宝登山の蝋梅(ロウバイ)の魅力をご紹介します。ネットで見た黄色のこの花は何?と衝撃を受け、2/6にかねてよりずっと訪れたかった見ごろのロウバイを見てまいりました。ロウバイの見頃、アクセス、登山道の様子など、写真付きで解説いたします。蝋梅が咲く時期の宝登山に出かけてみたいという方の参考になれば幸いです。

宝登山は日帰りで行ける初心者おすすめ登山

今回は、秩父にある宝登山をご紹介させて頂きます!

さて、宝登山は、標高が479.1m。
秩父の中では数少ない独立峰です。宝登山には宝登山神社の奥宮があり三峯神社や両神神社と同様にお犬様の狛犬が迎えてくれます。また日本武尊の伝説や火防と盗難除けにご利益があると伝えられます。

今回私が選んだルートは、宝登山の往復ではなく、長瀞アルプス~宝登山という計画にしました。2か月ぶりの登山とはいえ、外出出来ない日々で少しでも汗をかいて身体を動かしたいと思い、縦走登山を選択!

結果、とてもよかったです!!!理由は3点。

①登山というよりはハイキングに近い感じで気軽な山登りであった点。

②宝登山直下は約200段の急な階段があり、達成感が味わえる点。

③晴れていれば眺望が良く、百名山2座を臨むことが出来る点。

それでは、登山の様子をご紹介して参ります!!

宝登山登山の様子 長瀞アルプス~宝登山へ

9:15 東武東上線・野上駅到着。改札出たすぐのところに公衆トイレあり。

9:25 駅出発。住宅街の中を15分ほど歩きます。これから歩く長瀞アルプスの稜線が見えます。

野上駅~万福寺までの道中

9:40 登山口到着。目印は万福寺です。ここから登山スタート!!

登り始めはこんな感じ。このような歩きやすい道が続きます。

そうこうしているうちに、150mほど標高を上げ、長瀞の町を見張らせる眺望の良いところに出ます。ここで衣類調整。長袖のシャツを2枚重ねにし、フリースを着ていましたが、汗をかいてしまったのでフリースを脱ぎました。今日は2月にしては珍しい最高気温17℃予報。汗をかいても気持ちのいい感じでした。

途中途中に、標識もこのように出ているので道迷いの心配もありません。

この後、3つの峠のアップダウンを繰り返し

10:30 野上峠
10:45 小鳥峠
10:50 ナラ沢峠

11:00 林道に一旦出て、宝登山登山口へ。

この標識が目印!宝登山方面へ(奥の人が歩いている方)ラストスパート!!

毒キノコに注意という看板なんかも笑

ここから一気に130mの標高を上がり、約200段の地獄の階段が待っています…まずは覚悟を決め、気力だけで前へ!山の中の階段はどこも心が折れます…序盤にも150mの標高を上がりましたが、断然後者の方が辛い。。等高線にも表れていました…

序盤 まだ歩きやすいです

中盤 階段を使うのが疲れてきました

終盤 階段は使わず、道の端を利用しながら呼吸を整え、登ります

11:20 宝登山山頂!!ヤッター!

ひとまずお決まりの山頂看板撮影三角点にタッチ!

山頂看板

三角点

そして、今日は雲一つない快晴山頂からは秩父の山並みと百名山の両神山と甲武信ヶ岳も見れました!4年ほど前に登ったことがあるので、当時を思い出しました。

手書きの山の案内板。とても親切です!

秩父のシンボル武甲山

左の盛り上がっている山が武甲山です

そして、山頂の斜面には一面蝋梅が広がっています。
そうそうこれが一番見たかった~

ろうばいと武甲山(武甲山は写真中央の1つ頭が飛びぬけた尖った山)

11:30 腹が減っては戦は出来ぬ!ということでお昼休憩に。

山頂にはピクニック気分でご飯を広げた登山者の姿が見られました。私も今日のお昼はカップラーメン(^^♪ YouTubeチャンネルでは、それなりの山ごはんを紹介しておりますが、普段はこんな感じで、手抜きです…笑

画像: 山頂でお昼休憩している登山者

山頂でお昼休憩している登山者

お昼ごはん

バーナーでお湯を沸かすだけ

お昼を持って来なくても、山頂から少し下ったところにある宝登山神社奥宮には茶屋がありました!簡単な軽食も食べれるようです。

今日のメイン 蝋梅を中心に花鑑賞

蝋梅 

実は12月末~少しずつ咲き始めていて、例年2月1週目に見ごろを迎えます。

山頂一帯には、約15,000㎡・3,000本のロウバイが咲き乱れます。

ろうばいの花弁には特徴がありました…!
①名前の通り、蝋のような質感でツヤがあるお花
②下向きに咲くお花(太陽に向かって顔を出すではないのが不思議なところ…)

<西ろうばい園> 満開
山の斜面にスロープが張られ、下りながら鑑賞していきます。
ろうばいは遠目で撮ると、山肌と同化して何の花か分かりにくいので、撮影する時は、近づくのがおすすめ!時より吹く風の流れとともに芳しいろうばいの香りが鼻に入ってきます(^^♪

画像: 山の斜面全部が蝋梅(Fujifilm XT-200撮影)

山の斜面全部が蝋梅(Fujifilm XT-200撮影)

まんまるとした形がかわいい(iphone7撮影)

青い空に映える~(iphone7撮影)

<東ろうばい園> 5-6分咲
ここでは、花芯部が紅紫色のろうばいの原種「和蝋梅」が咲いていました。
花を見上げると西ろうばい園に咲いていたものとは別のものだと一目瞭然。後に調べたら、ろうばいにも種類があるようです。
また、ここは梅林の中に入っていける場所もあり、西ろうばい園とは違った良さがあります。

画像: ろうばい原種「和蝋梅」(Fujifilm XT-200撮影)

ろうばい原種「和蝋梅」(Fujifilm XT-200撮影)

画像: 東ろうばい園(Fujifilm XT-200撮影)

東ろうばい園(Fujifilm XT-200撮影)

東ろうばい園は梅林に近づくことが出来ました(Fujifilm XT-200撮影)

<梅百花園> 1-2分咲
ろうばいは終わっても梅の花が2月上旬~3月にかけて見頃を迎えるようです。
ピンクや白の梅の花も見れて、1度に3度おいしい宝登山。大満足です!!

ここは梅ロード!満開になったらさぞ綺麗なことでしょう。

梅ロードは勝手に名付けました

福寿草

梅百花園から降りてきた出口のところは、ちょうど宝登山ロープウェイ駅に交わるところですが、駅前の花壇福寿草が咲いていました。
立ち入り禁止区域のため、手をのばして撮影!見頃は2月上旬~3月だそうです。地面に近いところに咲く花のため、あまり目立ちませんのでご覧になりたい方は、よく探してみてください!

背丈が小さいのにインパクト大!

もっと下まで梅林は続いていましたが、花が咲いていなかったので、これにて花鑑賞タイム終了。歩いては足を止め、撮影を繰り返していたら、いつの間にか1時間近く経っていました。

13:30 帰りは、ロープウェイを使って5分で麓へ。らくらく山行でした。
実は観光気分でも来られる山なので観光客の姿も見かけました。
ロープウェイを往復使った場合でも、ロウバイを見るためには、登らなくては見れないので、歩きやすい靴でお出かけください。

なお、ロープウェイ乗り場~宝登山山頂まで止まらずにスタスタ歩けば、徒歩6分とのこと(公式調べ)

宝登山ロープウェイ

9:30頃にスタートし、下山したのが13:30頃。4時間の行動時間の中、実質の登山時間は2時間登山初心者、久々の方の足慣らしにはもってこいのコースだと思います。

その後、長瀞駅へ。国道沿いを降りていくと、道中、宝登山神社に立ち寄り。
宝登山の登山口は神社横にあるので、普通に下山してきても良かったかもと思ってしまいました…(ここは次回来るときの反省材料にします)

画像: 宝登山神社

宝登山神社

なお、山頂直下には、宝登山神社の奥宮があります。ここにも立ち寄り、御朱印を頂戴し、安全登山を祈願してきました!冒頭でご紹介した狛犬はここにいます。

宝登山神社奥宮

宝登山神社奥宮 御朱印 2021/2/6現在は直書きではありませんでした

宝登山までのアクセス

・行き:池袋から東武東上線・寄居駅まで約1時間半。秩父鉄道に乗り換え、野上駅。
・帰り:西武秩父鉄道・長瀞駅。西武秩父回りの場合、池袋まで約2時間45分。
※秩父鉄道は、PASMOが使えない為、現金必要。

【行動時間】
・長瀞アルプス~宝登山:約2時間
・宝登山下山:約40分(今回は下山時にはロープウェイを使ったため宝登山公式より引用)

余談:渋沢栄一と宝登山

少し余談ですが、大河ドラマの主人公として注目されている渋沢栄一は、秩父鉄道㈱の前身、「上武鉄道株式会社」が設立援助をし、熊谷~宝登山駅(現・長瀞駅)を開通させ、観光地長瀞の礎を築き、渋沢栄一自身も宝登山に何度も足を運び、「長瀞は天下の勝地・寶登山は千古の霊場」と讃えました。

おまけ ~天然氷のかき氷~

春の陽気だったので、冬ではありますが、下山後かき氷を食べて帰りました。
夏場には行列が出来るほどの大盛況だそうで、ある人の話だと2時間は待ったことがあるとのこと。そんなに有名ならば食べて帰るしかないと、急遽花より団子に路線変更!今日は待ち時間なく店内へ通されました。

おすすめの「蔵元秘伝極みスペシャル」を注文!写真全体を写したくても氷が煙突から出る煙のようにもくもくしているので、収まりきりません笑。
特徴は、シャリシャリとした一般的な氷ではなく、フワフワとしたまるで綿菓子のような触感の氷。とてもお上品なかき氷で、熱を持った身体もすっかり冷めました。

ふわふわのかき氷

実は、長瀞アルプスには「神まわりコース」で行くと、途中、氷池という池があります。
ここで作られた天然氷を使って、かき氷を提供されているようで、年月をかけて凍らせていくため硬い氷になるそうです。その硬い氷は、常温に少し置いて氷の温度を高めてから出すため、頭がキーンとなりにくいというのが秘伝のようです。
実際食べてみたところ、キーンとしませんでした!今回は氷池はパスしましたが、ろうばい目的でなければ一度見てみたいところでした。

登山の後のビール1杯ならぬ、かき氷1杯となりました。

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