「いつかあの見上げる月に行ってみたい」という私たちの夢はやがて実現すると言われていますが、その旅行がどんなものになるか、さまざまな情報やデータを元に一歩先んじてその日程案を考案し、この度公開いたしました。
皆様、是非楽しみにその実現を楽しみにお待ちください。
【 旅行の特長 】
沖縄の「宙島(そらじま)」(仮称)にある宇宙港で準備訓練を受け、そこから「ジャパンスペースライナーズ社」が運航する垂直打上型商業宇宙船で月に向けて出発します。まずは地球軌道上の宇宙ステーションに行き、そこで軌道間を往復する巡航ロケットに乗り換え約3日かけて月に向います。船内では宇宙食ブッフェや充実した船内プログラムでゆったりとした宇宙の旅をお楽しみください。月の軌道を回る宇宙ステーションに到着後、月への着陸船に再度乗り換え月面にランディングします。
5つ星の月面ホテルに4泊滞在、月の見所を余すところなく観光する他さまざまな忘れらない体験をお楽しみいただきます。往路はほぼ満月の月を、帰路にはまもなく「満地球」になる地球の全景を宇宙船からご覧いただくことができます。準備訓練も入れ全行程で2週間の旅です。
行 程 図
【 募集要項案 】
1. 旅行実施:2040年開始 地球が満月の2日後出発
2. 乗客定員:20名
3. スペースコンダクター:2名が同行(1名はロボットコンダクター)
4. 旅行代金:未定
5. 旅行代金に含まれるもの
全行程の宇宙船チケット、準備訓練費用、宇宙港宿泊3泊、月面ホテル宿泊4泊、
日程記載の月面観光代、宇宙食(1日3回)、スペースコンダクター同行経費
6. 免責事項
安全に最大の配慮をして設計された宇宙船や宇宙ホテルを利用する旅ですが、宇宙空間での不測の事態の発生など地球上の旅と違いより高いリスクが存在するため自己責任でのご参加が前提となります。
【月面での主なプログラム】
① 月面散歩
宇宙服を着て地球の6分の1の重力を体感しながら月面ウオークをお楽しみいただきます。
② 地球鑑賞
月の軌道を回るムーンステーションや月面ホテルの展望ラウンジから宇宙に浮かぶ私たちの故郷,青い地球の全景を鑑賞します。月の地平線から地球が 上る有名な「地球の出」は生涯の思い出になることでしょう。
③月面の有名スポットとクレーター巡り
大型ローバーに乗り、公認宇宙ガイドが同行し、アポロ11号が降り立った「静かの海」にある「着陸モニュメント」、その3人の宇宙飛行士の名前がつけられたクレーター、満月の時放射線の光条が地球からも目立つ有名な「テイコクレーター」、そして月のエベレストと呼ばれる「エイトケンベースン」地域などを終日観光します。
④月の名物料理を賞味
月面植物栽培工場で育てられた野菜、蛋白源として月で稚魚から育てられている魚など地元の食 材でつくられた月の名物料理をお楽しみください。そのほか一流シェフ監修のフランス宇宙料理や、日本の有名料亭が調整した宇宙日本食のご用意もあります。
⑤月の裏側観光
地球からは見ることができない月の裏側を探訪します。裏側の夜は地球の光は全く入らずまさしく暗黒の世界が広がります。地球では見たこともない、言葉では言い表せないような沢山の光輝く満天の星が、大気がないので曇ることもないので確実に見え、この旅の大きなハイライトとなります。裏側にある月面天文台からの天体観測もマニアの方には楽しみです。
⑥月面スポーツ体験
地球の10倍は飛ぶ「月面ゴルフ」や鳥のようにゆっくりと降下できる「月面ダイビング」など月ならではのスポーツをお楽しみください。
⑦月面墓地のお参り
地球から常に見える月の表側には人間の墓地が設けられています。地球からいつも見守ってくれる故人のお墓にお参りをしましょう。当社では墓地の分譲申し込みのお手伝いもしています。
⑧月面ショッピング
月面ホテルや宇宙基地のショップで地球であなたを待つ大事な方へのお土産を買う事をお忘れな く。月に落下した隕石のアクセサリーなど地球では手に入らないものが人気です。
以上の旅行プランはさまざまな情報やデータを元に当社がフィクションとして考案したもので、まだ予約を受けつけるものではありませんのでご了承ください。
尚、この月旅行のより詳細なストーリーについては、7月に刊行された以下の書籍(第1章)にて紹介しておりますのでご興味がございましたらご覧ください。