フィンエアー（写真はイメージです）

北欧の窓口！ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の乗り継ぎについて

2025-11-10

ヨーロッパ方面担当 @ 名古屋海外旅行センター

海外旅行ヨーロッパ北欧ヘルシンキ空港乗り継ぎ現地情報旅のお役立ち情報学び CT海外名古屋海外旅行センター

北欧・フィンランドの玄関口「ヘルシンキ・ヴァンター国際空港（HEL）」は、ヘルシンキを拠点とする「フィンエアー（Finnair）」がハブ空港として利用しており、ヨーロッパ各都市へのアクセスに優れた空港です。コンパクトでわかりやすい構造と、充実した設備により、初めての乗り継ぎでも安心して利用しやすいです。
この記事では、実際に2025年10月12日に訪れた際の写真や情報をもとに、日本からヨーロッパ方面への乗り継ぎ方法を中心に、空港内の設備や免税手続きの流れをご紹介いたします。

1.ヘルシンキ・ヴァンター国際空港とは？
― 北欧の主要ハブ空港としての特徴
1. シェンゲンとは？
2.乗り継ぎの流れ
― 出発から帰国まで！往復の乗り継ぎの流れ
3.空港の設備
― レストラン、ラウンジ、サービス設備
4.免税・税還付（Tax Refund）
― 手続きの場所・方法・注意点
1. 手続きの流れ
最後に
フィンランド航空利用のおすすめコース
クラブツーリズムから旅に関する最新の情報をお届け！
＼海外情報専用 SNS公式アカウントのご紹介／
お問い合わせ

1.ヘルシンキ・ヴァンター国際空港とは？
　― 北欧の主要ハブ空港としての特徴

フィンランドの首都ヘルシンキにある「ヘルシンキ・ヴァンター国際空港（HEL）」は、フィンエアー（Finnair）の拠点として運営されている北欧最大級の国際空港です。

ヨーロッパ各都市への接続に優れており、日本からのフライトでは最短ルートでヨーロッパ主要都市にアクセスできるのが特徴です。

空港は1つの建物で統合運用されており、出発エリアは大きく次の2つに分かれています。

シェンゲンエリア：
　ヨーロッパの多くの国が加盟しており、国境検査なしで自由に行き来できるエリア。
　（例：フランス、ドイツ、イタリア、フィンランドなど）
非シェンゲンエリア：
　日本、イギリス、アメリカなど、シェンゲン協定に加盟していない国への出発便用のエリア。

シェンゲンとは？

加盟国間で国境検査を省略し、パスポートなしで移動できる協定のことです。

そのため、ヨーロッパ方面へ向かう場合、最初に到着したシェンゲン加盟国（＝日本からヘルシンキ国際空港への乗り継ぎの場合はヘルシンキ国際空港にて）で入国審査を行います。

2.乗り継ぎの流れ
　― 出発から帰国まで！往復の乗り継ぎの流れ

日本からヨーロッパ方面へ（往路）

１．「Transfer（乗り継ぎ）」の表示に従って進む　
海外の空港では珍しく日本語の案内表示があり、迷いにくい構造になっています。事前に飛行機内のモニターで乗り継ぎ情報も確認できますので、到着前までにぜひこちらもご確認ください。

画像: 写真はイメージですモニターは日本語も対応！乗り継ぎ便も確認可能 — 写真はイメージです
モニターは日本語も対応！乗り継ぎ便も確認可能

画像: 写真はイメージです ※機材によってはモニターがないこともございます。 — 写真はイメージです
※機材によってはモニターがないこともございます。

２．手荷物検査（Security Check）
看板に沿って進むと手荷物検査場が見えてきます。ここではヘルシンキから次の目的地への搭乗券を準備しましょう。手荷物のカバンから液体物・電子機器・金属類をトレイに出します。多くの場合、腕時計は外さなくても問題ありませんが、空港スタッフの指示に従いましょう。

３．入国審査（Border Control）　
手荷物検査を抜けてからは自分の搭乗ゲートの数字に従って進みますが、途中で入国審査を通過します。自動ゲート（日本パスポート対応）または審査官のカウンターで手続きをしますが、機械に慣れない方は審査官のいるカウンターの方がスムーズなのでお勧めです。
ここでは搭乗券とパスポートをご準備ください。ここを抜けるとシェンゲンエリアになります！

４．搭乗口まで
モニターで目的地とゲート番号を確認し、動く歩道で移動をします。国際空港の中でもそこまで大きい空港ではないですが、直前のゲート変更の可能性もございます。余裕をもって搭乗口の前に到着しておきましょう。

※ショートコネクション（Short Connection）

乗り継ぎ時間が短い便では、空港内のモニターに「Short Connection」と表示され、優先レーンが設けられることがあります。乗り継ぎの時間が少ない場合、または到着までに遅延があった場合は必ずチェックをしましょう。
流れに沿って進んでいくと写真のようにShort Connectionという電光掲示板に対象の乗継便が書かれています。

シェンゲン圏からヘルシンキ空港で乗り継ぎをして日本へ（復路）

１．ヘルシンキ空港到着後「Transfer（乗り継ぎ）」の案内に従う
到着後、Transfer（乗り継ぎ）表示に沿って進みます。途中にある電光掲示板でご自身の便の搭乗ゲートを確認しておきましょう。ご自身のゲート番号の数字が含まれる看板に従って進んでいきます。

２．出国審査（Border Control）
途中である出国審査で出国の手続きを行います。搭乗券、パスポートをご準備下さい。

３．手荷物検査（Security Check）
出国審査後、保安検査を通り非シェンゲンエリアに進みます。日本から着いたとき同様、手荷物のカバンから液体物・電子機器・金属類をトレイに出します。

4．搭乗ゲートへ
搭乗開始時刻の変更や搭乗口の変更の可能性もあります。搭乗開始よりも余裕をもってゲート前にいるようにしましょう。

3.空港の設備
　― レストラン、ラウンジ、サービス設備

レストラン・カフェ

エリア問わず飲食店・カフェがあり、フィンランド料理や軽食が楽しめます。
21時以降〜早朝は閉店している店舗が多いため、夜便の際は食事を早めに済ませましょう。
出国審査を通過するとエリア間の移動はできませんのでお気を付けください。
40番ゲートの近くにはフィンランドならではのムーミンコーヒーというカフェもあります。

ラウンジ

出発エリアごとにラウンジがあります。

シェンゲンエリア：ゲート21付近（Finnair Lounge）
非シェンゲンエリア：ゲート52付近（Finnair Lounge）

どちらも搭乗エリア内にあり、エリアをまたいでの利用はできません。

画像: 写真はイメージです Finnairのラウンジはこのムーミンショップの少し先で右折して、看板に従いエスカレータを上がるとあります。写真はシェンゲンエリアのラウンジの看板ですが、非シェンゲンエリアにもゲート52の近くにビジネスクラスラウンジがございます。 — 写真はイメージです
Finnairのラウンジはこのムーミンショップの少し先で右折して、看板に従いエスカレータを上がるとあります。写真はシェンゲンエリアのラウンジの看板ですが、非シェンゲンエリアにもゲート52の近くにビジネスクラスラウンジがございます。

画像: 写真はイメージです非シェンゲンエリアには他にもプラザプレミアムラウンジもあります。（ゲート40付近） — 写真はイメージです
非シェンゲンエリアには他にもプラザプレミアムラウンジもあります。
（ゲート40付近）

設備・サービス

無料Wi-Fi（登録不要）
充電スポット各所に設置
両替・ATMあり
喫煙所：一部ゲート付近
シャワー：ラウンジ内にあり

4.免税・税還付（Tax Refund）
　― 手続きの場所・方法・注意点

フィンランドでは主に2つの免税の払い戻しを代行する会社があり、それが「Planet」と「Global Blue」があり、対象店舗で1店舗につき40ユーロ以上の買い物をすると免税書類が発行されます。会計時に「Tax Free, please（タックスフリープリーズ）」と店員に伝えましょう。日本に帰るまでにその商品を使ってしまうと免税対象外になりますので、必ず未開封で保管しましょう。書類にはクレジットカード番号の記入欄がありますが、セルフ端末を使う場合は記入不要なこともあります。

手続きの流れ

1.対象店舗で40ユーロ以上の買い物をし、免税書類を受け取る

2.空港のTULLI（税関）で未開封の商品とパスポートを提示し、スタンプをもらう（ゲート29付近にあり、24時間対応）

3.返金方法に応じて、各社カウンターで手続きまたは専用ポストに投函

※Global Blueはセルフ端末でも手続き可能。Planetは有人カウンターのみ対応。
※現金での返金はGlobal Blueのカウンター（到着ロビーまたはゲート50付近）で可能ですが、深夜・早朝は閉まっている場合があります。
※出国手続き後のエリアにもカウンターがありますが、早朝・深夜はカウンターが閉まっていることがあること、またTULLI（税関）は出国審査前のエリアにしか無いことを注意しましょう。