【中国】自然が創り出した幻想の世界『張家界・武陵源』のススメ

世界遺産　武陵源　とは？

武陵源は、中国・湖南省の張家界市に位置する、広大な自然景勝地です。1992年にはユネスコ世界自然遺産に登録されました。独特な石柱や峡谷、鍾乳洞、滝などが織りなす壮大な風景で知られています。高さ200mを超える岩の柱が、3,000本以上も林立しています。標高は、500mから高いところでも1,500mと高山病の心配もあまりなく、整備された遊歩道がほとんどで歩きやすいです。

武陵源へのアクセス

日本から武陵源へは直行便がございませんので、中国主要都市で乗り継いでいただくのが一般的です。

武陵源のポイント①　　百龍エレベーター

張家界国家森林公園内の絶壁に設置されており、高さは約330m、約66秒で移動できます。透明なガラス張りのキャビンから、周囲の石柱群や森林の絶景を眺めながら一気に昇降します。今回は昇りで利用しました。上へ向かうほどに、武陵源らしい景色が広がり、気持ちも高まりました！

武陵源のポイント②　　天下第一橋

下の岩が崩れ落ちてできた自然の橋で、高さは350m、長さは20mにもなります。実際に歩いて渡ることができます。私が訪れた時は、橋の途中にお猿の親子がいて、観光客を迎えてくれていましたよ！

武陵源のポイント③　　張家界大峡谷ガラス橋

2016年に完成。​全長は536m、幅は6mで、​橋面から谷底までの高さは280m以上あります。​全透明のガラスで覆われており、鉄筋支柱を使用していないのが特徴です。橋の中央にはバンジージャンプ台が設置されており、訪れた際にも、挑戦している現地の方がいらっしゃいました！

武陵源のポイント④　　天門洞

天門山の中にあり、標高1260mの絶壁の上にある大きな穴。その高さは131.5m、幅57m、奥行き60余ｍもあります。地質専門家の考察によると、天門洞は岩石の押し合いによって、岩石が崩壊してできたそうです。また、手前には999段あるといわれる階段が。私もここを降りましたが、階段の幅が自分の足の半分しかないところもあり、ひやひやしました。降り切った後に階段を下から見上げると達成感を味わえますよ！階段が難しい方は、エレベーターで昇降することもできます。

天門山の近くには、夜に音楽劇が開催される野外劇場がありました。座席の下にある水面だけでなく、天門山の山肌や森林をそのまま背景に使ったショーで、自然と光、音響の融合を楽しむことができます。残念ながら日本語の訳などはありませんでしたが、それでも感動していただけると思います！

最後に

険しい道を歩いていく想像をされる方もいらっしゃるかと思いますが、武陵源は木道または石畳で整備されており歩きやすく、階段には手すりもついています。今回ご紹介した百龍エレベーターの他に、現地を走る混乗バス、ロープ―ウェイなどを利用することもできます。ぜひ、ハードルを下げていただき、中国の絶景を見に行ってみてはいかがでしょうか。

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