いよいよ「0から始める登山教室」や「ステップアップガールズ」などのシリーズも最終回を迎えます。これまで、歩き方や装備、山でのマナーを学びながら、さまざまな山に挑戦してきた皆さん。
その集大成となる舞台が、北アルプス・燕岳です。
「燕岳ってどんな山なんだろう?」
「北アルプスと聞くと少し不安…。」
「山頂ではどんな景色が見られるの?」
そんな期待と少しの緊張を感じている方も多いのではないでしょうか。
燕岳は、美しい白い花崗岩が織りなす独特の景観や、北アルプスを代表する雄大なパノラマが楽しめる人気の山です。登山道は決して楽ではありませんが、一歩一歩登り続けた先には、「頑張って登ってきてよかった」と心から思える景色が広がっています。
今回は、シリーズ最終回を前に、実際の登山の様子や道中の見どころ、山頂で待っている絶景を写真とともにご紹介します。当日のイメージを膨らませながら、燕岳の魅力を一足先に感じてみてください。
燕岳山頂付近に咲く花と遠くの山々
①まずは登山口へ
北アルプス(飛騨山脈)は、富山県、長野県、岐阜県、新潟県の4県にまたがっている広大な山脈です。その中でも燕岳は長野県の安曇野市と大町市に面しています。
燕岳の登山口がある安曇野市の中房温泉まではツアーでは特急あずさと在来線の大糸線を使っていきます。下車駅は大糸線の穂高駅。小さな駅ですが、近くには歴史のある穂高神社もあります。
穂高駅からは中房温泉まで1時間ほどのバスもしくはタクシーでの移動です。
穂高駅からマイクロバスまたはタクシーで移動します
歴史ある穂高神社(復路で時間があれば参拝可能)
2泊3日コースでは登山口近くの「有明荘」に宿泊
燕岳登山口まで徒歩圏内にある「有明荘」は、標高1,380mの豊かな自然に囲まれた温泉宿です。
2泊3日コースではこの有明荘に1泊目宿泊します。
タオル、浴衣、歯ブラシ、カミソリなどアメニティの完備で、快適に過ごすことができます。
また、湯の花舞う単純硫黄泉の温泉は登山前後関わらず体を癒してくれます。
シャワーまで温泉水です!こだわりの料理もとてもおいしい宿なので、食事もお楽しみください。
有明荘の外観
有明荘の食事(内容は年によって変わる場合があります)
②燕山荘に向けての登山
いよいよ、中房温泉登山口からスタートし燕山荘へと向かいます。
序盤から急登の道にはなりますが、ところどころ現れるベンチで休みながら一歩一歩標高を上げていきましょう。
2350mまで標高を上げると、燕岳までの登山道の途中にある「合戦小屋」につきます。
ここで時間があれば名物のスイカを食べて、リフレッシュできます。
※スイカは季節によっては販売が終了している場合があります。
一休みしたら、また燕山荘に向けて出発です。
中房温泉登山口(お手洗いもあります)
第一ベンチ
合戦小屋のスイカ
③燕山荘へ到着!絶景の北アルプスのパノラマを堪能
きつくて長い登りを歩きり、稜線に出るとそこには北アルプスの山々の絶景が待ち受けいます。
ここまでくれば燕山荘はすぐそこ。
チェックインして、荷物を置いて身軽になって山頂にアタックします。
北アルプスのパノラマ(左には槍ヶ岳も見えます)
燕山荘の外観
山小屋限定のグッズも人気です
④いざ山頂へアタック!
燕山荘から燕岳山頂までは片道30分ほど。疲れた足に最後の力を振り絞って注入し、山頂を目指します。途中、綺麗な高山植物のコマクサやイルカ岩などの奇岩を楽しみながら歩きます。
そして、いよいよ燕岳山頂2763mに登頂です!!
燕岳山頂付近に生育するコマクサ
燕岳山頂
⑤大人気の山小屋「燕山荘」に宿泊
数ある山小屋の中でもトップクラスの人気を誇る「燕山荘」に宿泊します。
グッズを見たり、ケーキを食べたり、各々山小屋の時間を楽しみましょう。
山小屋からみる夜景や夕焼け、朝焼けの景色も必見です。
お手洗いも清潔に管理されているため、初めての山小屋泊の人でも安心です。
水ももちろん補給することができます。
燕山荘内ではケーキ屋、飲み物、おつまみのラインラップも豊富
燕山荘の夕食(イメージ)
燕山荘からみる麓の町並みの夜景
燕山荘から見る朝焼け
⑥無事に下山するまでが登山
登った後は下山しなければなりません。行き来た道を下り返します。
登山の事故は登りより下りの方が多いので、最後まで気を抜かず慎重に下山しましょう。
下山後は有明荘の温泉につかって、汗を洗い流しましょう。
そしてご自宅まで帰宅になります。
⑦燕岳登山の秘訣とは
① とにかくバテないことが大切
登山開始直後から急登が続く合戦尾根。「少し物足りないかな?」と感じるくらいのペースがちょうど良いです。最初に頑張りすぎると後半で一気に疲れが出てしまいます。
② ベンチごとに小休憩
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と休憩ポイントが充実しています。ベンチごとに水分補給や行動食を摂りながら歩くことで、最後まで体力を維持しやすくなります。
③ 合戦小屋でしっかりリフレッシュ
標高約2,350mにある合戦小屋は、燕岳登山の名物スポット。ここでゆっくり休憩して体力を回復させると、その先の稜線歩きをより楽しめます。名物のスイカも人気です。
④ 稜線は防寒対策を忘れずに
合戦小屋を過ぎると森林限界を越え、一気に景色が広がります。その一方で風が強く、夏でも肌寒く感じることがあります。すぐに羽織れる防寒着を用意しておくと安心です。
⑤ 天気が良ければ絶景を満喫
燕山荘から山頂までは約30分。白い花崗岩の稜線やイルカ岩・メガネ岩などの奇岩、そして槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの大パノラマが待っています。早朝は天気が安定しやすく、美しい景色を楽しめる可能性が高くなります。
⑧最後に
燕岳は、北アルプスデビューを目指す方にも人気の山でありながら、その先に広がるアルプスの世界を感じられる特別な一座です。苦労して登った先に広がる大パノラマや、美しい花々、花崗岩が織りなす独特の景観は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
今回ご紹介した景色や登山の様子をご覧いただき、「自分も歩いてみたい」と感じていただけたら嬉しいです。ぜひ一歩踏み出して、燕岳ならではの感動を体感してみてください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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