クラブツーリズムでは、先日、スイスの人気のハイキングコースを紹介するオンラインツアーを実施しました。
クラブツーリズムならではのオンラインツアーの魅力をご紹介します。
新しい旅のスタイル 「オンラインツアー」スイス・ハイキング編
「日本にいながらに、海外旅行気分を味わっていただきたい」
「渡航が再開した折には、是非スイスにも足を運んでいただきたい」
そんな思いをこめて、クラブツーリズムでは、”リアルタイム”で現地と中継を繋ぎ、皆様に海外旅行気分を味わっていただくオンラインツアーを各地で企画しています。
今回はスイスの代名詞、アルプスの山々を存分に楽しめるハイキングのご紹介です。
実に延べ65,000kmもあると言われている多彩なハイキングコースの中から、今回はご旅行中に気軽に楽しめる初心者コースを中心にご案内いたしました。
スイスハイキングの魅力を紹介 ~ツアー前編~
まず前半に、スイスの各地で楽しめるハイキングコースについて、ツェルマット観光親善大使の山下詠美子さんよりご紹介いただきました。
スイスには、初心者向けから本格的なトレッキングまで、難易度は様々ですが、いずれもよく整備されたハイキングコースがあります。初心者向けのハイキングルートは子連れのファミリーもよく見られ、安心して楽しむことはできます。
今回は中でも、クラブツーリズムのツアーでもしばしばご案内する3つのコースをピックアップし、ご案内してくださいました。
①ローテンボーデン~リッフェルベルク
ツェルマットからゴルナーグラート鉄道に乗車し、まずは終点のゴルナーグラート展望台へ。そこから名峰マッターホルンを堪能したら、再び山岳鉄道に乗車し、一駅下ったローテンボーデンで下車。マッターホルンを望みながらのハイキングが楽しめるコースです。
なお、途中のリッフェル湖には、‟逆さマッターホルン”が映ることでも有名です。
高低差233m(軽い下り坂)、約3kmの道のりで、約90分の初心者向けコースです。
(※クラブツーリズム基準:ハイキング初級)
②オスピツィオベルニナ~アルプグリュム
サンモリッツとイタリアのティラーノを結ぶベルニナ特急のハイライト区間を歩くコースです。
ベルニナ線最高地点オスピティオベルニナからラーゴ・ビアンコ沿いに進み、終点のアルプグリュムの目の前には、バリュ氷河がご覧いただけます。
なお、ラーゴ・ビアンコはイタリア語で「白い湖」という意味で、周りの岩石を削った氷河が湖に流れ込むために白っぽい色をしています。
高低差162m(平坦と軽い下り坂)、約4kmの道のりで、約90分の初心者向けコースです。
(※クラブツーリズム基準:ハイキング初級)
③メンリッヒェン~クライネシャイデック
ユングフラウ地方のちょうど真ん中あたりの山メンリッヒェン。近くの展望台までは麓のヴェンゲンからロープウェーで6分、2018年のリニューアルにより、オープンデッキの展望席(バルコニー)がついたユニークな形となりました。
ハイキングコースはメンリッヒェン駅から、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山を正面に眺めながらの絶景ルートで、周囲には牧歌的な風景が広がっています。
高低差168m(なだらかな下り坂)、約4.5kmの道のりで、約90分(ゆっくり歩いても約120分)の初心者向けコースです。
(※クラブツーリズム基準:ハイキング初級)
人気ルートをスイス在住の日本人ガイドが生解説! ~ツアー後編~
そして、いよいよ、先ほど3つめにご紹介した、メンリッヒェン~クライネシャイデックのハイキングコースを、現地ヴェンゲン在住の多田カオリさん(カオリン)に生解説していただくお時間です!
当日はクライネシャイデックから中継にてご参加いただきました。
多田カオリさん
20年以上、アルプスハイキングをはじめ、スイス全土にわたるガイドとして活躍されているほか、スイス旅行のコーディネートや手配もされていらっしゃる、スイスを知り尽くしたスペシャリストです。
当日の天候は、晴れ間も見え始めた薄曇り。
前日までの数日間、悪天候が続いていただけに、ラッキーな朝となりました。
今回は、7月初旬の天候の良い日を選んで、 多田さんが実際に同行しハイキングコースを撮影してくださいました(多田さんのスタッフの方が撮影)。
雪解けが終わりスイスのハイキングコースがオープンしたのが6月20日過ぎですが、今年はその後も天候不順の日も多く、限られた中でべストコンディションを狙って、7月2,3,5日となんと3日間にわたって撮影いただいた、大変貴重な映像をご覧いただきました。
動画では、ヴェンゲンからロープウェーに乗ってメンリッヒェンの駅へ向かう様子や、メンリッヒェンから望む迫力あるU字谷(ラウターブルンネン方面)の景色などもご覧いただきながら、ハイキングがはじまります。
ハイキングルートはユングフラウ三山に向かって、その前のチュッケン山を巻きながら進みます。
途中、スイス三大名花のアルペンローゼやエンティアンなどを楽しみながら、なだらかに下ります。
チュッケン、ラウバーホルンを回り込みながら進むと、とうとう三山を遮るものがなくなり、アイガー、メンヒ、ユングフラウの名峰が目の前に現れました! そのあたりでひと休憩。
さらにのんびり歩いていけば、まもなくクライネシャイデック。
さて、動画が終わったところで、多田さんの中継に切り替えると・・・まさにハイキングの到着地点で待っていてくださいました!
クライネシャイデック駅の様子などをご覧いただきつつ、最後にハイキングにおすすめの服装、持ち物もご案内いただきました。
脱ぎ着のできる服に、日よけ対策の帽子・サングラス、底の厚い靴など。また、天候が良くても、必ずウィンドブレーカーのような風雨よけの上着もリュックに入れてくださいね。水分補給のお水もお忘れなく!
ご参加いただいた方からの質問
今回の7月17日のオンラインツアーにご参加いただいた皆様、改めて誠にありがとうございました。
また、チャットでのご質問も多数いただきまして、重ねて御礼申し上げます。
お時間の都合上、オンラインツアー中にお答えできなかった皆様からの質問を、下記に回答させていただきます。
Q.ハイキングコースのトイレ事情はいかがでしょうか。
A.スイスの公衆トイレは概してとてもきれいです。ハイキングを始める前には、鉄道やロープウェーなどの駅でお済ませいただくと良いでしょう。一部有料のところもあるので、コインも用意していくと安心です。
Q.スイスではハイキングに個人でも行けますか?
A.ご覧いただいたように、標識も各所にあり、適宜ロープなども整備されているので、特に初心者コースは迷うことなく個人でもお歩きいただけます。
ただ、せっかく楽しむのであれば、山や花の名前などガイドさんの説明を聞きながら歩いていただく方が、より満足度が高くなるでしょう。
クラブツーリズムでハイキングにご案内する場合も、ガイド同行が基本となりますので、ツアーも是非ご利用ください。
Q.ハイキングコースは坂が多いですか?今回のコースの標高はどれくらいですか?
A.もちろんコースによって難易度(標高・高低差・距離)は様々ですが、今回ご紹介したコースのように、高低差が少なく、なだらかな下り中心の初心者向けコースもたくさんあります。
今回動画でご紹介したコースは、標高2229mのメンリッヒェン駅から、標高2061mのクライネシャイデック駅まで、下り坂中心のルートです。
Q.動画を見ると半袖の方もおられますが、気温はどれくらいでしょうか?
A.動画撮影は、数日にまたがって行いましたが、天候が良く陽が射していた日で朝方が10℃ほど、日中は17℃くらいまで上がったそうです。
標高が2000mを超えますので、晴れていても気温は低めですが、温暖化の影響で、最近では夏には20℃を超す日も多くなっているとのことです。
動画では半袖の方もいらっしゃいましたが、西洋人は元々体温が高いことに加え、特にスイス人は寒さにも慣れているので、7月に入ると「夏が来た!」という気分も相まって、少しでも暖かくなるとすぐ半袖になる傾向があります(笑)
ただ、逆に現地では日本人と違って衣替えの習慣もなく、人種も様々なので、半袖の人もいればフリースを着込んでいる人もいたりと、人それぞれの感じ方で色々なハイカーを見かけます。
なお、ツアー当日のクライネシャイデック中継時は、現地時間で午前中10~11時でしたが、やはり10℃前後でした。
Q.この時期、天気はいつもいいのでしょうか?
A.夏の始まりである6月~7月は、やや不安定な気候です。
と言っても「雨が多い」ということではなくて、山のお天気ということもあり、一日のなかで天候が目まぐるしく変わる傾向があります。朝から日中にかけて晴れていたのに午後から雷雨があり、1時間くらいですぐに止む‥といった具合です。
8月に入ると少し安定してくることが多いですが、それでもスイスに1週間滞在してずっと晴れ、ということはめったにないと思っていただいた方が良いです。
最後に
いかがでしたでしょうか?雄大な自然を直に楽しめるスイスハイキングの様子が、少しでも感じていただけたら幸いです。
少し先になりますが、10月23日(土)には、スイスのオンラインツアー第4弾として、<オンラインツアー>『世界遺産ラヴォー地区のブドウ畑から生中継! スイス・レマン湖畔を訪ねる』を開催いたします。
秋のスイスの魅力満載のない内容です。是非参加いただけましたら幸いです。
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