブツーリズムでは、海外旅行の販売を本格的に再開しております。皆さまに安心・安全にご旅行を楽しんでいただくために、弊社スタッフが視察を行っております。今回は、2023年11月に現地視察に行ってきました「サウジアラビア」についてお伝えいたします。

2023年11月21日~28日まで、サウジアラビアの視察に行ってきました!弊社ツアーはツアーグランプリ2023『観光庁長官賞』を受賞いたしました。今回は、この度の受賞を機にサウジアラビアがより身近となるよう、現地の最新情報や渡航の流れなどをお伝えしたいと思います!
旅に役立つ【ワンポイントアドバイス】も交えてご案内いたします。

ツアーグランプリ2023受賞を記念して
2024年7月出発まで!対象ツアー限定で
サウジアラビア観光ビザ(実費・手数料)の無料取得キャンペーン開催中!

実費21,500円と弊社代行取得手数料5,500円の合計27,000円相当を無料でご案内!
(※ビザに関する代金は2024年1月現在。コースにより、サウジアラビア以外の査証が必要な場合の実費・手数料は別途発生いたします)

詳しくはこちら↓

サウジアラビア渡航に必要なもの(2024年1月時点)

観光目的での入国の際の条件はEビザの取得が必須となります。申請の際は、実費約21,500円必要となります。
※Visa On Arrival(現地到着時に入手するビザ)制度もありますが、予期せぬトラブルや入国時の所要時間を鑑み、円滑なツアー運営のため弊社では皆様にEビザの事前取得をお願いしております。
※Eビザ申請サイトには偽サイトや高額の手数料を要求するサイトも多数ございますので、必ず当社がツアー予約後に書面でご案内するURLと同一のサイトにて申請ください。
※コロナ禍に一時的に必要であったワクチン接種証明書の提示は不要です。
その他、パスポート、航空会社へのチェックイン時は、必要に応じてEチケット(航空券控え)やマイレージカードのご用意をお願いします。

久しぶりの海外旅行。パスポートの有効期限は切れていませんか?
パスポートセンター混雑により、取得までの所要日数が増えているという情報もございます。サウジアラビアではEビザの事前取得も必要なため、遅くとも出発1ヶ月以上前にはパスポートをお手元にご準備いただくようご案内しております。

【現地の様子】主要都市について

今回の視察では、メディナ、アルウラ、ジェッダを主に訪問しました。
訪れた街について簡単にご紹介させていただきます!

メディナ

イスラム教の2大聖地の1つメディナは重要な巡礼地で、何百万人もの巡礼者たちがここを訪れます。街の中心部には、預言者のモスクとして知られるアル・マスジド・アン・ナバウィがあります。このモスクは預言者が自ら建てたもので、その墓地もあります。預言者ムハンマドは西暦622年にメッカからメディナに移住し、この地で生活と布教をはじめました。この出来事はヒジュラと言います。歴史も長く、622年にムハンマド達により初めて建築されたモスクで、イスラム共同体の本部としても機能していました。メディナは現在も聖地であるため、女性のお客様は原則訪問時アバヤを着用いただくようご案内しております。アバヤは30〜50米ドル程度の予算にて購入可能です。

聖地メディナ(イメージ)

アルウラ

古代都市マダインサーレハは「サーレの町」を意味し、アル=ヒジュル(岩だらけの場所)とも呼ばれました。古代にはこの都市にサムード人やナバテア人が住んでおり、ヘグラとして知られていました。考古遺跡群はナバテア人たちが暮らしていた紀元前1世紀から紀元1世紀頃のものが中心で、とくに装飾の施された墓石群が特徴的です。マダイン サーレハはナバテア人の考古遺跡としては、ヨルダンのペトラに次ぐもので、サウジアラビアでは初の世界遺産に登録されました。また、この遺跡は呪われた場所と考えられており、根拠となるのは『コーラン』第15章「アル=ヒジュル」とあります。そこではアル=ヒジュルの民が、神の送った遣いからの警告を聞き入れずに神の怒りを受け、この場所が滅ぼされたことが記されています。世界遺産マダインサーレハを観光するには、観光庁の定めたパッケージツアーに参加する事になります。また遺跡内では原則巡回バスでの観光となり、多国籍の観光客と相乗りの車両でのご案内となります。

世界遺産マダイン・サーレハ遺跡(イメージ)

アルウラの展望スポット(イメージ)

ジェッダ

紅海の花嫁と謳われるジェッダは、近郊にあるイスラム教二つの聖地メッカ及びメディナには、数百万人の巡礼者が訪れその玄関口として発展してきました。国際都市として発展してきたジェッダでは、高層ビル「ジェッダ・タワー」の建設が進む等、近代化の動きも見られます。街には千年を超える歴史を持つ旧市街「バラド歴史地区」や大きな噴水「キング・ファハド王の噴水」などの見所もあり、大型ショッピングモールは多くの人々で賑わっています。市内には、大小様々なモスクがいたるところにあり、1日5回の礼拝の時間には、全てのモスクのスピ-カ-からサラーを呼びかける声が響きわたります。

世界遺産ジェッダの旧市街(イメージ)

ジェッダのフローティングモスク(イメージ)

【移動の様子】エミレーツ航空について

今回の移動ではエミレーツ航空ドバイ乗継便を利用しました。東京からドバイまで約10〜12
時間、乗継地ドバイからサウジアラビアまで約2〜3時間のフライトです。

【ワンポイント】
エミレーツ航空では機内WiFiサービスが有料でございます。2023年11月現在、エミレーツ航空のスカイワーズ無料会員になるとエコノミークラス利用でも機内WiFiサービスのうち、簡単なメッセージアプリの利用が無料となります。無料となるアプリにLINEが含まれておりますので、空の上で地上の家族、ご友人とやり取りが可能です。(ただし、電波が弱いため、写真の送付やスタンプの送付は困難です。)

アメニティのSDGs

エミレーツ航空では、以前よりエコノミークラス搭乗でアメニティキットの配布があります。ポーチの中には、アイマスク、歯ブラシ、靴下が含まれておりました。今回注目したのが、ポーチの材質です。リサイクル素材を用いて作られているとのことで、エミレーツ航空のSDGsへの取り組みを感じることができました。

エミレーツ航空のアメニティ(イメージ)

サウジアラビア事情

①飲酒及びアルコール持ち込み禁止

サウジアラビアは世界の中でも厳格なイスラム教の国です。トルコやドバイ、ウズベキスタンとは事情が異なり、アルコールの提供は一切ございません。また、日本からの持ち込みも厳しく禁止されております。

【ワンポイント】
機内でのアルコール提供もサウジアラビア発着路線ではございません。乗り継ぎ地から先のフライトではアルコールは飲めないとお考えください。

②豚肉製品、豚由来のものは持込禁止

お酒同様、厳格なイスラム教の国であるサウジアラビアでは豚肉料理の提供はございません。豚は不浄とされており、豚を連想するTシャツや豚革製品、豚エキス入りの食品等の持ち込みもお控えください。

【ワンポイント】
近年、入国時のチェック緩和等により、カップラーメンの持ち込みが出来たという情報も多くございますが、在サウジアラビア日本大使館より注意喚起が発出されていること、現地の宗教を尊重するため、当社ではお控えいただくようご案内しております。豚肉エキスを利用していない、蕎麦やうどんのカップ麺、インスタント味噌汁の持ち込みは問題ありませんので、こちらをオススメします。

③Wifi状況

ホテルでは多くの場合無料でWifiがご利用いただけます。一方、街中では無料Wifiスポットはまだ限りがある印象です。ツアーで利用する移動のバスには原則Wifiはございません。

【ワンポイント】
サウジアラビアでは、現地にてsimカード購入には長時間かかったとの情報もあり、弊社ツアーでは原則現地にてsimカードをお求めいただく時間は用意しておりません。日本からWiFiルーターをレンタルいただくか、日本にてオンラインショッピングで事前にsimカードをお求めいただく、またはEsimカード(iPhoneの場合XS以降の機種にて対応)をご利用ください。携帯電話の設定に不慣れなお客様はWiFiルーターのレンタルをお勧めします。

④礼拝時間

イスラム教の国、サウジアラビアでは1日に5回礼拝の時間があります。礼拝の時間になるとレストランが閉店となったり、お土産屋さんが一時閉店したりと思うような行動が難しくなります。

【ワンポイント】
礼拝の時間となると様々なサービスが約30分間停止となります。礼拝時間は都市により異なったり、予測が難しい点もありますので、サウジアラビアのご旅行では分刻みでなく、余裕のあるスケジュールが好ましいです。また、旅行者の私たちも現地の習慣を受け入れるマインドで過ごすとスムーズに受け入れられるでしょう。

⑤女性の服装

イスラム教の国、サウジアラビアでは年々女性の服装への規定は緩和されているものの、宗教施設等への訪問時は注意が必要です。リヤドのグランドモスク入場が含まれる場合、聖地メディナを訪れるツアーでは、頭を覆うスカーフとアバヤを両方ご用意ください。男性のお客様はツアーを通して膝が隠れる長い丈のズボンをご用意ください。

⑥トイレ事情

サウジアラビアでは、お手洗いは和式と洋式が混在しております。トイレットペーパーは一部ない場合もございます。お鞄には常にポケットティッシュをご用意ください。日本と同じようなウォッシュレット機能はございません。街中のお手洗いは一部有料の場合がございます。

【ワンポイント】
サウジアラビアでは、現地の慣習や男性の衣類の仕様の兼ね合いで、男性トイレも個室が原則となります。また、写真のような手や足を清める為に洗う場所がお手洗いに用意されている場合がありますが、男性用トイレではありませんので間違えないようにご注意ください。

お手洗いにあるお祈りの前に清める場所(イメージ)

⑦ラクダとの接触について

日本の厚生労働省より、中東呼吸器症候群(MERS)への予防策として、2023年11月現在、ラクダとの接触を避けるよう注意喚起が呼びかけられております。弊社サウジアラビアツアーでは、らくだ乗りへはご案内しておりません。

⑧イラン、イスラエル等への入国歴

2023年5月に在日本サウジアラビア大使館へ確認した情報によりますと、過去イスラエルやイランへの渡航歴があっても、サウジアラビアへの入国に支障はございません。

【ワンポイント】
各国同士の関係等は情勢により変更することもございます。最新情報は在日本サウジアラビア大使館等へご確認ください。また、様々な考えを持っている人がいることから、イスラエル、イラン渡航時にスーツケースに貼ったステッカーやヘブライ語、ペルシャ語記載のあるイスラエル、イランのホテルのシールなどは事前に剥がしておくことをお勧めします。

⑨観光客が行けない場所がある?

イスラム教の国、サウジアラビアでは聖地メッカに異教徒は近付くことができません。また、モスクも原則は観光目的での入場はできませんので、予めご了承ください。

⑩Eビザに旅行保険が含まれる?

サウジアラビア入国時に申請するEビザには2023年11月現在旅行保険が含まれています。しかしながら、当該の保険は補償範囲が不十分であること、実際の利用時は英語でお客様ご自身でのやり取りが発生する可能性があることなどを鑑み、任意保険への加入をご検討いただくようご案内しております。

終わりに

サウジアラビアは2019年に観光ビザ発行を開始したため、まだ馴染みのない国かもしれません。サウジアラビアはVISION2030を掲げ、2030年までに様々な国の発展計画があります。歴史的にも大きな変化の渦の中にある、変わりゆくサウジアラビアの『今の姿』を皆さんの目で見に行ってみませんか?クラブツーリズムではサウジアラビアツアーの販売を再開しており、ツアーも毎月の様に随時現地へ出発しています。是非、海外旅行先としてサウジアラビアをご検討ください♪

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