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”天井のない美術館”と呼ばれるブルージュ
まるで中世にタイムスリップしたかのようなブルージュ。
ビールやチョコレートで有名なベルギーの中でも人気の観光地です。
ブルージュは、ベルギーの首都・ブリュッセルからは車で約2時間ほどに位置しています。
小運河に囲まれた街並みはどこを撮っても写真映えする可愛い街並みが特徴です。
そして、ブルージュのあるベルギーは、これからが旅行ベストシーズン！
３月後半～５月前半にかけて、オランダのチューリップやベルギーのグランビガール城など花シーズンを迎えます。そんなベストシーズンぴったりのブルージュの魅力をご紹介していきます。
ブルージュの３つの世界遺産
ブルージュ旧市街は城壁で囲まれ、街のほとんどが世界遺産に登録されています。また、旧市街だけでも3つの世界遺産をご覧いただくことができます。まさに”天井のない美術館”とも呼ばれる所以です。
世界遺産①「ブルージュの歴史地区」
ブルージュは、内陸部に位置しながらも運河によって北海と結ばれていることから、ハンザ同盟の都市として繁栄しました。13世紀より毛織物業の貿易が盛んに行われ、15世紀になると環境の変化や周辺都市の発展により急速に衰退していきます。現在も繁栄を誇った当時の中世の街並みが残っていることから、世界遺産として認定されています。
マルクト広場（イメージ）
世界遺産②「ベルギーとフランスの鐘楼群」
交通の要所として栄えたこの地域には、11～17世紀に作られた鐘楼が数多く残されています。鐘楼は「市民の自由や権力」のシンボルであり、ブルージュではマルクト広場にある鐘楼が世界遺産に登録されています。この鐘楼からはブルージュの街並みを一望することができるので、366段の螺旋階段を上がる必要がありますが、体力に自信がある方はぜひ自由時間にでも！
世界遺産③「フランドル地方のベギン会の建物」
ベルギー北西部のフランドル地方に点在するベギン会は、女性の自立支援のために設立された共同体です。一般的には”ベギン会修道院”とも呼ばれますが、当時として珍しく修道院には属していない団体であったことが特徴的です。ブルージュ旧市街のベギン会修道院はマルクト広場近くにあり、オードリー・ヘップバーン主演の『尼僧物語』の撮影で使用されたことでも有名となりました。実際に行ってみると、シンプルな建物ではありますが、白を基調とした建物や小さな庭園など確かに女性らしい可愛らしい雰囲気が残っています。
ちなみにオードリー・ヘップバーンはベルギーのブリュッセルの生まれ。幼少期をベルギーで過ごしているので彼女の故郷の一つとも言えますね。
芸術好きな方にもおすすめ！美術館や教会などの見所も！
ブルージュの中心街には、芸術系の見所がぎゅっと集まっています。ご存知の通り、ベルギーはブリューゲルやルーベンスを代表に芸術が豊かな国です。ぜひとも、芸術のお好きな方に自由時間に行っていただきたい場所をセレクトしました。
聖母教会
13～15世紀に建てられた高さ122メートルの教会。教会内部には、ミケランジェロの「聖母子像」やヤン・ファン・アイクの「十字架のキリスト」などが納められています。
メムリンク美術館
15世紀に活躍したブルージュの代表的画家メムリンクの美術館。ベルギー七大秘宝のひとつ、『聖ウルスラの聖遺物箱』などが展示されています。
ベルギーには七大秘宝と呼ばれる、大切な文化財があります。童話『フランダースの犬』に登場するルーベンスの『キリスト降架』やゲント大聖堂の『神秘の子羊』がその一つです。
お買い物や食事も豊富！
ブルージュが街歩きにオススメな理由として、お食事やお買い物にも歩いて回ることができます。旧市街のマルクト広場にはレストランが立ち並び、自由食の際にも困りません！例えば、ベルギーはフリッツと呼ばれるフライドポテト発祥地でもあるので軽食としてぜひご賞味ください。
チョコレート
ブルージュには有名ショコラティエが集まり、チョコレート博物館まであります。ブルージュのチョコレート店で有名なお店といえば、チョコレートライン。その他にも、レオニダスやノイハウスなどの名店も軒を連ねていますので、チョコレート好きな方には堪らないでしょう。
レース
16世紀頃からイタリアから伝わったレースは、ブルージュの伝統工芸として人気です。ブルージュを歩いているとレースのお土産屋さんをよく見かけます。繊細なモチーフが特徴で、アンティークな本格派からリーズナブルな物まで様々なレースがあるので、女性のお土産にオススメ！
ワッフル
ベルギー名物のワッフルには、ブリュッセル・ワッフルとリエージュ・ワッフルの2種類があります。リエージュ・ワッフルは日本人のイメージの通り生地自体が甘く、小ぶりなものが多いです。それに対し、ブリュッセル・ワッフルは平たく軽い食感の生地にクリームやフルーツなどを乗せて朝食としても食べられます。
リエージュ・ワッフル（イメージ）
ブルージュは自由時間もお楽しみ！
ブルージュ旧市街には、たくさんの魅力が詰まっています。ぜひ、自由時間をご自身のペースで周っていただきたいです。旧市街内の観光は徒歩観光、また石畳の町なのでお荷物は少なめに、動きやすい服装・歩きやすい靴でお楽しみください。
また、自由時間をゆっくり過ごしたい方にオススメなのが、ブルージュ旧市街に宿泊するツアーです。世界中から観光客が訪れるブルージュですが、旧市街に宿泊することで朝の静かな時間にお散歩したり、お写真を撮ることができます！ゆっくりとブルージュを楽しみたい方には、オススメです。
終わりに・・・
最後までお読みいただきありがとうございました！
クラブツーリズムでは、旧市街に宿泊するツアーや自由行動をしっかりと確保しているツアーも多くご用意しています。ブルージュを訪れる際は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。今後も＜発見！知りたい世界の街散歩＞シリーズでは、スタッフおすすめの街や注目都市の情報をお届け予定です。是非お楽しみに！
※情報は2023年1月現在のものです。
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