12月になりました。日本では大掃除、年末年始の準備を意識する方が多くなったのではないでしょうか。今年は、ヨーロッパ各都市で毎年賑わいを見せるクリスマスマーケットが、開催されない都市も多いです。今回は、ヨーロッパの方々がどんなクリスマスを過ごしているかを紹介します。今年のクリスマスの過ごし方の参考にしてみても面白いかもしれません。

クリスマスに食べるものと言えば?

日本では、CMでもお馴染みのフライドチキン、ローストビーフ、クリスマスデコレーションケーキなどご家庭により毎年お決まりのメニューがあるかも知れません。世界のクリスマスメニューにはどんなものがあるのでしょうか。

〜メインディッシュ編〜

フランス  ラピンロティ(うさぎ料理)

画像: うさぎのグリル www.flickr.com

うさぎのグリル

www.flickr.com

クリスマスにはうさぎのグリルやローストをいただきます。フランス料理で、ジビエという言葉を良く聞きますが、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉で、貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。

ポーランドやチェコ カルプフェンブラウ(鯉料理)

鯉料理(イメージ)© CzechTourism

ポーランドやチェコ、ハンガリー、ドイツなど中欧の国々ではクリスマスに鯉を食べる習慣があります。カリッと揚げたものが一般的ですが、煮たり焼いたりすることも。

イタリア カンネッローニ(パスタ)(地域によります)

ひき肉や野菜を筒状のパスタに詰めて、チーズと一緒に食べる地方料理など、国と地域ならではのメインディッシュも!

画像1: 【ヨーロッパ】世界のクリスマス事情・クリスマスの過ごし方

クリスマスのメインはチキン!と思っていたけど、お肉以外がメインディッシュの国があるんですね!
馴染みがない料理も多いけど、クリスマスに行ったらぜひ試してみたいですね!

〜デザート編〜

ドイツやオランダではドライフルーツとナッツがぎっしり入った『シュトーレン』、フランスでは切り株の形をした見た目も可愛い『ブッシュドノエル』が有名ですよね。他の国はどうでしょうか?

画像: シュトーレン

シュトーレン

画像: ブッシュドノエル

ブッシュドノエル

イギリス クリスマスプディング

クリスマスプディング(イメージ)

pixabay.com

各家庭に代々伝わるレシピで、クリスマスの5週間前に作るのが伝統です。プリンなのかな?と思いますが、材料はパン粉、牛や羊の脂、卵、ドライフルーツ、ナツメグやブランデーなど、ドライフルーツがたくさん入っているケーキのようなものです。作りはじめに、家族が1人ずつ願い事をしながら生地をかき混ぜるそうです♬

ギリシャ メロマカロナ

なんだか魔法みたいな名前ですね。シロップに浸されたあまーいお菓子ですが、オレンジやシナモンの香りが良いギリシャ伝統のクリスマスデザートです。

オーストリア バニラキプフェル

マリーアントワネットも愛したと言われる三日月型の可愛らしい軽い口どけのお菓子。
政府観光局のサイトにはレシピが掲載されていますので、チャレンジしてみても!

全てご紹介できませんが各国、独自のスイーツがあります!ケーキやお菓子の中に占いが入っていたり、縁起や宗教に関するレシピだったり・・とお料理からその国を知る事もできます。

クリスマスの過ごし方や風習は?

煌びやかな街並みが多いヨーロッパ。24日、25日は現地にお住まいの方は何をして過ごすのでしょうか?

イギリスでは・・

親族で集まり、クリスマスをお祝いする習慣があります。12月25日の15時から、エリザベス女王によるクリスマスメッセージがテレビ中継され、ご自宅で多くの国民が耳を傾けます。イギリスに限らず、25日(24日も)はほとんどのお店や観光地が閉まるので、この時期ヨーロッパに旅行に行く際はこの事を知っておくと良いですね。

ドイツでは・・

ドイツでは、12月6日「聖ニコラウスの日」に子供達はプレゼントがもらえるため、5日の夜に靴下を下げて寝ます。ずいぶん早いですよね。更にクリスマスイブの24日には「クリスト・キント」というクリスマスの天使がプレゼントを届けにくると言われており、この日にもプレゼントがもらえるとか。2回ももらえるなんて、子供達にとっては12月が1年の中で大好きな月なのではないでしょうか?

ドイツクリスマスマーケット 弊社スタッフ撮影

チェコでは・・

チェコでは、24日がクリスマスのメインデーと考えられており、「りんご占い」という風習があります。りんごを真ん中で切り、種の形を見て来年の運気を予想し、星の形だと、健康で過ごせるという意味で、十字の形だと、病気に気を付けようという意味になるそうです。

イタリアでは・・

イタリアでは、24日は日が暮れる頃には、ほとんどのお店が閉まり、人々はミサのため教会に足を運びます。領国内のヴァチカン市国では、24日から25日にかけて大きなミサが開催されます。
その後、家族でクリスマスの食卓を囲んでいるそうです。

<番外編>おもしろい!へーそうなんだ!ヨーロッパのクリスマス

スペインの宝くじ!

毎年12月22日 朝9:00~抽選が行われる『ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダ』
「クリスマス宝くじ」でお馴染み、1等にちなみ「エルゴルド(ふとっちょ)」の愛称で呼ばれることもあります。総額は、驚きの€2,300,000,000(約2984億円)!!クリスマス少し前の発表ですが、クリスマスを代表する大イベントとして多くの国民が運試しをしています!

スウェーデンでは〇〇を見る!?

12月24日の15:00~放映されるアニメのクリスマス番組を家族で見るとのこと。タイトルは『Kalle Anka(カレ・アンカ)』=スウェーデン国民が大好きなあひるです。

アイルランドのサンタは嬉しい!?ツリーの下にあれが置いてある!

アイルランドと言えばギネスビール。サンタをもてなすために、飾りつけとしてクリスマスツリーの下にギネスビールを置いておくとか!

クリスマスプレゼント返品のための長蛇の列・・・

国によりシステムが異なりますが、クリスマスを過ぎるとデパートにまた足を運ぶ人が・・!?そう、プレゼントがあまり好みでなかった場合や、重複してた場合、返品できる国が多いのです。ギフトレシートと言ってプレゼント購入の際に、このレシートをつけることができます。専用のレシートではなく、購入時のお値段が書いてあるレシートで対応する場合もあるので、レシートが欲しいと言われたらドキドキしてしまいますが、こういった日本にはない風習、とても興味深いですね。

まとめ

画像2: 【ヨーロッパ】世界のクリスマス事情・クリスマスの過ごし方

現地在住の方のお話や、ガイドさんのお話を参考にいくつか紹介させていただきましたが、食べ物や過ごし方など、国によって異なっているのが分かりますね。ヨーロッパに行ったらどこでも通じるような単語「クリスマス」。過ごし方は違えど、同じ日を世界中の方がお祝いしているのは嬉しいことですよね。日本の皆様も2020年素敵なクリスマスを過ごせますように!

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