「うっとりするほど美しい夜空」を、観たことがありますか?
<夜空の物語>シリーズでは、明かりがない僻地で望む『満天の星』その土地ならではの『星空』神秘の奇跡『オーロラ』にスポットをあて、日本の日常では、なかなか観ることのできない(方が多い)非日常の世界「世界の美しい夜空」をご紹介したいと思います!

はじめに

皆様、こんにちは!クラブツーリズムの海外担当です。
第3回目の舞台は、常夏の人気の観光地「ハワイ」
世界的に有名なワイキキビーチや充実したリゾートホテル、ショッピング、グルメなど楽しみ方がいっぱいで、日本からも多くの方が訪れる、皆様ご存じ人気の観光地です。

画像: ワイキキビーチ(イメージ)

ワイキキビーチ(イメージ)

ビーチでのんびりしたり、豊富なアクティビティを楽しんだりと、お好きな過ごし方で満喫できるハワイですが、今回は大自然に恵まれたハワイの美しい星空をご紹介します!

▼前回までの記事はこちらからどうぞ!

ビーチリゾートだけじゃない魅力がいっぱい

早速ですが、小島含めて約132の島からなるハワイ諸島、その中で観光客が訪問できる島はいくつあるでしょうか?

  • 4島
  • 6島
  • 8島
  • 4島
    36
    9
  • 6島
    32
    8
  • 8島
    32
    8

正解は、カウアイ島、オアフ島、ラナイ島、モロカイ島、マウイ島、ハワイ島の6島です!

訪れる島の中でも、ワイキキビーチで有名な、いわゆるハワイ!と想像されるのがオアフ島です。島のシンボルとなっていてハイキングも楽しめるダイヤモンドヘッドや、高級ブティックやスーパーマーケット、レストランが立ち並ぶハワイ最大のショッピングモールのアラモアナショッピングセンターなどが有名な、見どころ満載で多くの観光客が訪れる人気の島です。

画像: ワイキキビーチとダイヤモンドヘッド(イメージ)

ワイキキビーチとダイヤモンドヘッド(イメージ)

画像: アラモアナショッピングセンター(イメージ)

アラモアナショッピングセンター(イメージ)

クラブツーリズムのハワイ観光では、主にオアフ島(ホノルル)、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島に観光へ訪れています。

私も添乗員として何回もお客様とハワイへ行き、多くのお客様とハワイの素晴らしさに触れてきました。大きさも気候も特徴も違う顔を見せるそれぞれの島、その中でも最も印象に残っているのが、
ハワイ島で見た満天の星空かもしれません。
今回はそんなハワイ島の星空の魅力について、ご紹介します!

ハワイ島の星空(イメージ)

ビッグアイランド

画像1: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

ハワイ島ってどんなところ?

画像2: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

まずは、ハワイ島についてご紹介します。
「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島は、その名の通り、ハワイ諸島の中でも一番大きい島で(岐阜県と同じくらいの大きさ!)神秘的な光景や大自然に恵まれた島です。
また、ハワイ諸島は海底噴火によって生まれた島々で構成されていますが、北から古い順に並んでいて、最も古いカウアイ島が誕生したのが約600万年前と言われ、それと比べるとハワイ島は50~60 万年前にできた一番若い島でもあるんです!
一番大きくて一番若い島であるハワイ島は、他の島を全部足した面積よりも大きい島なんですね!

大自然と火山の島

ハワイ島といえばまず何といっても大自然に囲まれた景観が最大の魅力です!
太平洋の真ん中に浮かぶハワイ諸島には多くの固有植物が存在しますが、ハワイ島にも厳しい環境のなか生き抜いた植物が多く見られます。様々な気候に分けられるハワイ島の植物はバリエーションも豊富で、雨が多い熱帯雨林に咲くトロピカルなものから、溶岩が流れた地にたくましく根ざすものまで、多種多様な植物を見ることが出来ます。

オレンジハイビスカスの花©ハワイ島観光局(IHVB)カーク・リー・アダー

コナコーヒーの木(イメージ)

また、ハワイと言えば白い砂浜に青い海のイメージが強いですよね?!
実はハワイ島には白い砂浜が少なく、溶岩が溶けて砕けて砂になった黒い砂のビーチが多く存在します。

黒砂海岸(イメージ)

黒砂海岸のウミガメ(イメージ)

この溶岩からも分かる通り、ハワイ島には、今も火山活動が続いてる山があります。
ハワイ火山国立公園内にあり、観光地として人気のキラウエア火山は、地球の鼓動を感じさせられる活火山で、世界遺産にも登録されています。ハレマウマウ火口見学や溶岩トンネルを歩いたりと、ダイナミックなハワイ島の火山を多方向から見る事ができます。

キラウエア火山(イメージ)©ハワイ州観光局-HWI0002

溶岩トンネル(イメージ)

キラウエアを含めハワイ島には5つの山があり、中にはマウナケアやマウナロアといった、富士山よりも標高が高い山々がそびえています。

富士山よりも高いマウナケアでの星空観賞

そんなハワイ島の山々は標高が高いため、星空観賞にも適した場所なんです!
その中でも島の北東部にあるマウナケア山は、富士山より高い4205mを誇り、山頂付近は天候が安定していて空気が澄んでいる為、星空観賞に人気のスポットで、星空や夕日、朝日観賞を楽しむことができます。

マウナケアとはハワイ語で「白い山」という意味をもち、その名の通り例年1~2月には山頂付近が雪に覆われて白く見えることが名前の由来となっています。
島全体がスピリチュアルスポットと言われるハワイ島で、マウナケアは古代ハワイアンの時代から最も神聖な場所とされている山でもあります。天気がいい日にはその姿をハワイ島内のあちこちから見ることができます。

画像: 山頂が雪に覆われるマウナケア(イメージ)©ハワイ観光局 (HTA) カーク・リー・アダー

山頂が雪に覆われるマウナケア(イメージ)©ハワイ観光局 (HTA) カーク・リー・アダー

画像3: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

ハワイで雪が見られるなんてびっくり!

マウナケアが星空観測に適していることには理由があります。

①天体観測に必要なのは、第一に人工の光の影響が少ない暗い空ですが、標高4,205mのマウナケア山は周辺に民家がなく光が少ないこと。

②年間の晴天日が300日近くと、晴天率が高いこと。

③空気中の水蒸気や埃が少なく乾燥して大気が安定し、空気が澄んでいること。

その証拠に山頂には、アメリカのスミソニアン天文台を筆頭に、日本が誇るすばる望遠鏡や、ハワイ大学、イギリス・カナダ・ブラジル・オーストラリアなど7ヵ国が共同で設置した望遠鏡など、11ヵ国13の天文台が設置されています。

画像: マウナケア天文台群(イメージ)

マウナケア天文台群(イメージ)

天文台設置には、天文台建設のための資材や機材を運んだり天文学者が赴く際のアクセスのよさも重要になることから、地球上でこれらの条件を満たしている地としては他に、チリのアンデス山中、アフリカ西海岸のカナリア諸島の山頂があり、マウナケア山を含めたこの3ヵ所が地球規模で見た天体観測の適地といわれています。

ハワイ島の星空(イメージ)

マウナケアの美しい星空

画像4: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

それではマウナケアへ星空を見に行きましょう!

画像5: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

標高4,000mを超えるマウナケアの山頂までは、車で行くことができ、ツアーではバンに乗車しご案内します!
ただし標高の高いところなので、徐々に体を慣らしていくことが重要です!

その為、山頂に向かう前には標高約2,800メートルのマウナケア中腹に立ち寄ります。
ここには「オニヅカ・ビジター・センター」があり、売店やトイレなどが設置されていて、山頂に向かう前の休憩をとることができます。平地に比べ酸素量が少ない山頂付近では「高山病」を起こす心配があるので、中腹で30分から1時間ほど休憩をしながら体を慣らしましょう。
このオニヅカビジターセンターは、ハワイ島出身の日系人初の宇宙飛行士である、エリソン・オニヅカ大佐にちなんで名づけられた施設なんです。

画像6: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

宇宙食のお土産も買えますよ~!

中腹から30分程でマウナケア山頂へ。
山頂が近づくにつれ、辺りには砂とゴロゴロした石ばかりの風景が広がっていきます。
段々と天文台群が見えてくると、山頂にはまるで別世界の風景が広がっています!
標高1,800メートルほどに貿易風が作り出した雲海が目の前に広がり、夕日の時間になると空が少しずつオレンジ色に染まっていく姿は感動ものです。星空だけでなく、美しい夕日観賞も一緒に楽しめます!

画像: マウナケアの夕日(イメージ)

マウナケアの夕日(イメージ)

夕日観賞を楽しんだら、いよいよ星空観賞!
「日没後30分以内に山頂より下山しなければならない」というマウナケアの規則により、山頂付近での星空観賞は禁止されているため、標高約3,500メートル付近で行います。
人工的な光が皆無の真っ暗闇の中の星空観賞は、思わず絶句してしまう程のすばらしさで、空を見上げると360度満天の星空!

画像: マウナケア星空(イメージ)©ハワイ観光局 (HTA)ダナ・エドマンズ

マウナケア星空(イメージ)©ハワイ観光局 (HTA)ダナ・エドマンズ

夏から秋にかけては、天の川が見やすいシーズンになっていきます。
ツアーでは天体望遠鏡で土星や月の観測も楽しむことも出来ますので、大自然のプラネタリウムを眺めながらロマンチックなひとときをお過ごしください。

画像: マウナケアでの星観賞(イメージ)©ハワイ島観光局カーク・リー・アダー

マウナケアでの星観賞(イメージ)©ハワイ島観光局カーク・リー・アダー

北極星と南十字星を観察できる場所

また、ハワイ島は赤道付近に位置しているので、北半球の星全部と南半球の星の85%とかなり広範囲の星空を観測することができる非常に恵まれた場所と言われていて、北極星と南十字星を観察できる世界でもまれな場所とされています!

前回のブログニュージーランドの星空でもご紹介した、南半球の星座の中でも特に美しいと言われる南十字星が北半球のハワイでも見られるなんて驚きですね!ハワイの場合は4~6月頃が南十字星が見られるシーズンです。

画像: 南十字星(イメージ)

南十字星(イメージ)

南十字星のハワイ語名はいくつかあるのですが、一番有名なのが「ハナイアカマラマ」。
これは「月に愛されている」 という意味です。なんともオシャレな名をもつ南十字星、ぜひハワイの空でもご覧ください。

画像7: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

ホテルなどを出発時は平地のためTシャツなど薄着でも大丈夫ですが、山頂に近づくと気温がどんどん下がってきて、山頂付近は0℃以下になることもあります!ツアーでは厚手の上着のレンタルがありますが、マフラーやニット帽子、厚手の靴下や手袋など寒対策の準備をしていきましょう!

地球上で一番宇宙に近い場所

画像: マウナケア星空観賞(イメージ)©ハワイ観光局(HTA)ダナ・エドマンズ

マウナケア星空観賞(イメージ)©ハワイ観光局(HTA)ダナ・エドマンズ

マウナケアの星空観賞にまつわる、天文台についてちょっとお話をします。
天体観測に適した条件が揃うことから、マウナケア山頂には11ヵ国の13天文台が設置されているとご紹介しましたが、その中には日本の「すばる望遠鏡」があります。
内部を一般公開されている天文台もありますが、すばる望遠鏡も予約をすることで内部を見学することが出来ます。
自然科学研究機構国立天文台ハワイ観測所が運用するすばる望遠鏡は、43メートルのドーム内部にあり、口径 8.2 メートルと巨大な光学赤外線望遠鏡です。大容量のデータアーカイブシステムを備えていて、高速ネットワークで結ばれています。マウナケア山頂の山頂施設の他に、ハワイ島ヒロ市内の山麓の施設、そして東京都三鷹市にある国立天文台本部は、専用のネットワークでつながっています。

日本にいる研究者は、この高速ネットワークを用いて、山頂施設にいるのとほぼ同じようにデータにアクセスし、観測を実行することに役立っています。

画像8: 夜を美しくする〇〇シリーズ<第3回>
『ネイティブハワイアンの聖地/ハワイ島』
【好奇心で旅する海外】<夜空の物語>

クラブツーリズムでもすばる望遠鏡内部を見学するツアーをご案内しました!

画像: すばる望遠鏡のドーム(左端・筆者撮影)

すばる望遠鏡のドーム(左端・筆者撮影)

画像: すばる望遠鏡ドーム内部(筆者撮影)

すばる望遠鏡ドーム内部(筆者撮影)

画像1: 巨大なすばる望遠鏡(筆者撮影)

巨大なすばる望遠鏡(筆者撮影)

画像2: 巨大なすばる望遠鏡(筆者撮影)

巨大なすばる望遠鏡(筆者撮影)

日本が誇るすばる望遠鏡の最先端の技術に触れ、お客様も感銘を受けていらっしゃいました!

地球上で一番宇宙に近いとも言われるマウナケアは、満天の星空を観賞したり、星空観測の技術発展に役立てられていたりと、ロマンの詰まった聖地ですね!

次回予告

いかがでしたでしょうか?ビーチリゾートだけではないハワイの魅力をご覧いただき、オアフ島だけでなく、ハワイ島の大自然に触れ「一生忘れられることのできない星空」に出会いに、いつかハワイ島へお出かけしたいなと思っていただけたら幸いです。

次回は、南米を代表する〇〇〇の星空をご案内します!
3月上旬を予定しております。是非ご覧ください!

おまけ
南半球で星空が有名な場所と言えばニュージーランドのテカポがあります。
クラブツーリズムではこのニュージーランド・テカポのオンライン星空ツアーを販売中です。
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<夜空の物語> はじめから読みたい方はコチラ↓

<芸術百華>
『イタリア芸術』
<歴史の時間>
『え~?これも三国志?!』
『謎多きエジプト大解剖!』
<世界遺産浪漫>
『世界遺産〇〇5選』
<船旅チャンネル> 
『欧羅巴リバークルーズ』
<癒しの空間>
『世界の風呂でととのう』
<花咲くワールド> 
『花カレンダー2021』

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『キュン死に注意!』
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『夜空を美しくする〇〇シリーズ』
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