今シリーズ、世界の風呂で「ととのう」では、一度は訪れたい世界の様々な国の風呂文化をご紹介します。風呂を通じて心も身体も「ととのって」、その国の魅力や文化に興味を持ち、お出かけしたいなと思っていただくきっかけになれば幸いです。
今シリーズでの「ととのう」とは、世界の風呂に触れてリラックスすることで、心と身体が潤い、わくわくする気持ちになる、という意味で発信します。お風呂同様、リラックスしてご覧ください♪
はじめに
皆様、こんにちは！クラブツーリズムの海外担当です。世界の風呂に「ととのい」、その国を知る。
第３回目の今回は、カムチャツカの風呂をご紹介します♪
▼過去の記事はこちらから。
手つかずの大自然が残る極東ロシア
まず、カムチャツカってどこにあるの？
名前を聞いたことはあるけど、あまり馴染みがない場所だなあ、という方も多いかもしれません。
北海道から北東に約1,500kmのオホーツク海と太平洋の間、ロシア連邦の極東に位置するのがカムチャツカ半島です。
日本の約1.3倍の面積のカムチャツカ半島は、首都のモスクワからは約6,200キロ離れており、なんと日本からの方が近いんですね！そのため極東ロシアは、日本から一番近いヨーロッパとして知られています！
遠いイメージのあるヨーロッパですが、カムチャツカ半島は日本からこんなに近い場所にあるんです！
場所は近くにありますが、通常は定期便で乗り継いで約20時間かかります。
でもクラブツーリズムのチャーター便を利用したツアーでは東京から約3時間半で着いちゃうんです！
近代までは軍事拠点に指定されており、1990年代まで外国人やロシア人にとっても完全に閉鎖され入域が禁止されていました。そのため、手付かずの大自然が今もそのまま残され、野生のヒグマの姿、群生する高山植物、美しい山々や湖などの景観が見られるのが何と言ってもカムチャツカ半島のみどころです。
手つかずの自然が残るカムチャツカ半島（イメージ）
高山植物の宝庫
風呂の前に知っておきたい、これが外せないカムチャツカの魅力じゃ
手つかずの自然が残るカムチャツカでは、特に豊富な種類の高山植物がみどころのひとつ！
7～8月の気候や水分条件が揃う夏は、溶岩台地にも小さな植物が花を咲かせ、カムチャツカ半島が高山植物の花々に彩られるシーズン！
カムチャツカ半島はとても寒い地域で、標高の高い山には植物が少なく、標高700メートル付近で日本の3,000メートル級の高山の景色が広がっています。そのため、日本で高山帯にしか見られない植物が標高の低いところに生息しています。
日本でも限られた地域しか見られない高山植物を、気軽に楽しむことができるのが魅力のフラワースポット！そんな高山植物を愛でながら歩くフラワーウォッチングが楽しめる夏はおすすめのシーズンです！
夏は多彩な高山植物を楽しむことができる（イメージ）
ツアーに参加されたお客様の声
一度にこれだけの高山植物を見ることはないのですごかったわ。
アツモリソウの大群衆など、花の時期が最高だったわ。
高山植物（イメージ）
高山植物（イメージ）
弊社スタッフ撮影（イメージ）
弊社スタッフ撮影（イメージ）
弊社スタッフ撮影（イメージ）
弊社スタッフ撮影（イメージ）
花の見ごろカレンダー
【７月中旬】
●キバナシャクナゲ
●キンポウゲ
●ヨコヤマリンドウ
●イワヒゲ
●エゾコザクラ
●キバナノアツモリソウ
【８月上旬～中旬】
●ヤナギラン
●ワレモコウ
●イワギキョウ
●チョウノスケソウ
など
実は温泉大国なんです！
高山植物の宝庫でもあるカムチャツカは、火山の宝庫でもあるんです。
この半島には300以上の火山と29もの活火山があり、1996年には「カムチャツカの火山群」として世界遺産（自然遺産）に登録されました。
火山があるといえば、やっぱり温泉を思い浮かべるわねえ
カムチャツカには源泉が164か所もあり、陸路で行ける野外温泉や屋内の温泉施設、なんとヘリコプターでしか行くことができない秘湯など、数多くあります！
カムチャツカの温泉は地元の人々からも愛されていて、州都であるペトロパブロフスク・カムチャツキー市内から車でいける、自然の中での入浴を楽しめる温泉も多く人気です。
地元の人々は暖かくなるとピクニックをかねて温泉を楽しみに行くそうです！
地元の子供たちが泳ぎの練習をしていたりなんていう光景もあったり、、、
日本では怒られちゃうので、海外ならではですね（笑）
自然の中での入浴を楽しめるマルキ温泉（イメージ）
自然と一体化しての入浴なんて気持ちよさそう～♪
お肌に嬉しい効果が！？
自然の中にある温泉の源泉は底から湧き出ていて、自然に湯船の形をつくっています。
水温は源泉により変化していて、20度～40度のところが多いのですが、なんと中には84度くらいまで上昇するところもあるんです！
温度差を楽しみたい方にはぴったりですね！
温泉水治療としても知られていますが、冷鉱泉もあり、そこから採れるミネラルウォーターは心臓血管疾患に効果があると言われており、カムチャツカのお店などでも販売されています。
また、温泉はスキンケアやアンチエイジングとしても利用されるなど、地元の人々からも健康と休息を求めて親しまれています。
とても気になる効能で是非入ってみたいですよね・・・！？
地元の人々にも親しまれるマルキ温泉（イメージ）
日帰り温泉感覚で気軽に楽しむ
州都ペトロパブロフスク・カムチャツキーから車で１時間ほどの近郊に位置するパラトゥンカ温泉郷も、手軽に行けることから地元の人々に最もよく利用されている温泉で、医療用のものからなんとウォータースライダーなどレジャー施設を備えたものまで様々な温泉施設があります。
日帰り温泉で気軽に楽しめて、イメージは日本のスーパー銭湯のような感覚ですね！
クラブツーリズムのツアーでもパラトゥンカで温泉体験を楽しめます♪
温泉に行くまでの道中も綺麗な独立峰がご覧いただけますよ～！
研究によるとパラトゥンカ温泉は実は全体で約 690 km2と大変広大と言われており（分かりづらいですがシンガポール全土よりちょっと小さいくらい）、広いロシア全土の温泉の中でも、有数の湧出量を誇っている温泉です。
木々の緑や草花に囲まれ、周辺には鮭の泳ぐ川があったりといった自然環境の中に位置するパラトゥンカ温泉郷では、いくつかのホテルがあり、そこに屋外の温泉プールが併設されています。
一見25メートルプールをひと回り小さくしたような施設の屋外温泉プールがいくつも点在しており、ハイキングやキャンプなど疲れた体を癒す温泉として人気のエリアです。
温泉プールは水深1～1.5ｍくらいの深さで、ぬるま湯の為ゆっくりと入浴できます。
日本の更衣室のようなロッカールームも完備されており安心して利用できるのも嬉しいですね。
プールサイドにはデッキチェアもあって、温泉に浸かったり、チェアで寝ころびながら風呂に浸かって火照った体をゆっくり休ませることが出来ます。
日本でも歩いた疲れを癒しに温泉に入るように、カムチャツカでもフラワーウォッチングをして歩いた疲れを、皆様ほっこりぬるま湯でゆっくり入浴して癒されています。チャーター便利用のツアーだと移動時間が短くなって、滞在時間を有効に使えるのでゆっくり温泉に浸って楽しめるのが良いですよね！
深い森に囲まれているパラトゥンカ温泉郷なので、周辺ですぐ高山植物を見れて楽しめるのも、この地域ならではの嬉しいポイントですね！
パラトゥンカ温泉郷（イメージ）
パラトゥンカ温泉郷（イメージ）
カムチャツカの温泉の「ととのう」ポイント
日本でもハイキングや登山を楽しんで、疲れた体を温泉で癒す、という楽しみ方がお好きな方も多いかと思います。
カムチャツカでも、雄大な高山植物を楽しむフラワーウォッチングをして、歩いた疲れを癒すために温泉に入るというセットでお楽しみください！
温泉に入ったら美味しいものも食べたくなりますが、イクラやサーモンといったカムチャツカの大自然ならではの食事もクラブツーリズムのツアーに参加のお客様から好評なんです！
山を歩き花を愛でて、温泉に癒され、美味しいものに舌鼓を打つ。
日本と似たような楽しみ方ができるのも、カムチャツカの温泉の魅力ですね♪
ツアーに参加されたお客様の声
花ハイキングに惹かれて参加したけど、温泉もあって色々な体験ができて変化があって良かったわ
自然の中に佇むパラトゥンカ温泉郷（イメージ）
おわりに
3回目の、世界の風呂で「ととのう」ご覧いただきありがとうございます。
雄大な自然の中で懸命に咲く可憐な花々に出会い、自然に囲まれた温泉に癒される。極東ロシアに位置する場所でも「ととのう」要素に溢れていますね♪
次回のブログは2月12日頃を予定しています！是非ご覧ください！
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