2017年9月18日発信 英国BBCの番組で紹介された初めての映像
英国放送協会BBCは、先日9月5日に「The 21st Century Race For Space( 21世紀宇宙開発の今)」という1時間の宇宙特集番組を放映しました。これは、アメリカなどの有人商業宇宙飛行ビジネスの最新の現状を紹介するもので、ヴァージンギャラクティック、ブルーオリジン、スペースXなどの主な企業を取材し、トップや担当者のインタビューを英国マンチェスター大学の物理学者ブライアンコックス教授が行ったもので、人類が宇宙へのアクセスを開発していく意義などについてまとめられています。この中で、おそらくテレビカメラが世界で初めて入った場面があります。
■ ヴァージンの「スペースシップ2」2号機のコックピット内部映像 (16:30~)
■ ブルーオリジン社の宇宙船製造工場の内部映像 (27:45~)
この放送は英語ですが、以下のサイトよりインターネットで見ることができますので、ご興味がある方はご覧ください。上記の部分を見るだけでも価値あります。(まだまだ元気なバートルタン氏のインタビューもあります)
2015年8月14日発信 テスト飛行事故調査結果について
2014年10月31日に発生した「スペースシップ2」の墜落事故に関する米国国家運輸安全委員会(NTSB)の約9ヶ月に渡る事故調査が終了し、2015年7月28日(火)にワシントンDCにてその公聴会が開催され、事故原因、勧告などが公にされました。
その資料(英文)については、こちらで公開されておりますが、以下の報道発表について弊社にて翻訳をいたしましたのでお知らせします。
(1)米国国家運輸安全委員会(NTSB)プレスリリース(7月28日)
(2)ヴァージンギャラクティック社 プレスリリース(7月28日)
尚、同委員会の正式な報告書についてはこれから作成されることとなっております。
(1)米国国家運輸安全委員会(NTSB)プレスリリース(7月28日)翻訳
人的ファクターについての考慮欠如が「スペースシップ2」の空中分解を招いた主因
米国国家運輸安全委員会(以下NTSB)は2014年10月31日に発生した「スペースシップ2」の空中分解の原因は、スケールドコンポジット社の人的なエラーに対する配慮欠如と防止策不足、ならびに副操縦士が近日では経験をしたことがないような時間へのプレッシャー、精神的動揺や負荷の結果、スペースシップの「フェザーシステム」の固定レバーを早すぎる段階で誤って解除したためであると決定した。
「スペースシップ⒉」はスケールドコンポジット社がヴァージンギャラクティック社のために製造した商業宇宙船である。この宇宙船はロケットエンジン噴射飛行テスト中に分解し、正操縦士が重傷を負い、副操縦士が死亡した。
「フェザーシステム」は大気圏再突入の際に尾翼を回転させて立て、宇宙船をゆっくりと上向きに降下させるために設計されたもので、マッハ1.4のスピードで上昇時に固定レバーが外されることになっている。副操縦士はマッハ0.8でこの装置を外したため、翼に荷重がかかり、このシステムの作動に影響を与え、命令しないのもかかわらずシステムが始動し、スペースシップを空中分解させることにつながった。
当理事会は、スケールドコンポジット社がテストパイロットが早期に「フェザーシステム」の固定レバーを解除する可能性、そしてこの一つの人的エラーがシステムを誤作動させる可能性について考慮しなかったことを指摘した。また理事会は、同社がパイロットに早期に固定レバーを解除することの危険性について十分理解させていなかったことにも触れた。調査官は、事故の3年以上前に同社と当該パイロット間で、宇宙船が音速に移る時に翼にかかる荷重についての書類上のやりとりが1回だけあったことを確認した。
FAA連邦航空局はスケールドコンポジット社のテストフライトの実施申請を審査および許可する立場だった。最初の申請が許可され、一度更新は許可されたが、FAAは同社の危険分析がFAAの実験許可の規則に基づくソフトウエアエラーや人的エラーに関する基準を満たしていないことを発見した。その時は、FAAは同社のソフトウエアエラーや人的エラーに関する危機分析要求を見送った。この危機分析要求は同社の初期申請に含まれるエラー軽減策に基づくものだったからである。しかしながらその後FAAは、そのエラー軽減策が同社により実行されているとの確認をしなかった。
NTSB議長、クリストファーA. ハートは、設計でも、安全評価でも、「スペースシップ2」の「フェザーシステム」の運用でもなく、人的要素の検討が、人的エラーの潜在的影響を極小化して有人宇宙フライトの安全性を高めるために重要であると強調した。
有人商業宇宙飛行は新しい開拓分野で、沢山の知られざるリスクと冒険要素が存在する。このような環境で、検知できる危険については安全性の余地をできるだけ確保しまた拡大させる必要があるとハート議長はコメントした。
当理事会は、FAAと商業宇宙飛行連盟にも勧告を行った。これらが実行されれば、勧告は商業宇宙オペレーターのための人的要素に関する指導要綱を生み出すことにつながる。また、FAAの技術スタッフと商業宇宙船オペレーターが十分協力し合うことにより、FAAの実験許可の評価プロセスも強化される。
ハート議長は「商業宇宙飛行を成熟させていくためには、私たちは認識される危険とともに、新しい危険を見つけそれらを注意深く最小化するようにしていかなければならない。」と締めくくった。
以上(2)ヴァージンギャラクティック社 プレスリリース(7月28日) 翻訳
米国国家運輸安全委員会(NTSB)によるスケールコンポジット社「スペースシップ2」テストフライト事故調査結果について
米国国家運輸安全委員会(以下NTSB)は、2014年10月31日のスケールドコンポジット社「スペースシッ2」テストフライト事故調査を終了しました。NTSBは最終的な勧告と事故原因については、別途まとめられることになっています。(詳細はNTSBのホームページで公開されます)
事故発生時、ノースロップグルマン社の子会社であるスケールコンポジット社は、ヴァージンギャラクティック社との契約で「スペースシップ2」のテストプログラム実施の責任を担っていました。事故は、「スペースシップ2」の通算55回目のフライト、4回目のロケットエンジン噴射飛行テスト時に発生をしました。
9ヶ月におよぶ調査を経て、NTSBは本日の午前中にワシントンDCの本部にて、理事と専門委員が出席をして公聴会を実施し、以下の主要な結論に到達しました。
1) 副操縦士が、機が音速の領域に入る際、「フェザーシステム」の固定レバーについて、
フライトマニュアルに規定される本レバーの解除最低スピードであるマッハ1.4に達する
14秒前という不完全な段階で操作を行い、固定を解除しました。
2) 「フェザーシステム」の安全装置が設定維持状態でなければいけない時に解除されたた
め、音速領域における空気力学により「フェザーシステム」が稼動しスペースシップが空
中分解しました。
3) スケールコンポジット社の副操縦士、マイケル・アルスバリーはこの事故により死亡しま
した。同社の正操縦士、ピーター・シーボルトはパラシュートにより脱出し、一命はとり
とめましたが負傷しました。
4) 以下のものについては、今回の事故原因とは関わりがないことが証明されました。
A. 機体システムとその構造
B. ハイブリット推進システム
C. 船内機器や表示盤
D. 天候
E. 内在する医学的又は身体的状態
5)「フェザーシステム」の固定装置、仕組み、駆動装置については、機能不全はありませんで
した。
6) 事故による第三者の死傷者はおらず、本機には乗客もおりませんでした。
7) NTSBは、ヴァージンギャラクティック社とザスペースシップカンパニー社については、
事故の結果を受けて自ら必要な 改善を済ませていることを確認し、改善勧告はしません
でした。勧告の有無によらず、ヴァージンギャラティック社の技術チームは、今後のフ
ライトにおいて誤ったタイミングで固定レバーが解除され「フェザーシステム」が稼動し
ないよう設計上の変更を行っております。
ヴァージンギャラクティック社は、商業運航のスタート時には「スペースシップ2」の運航そのものをスケールドコンポジット社から移管されることを想定し、事故前から安全性の見直しと機体の改善を行って参りました。今回の事故発生後は、ヴァージンギャラクティック社がテストフライトプログラムの完了と商業フライト開始準備の責任を負うことになりました。
ヴァージンギャラクティック社のCEO、ジョージT.ホワイトサイズは以下のように述べております。
「私たちは宇宙に行く挑戦が難しいことについて依然謙虚に受け止めています。現在、世界でわずか549人だけが宇宙に行っており、この数をより増やすことに情熱を注ぎ取り組んでいます。宇宙を行きやすい所にするという世界の人々の目標は、勇敢なパイロットであったマイクもそうでしたが、当社が責任を持って取り組むことに変りはありません。現在2機目のスペースシップの製造が進んでいることには勇気付けられおり、将来へ向けて希望と決意を改めて感じています。」
ヴァージングループの創業者、リチャードブランソン卿は以下のように述べております。
「マイケル・アルスバリーの事故死について忘れることはありませんが、事故調査が終了し、ヴァージンギャラクティック社は目標を達成することを今日より強化しそれに集中していきます。私たち全員の努力や犠牲は無駄なものではなく、大きな夢を実現しようとする多くの方々を勇気づけるものであると確信しています。ご協力をいただいている方々、宇宙を安全に到達できるように努力されている方々に、地球の生命を救うという観点から心より感謝申し上げます。」 以上
2015年1月2日発信 テスト飛行事故を乗り越えて リチャードブランソン
ヴァージングループのリチャードブランソン会長が2014年年末に宇宙旅行に申し込みをしたお客様あてメッセージが公開されましたので、ご紹介をいたします。
皆様 大変な一年がまもなく終わろうとしていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
10月に重大な事故が起こり、興奮と期待が一瞬に動揺や落胆に変わり、2014年は私たちヴァージンギャラクティック全体にとって悲しむべき年でした。事故の翌朝にはモハベに行き、私どもの優秀で有能なスタッフたちに対し、人類の偉大な進歩には痛みも伴うことを話しましたが、それから時間が経ち今はこの思いをさらに強くしています。それは今回の出来事で、沢山の方よりいろいろな形の善意をいただいたおかげでもあります。
熱気球の大西洋横断のような過去の冒険でも途中で海に不時着するなど困難な事態に遭遇しましたが、私とスタッフたちは、宇宙船が墜落しパイロットが亡くなったことで、これらでは経験したことがないほどの大きな衝撃を受けました。
事故発生後直ぐモハベに向かう途上で、このような悲劇を起したプロジェクトの開発を続けていいものかどうかについて初めて真剣に悩みました。ヴァージンギャラクティック社のこと、それがなし遂げようと努力しているものが本当に価値があるものかについて考えました。
私は非常に明確な答えをモハベに着くや否や手にすることができました。
設計者、製造担当、エンジニア、パイロットなどすべてのスタッフが、宇宙を一般の人が安全に行けるようにすることは人類にとって重要であると信じており、それは事故後の今でも変わりないからです。
その1週間後に行われたマイク・アルスバリー副操縦士の悲痛なお葬式で頂戴したお言葉、そして私の事務所に寄せられた何千というメッセージも同じような内容を示していました。なかには国際宇宙ステーションの宇宙飛行士からいただいたものもあります。
そのなかでも特に重要なものは、謙虚に且つありがたく受け止めるべき、皆様のような実際に宇宙旅行の申込みをされたお客様からの暖かいご支援と連帯のお気持ちです。
将来この歴史が語られる時、その献身さや忠実さ、情熱をも兼ね備えた世界初の商業宇宙旅行パイロットとして、マイク(副操縦士)と一命を取り留めたピーター(操縦士)の勇敢さについても触れられることでしょう。
以前にも申しましたが、皆様の存在がなければこの事業を始めることができなかったですし、この数週間で、もし皆様が去ってしまうようなことがあればこの事業はあきらめざるを得なかったかもしれません。
しかし、そのようなことは起こりませんでした。むしろその逆でしたので、この事業を再度進めていきたいと思います。
それは、より確実な安全性を確立するというより強い決意と、世界中が私たちの挑戦を注視し、成功を期待しているという責任を背負って進んでいきます。なにより皆様のご支持もありますのでこれに優る強みはございません。
2015年は新しい時代の始まりでもあります。
まず、名前は決まっていませんが、感動と興奮を呼ぶであろう2機目の宇宙船が完成します。また妻のジョアンと私にとっては同様にうれしいことですが、3人の初孫たちが誕生いたします。
この孫たちは、宇宙旅行がだれでも簡単に参加できるような時代の最初の世代となると信じています。宇宙にいつでも安全に、また環境を脅かすことなく行き来する地球の挑戦を見届ける証人になることでしょう。
祖父母がその実現に努力をしたことは忘れさられてしまうでしょうが、それはそれでいいのです。
皆様が良い休日を過ごされることをお祈り申し上げております。
この宇宙旅行への道におつきあいをいただき御礼申し上げます。
それでは2015年、次の展開でぜひお会いいたしましょう。
ヴァージングループ創業者
リチャード・ブランソン
(翻訳:クラブツーリズム・スペースツアーズ)
2014年11月1日発信 テスト飛行中の事故発生のお知らせ(11月7日更新)
10月31日(金)午前(現地時間)、米国カリフォルニア州モハベ空港で行われた宇宙船「スペースシップ2」のテスト飛行中において、墜落事故が発生いたしました。この事故で大変残念ながら、パイロットがお一人お亡くなりになりましたので、ここにお知らせいたします。
弊社ではお亡くなりになりましたパイロットとそのご家族に対し謹んで哀悼の意を表します。
また、皆様にはお騒がせし、、またご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
株式会社 クラブツーリズム・スペースツアーズ
代表取締役社長 浅川 恵司
ヴァージンギャラクティック社声明 (11月4日)
まず私どもは、この度亡くなられたスケールドコンポジット社のマイケル・アルスバリー副操縦士とそのご家族、ご友人に対し心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、重傷を負われたピーター・シーボルト操縦士が一刻も早く回復をされますことを心よりお祈り申し上げております。さて、11月3日に国家運輸安全委員会(NTSB)での事故調査に関する記者発表があり、この不幸な事故についての新しい情報が発表されました。
2014年10月31日、「スペースシップ2」はロケットエンジン噴射飛行テストにおいて深刻な不具合が発生し墜落をしました。国家運輸安全委員会(NTSB)がその事故調査を担当することになり、私どもはこの調査に全面協力をしております。まだ事故原因を特定することは困難ですが、同委員会がその最終の記者会見において、遠隔計測データにより時間に従った事故発生の詳細記録を発表いたしました。これで現場調査は終わりですが、これからもさまざまな調査が続きます。
同委員会は最新の調査結果として、ロケットエンジンと燃料タンクは燃えたり、空中爆発などはしておらず損傷もしていないことを発表しました。これはそれらが事故原因ではないかいう予測は誤っていることを示しています。
同委員会は、大気圏突入時に尾翼が立てられるというこの宇宙船のユニークな技術、「フェザリング機能」に関する調査をしました。発表によると、ロックレバー(施錠レバー)は時間記録をみると早めに引かれた(施錠が外された)ことがわかり、その後空気力学上の力が働き、「フェザリング機能」が稼動し、結果として空中で翼が分解離脱したことを示唆しています。この委員会の調査はこれからも継続して行われますのでまだ結論に至ってはおりませんが、これらのことが現場調査に基づいた事実として公表されました。この発表により、私たちは必ずこの事故の原因をつきとめ、そこからすべてのことを学びたいと強い決意を固めるものです。
ヴァージンギャラクティック社では安全がすべてのプログラムの最優先事項です。それは私たちの企業文化で最も重要なものであり、業務の根幹をなすもの、このことは誰も否定し得ません。私どもは、今回の事故を大きな教訓とし、このようなことが2度と起こらないようにする覚悟です。そのために、国家運輸安全委員会と緊密に連絡をとり、その調査に協力をし、その結果と指導を真摯に受け止め、徹底的な原因の改善に努めて参る所存です。
ヴァージンギャラクティックのビジョンは、宇宙への移動手段を開発し一般の人が行けるようにすることにあります。それは将来の子孫のためでもあり、人類全体に貢献するものでもあります。航空機や船舶の初期の歴史が示すようにこの開発には困難が伴いリスクもあるものです。しかしながら私どもの企業は400名を超えるエンジニアと専門家がその実現に向けて努力をしております。調査から技術革新、商業運航まで、私どもの産業が切り開きつつある技術は人類の進歩にとって重要なものであるに違いありません。
この数年間宇宙旅行に申し込みをした多くのお客様、宇宙業界の方々、そして一般の皆様も含め多くのご支援と激励をいただき感謝しております。テストプログラムは、初期の航空史が示すように大きなリスクがあります。お客様は、私どもの専門のエンジニアやパイロットによる安全性の証明がされなければ商業運航を始めないことはご承知かと存じます。これらのスタッフは最高の専門性と経験を持ったこの業界のプロフェッショナルで、必ず成功に導いてくれるものと確信しております
今回の事故は悲劇的なつまずきとなりました。しかしながら、私どもは信念と慎重さをもって前進していきたいと考えております。2機目の「スペースシップ2」は現在建造中で、現時点では65%完成しており、これを進めていきます。国家運輸安全委員会の指導の下、安全運航を目指したテストプログラムを再開し、一般の人に宇宙への道を開くという私たちのミッションの実現を目指して進んでいく所存です。私どもは、リスクを乗り越え宇宙旅行の実現を待ち望んでいる方々に向けて、必ずや世界最初の商業宇宙旅行を提供できるよう決意を新たに進んで参ります。
以上
ヴァージンギャラクティック社声明 (10月31日)
本日の午前、弊社のパートナー企業であるスケールドコンポジット社によって宇宙船「スペースシップ2」のロケットエンジンを使用したテスト飛行が行われましたが、機体に問題が発生し、墜落をするという事故が発生しましたのでお知らせします。尚、母機の「ホワイトナイト2」については無事に帰還しました。
弊社は、パートナー企業であるスケールドコンポジット、全米運輸安全委員会(NTSB)および地元当局に全面協力をするとともに、同委員会が明日、モハベ空港に到着し数日間要する調査を開始するものと理解しております。
地元当局によると、二人のパイロットのうち一人がこの事故で亡くなったことが確認されました。もう一人のパイロットはパラシュートで脱出し、地元の病院に搬送されました。
弊社といたしましては、今回事故が発生しましたことについて大変遺憾に存じます。
また、この事故でお亡くなりになりました関係者とそのご家族に対し、心からご冥福をお祈り申し上げる次第です。
【ヴァージンギャラクティック社CEO ジョージ・ホワイトサイズからのメッセージ】
まずなによりも最初に、搭乗員とそのご家族に対し哀悼の意を表するともに、私どもができることは何でもさせていただく用意がございます。アンテロープバレーでの救援をお手伝いいただいた方々にも深く感謝いたします。また、すべての関係者の努力についても同様の思いです。
宇宙開発は困難な面があり、本日は大変厳しい日となりました。私どもは、今後の事故調査に全面協力し、まずは事態の究明に努めます。今後も簡単な道のりではないかもしれませんが、全社員が一丸となって団結し、開発を進めていく所存です。
以上
以上は(株)クラブツーリズム・スペースツアーズがヴァージンギャラクティック社の声明(英語のホームページで公開)のうち重要と思われるものを翻訳したものです。
また、以下の事故内容も公表された事実などを元に(株)クラブツーリズム・スペースツアーズがまとめたものです。
1.事故の詳細
(発生日) 現地時間 10月31日(土)午前10:07頃(日本時間11月1日(日)午前2時07頃)
(発生場所) 米国カリフォルニア州 モハベ空港上空
(発生状況)
宇宙船「スペースシップ2」としては55回目(ロケット噴射飛行としては4回目)、母船「ホワイトナイト2」としては171回目のテスト飛行において以下のような事故が発生した。
午前 9:20 宇宙船「スペースシップ⒉」母船ホワイトナイト2に懸架され離陸
午前10:07 高度約1万4千メートルで、宇宙船「スペースシップ2」が母船より切り離され、ロケットが点火。約13秒後に異常が発生し、機体が爆発し、モハベ市の32キロ北東に墜落をした。以下の2名のパイロットのみが搭乗していたが、1名は死亡、1名はパラシュートで脱失したが重体で病院に搬送された。
パイロット氏名(所属は両名ともスケールドコンポジット社)
操縦士 Peter Siebold 43才 重体
2000時間の飛行経験と35種類の航空機操縦経験あり
副操縦士 Michael Alsbury 39才 死亡
15年の飛行経験。2013年第1回目の「スペースシップ2」ロケット噴射飛行も経験した。
(その他状況)
前回のテスト飛行は10月7日にスペースシップの滑空テスト(ロケットエンジンは不使用)が行われ予定通り終了した。今回のロケット噴射飛行テストは、本年1月以来の実施であった。この間、「スペースシップ2」のロケットエンジンの燃料が、ゴム系のポリブタジエンから、プラスティック系のポリアミドに仕様変更され、その後地上での燃焼テストなどが繰り返し行われてきた。(燃料を燃焼させるために必要な酸化剤は亜酸化窒素で変更されていない。)
2.事故発生後の経過
11月1日(土)
国家運輸安全委員会(NTSB)の調査チームがモハベに到着。総勢15名のチーム。
調査は1週間程度かかる見通しで、その後、分析や検討などを行い、事故原因を究明していくが、途中でも事故原因がわかり次第公表する予定。
11月1日(土)
ヴァージングループのリチャードブランソン会長がモハベに到着。
記者会見でスピーチした趣旨は、以下の通り。
亡くなったパイロットと家族への弔意。
なによりも事故原因の徹底究明を第1優先にする。
国家運輸安全委員会の調査チームに全面協力する。
その究明した原因を抜本改善して、安全な宇宙船開発を継続して、商業宇宙旅行の実現を業界全体で力も合わせ引き続き目指していくことを表明。
11月3日(月)
国家運輸安全委員会(NTSB)の記者会見で、調査で判明した以下の事実が公表された。
ロケットエンジンおよび燃料タンクについては空中で爆発をした形跡は見当たらない。
「スペースシップ⒉」は、空中発射の10秒後から12秒後の間に、予定より早くパイロットの操作により2つの尾翼が立てられるフェザリングが作動しその直後に墜落をした。(ただし、委員会ではこれを墜落原因であると断定をしたわけではない)
以上
2014年10月27日発信 神奈川(藤沢)で「宇宙旅行の説明会」を開催
神奈川にお住まいのお皆様へ
この度、近畿ツーリストの藤沢支店の「カルチャー講座&イベント」の一プログラムとして
宇宙旅行の説明会を開催することになりましたのでご案内申し上げます。
お近くの方はぜひお越しいただければ幸いです。
タイトル : 「一生に一度は行ってみたい究極の旅 これが宇宙旅行だ」
日時 : 11月25日(火)13:30~14:30
内容 : まもなく民間宇宙旅行が始まろうとしています。大気圏を超え、高度100キロの宇宙空間に行き、真っ青な地球を風景と無重力を体験する宇宙旅行の魅力と最新情報をお伝えします。
(内容は10月18日新宿開催のものとほぼ同一となる予定です。)
コース番号:NA00057
参加費:1,000円(宇宙食の試食付き)
参加方法および会場
この説明会は以下の近畿日本ツーリスト藤沢支店で開催します。
予約はこちらの支店に直接お電話などで御願いいたします。
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-2-2 ASCAビル1階
電話 0466-23-2555 FAX 0466-23-3379 全日:10:00~18:00
会場への案内図はこちら
2018年9月18日発信 初めての方を対象とした東京説明会〔10月開催〕のご案内
初めての方を対象とした宇宙旅行の説明会を、以下の日時にて10月に開催します。
まもなく実現しようとしている宇宙旅行に参加してみたい方、ご興味のある方のご参加をお待ちしております。
記
日時:平成26年10月18日(土) 10:00~11:30
会場:クラブツーリズム本社 新宿アイランドウイング説明会場
この説明会は予約制、無料となっております。(説明会のコース番号は、D4802)
株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ
所在地:〒160-8308 新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
電話:03-4335-1800(9:15~17:30平日のみ営業)ファックス:03-5323-3992
2014年8月8日発信 大阪で宇宙旅行の相談会を開催します。
関西在住の皆様へ
このたび、弊社社長、浅川恵司が大阪に出向き、宇宙旅行の参加を検討されたい方を対象とした相談会を開催いたします。最新の宇宙旅行の情報やこれまでの経過もご説明いたしますので、ぜひお越しください。
記
日時: 平成26年9月5日(金) 15:00~17:00 (15分前より受付開始)
内容: 宇宙旅行のご説明をし、ご相談、ご質問を承ります。(無料)
今回の対象は実際に参加を検討されたい方に限らせていただきます。
会場: クラブツーリズム 近鉄難波ビル8階説明会場
所在地 : 大阪市中央区難波4丁目1番15号 近鉄難波ビル8階
案内図はこちら(説明会場は8階となりますの直接お越しください)
交通案内 :地下鉄御堂筋・千日前線「なんば」駅下車徒歩1分
地下鉄四ツ橋線「なんば」駅下車徒歩3分、近鉄大阪難波駅下車徒歩1分
JR難波駅下車徒歩5分、南海なんば駅下車徒歩5分
この相談会は予約制となっております。(コース番号はD4802)
予約は以下のお電話又はこちらよりお願いいたします。
【お問い合わせ先】
株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ
〒160-8308 東京都新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
電話:03-4335-1800 (9:15~17:30平日のみ営業) ファックス:03-5323-3992
さらに9月6日(土)に講演会が開催!
翌日9月6日(土)13:30~15:00、主催が株式会社ジュンカン 後援:関西宇宙イニシアティブにて、どなたでも参加できる有料の講演会「宇宙ビジネスが未来の成長産業に!」(講演者:浅川恵司)が大阪ATCグリーンエコプラザで開催されます。詳細や参加のお申込みは、こちらをご覧ください。
2014年6月20日発信 初めての方を対象とした説明会〔7月開催〕のご案内
初めての方を対象とした宇宙旅行の説明会を、以下の日時にて7月も開催します。
内容は4月に開催したものとほぼ同様となりますので、出席できなかった方はぜひお越しください。
宇宙旅行に参加してみたい方、ご興味のある方にお勧めです。
記
日時:平成26年7月19日(土) 10:00~11:30
会場:クラブツーリズム本社 新宿アイランドウイング説明会場
この説明会は予約制となっております。(説明会のコース番号は、D4802)
株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ
所在地:〒160-8308 新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
電話:03-4335-1800(9:15~17:30平日のみ営業)ファックス:03-5323-3992
2014年2月28日発信 初めての方を対象に説明会を開催します。
平成26年1月6日クラブツーリズムは、宇宙旅行の専門会社「株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立いたしました。
これまでクラブツーリズムは、世界初の民間宇宙旅行を開発中のイギリスのヴァージンギャラクティック社の公式代理店として日本で宇宙旅行を紹介して参りました。いよいよこの実現も一歩一歩ですが近づきつつありますので、宇宙旅行観光時代の到来に備え、子会社を設立して本格的に取り組んでいくことになりました。是非、よろしくご愛顧のほどお願い申し上げます。
これを記念して、以下のように、初めての方を対象にわかりやすくご説明する「宇宙旅行の説明会」を開催いたしますのでご興味のある方は是非ご参加ください。
記
日時:平成26年4月20日(日) 10:30~11:45
会場:クラブツーリズム本社 新宿アイランドウイング説明会場
この説明会は予約制となっております。(説明会のコース番号は、D4802)
株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ
所在地:〒160-8308 新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
電話:03-4335-1800(9:15~17:30平日のみ営業)ファックス:03-5323-3992
2014年1月11日発信 今年最初のテストフライト
2014年1月10日、スペースシップ2の今年最初のテストフライトが、モハべ宇宙港で行われれた。
今回で3回目のロケットエンジン噴射飛行で、これまでの最高高度71、000フィート(約21.6キロ)を記録した。今回もマッハ1.4と音速を突破して、無事にテストは終了した。
動画はこちら
2013年9月6日発信 2回目の「ロケットエンジン噴射飛行テスト」に成功
ヴァージンギャラクティック社は、9月5日、「スペースシップ2」の2回目の「ロケットエンジン噴射飛行テスト」が4月に引き続き成功したことを発表し、その動画を公開をした。
9月5日午前8時、モハベ宇宙港を飛び立った「スペースシップ2」は、高度約14,000メートルの上空で、母機ホワイトナイト2より切り離され、ロケットエンジンに点火、約20秒のロケット噴射によりマッハ1.43のスピードで上昇して高度21,000メートルに到達。様々な数値も1回目を上回り、無事飛行テストが成功した。
動画に自ら解説役で登場したリチャードブランソン会長は、今後、内部インテリア、フライトスーツやトレーニングプログラムなどの準備を進め、2014年には商業運航を開始をしたいと語っている。
そして、なんと CNNが「スペースシップ2」に取り付けられたビデオカメラの影像を公開をしています。まるで、「スペースシップ2」に乗っているような感じで、見ると感動します。
2013 年5月31日発信 宇宙旅行価格改定のお知らせ
お客様各位
謹啓 時下益々ご清栄の段お慶び申します。平素は格別なるご愛顧を賜りありがとうごさいます。
さて、この度ヴァージンギャラクティック社は、2013年6月1日付で、スペースシップ2で行く宇宙旅行の参加費用を20万米ドルから25万米ドル(1ドル=100円換算で2、500万円)に世界的に改訂することになりましたので取り急ぎお知らせいたします。
価格面では諸事情により値上げとなりますが、世界初の民間宇宙旅行は少しづつ実現に近づいておりますので、引き続き何卒よろしくご注目ならびにご期待くださいますようお願い申し上げます。
ヴァージンギャラクティック社
日本地区公式代理店 クラブツーリズム株式会社
2013年4月30日発信 スペースシップ2 ロケットエンジン噴射飛行テストが遂に成功
4月29日カリフォルニアにて、「スペースシップ2」のロケットエンジン噴射飛行テストが開発以来初めて行われ、無事成功した。
午前7:02分「ホワイトナイト2」(115回目の飛行)が、「スペースシップ2」をとともにモハベ宇宙港を離陸。45分後に高度47,000フィート(約14キロ)の上空にて、「スペースシップ2」が切り離され、空中発射された。約16秒間のロケットエンジン噴射飛行だったが、スピードはマッハ1.2を記録。予定通り、音速を超える飛行が無事行なわれた。
ヴァージンギャラクテック社はプレスリリースを行い、本年中には宇宙空間にまで達するテスト飛行を行いたいと表明している。
動画はこちら・約3分英語
2013年2月7日発信 宇宙港「スペースポートアメリカ」の最新映像
アメリカニューメキシコ州の地元テレビKRQEは、宇宙港「スペースポートアメリカ」の空撮した最新映像を先月17日に報道しましたので、ご紹介をします。
解説は英語ですが、全貌がとてもよくわかる1分半程度のお勧め映像です。
2012年12月26日発信 「スペースシップ2」の最新画像
2012年12月19日 ヴァージンギャラクティック社は同日実施された「スペースシップ2」の23回目のグライダー飛行テストの画像を公開いたしました。今回初めてロケットエンジンや燃料タンクを搭載しての飛行となります。上が今までの画像。下が今回の画像となり、ロケットエンジンの噴射ノズルが確認できます。あと最低2回のテスト飛行後に、いよいよロケット噴射飛行のテストに移行する見込みと発表されました。
2012年10月21日発信 最新画像
最新の「スペースシップ2」の画像が届きました。大きな燃料タンクが取り付けられました。
ロケットエンジン噴射の飛行テストへの期待がいよいよ高まってきました。
2012年7月11日発信 ヴァージン社が小型衛星打ち上げ事業を発表
2012年7月11日、英国で開催されているファンボロー航空ショウで、ヴァージンギャラクティック社は、小型衛星を最も低価格で軌道上に運ぶ新型の空中発射型ロケット「LauncherOneランチャーワン」を発表。2016年の打ち上げを目指して、既に4企業と打ち上げの契約を交わしていることを明らかにした。「LauncherOneランチャーワン」は、最大225キロの貨物を1000万ドル(約8億円)以下の費用で軌道上に打ち上げることができる。打ち上げはヴァージンが開発した母機ホワイトナイト2からの空中発射により行われる。
発表の動画(英語約4分)はこちら
又同時に、スペースシップ2で行く世界初の民間宇宙旅行については既に529名の顧客が申込みをしており、ロケットエンジンを使って実際の宇宙空間に到達するテストフライトについては、準備が
整い本年中には実施される見込みであることが、リチャードブランソン会長より発表された。以上
2012年6月19日発信 関西で初めて「宇宙旅行説明会」を開催します。
この度関西地区で初めてのお客様向け宇宙旅行説明会を開催することとなりました。
弊社がご紹介をしているヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行は、世界で500名以上の方(このうち日本人は16名)が既に申し込みをされていますが、その詳しいご説明と最新の情報について、弊社の宇宙旅行部長が、映像などもご紹介しながらご説明いたしますので、ご参加くださいますようご案内申し上げます。
記
1.日時 平成24年8月4日(土) 15:30~17:00
2.会場 クラブツーリズム株式会社
関西海外旅行センター 説明会場
大阪市中央区難波4-1-15 近鉄難波ビル9階
会場電話 06-6733-0080
《交通案内》
地下鉄御堂筋・千日前線「なんば」駅下車徒歩1分、
地下鉄四ツ橋線「なんば」駅下車徒歩3分、近鉄大阪難波駅下車徒歩1分、
JR難波駅下車徒歩5分、南海なんば駅下車徒歩5分
3.内容 宇宙旅行のこれまでの経過と最新情報の説明、質疑応答など
4.説明会のコース番号:I82988
ご参加は無料ですが、お席の関係上予約制となっております。参加を希望されるお客様は、ご予約を7月末までに御願いいたします。
予約方法は、このフォームに必要事項をご記入の上送信ください。
尚、「お問い合わせ欄」に以下の2点を必ずご記入ください。記載がないと受付できません。
(1)「8月4日の説明会参加希望」 (2)同伴者有無とその人数
電話:03-4335-1800 (平日09:15~17:30のみ)
又、当日はマスコミの取材が入る可能性もございますので、予めご了承ください。
ご参加の皆様 酷暑の中、ご来場いただき、誠にありがとうございました。
【当日の会場風景】
2012年6月1日発信 「スペースシップ2」の開発状況とFAAの認可について
5月29日、ヴァージンギャラクティック社は、ホワイトナイト2とスペースシップ2がFAA米国連邦航空局より高度100キロの宇宙空間に到達するテストフライト実施の認可を受けたことを正式に発表し、ニュースとしても話題になっております。
今までカリフォルニアのモハベ宇宙港にて行われてきた飛行実験は、ホワイトナイト2が80回、うちスペースシップ2のグライダー飛行は16回を数えます。昨年12月から本年の4月上旬までは、定期検査とメンテナンスの期間となり両機とも格納庫に入っておりましたが、ホワイトナイト2は、スペースシップ2のロケット噴射装置の一部変更で当初の設計より少し重量が増えたため、その着陸装置が強化されました。又スペースシップ2は、アクセスパネルが取りはずされ、燃料タンクや高圧ガスタンクおよび配管などの推進装置の取り付けが行われました。4月からテスト飛行が再開されましたが、今回のFAAの認可を受け、秋から年末にかけてのロケット噴射飛行による宇宙空間への到達が問題なく実現しますと、商業飛行に大きく近づくものと期待されています。
2012年2月6日発信 これが「スペースポートアメリカ」上空82キロからの実際の眺め
2012年1月28日、米国ニューメキシコ州の宇宙専用港「スペースポートアメリカ」にて、民間宇宙旅行の実現を目指す一社、米国のアルマジロアエロスペース社は、自社開発中の垂直打ち上げ型のロケット「STIG-A」の打ち上げ実験を行い、搭載されたカメラが撮影をした高度82キロからの地球画像を公開した。ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行は最高高度110キロで、これよりさらに高いところからの眺めとなるが、同じニューメキシコ州の上空ということで一つの参考になるイメージ画像と言えそうだ。これを上回る雄大な地球の姿を自分の目で眺めることができる日が少しづつ近づいている。 (写真提供:スペースポートアメリカ)
2011年10月18日発信 宇宙旅行専用ターミナルビルの落成式
現地時間10月17日、米国ニューメキシコ州の宇宙専用港「スペースポートアメリカ」で、ヴァージンギャラクティック社の専用ターミナルビル落成式が盛大に行なわれた。このターミナルビルは、「ヴァージンギャラクティック・ゲイトウェイ・ツー・スペース」と命名され、12万スクエアフィート(約3,400坪)の床面積、旅客ターミナル部分とスペースシップの格納庫から成り、英国のFOSTER+PARTNERS社のデザインによるものだ。落成式には、実際に申し込みをした顧客、関係者およびマスコミなど800名が招待をされた。
この宇宙旅行には現在約450名の申し込み顧客がいるが、このうち今回150名が世界各地より集まり、完成を祝い合った。式にはヴァージングループのリチャード・ブランソン会長、ジョージ・ホワイトサイズ社長の他、来賓として、ニューメキシコ州のスザンヌ・マルチネズ知事や同州選出のスティーブ・ピアーズ下院議員なども参列。それぞれが記念の祝辞を述べた。
スペースシップ2とホワイトナイト2のデモ飛行も行われ、参加者はスペースシップをバックに思い思いに記念写真をとった。
スペースシップ2は30回、ホワイトナイト2は約75回のテストフライトを既に行い、
先日は、NASAから総額4500万ドルの調査フライトの受注をしたことも発表されており、この専用ターミナルビルの完成により、又、世界初の商業宇宙旅行の実現がさらに一歩近づいたと言える。
落成式の動画はこちら(3分半)
(PRコーナー)
リチャードブランソン会長の最新著作(翻訳版)がいよいよ発売
英ヴァージングループ総帥のリチャード・ブランソンが、「空」へと挑んだ人類の歴史を写真や図版付きで紹介。モンゴルフィエ兄弟やライト兄弟はじめ、初めて空の定期便の商業運航に成功した男や3000m近い高度から木製の翼を背負ってジャンプした男など、有名無名問わず「空」に賭けた男たちの勇敢なドラマ、さらにはブランソン自身の「宇宙」に賭ける思いとその挑戦の数々を語り尽くす!
「宙へ挑む」 (英題:REACH FOR THE SKIES)
著者名:リチャード・ブランソン
訳者名:沢田博
刊行:10月4日(※地域によって書店への流通が遅れる場合があります)
本体価格:1800円(税抜)
ISBN978-4-434-16035-6 C0053
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詳細はアルファポリスの本
2011年9月24日発信 世界初の民間「スペースシップ製造工場」完成
2011年9月19日、TSC社は、世界初の「民間スペースシップ製造工場」をカリフォルニア州モハベにオープンした。TSC社(The Spaceship Company) とは、ヴァージンギャラクティック社とスケールコンポジット社が共同で設立したスペースシップ製造メーカー。同社は、今後この工場で2機のホワイトナイト2と5機のスペースシップ2を製造する。
この工場は、FAITH(Final Assembly Integration Test Hangar) と呼ばれ、68,000スクエアフィート(約2,000坪)の広さを持ち、既に80名の従業員が雇用されている。
近い将来、沢山の観光客が宇宙に行く時代を支える施設と言えそうだ。
オープニングセレモニーの動画はこちら(英語・5分)
2011年8月10日発信 「JATA旅博」で宇宙旅行講座を開催
アジア最大級の観光旅行イベント「JATA旅博」が今年も東京ビックサイトで開催されます。クラブツーリズムも出展をして、ブースでは以下の日時に「ヴァージンの宇宙旅行」最新講座を開催します。お席に限りがありますので、宇宙旅行クラブ会員の方で参加ご希望の方は、お急ぎご予約ください。
記
1.日時 2011年10月1日(土) 15:30~16:20
2.会場 東京ビックサイト東4・5・6ホール
「JATA旅博」会場内 クラブツーリズムブース前特設セミナー会場
3.内容 クラブツーリズム宇宙旅行責任者の浅川恵司が、ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅
行のこれまでの経過から現在の最新情報について初めての方を対象にわかりやすくご説明
いたします。ゲストも予定しておりますので、お楽しみに。
4.ご予約について
参加は無料ですが、お席に限りがありますので、事前予約をお願いいたします。
予約方法は、このフォームに必要事項をご記入の上送信ください。
尚「お問い合わせ欄」に以下の2点をご記入ください。
(1)「10月1日の講座参加希望」 (2)同伴者有無とその人数
折り返し、予約結果については折り返しメールにて事務局よりご連絡いたします。
満員の場合はご了承ください。
電話:03-4335-1800 (平日09:15~17:30のみ)
尚、本講座のコース番号は「D4883-090 」となります。
予約を完了した方には、「JATA旅博」の招待券を人数分を1週間前にご自宅宛お送りいたします。皆様のご参加をお待ちしております。
お陰様で座席は満席になりました。これからの参加希望の方は、よろしければ会場に直接お越しください。立ち見でのご参加となります。(当日の参加者数によっては立ち見のお客様数も制限される場合がありますので、ご了承ください。)
2011年8月5日発信 ヴァージン社発行宇宙ニュース8月号
2011年5月18日発信 尾翼をフェザリング状態にした初飛行テストが成功! 動画も公開
5月4日早朝、アメリカのカリフォルニア州モハベ宇宙港にて、スペースシップ2は高度約15,700メートルから母船より切り離され、大気圏再突入時に尾翼を胴体から65度の高さに立てる「フェザリング技術」を初めて実験、時速280キロのスピードで、1分15分の間垂直に降下をした。高度約10,800メートルで尾翼は通常の形に戻され、グライダー飛行でスムーズに同港の滑走路に無事舞い降り、テストフライトが成功裏に終了した。切り放し後11分5分のフライトであった。
バートルタンが開発したこのユニークな「フェザリング技術」は、65度に立てられた尾翼がパイロットの制御なしに自動的に機体を水平に保ち、同時に強い降下力を生み出す。軽量な胴体と強い降下力により、機体の表面温度は他のスペースシップと異なり低いままに保たれので、耐熱シールドなどの必要がないという点が特徴。バトミントンの羽根によくたとえられている。
飛行テストの動画はこちら
2011年4月29日発信 最近のテストフライトと話題
2011年4月22日 母船ホワイトナイト2が56回目、スペースシップ2は5回目のグライダー飛行となるテストフライトが行われた。月をバックにした1枚の印象的な写真を紹介します。
又、今月、スペースシップ2の将来の宇宙パイロットが初めて公募されましたが、2週間で400名を超える応募があり、話題を集めています。アメリカの武器輸出禁止条項(スペースシップ2などの宇宙旅客機はアメリカでは武器扱い)のため、アメリカ国籍であることが条件です。 以 上
2011年4月2日発信 宇宙旅行 注目のテレビ報道 紹介
3月30日(水) BBC(英国放送協会)のリチャードスコット記者が世界で始めてスペースシップ2の内部の様子をレポート。その映像レポート(英語、約2分)をぜひご覧ください。
4月3日(日) フジテレビが、日本のテレビとしては初めて米国ニューメキシコのスペースポートアメリカを現地取材。同日19:00~22:24に放送される特番 「タモリ×SMAP僕らは未来を信じよう
宇宙への挑戦と奇跡の物語」の中でその映像が紹介されました。
2011年2月24日発信 宇宙へ! スペースポートアメリカ最新写真
「世界初の民間宇宙港」スペースポートアメリカの最新の遠景写真が届きました。
ニューメキシコ州の抜けるような青空がとても印象的な1枚です。
2011年1月15日発信 宇宙旅行説明会 開催のお知らせ
今までの経過から最新の情報までをお伝えする「ヴァージンギャラクティック社宇宙旅行講座」を以下の通り実施しますのでぜひご参加ください。初めて方が主な対象です。参加は無料ですが予約が必要です。
記
1.日時:2011年2月12日(土)15:00~16:30
2.会場:クラブツーリズム本社 16階 スカイホール
新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
会場への交通案内
3.講座のコース番号:I13836-311
4.予約方法:電話03-4335-6217(月~金9:15~17:30 土日祝休み)
インターネットの予約はこちらから
(当社のインターネット会員登録がまだの方は別途必要となります)
ぜひ、ご参加をお待ちしております。
2010年10月23日発信 「スペースポートアメリカ」の滑走路除幕式が開催
現地時間10月22日(金)午前、ニューメキシコ州南部で建設中の世界初の宇宙旅行専用港「スペースポートアメリカ」で、関係者、世界中のマスコミ、そして宇宙旅行申込み顧客の一部が集まり、その滑走路の除幕式が開催された。スペースシップ2を取り付けた母船ホワイトナイト2も飛来し、上空でデモフライトを披露し大きな喝采を浴びた。
この滑走路は3000メートルの長さであらゆる航空機の離発着が可能だが、ヴァージンを中心とした宇宙旅行のために専用に利用される。尚、滑走路を本日「Govenor Bill Richardson Spaceway」(ビルリチャードソン知事スペースウエイ)と命名することも発表された。同知事は2005年に同州南部の地域開発の一環で、ヴァージンをキーテナントとし迎い入れ、州として約200億円をかけてスペースポートをつくることを発表し進めてきた。本年の12月に任期満了で引退をするが、この命名は功績を称える配慮とも言える。このスペースポートをつくるために地元では住民投票が行われ、この建設のために2つの郡で2009年より消費税が0.25%アップしている。地元にとっては地域の経済発展や雇用を生み出す期待のプロジェクトになっている。場所は、州南部の中核都市ラスクルーセスから北に45マイル(72キロ、約1時間弱)の砂漠の中に作られた。2011年初頭にはターミナルビルも完成しグランドオープンする予定。
このイベントの動画(5分・英語)はこちらから
以下の写真は、実際にこのイベントに参加された甲村謙二様よりご提供をいただきました。ありがとうございました。
2010年10月11日発信 「スペースシップ2」 初めてのグライダー飛行テスト 成功!
2010年10月10日、カリフォルニアのモハベ空港(宇宙港)にて、スペースシップ2は初めて高度45,000フィート(約13,700m)の空中で母船から切り離されて、グライダー飛行で11分後に同空港に無事着陸をしたとの発表があった。パイロットのピーターシーボルト氏のコメントは、「スペースシップ2の乗り心地は最高だ。マッハ3.5のスペースシップであるだけではなく、世界一高いところから降下するグライダーだ」
映像(約4分・英語)はこちら
2010年10月8日 「スペースポートアメリカ」見学レポート
本日、アメリカのニューメキシコ州南部で建設中の「スペースポートアメリカ」が公式宇宙旅行代理店に公開され、見学をいたしましたので、速報として現地よりレポートします。この宇宙港は、ニューメキシコ州が中心となり建設していますが、ヴァージンギャラクテック社の宇宙旅行専用ターミナルが中心となるもので、すでに3000メートルの滑走路は7月に完成、現在はそのターミナルビルなどが建設中です。来年の初頭にはすべて完成する予定となっています。スペースポートアメリカ空港公団の専務理事であるリックホーマンズ氏は自ら、ここに宇宙港をつくった理由を以下のように羅列して説明してくれました。
1.この地区は人がほとんど住んでいないこと。
2.晴天率が年間300日と高い。
3.標高が1,400キロと高い。
4.隣にアメリカ陸軍のホワイトサンズミサイル実験場があり、上空は飛行禁止区域になってお
り、宇宙にスペースシップを打ち上げるには最適。
アメリカで民間機がその上空で飛行禁止なのは、ホワイトハウスとスペースポートアメリカの2か所だけという説明はとても印象的でした。又、この宇宙港をつくるために、この地域の2つの郡が住民投票をして特別消費税0.25%を導入したことも紹介され、地元の期待も大変高いことも説明がありました。遠くにニューメキシコの山々を臨み、野生動物も沢山いて、夜は満点の星が素晴らしいこの地に、世界で初めて宇宙旅行だけに使用する専用港がオープンすることが間近に迫っていることを実体験でき、ますますワクワクしてきました。 宇宙旅行クラブ 浅川恵司
関連リンク
スペースポートアメリカ
2010年8月23日発信「JATA世界旅行博2010」で宇宙旅行講座開催
アジア最大級の旅行展示会「JATA世界旅行博」が今年も東京ビックサイトで開催されます。クラブツーリズムも出展をして、ブースでは以下の日時に「宇宙旅行 最新講座」を開催します。お席に限りがありますので、宇宙旅行クラブ会員の方で参加ご希望の方は、お急ぎご予約ください。
記
1.日時 2010年9月26日(日) 15:30~16:20
2.会場 東京ビックサイト東1・2・3ホール
「JATA世界旅行博2010」会場内 クラブツーリズムブース
3.内容 クラブツーリズム宇宙旅行責任者の浅川恵司が、ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅
行を中心に、今までの経過から現在の最新の情報について初めての方にもわかりやすくご
説明いたします。
4.ご予約について
参加は無料ですが、お席に限り(事前予約は30名定員)がありますのでお急ぎご予約く
ださい。尚、本講座のコース番号は「 I (アイ)13836‐912 」となります。
電 話 03-4335-6217(平日のみ 09:15~17:30)
インターネットでの予約はこちら
(当社のインターネット会員登録がまだの方は別途必要となります)
5.その他
尚、予約が完了をした方には世界旅行博の入場券(大人1,200円)をプレゼントします。
(後日郵送)
2010年7月22日発信「スペースシップ2」 初めて有人で空を飛ぶ
2010年7月15日、カリフォルニア州のモハベ空港にて、スペースシップ2の3回目のテストフライトが行われたが、今回初めて二人のクルーが乗り込んで空を飛んだ。飛行時間は6時間12分。
クルーは、Peter SieboldとMichael Alsbuly.
映像はこちら(4分・英語)
2010年4月17日発信 名古屋で初の「宇宙旅行講座」開催
この度、名古屋で初の「宇宙旅行講座」を開催しますので、中部地方などを中心とした皆様のお越しをお待ちしております。
記
1.日時 2010年5月13日(木) 13:00~14:30
2.会場 クラブツーリズム 名古屋フコク生命ビル会場
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内1-16-15 名古屋フコク生命ビル8階
詳しい交通案内はこちら
3.内容 クラブツーリズムが日本の公式代理店を務めるヴァージンギャラクティック社宇宙旅行の
概要と最新情報を、映像のご紹介なども含め初めての方に分かりやすくご説明いたしま
す。本講座のコース番号は「 I (アイ)71498 」となります。
4.ご参加方法
参加は無料ですが、会場準備の関係で事前予約が必要です。参加をご希望の方は、
5月11日(火)までに当社宛てに予約ください。
(インターネットからのご予約方法)
問い合わせフォームに必須事項を記入、お問い合わせ欄」には「5月13日説明会参加希 望」と「参加者数」を明記の上、5月11日までにご送信ください。お電話やファックスで
の予約も承ります。以上ご案内申し上げます。
2010年3月25日発信 ヴァージン宇宙旅客機 初めてのテストフライト(映像と画像)
昨年12月7日に公開されたヴァージン宇宙旅客機(スペースシップ2、正式名称はVSS Enterprise)は、2010年3月22日(月)午前7時5分、米国カリフォルニア州モハベ空港にて初めてのテストフライトが行われ、その写真が同日公開された。このテストフライトは所要2時間54分で、高度は45,000フィート(13,716メートル)であった。ヴァージンギャラクティック社によるとテストプラグラムは、2010年~2011年にかけて行われる見込みで、安全確認がされてから商業宇宙旅行が開始される予定。 テスト飛行動画(3分)
2009年12月8日発信「スペースシップ2」ロス公開 速報レポート
2009年12月7日夕方、米国カリフォルニア州モハベ空港(兼宇宙港)にて、ヴァージンギャラティック社とアメリカのスケールコンポジット社が開発をした「スペースシップ2」が遂に公開された。その様子をロスアンゼルスからレポートする。
モハベ空港の一角に設けられた特設イベント会場には、総勢800名の宇宙旅行の参加者とその同伴者および世界中の報道機関や関係者が集められた。まず舞台ではヴァージンギャラクティック社のウイルホワイトホーン社長が挨拶、次に航空機づくりの天才、スケールコンポジット社の名誉会長で設計者のバートルタンにつながれ、開発にあたった主要なエンジニアやテストパイロットらが一人一人労を労いながら紹介された。そしてリチャードブランソン会長が登場。今日が歴史的な日である事、安全な商業宇宙旅行を今後目指していくことなどを述べた。その後、来賓としてなんとカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事、そしてスペースシップ2が出発するスペースポートアメリカが建設中のニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事らが祝辞を述べた。挨拶の中でシュワルツネッガー知事は、リチャードソン知事に向かって、「宇宙に行く時には必ず招待をして欲しい、但し先に行くのは僕だよ」とユーモアたっぷりに語り、大きな喝采を受けた。尚、両知事により「スペースシップ2」は本日「VSSエンタープライズ」と命名された。(VSSはヴァージンスペースシップの意味)
式典が終わり、いよいよ会場を出て目の前の滑走路に出るように案内があり、零下に近い体感温度と強い風の中、しばらく待つと、滑走路に建てられたスペースシップの形が描かれたビルボードが光だし、宇宙をイメージする壮麗な音楽が鳴り出した。 滑走路の彼方よりライトを全開にした「スぺースシップ2」が母機にしっかりと掲げられこちらにゆっくり向かってくる。大歓声が起こり、機はその前に止まった。何故この公開式を敢えて夜に行ったか初めて分かった。スペースシップのお披露目らしく宇宙空間をイメージする夜を舞台にしたのだった。その後、全員が思い思いに「スペースシップ2」の前で写真をとり、再度会場に戻り立食パーティを楽しみながら完成を祝った。
本日発表されたプレスリリースによると、今後、「スペースシップ2」は来年初頭よりテストプログラムが開始をし、その後米国政府の必要な認可を得て、商業宇宙旅行がいよいよ開始される。ヴァージンギャラクティック社は十分なテストを繰り返し安全が確認されて初めて運行を開始すると表明。開始時期についてはまだ特定をしていないが、今のところ2011年の開始が予想されている。
クラブツーリズム宇宙旅行クラブ作成のオリジナル動画レポートはこちら(日本語)
ギャラクティック社作成のオフィシャル動画はこちら(英語)
■■■次回の宇宙旅行説明会開催のお知らせ ■■■
1月24日(日) 10:30~12:00 クラブツーリズムの本社にて「新春グランデフェア旅フェア」の中で、初めての方を対象とした宇宙旅行説明会を開催します。内容は今回の「スペースシップ2」の発表を含むヴァージンギャラクティック社宇宙旅行の概要と最新情報を、初めての方に分かりやすくご説明いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。参加は無料ですが、事前予約が必要ですので、ご参加希望の方は問い合わせフォームに、必須事項を記入、「お問い合わせ欄」には「1月24日説明会参加希望」と「参加者数」を明記の上、1月21日までにご送信ください。クラブツーリズム本社への交通案内はこちら
*開始時間が10:00から10:30に変更になりました。
【お知らせ】 日本人向け貸し切りフライト2機目を設定
1機目の貸し切りフライトが満員になり、当社の依頼によりヴァージンギャラクティック社はこの度2機目の日本人向け貸し切りフライトを設定した。このフライトの搭乗順位は207番目から212番目になる予定。詳しくは、クラブツーリズム宇宙旅行クラブまで。
2009年11月8日発信 「スペースシップ2」いよいよ公開!
世界初の民間宇宙旅客機「スペースシップ2」がいよいよ、本年12月7日、米国カリフォルニア州モハベ(ロスアンゼルスの北110キロ)で公開されることになりました。 この公開イベントには既に宇宙旅行に申し込み済みの顧客とその同伴者、および世界の主なマスコミが招待され実施されます。本コーナーでも12月8日以降にその詳しい様子を発表いたしますので、ぜひご期待ください。
■■■次回の 宇宙旅行説明会開催のお知らせ ■■■
1月24日(日) 10:30~12:00 クラブツーリズムの本社にて「新春グランデフェア旅フェア」の中で、初めての方を対象とした宇宙旅行説明会を開催します。内容は今回の「スペースシップ2」の発表を含むヴァージンギャラクティック社宇宙旅行の概要と最新情報を、初めての方に分かりやすくご説明いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。参加は無料ですが、事前予約が必要ですので、ご参加希望の方は問い合わせフォームに、必須事項を記入、「お問い合わせ欄」には「1月24日説明会参加希望」と「参加者数」を明記の上、1月21日までにご送信ください。クラブツーリズム本社への交通案内はこちら
*開始時間が10:00から10:30に変更になりました。
さらに、来年まで待てない、一刻も早く「スペースシップ2」のことが知りたいという方には、12月13日に開催される、この宇宙旅行に申し込み済みの稲波紀明(いなみのりあき)さんが出演する「お台場のイベント」をご紹介いたします。
【お知らせ】 日本人向け貸し切りフライト2機目を設定
1機目の貸し切りフライトが満員になり、当社の依頼によりヴァージンギャラクティック社はこの度2機目の日本人向け貸し切りフライトを設定した。このフライトの搭乗順位は207番目から212番目になる予定。詳しくは、クラブツーリズム宇宙旅行クラブまで。 以上
2009年9月3日発信 世界旅行博でスペースシップの16分の1モデルが本邦初公開!
年に1回開催されるアジア最大の旅行博覧会「世界旅行博」が、9月19日(土)と20日(日)に東京お台場のビックサイトで開催をされます。今年はクラブツーリズムもブース出展し、そこではイギリスより運搬されたヴァージンギャラクティック社のスペースシップの16分の1大型モデルが本邦初公開される予定です。
宇宙旅行を夢見ている方はぜひ、世界旅行博にお越しください。
尚、このホームページをご覧になっている方の中から、3組(6名様)に「世界旅行博」の無料招待券をペアでプレゼントいたします。ご希望の方は以下の通り、ご応募ください。
1.応募方法 問い合わせフォームに、必須事項を記入、「お問い合わせ欄」には「世界旅行博
無料招待券希望」と明記の上、以下の締切日時までに送信ください。
2.応募締切日時 9月13日(日) 23:59
3.その他 お一人1回のメール送信でお願いいたします。
当選は9月15日の発送をもってかえさせていただきます。
■■■ 宇宙旅行説明会 開催のお知らせ ■■■
10月4日(日) 13:00~14:30 クラブツーリズムの本社にて、「秋のグランデフェア旅フェア」の一環で、初めての方を対象とした宇宙旅行説明会を開催します。内容はヴァージンギャラクティック社宇宙旅行の概要と最新情報を初めての方に分かりやすくご説明いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。参加は無料ですが、事前予約が必要ですので、ご参加希望の方は問い合わせフォームに、必須事項を記入、「お問い合わせ欄」には「10月4日説明会参加希望」と「参加者数」を明記の上10月1日までにご送信ください。
2009年8月12日発信 「ホワイトナイト2」が米国の航空ショウで一般公開
2009年7月27日 米国ウインスコン州オシュコシュで開催された全米最大規模の航空ショウ「the EAA Airventure 2009」で、ホワイトナイト2が初めて一般に公開された。7月28日には、リチャードブランソン会長が自ら初めてホワイトナイト2に搭乗し、その飛行を体験した。ブランソン会長は、その際のインタビューで、スペースシップ2は本年12月には完成しテストプログラムが始まることを楽しみにしていると答えました。ホワイトナイト2の飛行風景やブランソン会長のインタビューの動画はこちら (約3分間、すべて英語)
尚、この航空ショウの会場で、アラブ首長国連邦アブダビの投資会社がヴァージンギャラクティック社に280億円を投資することも発表された。
ホワイトナイト2の飛行風景やブランソン会長のインタビューの動画はこちら
(約3分間、すべて英語)
2009年6月23日発信 宇宙旅行基地の着工式が開催
6月19日、米国ニューメキシコ州にて、ヴァージンギャラクティック社のスペースポート(宇宙旅行基地)の着工式が開催され、ビル・リチャードソン州知事やヴァージンギャラクティック社のウイル・ホワイトホーン社長などが出席をした。総面積は62,245平方メートル(東京ドームの約1.3倍)、専用の旅客ターミナルも建設をされ、2010年末から2011年前半に完成予定。
6月20日朝にはこの着工式を記念して、母機ホワイトナイト2がカリフォルニアから同基地に最も近いラスクルーズ空港に飛来した。この時の映像はこちらで公開。
2009年5月30日発信 「スペースシップ2」のロケットモーターのテストが成功
5月28日、ヴァージンギャラクティック社はスペースシップ2のロケットモーターの第1回目のテストが成功したことをその映像とともに発表をした。このロケットモーターは、亜酸化窒素を使用するものとしては世界最大級のもので、強力なパワーと高い制御性を持ち、今までの宇宙船のロケットと較べはるかに環境不可が少ないことが強調されている。スペースシップ2は年内にその公開が期待されている。
2009年5月21日発信 ヴァージンギャラクティック社からの最新事情説明について
5月18日(月)ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行販売部長のキャロリンウインザー女史が来日をし、日本の予約済み顧客などを対象に同社の宇宙旅行の最新事情について直接説明行った。その主な要旨はいかの通り。
世界中で現在40カ国から300名を超える顧客から申し込みを受けている。昨年の7月に母機ホワイトナイト2が完成、12月よりテストフライトが始まり、既に5回のテストフライトを実際に行ってきた。この母機は、本年の7月末には、カリフォルニア州のモハベからウインスコンシン州オシュコシュまで飛行、ここで開催される航空ショウで始めて一般公開されることが内定している。母機から空中発射され、高度100キロの宇宙空間にまでお客様を運ぶ宇宙旅客機「スペースシップ2」は、翼や窓などもつけられ、圧力テストなども行われた。現在、塗装とロケットエンジンが搭載される段階である。先週は亜酸化窒素の大きな燃焼テストが行われ、成功裏に終了をしている。完成後、本年の秋から来年にかけて始めて一般公開され、その後テストフライトを始めていく。30回から50回は宇宙空間にまで到達をするテスト飛行を繰り返し、安全が確認されてから商業宇宙旅行を始める予定。これは早くても2010年の末又はそれ以降になると思われる。
一方、宇宙への出発基地となるニューメキシコ州の「スペースポートアメリカ」は道路づくりなどが終わり、建物自体の建設も始まっており、本年6月に公式の着工式が開催をされる予定。来年のうちには完成する見込みで、ここには宇宙旅行者用のホテルも作られる。ヴァージンギャラクティック社はあくまでも安全を第一にこのプロジェクトを進めているが、どの企業よりも早くお客様を宇宙にご案内できるものと確信をしている。
2008年12月23日発信 マザーシップのテストフライト開始!
12月21日 米国カリフォルニア州モハベ航空にて、マザーシップ「ホワイトナイト2」のテストフライトが開始をした。2名のパイロット(ピーターシーボルトとクリントニコルス)によって、高度16,000メートル(5キロ)まで上昇した模様。
2008年10月2日発信 ヴァージンギャラクティック社副社長来日イベント
9月11日、新宿の京王プラザホテルにて、午前中にヴァージンギャラクティック社の副社長の記者会見(報道機関や専門家など約50名来場)、午後にお客様向け特別セミナー(約60名来場)が開催されました。
内容は、いづれも同社が開発中の宇宙旅行のこれまでの経過と今後の展開の他、新しく7月末に公開されたマザーシップ「ホワイトナイト2」の説明などで、来場者から沢山の質問も寄せられ、大変活気に満ちたイベントとなりました。
2008年8月15日発信 ヴァージンギャラクティック社副社長「特別セミナー」のお知らせ
本サイトのニュースでも発表通り、英国ヴァージングループの宇宙旅行会社であるヴァージンギャラクティック社は、7月28日に実際の宇宙旅行で使用するマザーシップ「ホワイトナイト2」の機体の完成をアメリカで発表をいたしました。同時に、この度、同社の副社長スティーブンアッテンボロー氏、および販売責任者のキャロリンウインザー氏が来日をし、日本のお客様に以下のご説明をすることとなりました。既にお申し込みのお客様やご検討中、ご興味のあるお客様の奮ってのご参加を心よりお待ちしております。
記
1.日時:平成20年9月11日(木) 14:00開始 15:30終了
2.会場:新宿 京王プラザホテル 南館4階 扇の間
会場はクラブツーリズムではなく京王プラザホテルですので、お間違いのないようにお願いいた
します。
3.内容:マザーシップ「ホワイトナイト2」についての発表とご説明
ヴァージンギャラクティック社の最新の宇宙旅行開発状況と今後の予定
お客様との質疑応答
*すべて通訳付で行います。
4.参加料:無料
5.定員:80名
6.ご参加方法:参加希望の方は、お電話やメールにて9月9日(火)までにご予約ください。
申し込み先: クラブツーリズム宇宙旅行クラブ 電話03-4335-6217(平日の09:15~17:30)
Eメールの場合 spacetour.nyukai@club-tourism.co.jp
※お名前・参加人数・代表者様のお電話番号をご記載ください
※コース番号は、「D4802‐348」となります。
2008年8月6日発信 「ホワイトナイト2公開」レポート
7月28日 米国カリフォルニア州モハベ砂漠のスケールドコンポジット社において、遂に完成したマザーシップ「ホワイトナイト2」が世界で始めて公開されました。 この公開イベントには、世界各国のマスコミと実際に宇宙旅行に申し込みをされたお客様が立ち会われましたが、その様子を約7分の動画にまとめましたので、まずはご覧ください。
モハベ砂漠の照りつけるような陽光を受けて、真っ白いホワイトナイト2(愛称EVE)は、まばゆいばかりに輝いており、人類初めての、多くの方が参加できる商業宇宙旅行の実現が一歩一歩近づきつつあることを実感したイベントでした。
まもなく、秋には実際のテストフライトが始まる予定で、とても楽しみです。
(注)マザーシップ「ホワイトナイト2」とは、6名のお客様を乗せ実際に高度110キロの宇宙空間に行く宇宙旅客機「スペースシップ2」(現在製造中)を、高度15キロの空中発射高度まで運ぶために開発をされた専用の航空機です。
レポート:クラブツーリズム宇宙旅行クラブ 浅川
2008年6月13日発信 宇宙旅行説明会を7月6日(日)に開催
はじめての方を対象とした説明会を以下の要領で開催します。ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行にご興味のある方のご参加をお待ちしております。
1.日時:平成20年7月6日(日) 10:30開始 12:00終了
2.内容:「スペースシップ2で行く宇宙旅行」の映像をご紹介しながら、初めての方を対象に
ご説明をいたします。
3.会場:新宿アイランドウイング内 クラブツーリズム本社
当ビルの地下又は1階の掲示板にて会場名をご確認の上開催の10分前までにお越しください。
尚、この説明会は当日開催される「夏のグランデ旅フェア」の一講座として開催されます。
4.参加料:無料。
5. 参加方法:参加を希望される方は、お電話やメールにて予め以下の方法で7月4日(金)まで
にご予約ください。本説明会のコース番号は、「I-13836」となります。
電話の場合 03-4335-6217(平日の09:15~17:30)
Eメールの場合 spacetour.nyukai@club-tourism.co.jp
(交通案内)
営団地下鉄丸ノ内線「西新宿駅」より徒歩約1分、JR「新宿駅西口」より徒歩約10分、都営大
江戸線(旧都営地下鉄12号線)「都庁前駅」より徒歩約5分
ご注意:アイランドタワー(44階建て)隣のアイランドウイング(16階建て)のビルで
すのでお間違いのないようお越し下さい。
2008年5月22日発信 ホワイトナイト2が公開へ
7月28日、ホワイトナイト2(スペースシップ2を高度16キロに運ぶマザーシップ)がいよいよ完成、公開されることが内定した。 この公開は、詳細はまだ発表されていないが、ロスアンゼルス郊外のモハベカウンティ(ロスアンゼルスの北車で約2時間)で行われ、立ち会えるのは、申し込みをした顧客だけに限定される見込み。
2008年3月28日 「スペースシップ2」日本人向け貸切フライトについて
お蔭様で日本人向けの貸切フライト(定員6名様)の残りの枠があと1席のみとなりましたので、お知らせいたします。満員になり次第締め切りさせていただきます。
クラブツーリズム宇宙旅行クラブ
2008年3月5日発信 1月23日ニューヨークでの発表要旨
ニューヨークでの記者会見ならびに配付資料の日本語での要約は以下の通りです。
1.歴史
2004年10月4日 バートルタンの開発した「スペースシップ1」が、マイクロソフトの共同創立者の一人であるポールアレンの企業、モハベエアロスペースベンチャーズ社の支援を得て、アンサリX賞を獲得。 同賞とは、民間の資金で、3人乗りの設計、2週間以内に、80%以上再利用をした機材で、高度100キロまで、2回到達した最初のチームにアンサリX財団が1,000万ドルの賞金を出すという民間宇宙旅行開発レース。
2.「スペースシップ1」とは
マイクロソフト社の共同創立者の一人であるポールアレンが約2,600万ドルの開発資金を提供し、カリフォルニア州モハベにあるスケールドコンポジット社(バートルタン社長)が設計と製造をした世界で最初の民間宇宙旅客機。 現在はワシントンのスミソニアン博物館に展示されている。
3.技術的特長
有人の商業宇宙旅行を実現するために、母機「ホワイトナイト」から空中発射されるため安全性が高く、環境負荷も少ない。金属ではなく、軽く、丈夫で、弾力性のあるコンポジット材を使用。ユニークなフェザリングスタイルの尾翼による空気力学を利用した安全な大気圏突入と動力なしのグライダー状態による着陸がその特長。
4.ヴァージングループの参画
1990年代後半に「ヴァージンギャラクティック」名を法人登録。世界で最も燃料効率のいい「ヴァージンアトランティックグローバルフライヤー」のプロジェクトを通じてバートルタンと出会った後、ヴァージングループは、世界初の商業宇宙旅行用の次世代宇宙旅客機の開発を同氏およびポールアレンと合意。 5機の「スペースシップ2」と2機の「ホワイトナイト2」の製造をスペースシップカンパニー(スケールコンポジット社とヴァージンのジョイントベンチャー企業)に発注をした。 完成後の運行は、ヴァージンギャラクティック社が行う。
5.「スペースシップ2」の特長
現在、「スペースシップ2」は、ほぼ60%完成をしている。基本的な基本技術、形態、デザインは「スペースシップ1」と同一のものであるが、そのサイズの約2倍。乗客6名。パイロット2名の計8名乗り。翼幅:42フィート、長さ:60フィート、尾翼の高さ:15フィート,キャビン:直径90フィート、長さ12フィート。サイズは、ファルコン900エクゼクティブジェットとほぼ同一。胴体部分はすべてキャビンとして使用。大きな丸い窓と無重力時や大気圏突入時に最大傾斜をするリクライニングシートが特長。材質:100%カーボンコンポジット材を使用。パワー:母機より発射後は、自機のエンジンで運行。フェザリングスタイルの尾翼:「スペースシップ1」の技術をベースに空気力学上さらに進化。
6.「ホワイトナイト2」(母機)の特長
現在、組み立ておよび各システムの調整中で、80%以上完成。
世界最大の100%カーボンコンポジット材を使用する航空機となる。(ボーイング787で基本構
部分に50%使用)
エンジン:4基のプラット&ホイットニーカナダ製PW308エンジンを搭載
(PW300シリーズは、ECLIPSE 500のようなジェット機に使用)
翼幅:140フィート(ボーイング767-300より16フィート小さいにすぎない)
長さ:78フィート、尾翼の高さ:25フィート
航続距離:北米大陸を横断可能
その他特長:本機は、「スペースシップ2」乗員の重力加速度トレーニング機としても使用する予定で、2つのキャビンは「スペースシップ2」のレプリカになっている。
7.「スペースシップ2」宇宙旅行プロフィール
重力加速度:Gz(頭からつま先へかかるG) 最大3.5G
Gx(胸から背中へかかるG) 最大6.0G
ロケット噴射上昇時に、3.5G(GzとGxがかかる)
大気圏突入時に、6.0G(Gxのみ、リクライニングシートを倒しとGzはかからない)
空中発射高度:5万フィート(約15キロ)
最高到達高度:最低110キロ
無重力時間:4~5分。この間、乗客はシートべルトをはずし、空中遊泳や窓の外の地球の景観を楽しむことができる。
スピード:ロケット点火後10秒で超音速飛行に移行し、30秒以内にマッハ3を超えるスピードに到達。
フライト詳細:離陸から空中発射高度までが約1時間。ロケットエンジン点火・推進約2分、最高到達高度にて無重力体験約4~5分、大気圏突入2分、グライダー飛行約50分。合計フライトタイムは約2時間を予定。
8.プロジェクトの全体スケジュール
現在スケールドコンポジット社における「スペースシップ2」と「ホワイトナイト2」の製造過程は後半のステージにあり、完成品のお披露目は2008年の夏を予定。その後速やかにテストプログラムに移行する見込み。テストフライトの期間は、12ヶ月から18ヶ月と予想。これは早さを競うレースではなく、当社はあくまで安全を第1に考え、スケールドコンポジット社と当社が安全を確信して初めて、商業宇宙旅行をスタートさせる。
当社は、最初の年に500名の旅客を宇宙に送り、10年目までに5万人の送客を計画している。
最初の商業フライトは、ニューメキシコ州の「スペースポートアメリカ」を利用する予定。
9.事前準備訓練
3日間を予定し、健康チェック、同乗者間の交流、重力加速度訓練などを行う。(参加料に含む)
「スペースシップ2」のレプリカのキャビンを持つ母機「ホワイトナイト2」を使って訓練が行われる予定。
10.予約状況
本宇宙旅行の参加費は、一人当たり20万USドル。 既に現在、200名以上の申し込み顧客がおり
その支払い保証金総額は約3、000万ドルに達している。
大よその内訳は、以下の通り。
(参加国別人員) アメリカ40%、イギリス約17%、ロシア5%、オーストラリア4%、日本4%
スペイン4%、カナダ3%、その他23カ国より参加。
(性 別) 男女比率 4:1
(年 齢) 20歳代 2%
30歳代 6%
40歳代 40%
50歳代 43%
60歳代 8%
70歳代 1.5%
80歳代 0.5%
問い合わせ状況:125カ国から約8万5千人が見込み客として氏名など登録をしている。
11.環境負荷など
空中発射は、ロケット噴射時間が短く、その半分は大気圏外で行われる。又、再利用型の宇宙旅
客機のため、宇宙にごみを残すことはない。母機は、効率性の高い最新のターボファンジェットエンジンを搭載している。「スペースシップ2」は、ロケットモーターが停止をした後は慣性と重力によって航行する。一乗客当たりのCO2排出量は、ロンドン/ニューヨーク往復フライトの約60%程度にすぎない。しかも、その70%は母機より排出される。 以上のような点から、計画中のものは、まさに環境にやさしい宇宙旅行と言える。当社は母機のエンジンについて、プラット&ホイットニー社の利用を予定しており、新しいジェット燃料を完全に使用することを目論んでいる。これはヴァージンアトランティック航空がヴァージン燃料と一緒になって、最新のヴァーンンアトランティックB787ドリームライナーのために開発中の燃料の使用を指している。 「スペースシップ2」と「ホワイトナイト2」は、宇宙へのアクセスを世界に提供し、まず最初に有償旅客を運び、その後科学探査、貨物輸送などを、かってない低レベルの環境負荷がかからない形で実現することを目指している。世界には、宇宙と、そこに行くよりよい交通手段が求められている。 以上
2008年1月30日発信 ニューヨークでの発表について
ニューヨークに行って1月23日のヴァージン主催のスペースシップ2の機体モデルの発表会や
パーティに出席してきました。その内容は順次このブログでもお知らせをしていきますのでご期待ください。
2007年11月1日発信 宇宙旅行事前訓練の実施について
ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行のファウンダー(世界で最初に宇宙に行く100人のお客様)の事前訓練が、9月より始まっており、このたび、当社を通じて申し込みをした2名のお客様もこの訓練を受け無事アメリカより帰国いたしました。
訓練は、まず日本で健康診断書を提出した後、アメリカのフェラデルフィアにある国立航空トレーニング&リサーチセンター(略称NASTAR CENTER)にて行われ、講義の他、「遠心分離機」に乗っての重力加速度(Gフォース)の体験などが行われました。参加者にはヴァージン特製スペーススーツが提供されました。参加された方によると、3.5Gと6Gをこの機械に乗り経験をしたということで、見事に訓練にパスをされました。大変お疲れさまでした。
2007年10月18日発信 「スペースシップ2」のお披露目について
ヴァージンギャラクティック社は、実際の商業宇宙旅行で使用するスペースシップ2(乗客6名、パイロット2名)とホワイトナイト2(マザーシップ)を、2008年1月23日、ニューヨークのアメリカ自然史博物館のローズセンターにて発表する予定であることを公表した。
2007年3月15日発信 本年度の予定など
ヴァージンギャラクティック社より、本年の大まかな予定が以下のように発表となっておりますので、お知らせいたします。尚、以下の予定は変更の可能性もあります。
[2月14日から2週間]
ロンドンのサウスケンジントンの科学博物館にて、「スペースシップ2の内装モックアップ」が展示。(昨年9月末にニューヨークで開催されたものと同一。そのレポートや動画は当社のホームページでご覧いただけます)又、このことなどをきっかけにイギリスの各マスコミなどで取り上げられました。
[5月1日から4日]
中東ドバイの「アラビアントラベルフェア」にて上記「内装モックアップ」が展示。
[5月10日から7月下旬]
フランスのパリ、シャンデリーゼ通りのルイビトン本店にあるコンテンポラリーアートと文化の展示会場であるエスペースルイビトンにて、「宇宙への招待」をテーマにした特別展示を実施。
[5月~8月]
ファウンダーシートに申込みをされた方は、個々に事前トレーニングと健康関係についての案内がヴァージンより開始予定
[6月18日~24日]
世界最大級の航空産業見本市である「パリ航空ショウ」に出展。
[11月1日~4日]
ヴァージングループ会長、リチャードブランソン卿が個人で所有する南アフリカのウルサバにある大自然を誇るサファリリゾートに宇宙旅行参加者をご招待(費用は有料)
[12月]
ヴァージンの宇宙旅行で実際に使用する「スペースシップ2」の機体が完成お披露目予定。
■ NASAとヴァージンギャラクティック社が基本合意
2007年2月20日 NASAとヴァージンギャラクティック社は、今後2年間を期間として、宇宙旅行の開発について提携をして進めていくことを基本合意したことを発表した。 この提携には、ハイブリッドロケットモーターやマッハ5以上の超音速スペースクラフトに関する技術開発分野も含まれており、提携が、今後の商業宇宙旅行の発展に寄与することが期待をされているNASAのホームページでも発表(英文)
■日本航空協会と日本ロケット協会共催の「宇宙旅行シンポジウム」より
2007年3月3日(土)に、新橋の航空会館にて、財団法人日本航空協会と日本ロケット協会の共催で、「第2回宇宙旅行シンポジウム」が開催をされた。
基調講演は、ノンフィクション作家の山根一眞氏が「『2055年宇宙万博』で月面パビリオン建設へ」というテーマで講演し、宇宙旅行にだれでもが安価でいける時代が早く到来することを訴えた。又、2055年には月面で万博を開催する夢も語った。その他、以下のような個別の発表と全員によるパネルディスカッションがあった。
「Xプライズ後の宇宙旅行をめぐる動き」大貫美鈴(スペースフロンティアファウンデーション)
アメリカを中心としたヴァージンを含むさまざまな企業の民間宇宙旅行開発の状況を説明。
「米国における商業宇宙旅行の育成と法規整備」橋本安男(日航財団)
(以下に要点を紹介)
「我が国の宇宙パイロット養成を考える」高野開(日本航空機操縦士協会)
日本の宇宙パイロットの養成は、航空機のパイロットに乗員訓練を行い推進することを提唱
「再使用ロケット実験機から有人飛行へ」小川博之(JAXA)
日本独自の有人宇宙輸送を実現するための再使用できるロケット開発の必要性などを発表。
「企業からみた弾道飛行の事業の可能性」志村康治(三菱重工業)
宇宙機製造メーカの立場からの有人宇宙飛行についての事業性、技術、研究について発表。
弾道宇宙旅行が始まれば、日本でも1万人規模の需要があると仮説を披露した。
この中で、特に橋本安男氏はアメリカの宇宙旅行に関する法律の整備などを詳しく紹介をし、これからアメリカ発で宇宙旅行に参加する旅行者には大変参考になる内容であった。 アメリカは民間宇宙旅行実現に向けて、法律の整備が進みつつあることがよくわかる講演であった。その主な概要は以下の通り。
アメリカ議会で、2004年の12月に「商業宇宙旅行打ち上げ修正法案」が可決された。この法律を受けて、アメリカの連邦航空宇宙局(FAA)の商業宇宙輸送室は、「商業宇宙旅行規則」を公表し、この規則は、2007年2月12日に発効をした。この規則では、乗員はパイロット資格を有し、機体を安全な場所に導く訓練を受けることや、事業者は、乗員や参加者に対し、危険性があること、連邦政府は安全を保障していないこと、さらに当該宇宙旅客機の過去の運行実績、安全記録、故障実績、米国でのすべての有人宇宙旅行の安全記録(死者数、負傷者数)を伝える義務があることなどを定められている。又、同商業宇宙輸送室は、2021年には商業宇宙旅行産業は10億ドル(1,200億円)規模になるとの予測をしている。
2006年10月25日発信 ニューヨークレポート
久しぶりに訪れる秋のニューヨークは、暑くもなく、寒くもないベストシーズンを感じる気候で、気持ちのよい秋晴れが続いていた。ニューヨーク証券取引所で史上最高値を記録しており、街には買い物を楽しむ人々で溢れていた。 ジャコブジャビッツコンベンションセンターは、34丁目をハドソン川に向かって歩いた突き当たり、つまり川沿いにあり、近くに地下鉄の駅はないので、ぶらぶらとペンシルベニアステーションに近いホテルから歩いていくことにした。
このコンベンションセンターで、いよいよスペースシップ2(開発中の民間宇宙旅客機)の内装モックアップ(実物模型)に会うことができると考えると胸が高まらざるを得ない。日本では一般的にはまだあまりなじみがあるとは思えない展示会「WIRED NEXTFEST」(2006年9月29日~10月1日開催)がその発表の舞台となっていた。この展示会は、1983 年創刊のパソコンやデジタル機器を利用した新しいライフスタイルを提案する雑誌「ワイヤードマガジン社」が主催し、GEがメインスポンサーとなり、本年が3回目の開催。世界中から集めた先端技術が一堂に会するサイエンステクノロジーのイベントで、いわば「未来技術展」と表現するにぴったりのものである。
テーマは、さまざまなデジタル技術やハイテクをベースに、エンターテインメント、ロボット、トランスポーテーション、コミュニケーション、セキュリティ、デザイン、環境、ゲーム、探検などの広い分野に亘っている。 GE、NASA、MIT、GMなどの大企業からベンチャー企業までが、さまざまな未来の製品やサービス、ゲーム等を体験や試乗ができるように出展をしており、子供から大人まで楽しめるようになっている。 約130社の出展者の中、日本からの出展も健闘をしており、日本が得意なロボットの分野で、京都大学ロボガレージの人間に近い歩き方をする小型ヒューマノイドロボットの「クロイノ」、東北大学大学院、野村ユニソン(株)、有限会社トロワゾの三者共同開発のダンスパートナーロボット、東工大の惑星探査ロボット「SMC ROVER」、(株)知能システムのかわいらしいセラピーロボット「パロ」、さらに現地のカタログでも大きなスペースで紹介をされている色っぽい視線が印象的な(株)ココロの女性ロボット「アクトロイド」などが多くの入場者を集めていた。ロボット以外でも東京電気大学のデジタルサウンド技術を応用した「サウンドフレーキ」、筑波大学のカラテトレーニング機器の出展など日本の大学がこのようなところで大活躍をしているとは意外であり、嬉しい驚きであった。乗り物関係の出展も多いが、全体的には、ロボットやバーチャルリアリティ技術製品が目だっていたように個人的には感じた。
さて、目的のヴァージンギャラクティックは、「EXPLORATION」つまり「冒険」の分野で出展をしていた。
人目見てわかる2機の宇宙船、上にスペースシップ1(SS1)、下にスペースシップ2(SS2)が、縦に積まれて展示をされており、ちょうど機体の長さが倍であることが明確にわかるようになっていた。 展示説明によると、SS1は28フィート(約8.5m)、SS2が60フィート(約18.3m)の長さ。SS2を上空まで運ぶマザーシップの「ホワイトナイト2」は展示されていないが、長さはボーイング757機より大きいとのことである。
SS2は乗客6名乗り、パイロット2名ということは、昨年より発表をされている。今回の目玉はその内装であり、昨年、同社のマーケティング担当副社長のスーザンニューサムが私に向かって何度も強調していた「機内のゴージャス感」や青い地球を見ることのできる「大きな窓」は正直見るまでは信じられないと思っていたが、その言葉の通りのものが実現されていることにまず驚いた。 座席が後に60度リクライニングすることがポイントとの説明で、体が4~5Gをできるだけ抵抗少なく受けるためとのことであった。丸い窓は、横にも、上にも、下にもつくられている。これは、無重力の時点で、シートベルトをはずして空中遊泳をした際、体がどのような位置にいても、窓を眺めることができる配慮であることが容易に想像できる。キャビン内に合計15の窓が作られる予定。乗客は6名のため、一人2.5個の窓がある勘定だ。 内部の広さは、ガルフストリーム製4コーポレートジェットとほぼ同じとのことであった。
要するに、SS2の展示はこれがまさに世界で始めての観光用宇宙旅客機であることがよくわかるものであった。 かって別のところで見たロシア製のカプセルが居住性に乏しく閉じ込められるような空間で、閉所恐怖症の私にはとても乗れる代物とは思えなかったが、SS2はヴァージンらしい遊びとファッション性が活かされたデザインと空間と言える。
この展示会では、10分弱の新しいプロモーション映像も発表をされた。英国の著名なデザイン会社が作成したもので、SS2の宇宙旅行がどのようなものであるかが初めて表現されている。今までのアンサリX賞を獲得した戦闘機のようなSS1のビデオは、優雅な宇宙旅行というイメージにはほど遠いものであったが、この新しい映像によって初めて自分がこれから体験する宇宙旅行を想像することができる。レコード会社を擁する会社らしく、その映像全体の斬新性や音楽のセンスのよさも光っている。
さて、今回は展示だけでなく、さまざまなセレモニー、イベントも開催された。まず、展示会開催前日の9月28日には、午前中に報道関係者が集められSS2の展示発表とヴァージングループ会長のリチャードブランソン卿も出席した記者会見が行われ、200社近い報道関係者が集まった。そしてこの日の午後は、世界中から「ファウンダー」と呼ばれる最初の100人の搭乗者(既に20万ドルを支払済みの方)やその後に飛ぶ「パイオニア」の搭乗者が招待をされ、1日早いお披露目を楽しんだ。夕方には、リチャードブランソン卿も出席したカクテルレセプションがあり、私も傍らで参加をしたが、アメリカだけでなく、ヨーロッパや中東など世界中から搭乗者や関係者が集まっていた。国際性が高く、世界の冒険好きなお金持ちが集まった感もあるが、皆気取りがなく、気さくだ。イベント参加者には女性客も意外と多く、半分近い割合ではないかと思われた。 搭乗者の詳しい国別データは発表をされていないが、現在ヴァージンギャラクティック社のインターネットに登録をしたこの宇宙旅行に興味のある65,000人の内、最も多いのが約30%でアメリカ人、次に15%のイギリス人、3番目にオーストラリア人の10%と続くとのことで、おそらく今後もこの割合で参加が増えていくものと想像ができる。
展示会場には、500名位が収容できる会議場があり、さまざまなプレゼンテーションやパネルディスカッションなどのイベントが、開催中の3日間で行われた。
宇宙旅行の分野では、9月30日に、「テイクオフの準備完了」とタイトルされたヴァージンギャラクティック社の首脳陣が壇上にたってのSS2のプレゼンテーションが行われた。
ウイルホワイトホーン社長、アレックスタイ上級副社長(運行担当)、スティーブンアッテンボロー副社長(顧客担当)のほか、SS1のパイロットを務めたブライアンバニー氏も登場をし、プロモーション映像を聴衆に改めて見せながら、SS2の開発計画が順調に進んでいることを強調した。 又、10月1日には、世界の宇宙旅行キーパーソンが勢ぞろいをし、「宇宙旅行観光の時代」と称したパネルディスカッションが行われ、宇宙旅行が国毎の競争の時代から企業毎の競争の時代に突入したことをテーマとした。
その参加者は、スペースアドベンチャーズ社のエリックアンダーソン社長、Xプライズ財団のピーターディアマンデス会長、ヴァージンギャラクティック社のウイルホワイトホーン社長(風邪のためアレックスタイ副社長代理参加)、NASA戦略投資局のクリスシャンク局長、2005年10月に立ち上げたロケットエンジンを搭載した航空機の空のサーキットを目指すロケットレーシングリーグのグレンジャーホワイトローCEOの5名。スペースアドベンチャーのアンダーソン社長が、自社のアレンジでイラン出身の米国人実業家アンサリ女史がロシアのソユーズで国際宇宙ステーションから無事帰還をしたことをアピールしたと思えば、ヴァージンギャラクティック側は、そのわずか1%の費用で快適な宇宙旅行がだれにでもまもなくできると応酬していた。
文字通り、宇宙力も大競争時代を迎えつつあることを感じたイベントであった。
(レポート) クラブツーリズム 浅川恵司
2005年12月13日発信 ニューメキシコ州で宇宙旅行基地の建設
ヴァージンギャラクティック社は、この度、米国ニューメキシコ州政府と、同州の南部に、200万ドル(約240億円)をかけて宇宙旅行基地を建設することを合意した。この基地には、ミッションコントロールセンター、トレーニング施設、宿泊施設の他、バージンギャラクティック社の世界本部も設置される。建設地域は、SIERRAカウンティ内、LAS CRUCESの北東約45マイルの州所有地域で、27スクエアマイル(約43平方キロ)の広さ。施設は、州政府が、州と連邦政府の特別予算などにより、建設し、バージンギャラクティック社が、20年リースで借り受ける予定。