「一度は行ってみたい」憧れの世界自然遺産、白神山地。
その麓に広がる「十二湖(じゅうにこ)」は、神秘的な美しさを湛えた33の湖沼群と美しく壮大なブナの天然林が織りなす、国内屈指のハイキングエリアです。
「ただ美しい景色を見るだけ」ではもったいない。
今回は、初めて白神山地を訪れる方も、かつて訪れたことがある方も、思わず旅支度を始めたくなる「十二湖ハイキング」の本当の魅力と、シーズンごとの見どころをご紹介します。
そもそも「白神山地」とは?— 世界が認めた、命の森
ブナ自然林(イメージ)
青森県と秋田県にまたがる、約13万ヘクタール(東京ドーム約2万8,000個分)に及ぶ広大な山岳地帯。それが白神山地です。
ここには東アジア最大級といわれる「ブナの天然林」が、人の手がほとんど加わらない原生的な状態のまま残されています。氷河期以降の地球の歴史を今に伝える貴重な生態系として、1993年12月、屋久島とともに日本で初めて「世界自然遺産」に登録されました。
その息をのむような美しい自然を見るには、本来の遺産地域(コアゾーン)への入山は厳しい手続きが必要ですが、誰もが気軽に体感できるように開かれているのが、今回ご紹介する「十二湖」なのです。
なぜ「十二湖」と呼ばれるの?— その成り立ち
白神山地・十二湖 全体マップ
白神山地の西端(青森県側)に位置する十二湖。名前に「十二」はとついていますが、実はうっそうとした森の中に、大小30余りもの湖沼が点在しているんです。
青森県側の白神山地西部に位置する十二湖。1704年の大地震による山崩れによってせき止められ、大小30余りの湖沼が形成されました。当時、近くの「大崩(おおくずれ)」という展望地から見下ろした際、大きな池が「12個」見えたことから、その名がついたと伝えられています。
世界遺産の緩衝地域(バッファゾーン)に隣接しており、本格的な登山装備がなくても、整備された遊歩道を使って、本物の原生林の空気を肌で感じることができるのが最大の特長です。
「見るだけ」のツアーと「あるく」ツアー、何が違う?
ブナ自然林(添乗員撮影/25.09)
十二湖を訪れる観光ツアーの多くは、バスを降りて「青池」とすぐ近くの「ブナ林」を見学して、すぐに次の目的地へ移動してしまいます。もちろんそれだけでも綺麗ですが、その先へ【自らの足で歩みを進めること】でしか味わえない本当の感動があります。
「自分の足で歩く」最大の魅力は、大自然の景色の中に自分が入り込めること✨木々が放つみずみずしい香りを胸いっぱいに吸い込み、ふかふかとした土の感触を靴底で感じ、湧き水のひんやりした冷たさに触れる。五感をフルに使って歩くからこそ、心も体もリフレッシュされます。
また、自分の足で一歩一歩辿り着いたからこそ、遮るもののない大パノラマや隠れた名池を目にしたときの感動は、何倍にも膨れ上がります!
さらに、車窓や展望台から景色を切り取るのが「点の観光」なら、あるく旅は「線の観光」です。
鳥のさえずりに耳を澄まし、足元に広がる美しい苔やブナの赤ちゃん(実生)を見つけ、だんだんと森の深部へ入っていく。ただ池を眺めるのとは異なり、森の息遣いと自分の呼吸がぴったり合っていくような、深いリラクゼーションを体感できます。
「自分の足であるく」からこそ出会える、十二湖の真の魅力
歩く速度だからこそ出会える、ドラマチックな絶景スポットをいくつかご紹介します。
▶光で変わる「青池」と「沸壺の池」
十二湖の代名詞といえば、インクを流したようなコバルトブルーに輝く「青池」。なぜこれほど青いのか、いまだ科学的に解明されていない神秘の池です。そして、青池に負けず劣らずの透明度を誇り、豊かな湧き水が流れ込む「沸壺(わきつぼ)の池」。
差し込む光の角度や、風が揺らす水面の表情、水底に横たわるブナの倒木が魅せる一瞬のコントラストをじっくりと堪能できるのは、立ち止まり、息をのむ時間があるからこそです。
青池(添乗員撮影/25.06)
沸壺の池(添乗員撮影/25.07)
▶雄大な「鶏頭場の池」
十二湖のなかでも大きな面積を誇る「鶏頭場の池(けとばのいけ)」。上空から見ると鶏のトサカに形が似ていることからその名がつきました。
風のない日には、周囲のブナやミズナラの林が、まるで鏡のような水面に上下クッキリと映り込みます。水辺に沿って続く平坦な小道を一歩一歩進むたび、水面に映る景色が万華鏡のように変化していく様は、歩く人だけが楽しめる特権です。
鶏頭場の池(添乗員撮影/26.05)
▶五感を心地よく刺激するブナの原生林
一歩森へ踏み入ると、まるで天然のエアコン。
ブナの葉が太陽の光を優しく遮り、心地よい木漏れ日を作ります。足を止めて耳を澄ませば、野鳥のさえずりや風に揺れる葉の音。一息吸い込めば、みずみずしい緑の香りが体中を満たしていきます。
ブナの原生林(添乗員撮影/25.06)
▶突如現れる白い奇岩群!ダイナミックな「日本キャニオン」
緑豊かな森を進むなか、突如として目の前が開け、目の眩むような白い岩壁が姿を現します。これが、アメリカのグランドキャニオンを思わせる景勝地「日本キャニオン」です。
凝灰岩(ぎょうかいがん)が侵食されてできた剥き出しの白い肌と、白神山地の深い緑、そして吸い込まれそうな青空とのコントラストは圧倒的なスケール感。展望所まで少し坂道を登り、自分の足で辿り着いたからこそ、遮るもののない大パノラマを目にしたときの感動はひとしおです。
展望所から見る日本キャニオン(添乗員撮影/25.10)
▶動画で見る「白神山地」
東北の大自然で癒やされる 白神山地と奥入瀬渓流ハイキングツアーをご紹介!
www.youtube.com季節が魅せるそれぞれの色
▶6月:生命力あふれる「新緑のピーク」
ブナの葉が出揃い、森が最もみずみずしい生命力に溢れる季節です。
梅雨時期でも、雨を吸い込んだブナの幹が黒く光り緑がいっそう深く鮮やかになります。雨の日の青池は、どこか憂いを帯びた濃いブルーを見せてくれます。
鶏頭場の池(添乗員撮影/25.06)
ブナ林(添乗員撮影/26.05)
▶7月・8月:青池が最も輝く「夏の主役」
太陽の高度が高くなる夏は、青池のベストシーズン!
降り注ぐ強い光が池の深部まで届き、1年で最も明るく、透き通ったコバルトブルーに輝きます。一歩森に入れば驚くほど涼しく、最高の避暑ハイキングが楽しめます。
王池(添乗員撮影/25.08)
長池(添乗員撮影/25.07)
▶9月:夏の余韻と静寂「深緑を落ち着いて歩く」
夏の賑わいが落ち着き、森に静けさが戻る時期です。森の緑はまだまだ深く力強いですが、吹き抜ける風にはどこか秋の気配が混じり始めます。暑さが和らぎ、最も快適にロングハイキングを楽しめる隠れた人気月です。
金山の池(添乗員撮影/24.09)
ブナ林(添乗員撮影/25.09)
▶10月:混雑を避けてゆったり楽しむ「初秋の佇まい」
例年、10月末頃になってようやく木々が黄色く色づき始めます。「紅葉のピークにはまだ早い」からこそ、観光客の混雑を避け、静かで澄んだ秋の空気のなか、十二湖本来の神秘的な静寂を独り占めできる贅沢な1ヶ月です。
日本キャニオン(添乗員撮影/25.10)
鶏頭場の池(添乗員撮影/25.10)
▶11月:森が黄金色に染まる「圧巻の錦秋」と晩秋の光
葉を落としたブナの隙間から優しい光が差し込み、森の奥まで見渡せるようになる、通好みの季節です。サクサクと落ち葉を踏みしめる音を楽しみながら、冬支度を始める静かな世界遺産の息遣いを感じられます。
スタート地点(添乗員撮影/25.11)
沸壺の池(添乗員撮影/25.11)
ツアーで行く4つのメリット
「自分で車を運転していこうかなぁ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、世界自然遺産の深い魅力を安全にかつ100%味わい尽くすなら、断然ツアーがおすすめです。個人旅行とは違うポイントをお伝えします!
▶現地ガイド同行で「見えない魅力」が見えてくる
ただ歩くだけでは見落としてしまう希少な植物や、野鳥・ブナの森が水を蓄える仕組みなど、公認の現地ガイドが楽しく解説します。
「解説を聞いて初めて白神山地の凄さがわかった!」というお声も。リピーターの方も、知らなかったディープな十二湖に出会えます。
クラブツーリズムのツアーでは、白神山地をホームグラウンドにする白神山地ガイドの会がご案内します!
▶運転のストレスゼロ。移動中も旅のハイライトに
個人旅行で行こうとすると、交通手段の手配や駐車場探しなど、意外とやることは沢山…。
でもツアーなら、移動はすべてお任せ!車窓から見える日本海の絶景を眺めたり、ハイキング後の心地よい疲労感のなかでうとうとしたり…移動時間すら贅沢なリラックスタイムになります。
▶ひとり参加も大歓迎!心地よい距離感で自然を満喫
クラブツーリズムのハイキングツアーは、おひとり様でのご参加もたくさんいらっしゃいます。
同じ「自然が好き」という目的を持った仲間が集まるので、心地よい一体感がありつつも、ひとりの時間もしっかり確保できます。大自然のなかで自分だけの時間を気兼ねなくお楽しみいただけます。
「ひとりでハイキングに行くのは少し心細い……」という方もご安心ください!
▶十二湖だけじゃない!「周辺の観光名所」も効率よく♪
せっかく北東北まで足を伸ばすなら、十二湖だけで終わらせるのはもったいないですよね。
ツアーでは、白神山地暗門の滝ハイキングや、国指定の特別名勝及び天然記念物である奥入瀬渓流ハイキングも一緒に楽しめたり、大顎温泉や鯵ヶ沢温泉のホテルへの宿泊など、個人ではルートを組むのが難しい周辺の見どころもセットで効率よくご案内します。
【お好みに合わせて】白神山地・十二湖を巡るおすすめ2ツアー
「大自然に癒やされたい」「せっかくなら北東北を極めたい」
そんな皆様の願いを叶える、趣向の異なる2つの厳選ツアーをご用意しました。
1.<ハイク初級>白神山地十二湖と八幡平・奥入瀬渓流ハイキング
「有名な絶景を一度にたくさん見てみたい!」という方におすすめ!
白神山地・十二湖の神秘的な「青」に加え、緑のトンネルが美しい「奥入瀬渓流」、そしてダイナミックな山岳風景が広がる「八幡平(はちまんたい)」と、北東北が誇る3大美景を一気に駆け巡る贅沢なコースです。
移動の多い行程だからこそ、バスツアーの快適さが最大限に活きるルート。毎日変わる圧倒的な景色展開に、感動が連続する旅へご案内します。
八幡平(イメージ)
【宿泊】大顎温泉・青森ワイナリーホテル
奥入瀬渓流(イメージ)
奥入瀬渓流・銚子大滝(イメージ)
2.<ハイク中級>白神山地十二湖と暗門の滝・ブナ林トレッキング
「世界遺産の魅力を100%ディープに体感したい!」という方におすすめ!
白神山地のもう一つの聖地である「暗門(あんもん)の滝」と、より原始に近い姿を残す「世界遺産緩衝地域内・ブナ林散策道」まで足を伸ばす、白神山地特化型のコースです。
現地ガイドの解説とともに、じっくり、深く、世界自然遺産の懐へ。マイナスイオンを全身に浴びながら五感が研ぎ澄まされていくような、本物の「森の癒やし」を体感したいリピーターやトレッキング好きの方に最適な旅です。
ブナ林散策道(イメージ)
【宿泊】鯵ヶ沢高原温泉ロックウッド・ホテル&スパ
暗門の滝へのハイキング道(イメージ)
暗門の滝 第3の滝(イメージ)
▶実際にツアーに参加されたお客様の声
※お客様アンケートより一部抜粋
▶添乗員レポート
ツアー担当者が、実際にお客様と歩いてきました✨
▶最後に
白神山地・十二湖には、何度訪れても色褪せない本物の自然があります。
ぜひ皆さんのその足で、その魅力を踏みしめてみませんか?
ツアーへのご参加、お待ちしております!
お知らせ
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【営業時間】月曜~土曜 9:15~17:30
日曜・祝日 お休みとなります
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