国立新美術館にて、9月9日に開幕した「ルーヴル美術館展 ルネサンス」

ルーヴル美術館の膨大なコレクションから選ばれた50点余りの作品を通して、15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ各地で花開いたルネサンス美術を紹介する展覧会です。

今回、私たちが特に注目したいのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの『女性の肖像』。通称『美しきフェロニエール』として知られる、ルーヴル美術館を代表する名画のひとつで、なんと今回が初来日

週末の午後には40分待ちとなるほどの人気ぶりでしたが、展示室内は撮影禁止ということもあり、訪れた方々は一枚一枚の作品とじっくり向き合いながら、鑑賞を楽しんでいました。

実際に作品を前にすると、画面から伝わってくる人物の表情や質感など、写真ではなかなか感じ取れない魅力があります。

ルネサンスを生んだ「旅」

本展では、4つのテーマからルネサンス美術をひも解いています。

「旅」
「技法の革新と洗練」
「古代へのまなざし」
「肖像芸術の隆盛」

なかでも興味深いのが、最初のテーマに「旅」が掲げられていることです。

ルネサンスの時代、芸術家たちは新しい技法や表現を学ぶために故郷を離れ、アルプスを越え、各地の宮廷や都市を訪ねました。

人と作品、そして知識が国境を越えて行き交ったことが、ルネサンスという大きな文化のうねりを生み出していったのです。

そして、今回の主役のひとりであるレオナルド・ダ・ヴィンチもまた、ひとつの都市にとどまることなく、フィレンツェ、ミラノ、そしてフランスへと活動の場を移した芸術家でした。

そう考えて作品を眺めていると、一枚の絵画が、単なる「美術作品」ではなくなってきます。

この作品は、どこで生まれたのだろう。
この芸術家は、どんな町を歩き、どんな人々と出会ったのだろう。

そんな疑問が浮かび、作品の背景にある「土地」「旅」にも興味が広がっていきます。

展覧会で一枚の作品と向き合うことから、その作品が生まれた町や、芸術家が歩いた土地へ興味が広がっていく――。

そんな美術鑑賞の楽しみを、今度は実際の旅で味わってみませんか。

作品とともに、その生涯を追う
「レオナルド・ダ・ヴィンチ ミラノ・フィレンツェからロワールへ 8日間」

今回の展覧会をきっかけに、レオナルド・ダ・ヴィンチについてもっと知りたくなった方におすすめしたいのが、レオナルドの生涯と足跡をたどる旅です。

画家であると同時に、人体、建築、機械、自然など、あらゆる分野へ尽きることのない好奇心を向けたレオナルド。

現存する絵画作品は決して多くありませんが、彼が残した構想や探究の跡は、ヨーロッパ各地に今も息づいています。

この旅では、ルネサンス文化のなかで才能を育んだフィレンツェ、ミラノ時代の足跡が残る場所、そしてフランス王フランソワ1世に招かれ、晩年を過ごしたロワール地方へ。

さらにパリのルーヴル美術館では、『モナ・リザ』『岩窟の聖母』『聖アンナと聖母子』など、レオナルドの作品と出会います。

作品そのものだけでなく、レオナルドが生きた町、彼を支えた人々、そして芸術と科学の両面に広がる彼の思考の世界に触れる8日間。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」というひとりの芸術家を、作品だけではなく、その生涯と土地から深く知る旅です。

世界最大級の美の殿堂をじっくりと
「ルーヴル美術館を極める 7日間」

そして、今回の展覧会を見て「いつか本場のルーヴル美術館を訪れてみたい」と感じた方には、もうひとつおすすめしたい旅があります。

それが「ルーヴル美術館を極める 7日間」です。

世界最大級の美術館として知られる、パリのルーヴル美術館

『モナ・リザ』や『サモトラケのニケ』『ミロのヴィーナス』をはじめ、誰もが一度は目にしたことのある名作が並びます。

しかし、ルーヴル美術館の魅力は、有名作品だけではありません。

もとは歴代フランス王の宮殿であった壮麗な建築

古代オリエントやエジプトから、古代ギリシャ・ローマ、ルネサンス、そしてフランス絵画へと続く膨大なコレクション。

ルーヴルは、まさに人類の歴史と美が集積した場所ともいえるでしょう。

だからこそ、一度の見学だけでは、その魅力を味わい尽くすことはできません。

「ルーヴル美術館を極める 7日間」では、時間をかけて丁寧に館内をめぐり、ただ有名作品を駆け足で追うのではなく、それぞれの作品が生まれた時代や背景にも目を向けながら、ルーヴルという美術館そのものを深く楽しみます。

今回の「ルーヴル美術館展 ルネサンス」で出会った作品を、今度はその本来の場所で見つける。

そんな楽しみ方も、本場を訪れる旅ならではです。

展覧会の、その先へ

日本で開催される美術展は、知らなかった作品や芸術家と出会い、新しい興味の扉を開いてくれます。

そして、その作品が生まれた場所や、現在収蔵されている美術館を実際に訪ねてみると、美術館の空間、町の風景、土地の光や空気まで含めて、作品をより立体的に感じられることがあります。

今回の「ルーヴル美術館展 ルネサンス」を見て、改めて感じたのは、芸術と旅はとても相性がいいということ。

一枚の絵から、その画家へ。

画家から、その画家が生きた町へ。

そして、その町から、ヨーロッパの歴史や文化へ。

美術作品との出会いは、次の旅へとつながるきっかけにもなるのではないでしょうか。

国立新美術館の「ルーヴル美術館展 ルネサンス」で興味を持たれた方も、以前からルーヴル美術館やレオナルド・ダ・ヴィンチに憧れていた方も。

次はぜひ、本場ヨーロッパで、その美と物語に出会ってみてください。

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