シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿は、「美しい泉」の意で、バロック建築の巨匠、フィッシャー・フォン・エルラッハの設計により、ハプスブルク家で唯一、女性として実権を握ったマリア・テレジアの時代に完成しました。ハプスブルク家の栄華の象徴として訪問者を魅了し、現在、年間入場者数が150万人を越える観光立国オーストリア最大の観光資源になっています。1996年に世界遺産にも登録されています。
モーツァルトが初めてウィーンを訪れたのは、1762年10月です。到着早々、6歳のモーツァルトは「神童」として注目を浴び、多くの貴族たちからの招待を受けました。そして10月13日、シェーンブルン宮殿に招かれ、マリア・テレジアの御前で演奏する機会に恵まれました。無邪気に女帝の膝に飛び乗って何度もキスをしたとか、末娘マリー・アントワネットに求婚したとか、幾つかの有名なエピソードを残しました。
孤児院教会
音楽好きの人がウィーンを訪れると、必ず足を運ぶ場所の一つが、聖楽家たちの眠る中央墓地でしょう。そこへ行く大通りに、人目を惹くような建物ではないですが、モーツァルトゆかりの孤児院教会があります。マリア・テレジアが、孤児院の子供たちや周辺の住民のために建てさせた教会で、1768年2月の着工式には息子の皇帝ヨーゼフ2世が臨席しました。
完成後の1768年12月7日に献堂式が行われましたが、この式典のためにモーツァルトが作曲したのが、最初の本格的なミサ曲「ハ短調ミサ」、通称「孤児院ミサ」です。12歳のモーツァルトは、マリア・テレジアの御前で、自ら指揮をして初演させました。
モーツァルト像周辺
人気のシシー博物館やスペイン乗馬学校などの建物群の中心であるホーフブルク王宮は、モーツァルトが1768年にマリア・テレジア、1781年にヨーゼフ2世に招かれたという記録が残るゆかりの場所です。その並びにある現在の国立図書館では、モーツァルトが幾度も演奏会を催しました。
偉大な人物の陰に偉大な人物が・・・
王宮正面、リンク通り挟んで美術史美術館と自然史博物館の間に、1888年以来、マリア・テレジアの巨大な座像が象徴的に立っています。流石にその膝の上にはモーツァルトの姿は見られませんが、正面右側に回ると、当時の偉大な作曲家グルックとハイドンの前に少年モーツァルトのレリーフがあります。
クラブツーリズムでは、通年ウィーンを訪れるツアーをご用意していますが、「山本講師同行ツアー」では、自由時間を利用してご希望の方々を、講師がリング内、周辺の音楽家ゆかりのスポットへ徒歩にてご案内しています。
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