自然を愛する登山者の皆様、こんにちは。八ヶ岳エシカルツアーナビゲーターの石川高明です。

昨今、CO2削減やカーボンオフセットのニュースが連日流れ、『サスティナブル』といった言葉が日常茶飯事となりました。皆様は地球温暖化についてどのようにお考えでしょうか？

日本ではこの夏史上最短の梅雨、40度を超える各地の熱暑が記録され話題となり、より多くの人々の中で地球温暖化への関心が高まりつつあります。このような状況からお分かりになるように、二酸化炭素（CO2）の濃度は急上昇しつづけ、世界の平均気温は上昇し続けています。

『サステイナブル』が意味することは

改めて『サスティナブル』という言葉の意味を紐解くと、『持続可能な（英: サスティナブル Sustainable）』と示すことが出来ます。そして、その言葉が一躍有名になったきっかけが、
持続可能な開発目標*¹（SDGs：Sustainable Development Goals）です。つまり、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標が採択された時からたくさんの人々の間で認知されるようになりました。

私たち日本人は、もともと環境循環に配慮して生活をしてきました。日本には石油や石炭といった化石燃料を産出する場所がほとんどない為、外国から輸入に頼り、なるべく化石燃料を無駄なく効率的に活用してきたのです。リサイクルの仕組みや方法も実施してきました。
ところが、この2015年の国連サミットから状況は一変しました。

つまり、今まで行ってきた節約やリサイクルの取組では、もはや地球規模の環境悪化に歯止めをかけることはできない。特に大気中の二酸化炭素（CO2）の濃度は急上昇し続け、世界の平均気温は上昇し続けています。

登山界への影響は？

影響は登山界にも広がっています。
例えば、この夏異常熱波に襲われているヨーロッパでは、イタリアアルプスのマルモラーダ山の氷河が崩壊し、登山者が巻き込まれ、9名死亡2名が行方不明になっています。日本の山においても、線状降水帯による豪雨で登山道や林道が破壊され、一部では廃道になってしまった登山道も出てきています。

八ヶ岳エシカルツアーの取り組み

自然を愛する我々登山者はどのように対処すればいいのでしょうか？

弊社では、自然環境に向き合いながら登山を楽しんでいただけるプログラムをご用意しております。
実際に現地にて植樹体験、クリーン体験、鹿による食害について考え、自然の大切さを学んでいきます。

エシカルとは？

「エシカル（ethical）」は、「倫理的な」という意味の英単語です。「倫理的な」という意味だけでは少し漠然としていますが、「エシカル消費」「エシカル商品」は、地球環境や、人、社会に対して配慮されたものを購入・消費したり、またそのような商品のことを指します。エシカルを心がけることで、社会全体が豊かで持続可能なものになると考えられます。今回は地球環境を意識した【エシカル登山】をご案内。

八ヶ岳エシカルツアーでは、様々な持続可能な取り組みを紹介・実践することで、私たちが考え、豊かな自然環境を守る旅行商品の造成を目指しています。自然に触れながら、環境問題について深く考えてみませんか？

当プログラムへのご参加を心よりお待ちしております。