世界には「一度は乗ってみたい!」と多くの方が憧れる特徴ある鉄道がたくさんあります。鉄道ファンはもちろん、そうでない方も、大自然の中、変わりゆく車窓の景色を楽しみながらゆったりと流れる時間を過ごす鉄道旅は、旅人の数だけあるドラマがあり、とても贅沢な体験です。
当<鉄旅チャンネル>シリーズでは、世界の豪華列車・縦断/横断鉄道・そんなところ走るの?とビックリしてしまうユニークな鉄道…、車内の様子・食事・車窓の景色や途中下車の観光内容等、ご紹介したいと思います!「いつの日かの海外旅行再開」に想いを馳せて、お楽しみいただければ幸いです。
画像1: 世界の魅力的な鉄道<第9回>『線路はつづくよ台湾へ!日本ともゆかりの深い台湾鉄道と各地に残る鉄道遺産』【好奇心で旅する海外】
画像2: 世界の魅力的な鉄道<第9回>『線路はつづくよ台湾へ!日本ともゆかりの深い台湾鉄道と各地に残る鉄道遺産』【好奇心で旅する海外】

第9回目となる今回は、海外で初めて日本の新幹線技術が採用されたことでも知られている「台湾鉄道」についてご紹介します!台湾本島をぐるっと一周する台湾鉄道は、日本製の特急列車が走っているほか、日本では引退した旧型客車を利用した普通列車(普快車)も運行されています。絶景路線からローカル路線まで魅力あふれる「台湾鉄道」と日本統治時代に建てられた駅舎などの「鉄道遺産」もあり、鉄道旅におすすめです!

画像: 客車列車/写真提供:台鐵局

客車列車/写真提供:台鐵局

画像: 平渓線/弊社スタッフ撮影

平渓線/弊社スタッフ撮影

画像3: 世界の魅力的な鉄道<第9回>『線路はつづくよ台湾へ!日本ともゆかりの深い台湾鉄道と各地に残る鉄道遺産』【好奇心で旅する海外】

台湾鉄道の歴史

画像: 台湾全体の図/画像提供:台湾観光局

台湾全体の図/画像提供:台湾観光局

在来線

清朝時代に鉄道建築が始められ、1891年に北部の港町基隆から台北間が、1893年に台北から新竹間が開通しました。
その後日本統治時代に入り、本格的な鉄道整備を開始。1908年に基隆から高雄まで全通し、現在の西部幹線の大部分が開通しました。そのほか、平渓線、集集線、阿里山森林鉄路などが開通しています。
なお、台湾東部の鉄道網は第二次世界大戦後に建設が本格化し、台湾を一周する鉄道網が開通したのは1991年のことです。

台湾一周路線は、基隆~台北~高雄~枋寮(ぼうりょう)間の西部幹線、八堵(はっと)~花蓮~台東間の東部幹線、枋寮~台東間の南廻線で形成されており、そのほかに支線があります。

そのほか、高速鉄道(新幹線)や平渓線、集集線、内湾線などのローカル線、阿里山森林鉄路、台北・高雄では地下鉄(MRT)が運行されており、高雄ではライトレール(LRT)も運行されています。

台湾高鐵(高速鉄道)

2007年には台北~左営(高雄市)間に台湾高速鉄道(新幹線)が開通し、約345kmを最高速度300km/h、最速達便が約1時間30分で結んでおり、台湾西部の大動脈として利用されています。
台湾新幹線は日本の新幹線の車両技術を輸出したはじめての事例となり、現在使用されている700T型車両は、先日東海道新幹線から引退した700系の改良型となり、内装・外観など瓜二つです。

列車の種類

台湾の在来線の列車種別は、5種類あります。

画像4: 世界の魅力的な鉄道<第9回>『線路はつづくよ台湾へ!日本ともゆかりの深い台湾鉄道と各地に残る鉄道遺産』【好奇心で旅する海外】

①自強號(じきょうごう):日本の特急列車に相当。全車指定席(※1)
②莒光號(きょこうごう):日本の急行列車に相当。全車指定席
③復興號(ふっこうごう):日本の準急列車に相当
④区間車(くかんしゃ):日本の普通、快速列車に相当
⑤普快車(ふかいしゃ):日本の普通列車に相当し、客車・非冷房の列車です

(※1)また、自強號の上位種別的な意味合いで、日本製車両が使われる「普悠瑪(ぷゆま)号」、「太魯閣(たろこ)号」があります。

普悠瑪(ぷゆま)号

日本車両が製造した特急車両のTEMU2000系を使用しています。

太魯閣(たろこ)号

日立製作所が製造した特急系車両のTEMU1000系を使用しています。
JR九州の885系をベースにしており、振り子式によって曲線通過速度は本則プラス30キロ、最高速度は時速130キロとなっています。

自強(じきょう)号

車両はいくつかのタイプがあり、多種多様な形式で運行されています。
      (DR2800型、DR2900型、EMU300型、E1000型PPなど)

画像: 普悠瑪号/写真提供:台鐵局

普悠瑪号/写真提供:台鐵局

画像: 自強号/写真提供:台鐵局

自強号/写真提供:台鐵局

台湾新幹線

台湾新幹線は、略称「台湾高鉄」、通称「台湾新幹線」と呼ばれています。
日本の新幹線技術がはじめて海外へ輸出されたことでも知られ、東海道新幹線から引退した700系をモチーフにしております。

日本の「のぞみ号」、「ひかり号」、「こだま号」のような愛称はなく、例えば0141号などの列車番号で記載されています。列車は主要駅のみに停車する速達型や各駅に停車する列車など様々なパターンがあります。

画像1: 台湾新幹線/弊社スタッフ撮影

台湾新幹線/弊社スタッフ撮影

画像2: 台湾新幹線/弊社スタッフ撮影

台湾新幹線/弊社スタッフ撮影

台湾新幹線は、台北・南港~高雄・左営間約345kmを約1時間30分~2時間で結んでいます。
バスで約5時間、特急列車の最速達便でも約3時間30分かかる台北~高雄間の移動が大変便利になりました。
座席は、商務車(日本でいうグリーン車)、普通車指定席自由席があり、座席配列は、日本同様商務車2+2、普通車3+2の配列で、シートピッチも日本の新幹線の標準的なサイズと同じです。

車内の様子

台湾新幹線・普通車/弊社スタッフ撮影                                        
                          

普通車の車内の様子です。700系新幹線の車内と類似しており、日本の新幹線に乗るような印象です。シートピッチは日本の新幹線の標準的なサイズと同様の1,040mmです。

画像: 台湾新幹線・商務席(日本のグリーン車)/現地旅行会社スタッフ撮影

台湾新幹線・商務席(日本のグリーン車)/現地旅行会社スタッフ撮影

こちらは商務席(日本のグリーン車)の座席です。12両編成の真ん中、6号車に位置しており高級感のある座席となっています。日本のグリーン車のようなフットレストも備え付けられています。シートピッチは普通車同様、日本の新幹線の標準的なサイズで1,160mmになります。

ローカル線

内湾(うちわん)線

新竹駅から内湾駅まで13駅を走るローカル鉄道。
戦後の1951年に新竹~内湾間が全通しました。
もともとは新竹一帯の工業発展のためにコンクリートやガラス、木材を運ぶ貨物輸送がメインの路線でしたが、台湾新幹線の開通で変化を遂げました。

画像: 内湾線(イメージ)/写真提供:台鉄局

内湾線(イメージ)/写真提供:台鉄局

集集(しゅうしゅう)線

集集線は、台湾中部・二水(にすい)駅から車埕(しゃてい)駅までの29.7kmの路線で、日本統治時代に水力発電所の建設資材輸送のために敷設されました。沿線の集集は台湾バナナの有名な産地で、バナナ畑も広がるほか、集集駅は日本統治時代の1930年に建設された駅舎が利用されています。終点の車埕駅は1999年の台湾大地震で甚大な被害を受けましたが、現在では木造駅舎に建て替えられ台湾の中でも美しい駅として有名です。

高雄(たかお)KMRT

高雄KMRT=Kaohsiung Mass Rapid Transit
台北に次いで2番目に捷運(MRT)が開通。
現在、レッドラインとオレンジラインの2つの路線、およびライトレールを有しています。
日本人観光客による利用促進のため、日本の鉄道会社との連携も積極的に行っており、過去には江ノ島電鉄、京福電気鉄道と観光連携協定を結んだほか、京王電鉄とも双方での乗車促進キャンペーンを実施しました。

画像: 高雄KMRT(イメージ)/台湾鉄道

高雄KMRT(イメージ)/台湾鉄道

台湾には日本と同駅名がたくさん?

台湾鉄道の駅名を見ていると「板橋」や「豊田」など日本でもおなじみの駅名を多く見かけます。
日本と台湾には32の同じ名前の鉄道駅が存在するそうです。

日本と台湾同名の32駅の駅名一覧

板橋  桃園  富岡  大山  日南  清水  追分  豊富  豊原  大村  田中
水上  新市  大橋  岡山  竹田  東海  大里  亀山  中里  新城  平和
豊田  南平  大富  瑞穂  池上  関山  竹中  横山  富貴  松山

読み方は異なりますが、同じ漢字の文化圏であることを実感しますよね。台湾鉄道にのって同名駅を探すのも台湾鉄道旅の楽しみの一つになります♪

鉄道スポット

国立台湾博物館鉄道部パーク

2020年7月7日、台北に鉄道博物館がオープンしました!日本統治時代に建てられた「台湾総督府交通局鉄道部」の本庁舎と付属施設を修復して「国立台湾博物館 鉄道部パーク」がオープン。
展示は台湾における鉄道の歴史についての解説や1970年代の台北駅周辺を再現した巨大ジオラマ、再現された改札口や食堂車など、まさに台湾の鉄道博物館といった充実の内容です。
建物は国定史跡に指定されており、赤レンガと木材を使用し、イギリスの建築様式を採用した建物が非常に美しいです。台湾鉄道旅行をされる際にはぜひ訪れたい新スポットです!

画像: 国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府鉄道部本庁舎)/現地旅行会社スタッフ撮影

国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府鉄道部本庁舎)/現地旅行会社スタッフ撮影

彰化(しょうか)扇形車庫

今回のブログのトップの写真ともなっている、台湾の中西部「彰化(しょうか)」にある扇形車庫は、台湾に唯一現存する扇形倉庫でDT688やCK124を目の前で見ることができます。1922年に建てられ、車庫は、まるでターンテーブルの様な転車台を中心に12本線路がでており、機関車の車庫が12台分扇状にならんでいます。台湾の鉄道ファンの請願活動により、現在も現役稼動しています。ただ、現役の施設なので、転車台が回るかどうかは、その日の運次第です!

画像: 彰化扇形庫(イメージ)

彰化扇形庫(イメージ)

美麗島(びれいとう)駅

画像: 美麗島駅(イメージ)/弊社スタッフ撮影

美麗島駅(イメージ)/弊社スタッフ撮影

美しい地下鉄の駅としても話題で、「光之穹頂(光のドーム)」は約4500枚のステンドグラスが輝いています。

駅弁(台鉄弁当)

台湾の鉄道旅は駅弁も醍醐味の一つです。日本統治時代に日本から駅弁文化が伝わり、台湾では「台鉄弁当」と呼ばれています。車窓の景色を楽しみながら、お弁当もぜひお楽しみください。
代表的なお弁当は、排骨(骨付き豚のスペアリブ)弁当です。ご飯を敷き詰め、その上に排骨と味付けゆで卵、青菜の煮物などをのせた弁当で台湾の弁当=排骨弁当といわれることも多いです。
台湾の駅弁の特徴として、温かい状態で売られていることも特徴です。値段は1つ約80台湾元(日本円で約320円ほど)

画像: 台鉄弁当(イメージ)/弊社スタッフ撮影

台鉄弁当(イメージ)/弊社スタッフ撮影

「地球の歩き方」×「クラブツーリズム」共同企画

台湾鉄道乗車と鉄道遺産を巡る5日間ツアー

【2022年9月9日(金)出発】【2022年11月25日(金)出発】【2023年3月10日(金)出発】台湾鉄道ツアーを販売中!!

★5つの台湾鉄道に乗車
①台湾新幹線(台北~新竹間)
②ローカル線「内湾線(新竹~内湾間)」
③普通列車(高雄~枋寮~台東間)
④高雄KMRT(西子灣~美麗島間)
⑤特急列車「普悠瑪号または自強号」(台東~台北間)

★台湾の鉄道歴史・文化をじっくり満喫
ツアーの目的は台湾の鉄道歴史や文化を「学び・乗車する」ことです!
1日目に国立台湾博物館鉄道部パークにてしっかり台湾鉄道について知識を深めていただいてから、実際に台湾の鉄道にご乗車いただきます。

★個人では手配が面倒な鉄道乗車券も手配します
言語の問題などで個人で海外(台湾)の乗車券を手配するのはなかなか大変です。
なので乗車券の手配はツアーにお任せください!!
魅力いっぱいの台湾の鉄道ですが、ぜひ乗っていただきたい!鉄道を見極めてご旅行行程を組みました。

おわりに

画像5: 世界の魅力的な鉄道<第9回>『線路はつづくよ台湾へ!日本ともゆかりの深い台湾鉄道と各地に残る鉄道遺産』【好奇心で旅する海外】

台湾担当/水野

最後までお読みいただきありがとうございました。
台湾本島をぐるりと一周する台湾鉄道で歴史、日本とのゆかりの地を学びながら旅をしてみませんか?途中下車して、台湾を代表する鉄道スポットや美味しいグルメ、魅力溢れる台湾を訪れてみて下さい♪

2022年台湾ツアー他にもございます!

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