ドイツの3つの音楽都市、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒは、都市間の移動が専用バスで2時間~3時間なので、旅行期間が短くても効率的に訪れることができる点が魅力的です。
しかもドイツを代表するオーケストラや歌劇場での公演で最高水準の音楽体験ができることも魅力です。
画像: ベルリン・フィルの拠点フィルハーモニー

ベルリン・フィルの拠点フィルハーモニー

世界最古のオーケストラを有する古都ドレスデン

画像: 伝統的な最も美しい歌劇場といわれるゼンパー歌劇場

伝統的な最も美しい歌劇場といわれるゼンパー歌劇場

ドレスデンには、ザクセン選帝侯の宮廷楽団として1548年に創立された世界最古のオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンがあります。
17世紀に宮廷歌劇場で本格的なオペラ上演が始まり、宮廷楽団がドレスデンのオペラ史に深い関わりを持つようになります。
オペラの伝統は、19世紀になって宮廷楽長を務めた作曲家ウェーバーやワーグナーへと受け継がれました。
1841年には待望のゼンパー歌劇場が完成し、ワーグナーが初期の代表作「さまよえるオランダ人」や「タンホイザー」を自らの指揮で初演しました。
さらにR.シュトラウスの「サロメ」や「ばらの騎士」など9つのオペラ作品も初演されています。
シューマンもドレスデンに6年間住み、ピアノ協奏曲は妻クララのピアノ演奏で初演しています。

画像: ワーグナー住居跡の銘板/シューマン「ピアノ協奏曲」初演の銘板

ワーグナー住居跡の銘板/シューマン「ピアノ協奏曲」初演の銘板

市民の力で創始された世界最古のオーケストラを有するライプツィヒ

ライプツィヒは、1165年に都市権と市場権を得て以来、商業都市として繁栄しました歴史があります。
ライプツィヒには強大な権力を持っていた君主の下で宮廷音楽が栄えたドレスデンと違って、1743年に市民の力で創始された世界最古のオーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団があります。歴代の音楽監督(楽長)には、メンデルスゾーン、ニキシュ、フルトヴェングラー、ワルター、戦後はマズア、ブロムシュテット、シャイーなど巨匠指揮者が名を連ねています。
初演された作品には、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、シューマンの交響曲第1番、シューベルトの交響曲第8番、ブルックナーの交響曲第7番などがあります。

画像: ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会

ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会

ライプツィヒは、バッハが28年間過ごし、メンデルスゾーンが、そのバッハの復興への道を拓いただけでなく、ドイツ最初の音楽大学も設立し、シューマンがクララとの結婚後幸福な4年の日々を送り、ワーグナーが生まれ、歌劇場の副指揮者を務めていたマーラーが、交響曲第1番を作曲するなど、音楽家との関わりを持ち続けた街でもあります。

画像: ワーグナー生家跡の銘板/シューマン住居跡の銘板/マーラー「交響曲第1番」作曲の銘板

ワーグナー生家跡の銘板/シューマン住居跡の銘板/マーラー「交響曲第1番」作曲の銘板

音楽界に君臨する最高峰のオーケストラを有するベルリン

ベルリンは、ドレスデンやライプツィヒのように歴史にその名を刻んだ音楽家との直接的な関わりはないですが、何と言っても名門中の名門ベルリン・フィルの存在が、音楽都市ベルリンの名声を高めていると言っても過言ではありません。
1882年創始以来、今日の名声の基礎を築いたビュローとニキッシュ、そして黄金時代を築いたフルトヴェングラーとカラヤンへ引き継がれ、さらにドイツ統一年の1990年から12年間音楽監督を務めたアバドや、その後16年間務めたラトルも一時代を築き、常に音楽都市ベルリンの中心的な役割を担ってきました。

画像: ベルリン/フィルハーモニー

ベルリン/フィルハーモニー

ベルリンにはその他、シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルリン交響楽団、ベルリン放送交響楽団、マーラー室内管弦楽団、ベルリン古楽アカデミー、ベルリン室内管弦楽団などがあり、さらに国立歌劇場、ドイツ・オペラ、コミッシェ・オーパーという常設のレパートリー歌劇場もあるので、音楽的にドイツで一番活気のある街です。

画像: ドレスデン/ウェーバー墓所 ライプツィヒ/バッハ墓所 ベルリン/メンデルスゾーン墓所

ドレスデン/ウェーバー墓所 ライプツィヒ/バッハ墓所 ベルリン/メンデルスゾーン墓所

ドイツの人気音楽3都市で音楽三昧

画像: ドレスデン/ゼンパー歌劇場

ドレスデン/ゼンパー歌劇場

拠点ホールのフィルハーモニーでベルリン・フィルの演奏会を連日別プログラムで鑑賞できる機会はほとんどありません。
16年間音楽監督を務めたラトルはその集大成として、6月の退任を前にその貴重な機会を与えてくれます。
世界初演となる委託作品とベルリン・フィルが得意とするブルックナーとブラームスの交響曲を組み合わせたプログラムで2度の演奏会が催されます。
ツアーではこの2度の演奏会の他、ゲヴァントハウス管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデンが演奏を担当するゼンパー歌劇場でモーツァルトの傑作オペラ「魔笛」も鑑賞します。
3都市で4公演という贅沢な音楽体験を可能にするツアーにご一緒しませんか。

画像: ウェーバー像/メンデルスゾーン像/バッハ像

ウェーバー像/メンデルスゾーン像/バッハ像

ツアー中、ベルリン・フィルの魅力や「魔笛」の楽しみ方など、同行講師がレクチャーします。

ベルリン・フィルの音楽祭

短期間でベルリン・フィルの演奏会を堪能したいならイースターの時期にドイツの温泉保養都市バーデンバーデンで開催されるベルリン・フィルの音楽祭がお勧めです。2度の演奏会と、普段を演奏する機会のないオペラ公演が、3夜連続で鑑賞できます。残席は「2」、まだ参加は可能です。今すぐお申し込みください。

画像: 【クラブツーリズム 音楽の旅】 旅の文化カレッジ講師 山本 直幸 ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。 特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

【クラブツーリズム 音楽の旅】
旅の文化カレッジ講師 山本 直幸
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。
特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

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