目下、ザルツブルクは世界最大規模・最高水準といわれる夏の音楽祭が開催中で、世界中から集う音楽ファンで賑わっていますが、冬も国際的な音楽祭が開催されているのです。
画像: 冬のザルツブルク旧市街

冬のザルツブルク旧市街

モーツァルト生誕日

モーツァルトは、1756年1月27日、旧市街の中央を走るゲトライデ通り、9番地で生まれ、25歳の時にウィーンに移り住むまで、教会国家ザルツブルクの君主である大司教に仕えていました。生家は現在、記念館になっていて、モーツァルトの遺品などが展示され、どこよりもモーツァルトを偲ぶことができるスポットとして、一年中訪れる人が絶えることはありません。

画像: 生家にある生誕日を記す銘板

生家にある生誕日を記す銘板

教会国家の崩壊

ナポレオン軍の侵攻により、ザルツブルクも占領され、1803年3月12日、ついにザルツブルクの君主は大司教の地位を奪われました。大司教が支配する国として富と権力を誇った1000年の歴史の幕を閉じたのです。その後衰退し、荒廃していくザルツブルクに息を吹き込んだのがモーツァルトです。1842年9月4日モーツァルト広場にモーツァルトの記念像が建てられ、モーツァルトの2人の息子が列席し除幕式が行われました。その際に開催された記念音楽祭が、音楽祭の街としてザルツブルクを再生させたのです。

画像: モーツァルト生家

モーツァルト生家

4つの音楽祭開催

ザルツブルクでは、1920年に創始された夏のザルツブルク音楽祭の他、1956年からモーツァルト生誕日に合わせて1月に開催されるようになった「モーツァルト週間」、1967年にカラヤンが創始した「イースター音楽祭」(3月か4月)、やはりカラヤンが1972年に始めた経緯がある「聖霊降臨祭音楽祭」(5月か6月、カラヤンの死後中断、1998年に復活)が開催されています。

画像: 室内楽演奏会のメイン会場になっているモーツァルテウム大ホール

室内楽演奏会のメイン会場になっているモーツァルテウム大ホール

冬の音楽祭といわれる「モーツァルト週間」

モーツァルトの生誕日(1月27日)に合わせて10日前後の日程で開催され、特にモーツァルト作品の解釈、演奏に高い評価を得ているオーケストラ(ウィーン・フィルなど)、室内楽アンサンブル、ソリストが招聘されます。すべての演奏会でモーツァルト作品が取り上げられ、まさに短期間に集中的にモーツァルト作品が鑑賞できることが特徴であり、魅力でもあります。2019年は、スター歌手ローランド・ビリャソンが、芸術監督として初めて音楽祭を率いる(2023年まで)ことでも注目されます。

画像: カプチーナ山にあるモーツァルト胸像

カプチーナ山にあるモーツァルト胸像

クラブツーリズムでは、冬のザルツブルク音楽祭「モーツァルト週間」を訪れるツアーをご用意しています。ウィーン・フィル演奏会とクロージング演奏会でモーツァルト作品が鑑賞できる他、ザルツブルクとウィーンでモーツァルトゆかりの地をたっぷりご案内します。

画像: 【クラブツーリズム 音楽の旅】 旅の文化カレッジ講師 山本 直幸 ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。 特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

【クラブツーリズム 音楽の旅】
旅の文化カレッジ講師 山本 直幸
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。
特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

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