2018年12月13日(木)朝7:30(米国西部時間)、4回目の動力飛行テストとして米カリフォルニア州モハベ空港を飛び立ったスペースシップ2(VSSユニティ)は、マザーシップのホワイトナイト2から切り離された後、マッハ2.9のスピードで約60秒間ロケット噴射し、過去最高高度となる51.4マイル(82.7キロ)の宇宙空間に初めて達した。2名のテストパイロットが操縦。米国では2011年の最後のスペースシャトル以来初めて乗員が搭乗した宇宙船が宇宙に行ったことになる。ちなみに国際航空連盟の規定では「宇宙」は高度100キロ以上だが、米国運輸省航空局(FAA)では高度80キロ以上を宇宙と規定している。以下の写真は、上が船外カメラから、下がパイロットが船内から撮影した宇宙からの地球の眺望。商業飛行が始まると乗客はこのような眺めを見ることができる。