温泉は日本特有の文化として、日本全国名湯から秘湯まで数多く、私たちを楽しませてくれます。
世界に目を向けると、日本では見られない雄大な大自然の絶景がありますが、一度は訪れてみたい「風呂」が世界にもあります。
今シリーズの世界の風呂で「ととのう」では、一度は訪れたい「世界の風呂」をテーマに、様々な国の風呂文化をご紹介します。風呂を通じて「ととのって」、その国の魅力や文化に興味を持って、お出かけしたいなと思っていただくきっかけになれば幸いです。
今シリーズでの「ととのう」とは、世界の風呂に触れてリラックスすることで、心と身体が潤い、わくわくする気持ちになる、という意味で発信します。お風呂同様、リラックスしてご覧ください♪
はじめに
クラブツーリズムの海外担当です。寒さが増してきた昨今、本当に温泉でも行きたくなりますよね。さて、お風呂と言えば日本しかない文化だと思っていませんか?実は、海外にも日本に負けない、一度は入ってみたくなる風呂があります!世界中を飛び回っている旅のプロだから知っている、お勧めの「世界の風呂」をご紹介していきます!お見逃しなく!
火と氷の国で忘れられない風呂体験を!
第1回目の今回は、豊かな温泉資源を活用しているアイスランド共和国にあるブルーラグーンをご紹介します。
アイスランドはノルウェーから西に約1,000キロにある北極圏に近い大きな島国で、その名の通り氷河が多くあり、また火山活動が活発であることから「火と氷の国」とも呼ばれています。
火山活動が活発なアイスランドでは、日本と同じく温泉がたくさん湧き出ていて、春夏秋冬いつ訪れても一年中温泉を楽しむことが出来ます。
中でも人気なのが世界最大級の露天風呂「ブルーラグーン」です。この温泉には年間約20万人もの人が入浴を満喫し、半分は外国からの観光客となっております。
ブルーラグーンってどんなところ!?
ブルーラグーンは、首都レイキャヴィークから車で約40分、アイスランドの玄関口ケフラヴィーク空港から15分と近い距離にあり、広大な規模を誇る露天風呂リゾートです。面積が約5,000平方メートルと露天風呂としては世界最大級の広さ(なんと50メートル競泳用プール4個分!)を誇り、何といっても美しく乳白色に輝くお湯の色が特徴的で、アイスランドの中でも随一の人気を誇る温泉であり人気観光スポットとなっています。
首都のレイキャビークは「煙る湾」という意味を表す言葉で、発見されたときに港で湯気が立っていたためと言われています。温泉が湧き出ていたんですね!
ブルーラグーンはどうやってできたのだろう!?
実は人工的に造られた温泉施設なんです!
ブルーラグーンの隣には今もスヴァルツエンギ地熱発電所がありますが、ブルーラグーンの歴史はこの発電所から始まります。
遡ること1976年、この年にスヴァルツエンギ地熱発電所で、地熱を利用して発生したお湯が地下へ流れず、偶然溜まった水たまりがブルーラグーンになりました。元々ここに湧き出ていた天然の温泉ではなく、人工的に発生したプールなんですね!
ブルーラグーンは地熱エネルギーを利用して人工的に造られたものですが、地表下約2000メートルから汲み上げるミネラルを豊富に含んだ地熱海水(240℃)が広大な人工温泉の原水となっていて、この高温度の熱海水の2/3は塩水なんです!
だから別名、塩温泉って呼ばれるんだね!
温泉浴場として活用されるのは1981年になってから。この人工的に溜まったブルーラグーンの原形の池で泳ぐ人が現れ、1987年に現在のように一般の方も利用できるようになりました。なので歴史的にはまだそんなに古いものではないんですね!
1999年にはロッカールームやシャワールームといった施設が建設され、訪れる人たちから親しまれる、世界最大級の露天風呂となっていきました。
身体にやさしい温泉効果
日本の温泉では効能も気になるけど、世界の風呂にも効能ってあるのかな!?
ブルーラグーンの水質はアトピーや湿疹など皮膚病治癒に効果があると言われており、長期滞在して温泉治療に専念する外国人湯治客もしばしば見られます。
一般の方が利用し始めた1987年当初も、利用者は主に皮膚病を患う方向けだったんですね。
その効能の理由については、温水に含まれるミネラルと、青い色を作り出している藻類が関係していると言われていて、現在も研究が続けられています。ミネラルには美肌効果もあるシリカ(二酸化ケイ素)のほかに、クロル石灰、ナトロン、カルシウム、硫黄、炭酸塩、マグネシウムなどが含まれていると言われています。
日本の温泉とどう違うんだろう!?
①水着着用で入浴!
一般的に海外の温泉の多くは水着が必要と多くの方が思われるかと思いますが、その通り、ブルーラグーンも水着着用で入浴します。水着で入浴は煩わしく感じる方もいるかもしれませんが、郷に入っては郷に従え、海外文化に触れ、日本との違いを楽しみましょう♪
②なが~く入れる湯加減
また、ブルーラグーンの水温はコンピューターで管理され、37~39度にキープされています。日本の一般的な温泉に比べたらややぬるめの温度ですね。その為じっくりと入っていられ、長い時間滞在するにも無理なくゆっくり過ごすことが出来ます♪
③入場料にびっくり!
気になる入場料ですが、最低価格のプランでも6,990アイスランドクローナ(日本円で約5,700円、2020年12月現在)と日本のスーパー銭湯と比べると高額です!個室利用など可能な高額プランではなんと79,000アイスランドクローナ(日本円で約64,000円)するものも!以前は予約無しでも入れましたが、現在は入場制限もあり、予約が必要です。
ツアーだと入場料も組み込み、予約もできて安心ね♪
ブルーラグーンの「ととのい」ポイント!
ブルーラグーンを満喫する過ごし方は!?
①広大な景観で「ととのう」
世界最大級のブルーラグーンでは、なんといっても日本ではなかなか見られない、その圧巻な広い景観が楽しみ♪ゆっくり回ってその広さも楽しんでみましょう!全体を一周するにも10分以上かかかる広さです!
広大な入浴エリアは深さや温度の違う場所があり、最深部は1.4メートルもの深さに。入る場所で様々な体験ができ、泳いで移動したり、洞窟になっている一角で探検気分を味わったり、浅瀬で寝そべってゆっくり過ごすのも良いですね。広いので打たせ湯があるエリアなどもあり、体いっぱい満喫してみてください。
風呂の中で落とし物をしてしまうと見つけるのは困難なので注意が必要です!
クラブツーリズムではゆっくり滞在できるよう、2時間以上の滞在でご案内しています!
②泥パックで「ととのう」
ブルーラグーンの乳白色の素にもなっているシリカ。この白い泥のシリカには天然のミネラルを含んでいるため、皮膚疾患にも効果があると言われています。
ブルーラグーン各所にある箱に入っているシリカをすくって、顔パックをしてみましょう。塗ってから10分程放置、泥を洗い流せばお肌がツルツルに!?乳白色の風呂に浮かぶ泥をつけた白い顔も、楽しい土産話になりますね♪1度塗ると10歳肌が若返るとか・・・?是非試してみてくださいね。
シリカを使ったブルーラグーン製品は、女性を中心に大変人気です!持ち運びやすいチューブ入りの泥パックもあるので、旅の思い出としてお土産にお勧めです♪
おわりに
1回目の、世界の風呂で「ととのう」ご覧いただきありがとうございました!今回はブルーラグーンを紹介しましたが、ブルーラグーンに代表されるようにアイスランドには地球の息吹を感じる絶景が数多くございます。海外旅行に行けるようになった際にはアイスランドの大自然に感動し、そしてブルーラグーンでととのってください♪
次回のブログは2021年1月15日頃を予定しています!是非ご覧ください!
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