皆様、こんにちは。オーガニックフルーツソムリエの金子海斗です!

フルーツ好き必見!特別なフルーツ体験をお届けする「フルーツ探検隊」。今回は、フルーツ探検隊ツアーの起源ともいえる「志村葡萄研究所」で、副社長の志村雄斗さんにお話を伺ってきました。「志村葡萄研究所」の魅力やツアー実現までの裏話、ちょっと気になるブドウの話。知れば次の旅が一味楽しくなるかも!

「フルーツ探検隊」とは?

「フルーツ探検隊」は、希少価値の高いフルーツをテーマにしたクラブツーリズムのオリジナルツアーです。JSFCA認定の「オーガニックフルーツソムリエ」の資格を持ったスタッフが、市場に出回りにくい希少な果物や糖度の高い果物を発掘・現地を調査・交渉しツアーを実現。果物好きにはたまらない企画を皆様にお届けします!

「オーガニックフルーツソムリエ」JSFCA認定証

1.「志村葡萄研究所」ってどんなところ?

山梨県笛吹市にある「志村葡萄研究所」は、ブドウ品種の開発に特化した農園です。広々とした畑では、たくさんのオリジナル品種が元気に育っています。

この研究所の一番の魅力は、自社で開発したブドウの種類がとにかく豊富なこと!「富士の輝」や「マイハート」、濃厚な甘さが自慢の「雄宝」、そして香り豊かな「バイオレットキング」など、次々と新しいブドウが誕生しています。

かわいいハート形の実が特徴のマイハート

実を切るとハートの形に

「志村葡萄研究所」と「フルーツ探検隊」の出会い

当時入社2年目の私が、偶然テレビで目にした「富士の輝」。ブラックシャインマスカットとも呼ばれるそのブドウの魅力にひかれ、「ぜひここで『富士の輝』を楽しむツアーを実現させたい!」と思い、すぐに「志村葡萄研究所」へ連絡しました。しかし、今まで首都圏からの団体客を受け入れたことがない上に、「富士の輝」は市場に出回らない希少品種。ツアー実現のために交渉と試行錯誤を繰り返し、1年の時を経て「フルーツ探検隊ツアー・第1弾」としてツアーが実現!今でも、団体客を受け入れてもらえる大手旅行会社はクラブツーリズムのみ。ぜひ弊社だけの特別なツアーにご参加ください。

社長の志村晃生さん(中央)と、「フルーツ探検隊」(右:金子海斗、左:鮫島亜沙実)

2.みんなかわいい子どもたち!

ブドウの新品種開発は長い道のりです。木が成長するのに約4年、新品種が安定して市場に出せるか判断できるようになるのに約10年。一生に一度、人生に1品種できればいいともいわれています。
その中でも、「志村葡萄研究所」が今まで開発したブドウ品種は実に30品種以上!「品種数で言えば他の農園に絶対に負けません」と志村さん。「品種数で言えば他の農園に絶対に負けません」と志村さん。「味や色づき」だけではなく、「農家が育てやすいかどうか」も重要だそうです。
研究所で生み出されたブドウの多くは、志村さん一家の名前をもとに考案された名前が付けられ、家族のように宝物として育てられています。

ブドウと志村さん一家の関係が一目瞭然!

【ミニコラム】新品種の苗木

Q:「富士の輝」は他の農家さんへ苗木を販売しているとお聞きしました。
せっかく生み出した新品種を独占販売しないのはなぜでしょう?

A: 「志村葡萄研究所」の創設者である祖父が、お金もうけをせず、広めていくことを使命としているのが理由のひとつです。3~5年後には、さまざまな場所で「富士の輝」が出回ると思います。その頃にはうちはさらに新しい品種を出していますがね。
今年販売を開始した「赤い弾丸」や「ジェリービーンズ」は、まだ世界に一本、うちにしか原木がありません。これから増やしていくので、楽しみにしていてください

3.志村さんに聞く!ブドウ作りのこだわり

大事なのは「愛情、情熱、根性」。特に「愛情」を込めてブドウ作りをしています。
ブドウは「手をかけた分だけ美しく」なるんですよ。

毎日たくさんの「愛情」を込めて育てています!

実は、ブドウは1房につき約500粒もの実ができるんです。
味の品質や、房の形を整えるために「摘粒(てきりゅう)」という作業で粒を間引くのですが、品種ごとに適切な粒数があり、例えば「富士の輝」なら35粒ほどに減らします。

失敗すると房の形が崩れたり、実が割れたりするので、慎重に見極める作業が必要です。
房の形がきれいになるかどうかは、私たちの腕の見せどころですね。

よく見る房の形への道のりは長いようです

摘粒は1房約3分かかります。今年は大体2万5000房あるので……何分ですかね(笑)
(2万5000房×3分=7万5000分=1250時間=1人だった場合、24時間働き続けても約52日!)
それを従業員5人とアルバイト数名で、日が昇って沈むまで、約1カ月作業を続けることで美しいブドウが育ちます。
さらに、収穫後も、来年のために枝を剪定(せんてい)する作業も欠かせません。枝が重なると太陽に当たらなくなってしまうので、枝を伸ばす方向なども全て計算・記録してブドウの品質を保っています。

「富士の輝」をはじめとしたブドウがきれいに実っていました!

4.一問一答、教えて志村さん!

Q:おいしいブドウの選び方は?
A:ブドウによって違いますね!例えばシャインマスカットだったら、つい大きいものを選びがちですが、意外と小さくて黄色いものがおいしかったりしますよ。
Q:「富士の輝」と「マイハート」のように、違うブドウ品種でも同じ交配から生まれた品種があるけど、何が違うの?
A:人間の子どもがみんな違うのと一緒です。双子以外はみんな顔も違うでしょ。それを安定して量産するのがまた難しいんです。
Q:ブドウを育成してない冬の期間は何をしているの?
A:ワイナリー建設などのコンサルティングをしています。「志村葡萄研究所」はワインから始まっていて、創業者の祖父(志村富男所長)は日本でも数人しかいない名誉農学博士。「生食用ぶどう」や「醸造用ぶどう」、「ワインの醸造」まで一貫して指導できるプロフェッショナルでもあるんです。
Q:今後の展望は?
A:「世界の志村」。世界に羽ばたく。最近口癖になっています(笑)
Q:最後に、クラブツーリズムのお客様へ一言どうぞ!
A:うまいブドウ食べたいならうちに来い!

「志村葡萄研究所」のブドウが気になったあなたへ
公式サイトでは、ブドウ収穫の約2カ月前に予約販売を開始するのですが、なんとサイトをオープンしたその日に売り切れてしまうそう。現地まで行かないと買えない品種もあるかも……!

5. 「志村葡萄研究所」でブドウ狩りツアー!

参加者の声をお聞きしました!

皆さんとても楽しそうにシャインマスカットを選んでいました!

実際に「志村葡萄研究所」で、シャインマスカット狩り食べ放題ツアーに参加された方々のコメントをご紹介します!
多くは「すごく甘くておいしい」「とってもジューシーです」という声!他にも「黄色い方が甘いけど、青(緑)の方は皮がパリパリしていて、それがまた好み」と、お友達同士で食べ比べる様子も。

「木によって若干違いがあって、酸味のあるものも爽やかでどんどん食べられる」と、夫婦で4房食べた方もいらっしゃいました!

初めてブドウ狩りに参加した女性の方からは「畑の雰囲気も良くてブドウの木の下で食べる体験は特別感があります。また参加したい」との声が聞かれました。おなかいっぱい楽しまれた方も多く、とれたて新鮮な甘いブドウの魅力に引き込まれたようです。

お土産用のシャインマスカットをご自身で収穫して購入される方や、販売所の珍しいブドウを購入される方も多く、良い思い出になりそうですね。

6. 関連ツアーのご紹介

クラブツーリズムでは、「フルーツ探検隊」をはじめさまざまなフルーツ狩りツアーを提供しています。

今回は「志村葡萄研究所」をご紹介しました。

志村副社長とお話しする間にも、次のツアーのアイデアが続々……!まだまだ秘密ですが、渾身のツアーを皆様にお届けするのでお楽しみに!

「フルーツ探検隊」では他では味わえない特別な体験を提供します。新しいフルーツの魅力を発見し、堪能する旅にぜひご参加ください!

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