北スペインといえば美食の街サンセバスチャンが非常に人気の観光地となっています。
しかしながらバスク地方にはまだまだ魅力あふれる都市はたくさん!その中でも今回ビルバオにて現地視察をしてまいりましたので、その魅力をご紹介します!

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ビルバオとはどんな都市?

ビルバオはイベリア半島の北部に位置しており、バスク州・ビスカヤ県の県都となっています。
人口は約34万人で、バスク州では第1位、スペイン全体でも第10位となる大都市です。
1980年代ごろまでは鉄鋼業や造船業が主要な産業となっており、街を支えてきました。

そんなビルバオが一躍有名となったのは、鉄鋼業や造船業が衰退した1980年代後半。
産業の転換を図るために、インフラの整備や都市の再開発、芸術事業に力を入れ、都市の再生に成功したことで世界的に名前が知られるようになります。
その影響は「ビルバオ効果」という言葉が作られるほど。

画像: ビルバオの街並み(筆者撮影)

ビルバオの街並み(筆者撮影)

しかしながら日本ではまだまだ知名度の低いビルバオ。
実際に現地を視察してきて感じた魅力を、今回は3つのポイントでご紹介いたします!

ビルバオの魅力① 新旧が交わる美しい街並み

ビルバオの魅力といえば再開発で建設が進められたモダンな建築物と美しい街並みです!
都市再生のシンボルともなっているのがグッゲンハイム美術館。
アメリカ人建築家フランク・ゲーリーによる設計で、造船業が盛んだったことから船のモチーフとしたそう。
実際に見ると前衛的な造りとその迫力に圧倒されます。

画像: グッゲンハイム美術館(筆者撮影)

グッゲンハイム美術館(筆者撮影)

街に流れるネルビオン川も都市再生にあたり水質改善が実施されました。
そんな川にかかるスビスリ橋も非常にモダンな造り!
川沿いには日本人建築家の磯崎新さんが設計に携わった「イソザキ・アテア」と呼ばれる建物も。

画像: スビスリ橋(手前)とイソザキ・アテア(奥のツインタワー)(筆者撮影)

スビスリ橋(手前)とイソザキ・アテア(奥のツインタワー)(筆者撮影)

また川の下流には世界遺産のビスカヤ橋があります。
こちらは再開発以前の1893年に完成した全長160mの鉄橋で、鉄のロープで吊り下げたゴンドラで人や車などを対岸へ運ぶ仕組みとなっています。
現存するものは世界でもほとんどなく、非常に貴重なものとなっています。
実際に乗ってみると意外と早い?上からの景色も楽しむことができます。

画像: ビスカヤ橋(筆者撮影)

ビスカヤ橋(筆者撮影)

画像: ビスカヤ橋上からの景色(筆者撮影)

ビスカヤ橋上からの景色(筆者撮影)

街の中心にはモユア広場というきれいな公園があります。
こちらからは目抜き通りが広がり、ショッピングも楽しめます。
広場の周囲には重要文化財にも指定された「カールトンホテル」の建物があります。
一時期は州政府の事務所ともなった建物で、中の装飾と雰囲気が素晴らしく、是非泊まっていただきたいホテルです。

画像: モユア広場(手前)とカールトンホテル(奥)(筆者撮影)

モユア広場(手前)とカールトンホテル(奥)(筆者撮影)

画像: カールトンホテルのロビー(筆者撮影)

カールトンホテルのロビー(筆者撮影)

ビルバオは前衛的な建物だけではなく、旧市街の街並みを楽しむこともできます!
モユア広場から歩いて15分ほどで旧市街の入り口に到着します。
サンティアゴ大聖堂やヌエバ広場など、趣のある石畳の街を散策いただけます。
実際に行ってみるとかなりコンパクトかつ道が整備されていて歩きやすい!
散策にぴったりの街並みです。

画像: サンティアゴ大聖堂と旧市街の街並み(筆者撮影)

サンティアゴ大聖堂と旧市街の街並み(筆者撮影)

画像: ヌエバ広場(筆者撮影)

ヌエバ広場(筆者撮影)

ビルバオの魅力② 芸術にあふれる都市

ビルバオは芸術としても名高い都市!
街中にも芸術作品が置かれ、美術好きにはぐっとくるスポットばかり…
中でもやはり有名なのが先ほども紹介したグッゲンハイム美術館でしょう。
近現代の美術作品を中心に展示されている館内をご紹介いたします。

グッゲンハイムの入り口で出迎えてくれるのが『パピー』と呼ばれる犬のモニュメントです。
季節の花が植えられており、カラフルな犬の像になる…のですが、私が訪れた10月半ばは植え替え直後で緑色でした…!

画像: 名犬『パピー』(筆者撮影)

名犬『パピー』(筆者撮影)

グッゲンハイムの裏側には見覚えのある蜘蛛が!
こちらはルイーズ・ブルジョワの『ママン』。
全部で7つ作られており、六本木ヒルズに展示されているものを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

画像: ルイーズ・ブルジョワ『ママン』(筆者撮影)

ルイーズ・ブルジョワ『ママン』(筆者撮影)

内部はこのような感じ。
回廊形式の展示で見学順序が決まっておらず、鑑賞者の思うままに見学を進められるような造りとなっています。
ウォーホルなど有名な作品からバスクのアーティストのものまで、さまざまな作品を楽しめます。

画像: グッゲンハイム美術館 展示の様子(筆者撮影)

グッゲンハイム美術館 展示の様子(筆者撮影)

画像: グッゲンハイム美術館 館内の様子(筆者撮影)

グッゲンハイム美術館 館内の様子(筆者撮影)

中でもインパクトのある作品がリチャード・セラの作品で『ザ・マター・オブ・タイム(時間の問題)』。
この作品の重さは9百トンを超えており、錆びた銅板を湾曲させて、様々な形を作っています。
あまりの大きさ・重さから、設計段階からこの作品を置くための部屋を準備していたとか。
中を通ることができ、ゆがんだ金属の間を通ると平衡感覚がずれて不思議な感覚に…

画像: リチャード・セラ『ザ・マター・オブ・タイム』(筆者撮影)

リチャード・セラ『ザ・マター・オブ・タイム』(筆者撮影)

画像: 金属の間を通り抜けることもできます(筆者撮影)

金属の間を通り抜けることもできます(筆者撮影)

時期によっては特別展が行われていることも!
私が訪れたときは日本人アーティストの奈良美智さんの展示が行われていました。
現地に行かれる際は何が行われているかチェックしてみてもいいかもしれませんね。

画像: 企画展の様子(筆者撮影)

企画展の様子(筆者撮影)

ビルバオの魅力③ 美味しいお食事

ビルバオの魅力は何といっても美味しいお食事!
サンセバスチャンが美食として有名な都市ですが、ビルバオも負けず劣らずのクオリティを誇ります。
個人的にはバスクの食事は日本人の口に合いやすい味付けに感じました。
何を食べてもおいしく、ワインをはじめとしたお酒も有名なため、ぜひ飲み歩き・食べ歩きいただきたい街です。

画像: バスクはワインの種類も豊富です(筆者撮影)

バスクはワインの種類も豊富です(筆者撮影)

中でもバル文化が盛んで、一口料理の「ピンチョス」が種類も豊富!
一口料理と侮ることなかれ、ひとつひとつの味のクオリティは大変高いです。
注文が不安…という方でもカウンターで指差しでオーダーができるので安心!
ツアーは添乗員もサポートさせていただきますので、より様々な料理もお楽しみいただけます。

画像: カウンターに並ぶピンチョス(筆者撮影)

カウンターに並ぶピンチョス(筆者撮影)

画像: ピンチョス(筆者撮影)

ピンチョス(筆者撮影)

おわりに

お読みいただきありがとうございました。
クラブツーリズムのツアーではほかの都市と一緒にご案内をいたしますので、
魅力たっぷりのビルバオ、皆様ぜひ訪れてみてください♪

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