皆様こんにちは。ロイヤル・グランステージ 旅のコンシェルジュの小川順子です。
世界には、その存在自体が、その地のモニュメントとなっているホテルがあります。
よく使われるそれらのホテルの称号は、
”老舗“とか”誇り高き“とか”歴史と伝統“だったりしますが、
これに更なる磨きをかけつつ、時代を超えて、現在に繋いでいることこそが
そのホテルの価値と言えるかもしれません。

さて今回ご紹介する、私が“ホテルの扉を押すたびに嬉しい”ホテルは、
スペイン北部・バスク地方、サンセバスチャンの「マリアクリスティーナ」です。

画像: 川沿いに堂々と佇むホテル「マリアクリスティーナ」(イメージ)

川沿いに堂々と佇むホテル「マリアクリスティーナ」(イメージ)

バスク地方 サンセバスチャンはどんな町?

フランスとの国境地帯(フランスの南にぶら下がっているようなイベリア半島の最西部付け根辺り)その民族も謎多きバスク地方、カンタブリア海に面するサンセバスチャンは19世紀末以降、

・スペイン王家御用達の保養・療養・避暑地としてそののびやかな山と海の景観
・(スペインでは稀な)適度な湿度
・(スペインでは貴重な)優しい太陽の日差しがもたらす気候の良さ

がヨーロッパの注目を集め、20世紀半ばに創設された国際映画祭が開催される9月にはハリウッドを初め各国のセレブリティが恒例の滞在をするリゾートとなりました。

そして20世紀後半以降現在に至るまで、世界から最も熱い視線を集める美食の町として不動の地位にあります。人口わずか16万の町にして、ミシュランの星付きレストランは16(2019年現在)輝き、星3つを戴き続けるレストランが3件。

もはやこの地では、食が芸術の域にあると世界的権威ある機関が証明してくれています。

歴史ある名門ホテル「マリアクリスティーナ】

1912年以降、1世紀以上にも亘って
豊かなこの町の歴史をいつも象徴的に見守っていたホテルが
ご紹介する「マリアクリスティーナ」。

優雅にして居心地好いサンセバスチャンをまさに体現しているといってもよいでしょう。

今でこそ良く耳にするようになったタラソテラピー(海洋療法)を受けるために、スペイン・イザベル2世女王陛下が滞在したこの町に「マリアクリスティーナ」は1912年開業。

次代のアルフォンソ12世王妃マリアクリスティーナを最初のゲストとして迎え入れました。

時のインフルエンサーでも言うべき王妃に倣い、ヨーロッパの王侯貴族は挙ってこのホテルでの休暇滞在を楽しむようになったと言います。

ベルエポック時代の象徴的なインテリアの中でも随所に残されたM(マリア)C(クリスティーナ)の刻印と、吹き抜け階段のステンドグラスの天井はひときわ目を引きます。

画像: 優雅な雰囲気が漂うロビー(イメージ)

優雅な雰囲気が漂うロビー(イメージ)

20世紀半ば、1953年にサンセバスチャン国際映画祭が創設されて以降、町は映画界のセレブリティ達を迎え入れます。

半世紀も前から、旧市街に沿って延びるビーチに寄せる波を目当てに、往年の銀幕スター達がサーフボードを片手にこの町を闊歩していた姿を思い描くことに心躍りますね。

映画祭の会場のひとつとなるヴィクトリア・エウヘニア劇場は「マリアクリスティーナ」と同い年の1912年建造。劇場に敷かれるレッドカーペットは、さながらセレブリティが挙って滞在するこのホテルから導いてくれているようです。

常客の中でも、特にこのホテルを愛した映画界のファーストレディとも言うべき大女優ベティ・デイヴィスは格別。1989年9月亡くなる間際まで滞在していたスイートルームには彼女の名が冠されています。

ドライマティーニが有名なロビーの「デイ・バー」もお忘れなく! メニューの表紙にベティ・デイビスを見つけることが出来ますよ。

これまでに幾度かの改装が施されてなお、その典雅な雰囲気は損なわれることなく、世界最高峰のクラスのホテルにありながらサンセバスチャンの土地柄そのものと言える威圧感の無い気さくな佇まいを牽引するのはこのホテルの歴史を担ってきた、まさに顔とも言うべきスタッフ達でしょう。

この地方で唯一レ・クレドール(コンシェルジュの国際ネットワーク)に属するコンシェルジュが、これまでの100年と変わらずに今日もゲストを迎え、そして送り出してくれます。

だから、扉を押すのが嬉しくてたまらないのです。

画像: あたたかみのあるダイニング(イメージ)

あたたかみのあるダイニング(イメージ)

宿泊だけではない、ホテルの楽しみ方

「マリアクリスティーナ」を訪ねたら是非・・
ホテル入り口横にある売店MIMOを覗いてみてください。

どんな小さなものたちにも”高級“とコメントせざるを得ないバスク/スペインの美味しいものがらりと並びます。

特にサンセバスチャン近郊の漁村ゲタリア産のアンチョビや”呑むカンタブリア海“という何とも魅惑的なこの地方の特産チャコリワインはお薦めですです。

またご注目いただきたいのは、この店の名でもある美食の町サンセバスチャンの料理家集団『MIMO』によりプロデュースされたキッチングッズ、ナプキンやエプロン、コック帽などはこの町の良いお土産になります。

なかでも絶対的なお薦めは、バラまき土産に最適!ボトルキャップです。瓶の栓ですが、チャコリワインの瓶にこのキャップを取り付け、高いところからボデガと呼ばれる寸胴コップに注ぎ入れるのに最適、何よりかっこいいです!

ちなみにホテルの地下では、このMIMOのランチ付料理教室が開催されていますので、お時間とご興味のある方はお気軽にバスク地方が誇るミシュランのスターシェフの秘密レシピを体験することが出来るかもしれませんよ。
(この料理教室は、2020年6月現在、小川が一番したいことリスト最上位です。)

ロイヤル・グランステージ海外の旅で行くスペイン

いかがでしたか?
訪れること自体に楽しみがある名門ホテル。
海外への旅が可能となった際のお出かけ候補地として、ぜひ、ご検討ください。

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