第15回ウィーン・フィル野外コンサート
今年15回目になる世界遺産シェーンブルン宮殿の庭園で開催されているウィーン・フィル野外コンサートが、5月31日、「イタリアの夜」と題してゲルギエフの指揮で催された。目下世界中で最も注目を浴びているスター歌手アンナ・ネトレプコがイタリア・オペラのアリアを熱唱し、10万人以上の聴衆が熱狂した。この模様は、90ヶ国にTV中継された。来年は、指揮者・出演者が未定で、例年より1ヶ月遅い6月20日に催される。
クラブツーリズムでは、世界遺産シェーンブルン宮殿など、オーストリアの世界遺産と2つの夏の音楽祭(ザルツブルク音楽祭とブレゲンツ音楽祭)を訪れるオーストリア周遊ツアーをご用意しています。
ベルリンでのウィーン・フィル演奏会
ウィーン・フィルは、毎シーズン、1度はライバルであるベルリン・フィルの拠点フィルハーモニーに客演しているが、今年は12月に2度、ムーティとヴェルザー・メスト指揮で、東独時代にコンサートホールとして再建されたコンツェルトハウス(大戦前ドイツ演劇の中心的な役割を担っていた旧国立劇場)で演奏会を催すことになった。1984年にはバーンスタイン率いるウィーン・フィルがコンツェルトハウスのこけら落としに招かれて公演を行っている。2006年以降、このホールを拠点にしているベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、約80回演奏会を行っているが、今シーズン常任指揮者が不在で、来シーズンからクリストフ・エッシェンバッハがそのポストに就くことになっている。
メータが指揮台に復帰
昨年11月に肩の手術を受けて以来、予定していた公演をすべてキャンセルして静養していたメータが、2017年まで30年間音楽監督を務めた「フィレンツェ5月音楽祭」のクロージング公演(6月28日と30日)で指揮台に復帰することになった。その後の出演に関しては、すでに来シーズンもウィーン・フィルやベルリン・フィルとの共演が予定に入っているが、医師に相談して決めるとのこと。
ライプツィヒで「ボストン週間」
6月19日からライプツィヒで最初の「ボストン週間」が催される。2月23日にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の21代カペルマイスター(楽長)に就任したネルソンスは、2014年から務めているボストン交響楽団の音楽監督も兼務しているが、この2つの名門オーケストラの交流と連携にも積極的に取り組んでいる。世界初演となる新作を共同で委託することは、その一例だが、ライプツィヒとボストンで相互に「ボストン週間」「ライプツィヒ週間」と銘打った演奏会を定期的に催すことも決まっている。ボストンでの最初の「ライプツィヒ週間」はすでに2月に開催された。
クラブツーリズムでは、ネルソンスがゲヴァントハウス管弦楽団を指揮する元祖「年末の第九」を鑑賞するツアーをご用意しています。
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