日本は本州なども含めて約6,852の島からなり、そのうち有人島は416島です。そんな島国・日本には、手つかずの自然と美しい海が残っているだけではなく、それぞれの島に歴史があります。
島の魅力は、特有の文化や歴史、おいしい食事や住んでいる人々とのふれあいなどですよね?
今回は鹿児島県・種子島について。ぜひ一度訪れてみませんか?
画像: 一度は訪れたい!歴史と宇宙の島・魅力あふれる種子島へ【歴史への旅】

鉄砲伝来の地としても知られ、「日本で一番宇宙に近い島」と呼ばれる種子島へ、実際に添乗に行って参りました!今回のツアーは歴史だけでなく、自然も見て、おいしい島のお食事も食べ、宇宙についてもしっかり学べる盛りだくさんの内容でした。「歴史への旅」種子島ツアーの魅力をたっぷりご紹介します♪

種子島ってどう行くの?

種子島へはまず飛行機で羽田空港から鹿児島空港へ、その後飛行機を乗り継ぐか、船で島へ渡ります。今回は鹿児島南埠頭から高速船にて種子島へ!
高速船の乗り場には軽食類や鹿児島のお菓子やお土産なども販売がありました。1時間程余裕があったので、お昼ごはんを求めて埠頭周辺を歩いてみると、コンビニやうどん屋、牛丼屋、お寿司屋などがありました。結局、高速船乗り場で売られているパンとさつま揚げを購入しました。

画像: 高速船(イメージ)

高速船(イメージ)

「船」と聞くと、不安なのは船酔いですよね?
揺れないか心配しつつ、人生初の高速船にドキドキしながらいざ乗船!・・・あれ?全然揺れない!!出航時のみ少し揺れたものの、高速運転に切り替わるとほとんど揺れず、とても快適に過ごすことができました。まるで海の上の新幹線でした!
乗船時間は1時間35分程。船内にはお手洗いもあって安心でした。

いざ!「日本で一番宇宙に近い島」種子島へ上陸!!

「おじゃり申せ、種子島!」
いよいよ、種子島島内の観光スタートです。実際に行ったからこそ、特におすすめしたい観光地を5つご紹介します。

① 月窓亭

まずはじめにご紹介させていただくのは、種子島家お屋敷の「月窓亭」。到着すると月窓茶(月桃茶)とお菓子や焼き芋などのおもてなしが・・・!

画像1: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

ほっこりした気持ちで、種子島家や月窓亭についての説明を聞きつつお茶を楽しんだ後は、月窓亭内を見学したり、外にある樹木を見てみたり。また、生き人形とされる「山の井様」を実際に拝見することもできます(※お写真は撮れません)。
おもてなしの際に頂いた月窓茶は購入可能です。美容に良いということで、女性のお客様中心にご購入されていました。香ばしくほんのり甘みもあり、飲みやすいお茶でした。

② 鉄砲館

種子島の歴史や民俗、自然を実物資料やジオラマ、写真などで学ぶことができる「鉄砲館」。館の方にしっかりとご解説頂きながらゆっくり見学します。
まずエントランスに入ると大きな種子島の立体地図がお出迎え!史跡や観光スポット等を見る事ができます。港の場所や今いる場所などを探してみてから展示を見にすすみます。
まずは種子島の地質や地層等の紹介があり、次に漁業資料のコーナーへ。

画像2: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

漁業のコーナーでは、実物の丸木舟や擬餌等をはじめとする資料が展示されています。丸木舟にはヤクタネゴヨウマツが使われているそうで、いかだのように木をつなぎ合わせるのではなく、1本の木の中をくり抜いて作られており、主にトビウオ漁などに使われていたようです。丸木舟の展示の奥には、実際の漁の様子が模型人形を使っててんじしてあり、とても分かりやすかったです。

画像3: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

次に種子島の先史時代から幕末ごろまでの歴史を実物資料とともに展示してありました。刀や甲冑などもあり、見ごたえ抜群です。
その次は種子鋏や鍛冶の紹介がありました。ポルトガル船が漂着した際、同乗していた唐の鍛冶職人から中央支点の鋏の技術が種子島の鍛冶職人へ伝えられ、それが種子鋏の始まりだそうです。
こちらでも実際に動く人形を使って製作の様子が展示されていました。その隣には種子鋏の展示がずらり!こちらは写真撮影不可のため、実際にぜひ見てみてください。

そのほかは七尋五葉、能野焼、民族資料の展示などがあります。
個人的におすすめなのは鉄砲伝来についての紹介です。約10分程の物語を動く人形で見ることができ、子供だけでなく大人が見ても面白くわかりやすい内容でした。
また、鉄砲館という名前の通り、ポルトガル初伝銃をはじめ、国内外の古式銃の展示は約100丁!展示の種類と数の多さは圧巻です!

③ 千座の岩屋

画像4: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

千座の岩屋(ちくらのいわや)は種子島最大の海蝕洞窟で、中には千人が座れるともいわれています。干潮時のみ洞窟内に入ることができます。
バスを降りて砂浜を少し歩くと到着。あまり広くはない入口を入ると、その先には広々とした洞窟で、洞窟内に押し寄せる波とその先に見えるきれいな海はとても素晴らしい景色でした。
ひとつ注意点はたまに波が奥の方まで入ってきてしまうことです。夢中で写真を撮っていると足元が濡れてしまうかも…。
暗い洞窟の先に見える美しい海と空、波の音。心が癒される贅沢な空間が広がっていました。自然が造り出した美しい岩のオブジェ、ここは必見です!

④ 広田遺跡ミュージアム

広田遺跡は弥生時代終末期~古代にかけて営まれた集団墓地の遺跡で、広田遺跡ミュージアムは国史跡広田遺跡のガイダンス施設です。今回はご案内の方と一緒に、施設内から遺跡まですべてご案内頂けました。
施設内では、広田遺跡発掘の様子や、等身大の広田人の模型があり、何を身に着けていたのか等の展示がありました。また特別展示室では、国重要文化財である広田遺跡出土品が展示されており、古代貝細工などを見ることができます。

画像5: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

ミュージアムを出て遺跡まで歩いていくと、海辺にいくつもの白い石碑が立っており、それぞれの石碑には「成年女性」や「小児」など書かれ、石碑の上には発掘した時の人骨の写真がありました。
海沿いからは種子島宇宙センターの発射台を遠くに見ることができます。

⑤ 種子島宇宙センター

画像6: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

最後に、種子島宇宙センターについてご紹介させていただきます。
クラブツーリズムではJAXAのOBの方に宇宙センター内のご案内をお願いしております。
実際にバスに乗り込んでいただき、いざ出発!
ロケットガレージ→ロケットの丘展望所→総合指令棟→宇宙科学技術館の順で見学します。

ロケットガレージ

画像7: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

大きなガレージの入口にてOBの方の解説を聞きながら、宇宙に行くはずだったH-IIロケット7号機の実物をはじめとしたロケットの部品を見学します。H-IIロケットの断面図も書いてあり、どの部分に何があるのかを学ぶことができます。
その他、メインエンジンや、実際に打ち上げで使用し海上から回収したフェアリングなども展示されており、また液体燃料タンクやタンクの断熱材、ドーリー(移動発射台運搬台車)のタイヤは実際に触ってみる事ができます!

ロケットの丘展望所

画像8: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

大型ロケットの格納庫と射点が一望できる展望所で、OBの方持参のパネルを使用して詳しくロケット発射について解説をしてくださいました。

総合指令棟

ロケット打ち上げの頭脳となる施設です。実際の打ち上げの際には、打ち上げに関わる
各作業の責任者が集まるそう。
お客様も興味深々で、「この席は誰の席?」「実際にはモニターにはどんなものが映るのか?」「最高責任者の席は?」「メディアはどこから中継するのか?」など、様々な質問が出ました。全ての情報が集まる指令室はとても興味深いですね。重要な場所のため、写真撮影はできません。

宇宙科学技術館

画像9: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

ロケットを中心に、人工衛星や国際宇宙ステーション、月・惑星探査などについて展示があります。
まず最初にロケット打ち上げの際の音を体験できるシアターホールへ!すごい轟音で迫力満点の体験になりました。その後、OBの方と一緒に館内を見学。詳しく解説をしていただき、さらに理解が深まります!「きぼう」日本実験棟実物大モデルやフォトスポットなどもありました。(※シアターホールでの打上げ音響体験は、心臓の弱い方や補聴器をつけている方、その他健康に不安を感じる方は体験をご遠慮ください。)

種子島はお魚がおいしい!

せっかく旅行するのなら、おいしいお食事は欠かせないですよね?
「種子島はお魚がおいしいから!」とバスガイドさんが言っていましたが、これがまた本当においしいんです。今回のツアーで実際にご用意した昼食をご紹介します!

2日目の昼食:八千代「種子島地魚定食」

画像10: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

3日目の昼食:味処 井元「お寿司のセット」

画像11: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

(※お食事内容はあくまで一例です。ツアーでご案内するお店やメニューは指定ではないので、変更となる場合がございます)

今回のホテルとおすすめのお土産

ホテルニュー種子島

今回のツアーのホテルは、西之表港からすぐのホテルニュー種子島に宿泊でした。
ホテルの1階には大浴場とサウナ、自動販売機もありました。夕食は種子島の郷土料理や海の幸を中心としたメニューでした。

2泊目の夕食(一例)

画像: 撮影者:弊社スタッフ ※夕食の内容はあくまで一例です。夕食内容はホテルに一任しております。

撮影者:弊社スタッフ
※夕食の内容はあくまで一例です。夕食内容はホテルに一任しております。

お品書き(一例)

小鉢:アオリイカの塩辛
吸物:青のりのすまし汁
造り:地魚3種(トビウオ、ハガツオ、水イカ)
焼物:伊勢海老のタルタル焼き
揚物:きびなご天ぷら
酢物:地タコ酢
台の物:寄せ鍋
煮物:あら汁
ご飯:しめじご飯
汁物:味噌汁
甘味:安納芋まんじゅう

ホテルの周りには徒歩3分くらいの場所にスーパーがあり、地元の方々の生活を感じることができます。また土産屋も少し歩くとあったので、ホテルに戻ってから周辺を散策するのもおすすめです!

おすすめのお土産

お客様とホテル着後に散策していて教えていただいたのが、島ざらめ(種子島産さとうきびで、ほののかに黒糖の香りがする、上白糖になる前のお砂糖)がどうやら有名とのこと。探してみたもののなかなか見つからず、翌日鹿児島へと向かう高速船乗り場のお土産屋にて発見!

画像12: 撮影者:弊社スタッフ

撮影者:弊社スタッフ

お探しだったお客様と一緒に小さな袋で購入してみました。コーヒーに入れたり、カボチャの煮物などにもよくあうとお店の方に教えていただきました。そのほか、ツアーに同乗してくださったバスガイドさんのおすすめは黒糖。一口サイズのものがおすすめとのことで、そのまま食べるのだそう。コーヒーやお茶のおともにおいしくいただきます。その他、安納芋も有名なので、お芋そのままで買われているお客様もいらっしゃいました。
ぜひ種子島のお土産選びの参考になれば幸いです!

今回添乗したツアーはこちら!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回ご紹介させていただいたのはツアーの内容の一部です。紹介しきれない魅力もまだまだありますので、ぜひ一度ツアーで種子島を訪れてみてください♪

「歴史への旅」とは??

①歴史・文化をじっくり満喫
ツアーの目的は歴史や文化を「学ぶ・体験する」ことです。先人たちの足跡をたどり当時に思いを馳せる気づきと学びの旅へ。

②個人では行きづらい場所へもご案内
交通手段が限られる個人では訪問しにくい場所もツアー専用の貸切バスで効率的にめぐります。

③おひとり様大歓迎
歴史ツアーのご参加の大半がおひとり参加です。同じ趣味の方同士、自然と会話も弾みます。

④ガイディングレシーバー付き
耳元でお話が聞けると好評なガイディングレシーバーの付くコースを多数ご用意!しています。
(※一部ガイディングレシーバーのつかないコースもございます)

⑤歴史講師や現地ガイドがご案内
学芸員・研究者などの歴史の専門家やクラブツーリズムナビゲーター(テーマ旅行の水先案内人♪旅が楽しくなるようお客様の興味喚起をお手伝い!)、地元に精通したガイド等が同行するツアーを多数ご用意!
(※急な体調不良やその他理由によりご案内できない場合は、代理の講師やナビゲーターのご案内となります。)
(※一部講師・ガイドなしのコースもございます)

「歴史への旅」イチ押しツアー☟

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お電話でのお問合せ

クラブツーリズム株式会社 カルチャー旅行センター
TEL:050-3649-7450
【営業時間】月曜~土曜 9:15~17:30
【休業日】日曜・祝日

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